本記事では、『ストリートファイター6』(以下、『スト6』)に登場するダルシムの基本戦術やコンボをご紹介します。
ダルシムはこんなキャラ
今夜勝てる度:★★★☆☆(5段階評価)
ダルシムは長い手足を活かしたけん制を得意とするキャラクター。リーチの長い通常技とヨガファイアで相手を動かしたところに、迎撃技を当てるスタイルを得意とする。今回も独特の操作感を持つキャラクターではあるが、今回はヨガテレポートのコマンド変更により、ずいぶんと使いやすくなっている。ダルシムを使いたいという方も、身構えずに遊んでみてほしい。
【ダルシムのトリコレ技】
遠距離けん制:立ち中P、立ち中K、立ち強K、ヨガファイア
中距離けん制:しゃがみ中P、しゃがみ中K
近距離:しゃがみ弱P、4+中K
遠距離対空:立ち強K、ジャンプ中P、4+強P
近距離対空:4+中P、4+強K、ヨガブラスト
飛び込み:ドリルキック、(ヨガフロート、ヨガテレポートからの)ジャンプ攻撃
ダルシムの基本戦術
離れた位置から仕掛けられる多彩なけん制技で相手を動かし、動こうとしたところを次の技で迎撃するのがダルシムの基本戦術。ガードされるとドライブゲージを削れるというメリットがある本作では、技をガードさせるだけでも試合中にアドバンテージを得ている。まずは、通常技の先端でコツコツと相手を攻撃し、対空迎撃を狙うというスタイルを覚えよう。
離れた位置からは立ち中Pや立ち中K、立ち強Pを当てにいきつつ、ヨガファイアを繰り出すチャンスをうかがう。離れた位置でヨガファイアを放つことに成功したら、歩きで距離を調整しつつ、引き続きけん制技を繰り出したり、対空をしかけるのだ。相手が遠距離から飛んでくる場合は、立ち強Kの上に乗せるように落とすほか、もう少し近い間合いでは4+強Pで迎撃する。この2つからはキャンセルヨガファイアやヨガアーチを繰り出しておけば、再びけん制の状況に戻りやすい。地上から徐々に近づいてこようとする相手には、立ち中Pや立ち中Kで押し返していく。もう少し近い間合いでは、キャンセル可能なしゃがみ中Pからヨガファイアやキャンセルドライブラッシュを出すのもいいだろう。相手が徐々に接近してきた際には、ドライブインパクトを狙っている可能性もあるので、ダルシム側もドライブインパクト返しの準備もしておこう。
こうした遠距離戦をかいくぐって近づいてこられた場合は、4+中Pや4+強K対空の出番だが、これらの技はリーチが短いため、距離を合わせるのが難しいという弱点もある。そこで活用したいのが、バックジャンプ直後の空中ヨガフロート>ジャンプ強Pや、ドリルキック。この2つは無理に距離を詰めようとしたところにヒットさせやすく、結果として接近を阻みつつ、ダルシムのターンを取り返す起点となる。ただし、ドリルキックは足元に当てないと反撃を受けてしまうこともあるので、この選択肢を取る場合は相手との距離を確認して狙おう。基本的には、中や強ドリルキックで足元を狙い、足元にガードかヒットをさせたら、しゃがみ弱P×2などに繋いで攻守を入れ替えよう。
こうした基本的な動きに加え、端に追い込まれるのを避ける選択肢をいくつか知っておこう。画面端が近づいてきたら、最低空空中ヨガテレポート・前方(6+PPP)で裏回りを狙って位置入れ替えを狙うほか、相手のジャンプをしゃがみ中Kでくぐりぬけたり、ジャンプ2+弱>キャンセル空中ヨガテレポートなどを使い分けて、画面端に行く前に広いほうへと逃げたい。まだ画面端が遠い場合は、ジャンプ2+弱>キャンセル最低空空中ヨガテレポート・後方(4+PPP)>ODヨガコメットなどで押し返すのもおすすめ。
再密着まで近づかれたり、画面端まで追い込まれたらしゃがみ弱P、ドライブパリィ、ドライブリバーサルなどを使って切り返そう。しゃがみ弱P×2で割り込みに成功した場合は、キャンセルODヨガファイアでダウンを奪い、最低空ヨガテレポートで裏に回って位置を入れ替えつつ攻めることも可能。ドライブゲージに余裕がある場合は、キャンセルドライブラッシュ立ち弱P>4中Pなども活用しよう。こちらの選択肢は、ガードされていた場合もドライブラッシュ弱Pまで出しておけば、ダルシム側が有利となるので、投げと打撃の二択をしかけつつ、ラインをあげることができる。
ダルシムの攻め
基本的に画面端に追い込んでの攻めが強力な本作では、端を目指すのが戦術面でのセオリー。しかし、ダルシムはコンボのチャンスも多くないため、中央での空中前方ヨガテレポートの裏回りなどを駆使してガードを揺さぶりつつ、機会があれば相手との位置を入れ替えながら画面端への追い込みを目指すという形で動くのもおすすめ。画面端に追い込めば、ダルシムも投げから投げを重ねる「柔道」戦術をとれるため、うまくいけば大ダメージを与えるチャンスとなる。
位置を入れ替えつつ攻める空中前方ヨガテレポート(空中6+PPP)を使った裏回りの奇襲は見切られにくく、見返りも大きい。ただし、ヨガテレポートの出現位置に相手がいる必要があるため、ODヨガアーチで動きを制限したあとや、ダウンを奪ったあとに狙うという工夫をしなければ成功率は低くなってしまう。対空技キャンセルや立ち回りから通常版やOD版のヨガファイアやヨガアーチを放ったら、地上をしゃがみ中Kで移動しつつラインを上げ、相手が炎をガードしてきそうなら、ジャンプの昇りで最低空より少し高い位置で空中前方ヨガテレポートを発動し、ジャンプ強Pを狙いにいくといい。最低空でヨガテレポートを出した場合、ジャンプ強Pが発生する前に着地してしまうのだ。
打撃始動では特殊なレシピも多いが、4+中P[c]強ヨガブラストから最速で空中前方ヨガテレポート>ジャンプ弱Pという形がシンプルかつ強力。最低空のヨガテレポートから発生の早いジャンプ弱Pを狙うものだが、こからは再度4+中P[c]強ヨガブラストを狙い、状況をループさせていこう。裏回りに反応しようとしたり、ジャストパリィを狙う相手には、ジャンプ弱Pを出さずに着地投げや下段を狙うといい。また、このジャンプ弱Pはしゃがみっぱなしで回避ができるが、その場合は最低空ヨガテレポートからのジャンプ弱Kや、少し高めの空中ヨガテレポートからジャンプ強Pを狙おう。
この起き上がりへの二択は、しゃがみ弱P×2[c]ODヨガファイアからも狙える。ここから狙う場合は、少し遅らせて最低空ヨガテレポートを発動しよう。
起き攻め |
①:前投げ>ドライブラッシュ2中K> ②:(画面端)前投げ>しゃがみ弱K>前投げor打撃 ③:(画面端)4中P[c]強ヨガブラスト>ヨガテレポート(6+KKK)>投げor打撃or下がりで投げ抜け狩り ④(画面端)4中P[c]強ヨガブラスト>しゃがみ強K>しゃがみ中K>投げor打撃 ⑤(中央、裏回り起き攻め)4中P[c]強ヨガブラスト>最低空空中前方ヨガテレポート(空中6+PPP)>ジャンプ弱P ⑥(中央、裏回り起き攻め)ODヨガファイアor強ヨガフレイム>(一瞬待ってから)低空空中前方ヨガテレポート(空中6+PPP)>ジャンプ弱P |
①前投げからのドライブラッシュ2中Kは持続部分が重なるため、ガードさせた場合にダルシムが有利で投げ間合いになる。ヒット時は4中Kなどがつながる。ドライブインパクトのリバーサルをうたれても、ドライブインパクトで返せるが、ジャストパリィのリバーサルをされると反撃を受けてしまう。②は画面端で前投げから前投げを重ねるレシピ。③は強ヨガブラストの追撃をあえてしないことで、投げと打撃、そして後ろ下がりで投げを回避できるタイミングを取れる。④は強ヨガブラストからの追撃後に投げを重ねるレシピだが、こちらは起き上がり後の最速投げに下がりを狙えない。⑤と⑥は空中ヨガテレポートを使った裏回り。 |
ダルシムの基本コンボ
まずは重要度「★★★」のとりこれコンボから覚えよう。「★☆☆」は難易度が高いものもあるので最初は覚えなくてもいい。
※PC:パニッシュカウンター、CH:カウンターヒット、[c]:キャンセル
とりこれコンボ【★★★】 |
①:しゃがみ弱P×2[c]ODヨガファイア ②:4+中K[c]中ヨガフレイムor【OD】ヨガフレイム>立ち強K(キャンセルで強ヨガファイアやヨガアーチを設置) ③:立ち強K(パニッシュカウンター)>しゃがみ強P[c]EXヨガフレイム>立ち強K(キャンセルで強ヨガファイアやヨガアーチを設置) ④ドライブインパクト(パニッシュカウンター)>4+強P>[c]強ヨガフレイム |
①は近距離の相手を追い返すためのコンボ。成立時はダウンを奪えるので、空中ヨガテレポートで裏回りを狙える。②は反撃などに使うコンボ。立ち強Kからはキャンセルで飛び道具を打ち出しておくといい。③は反撃用。一見何気ないコンボだが、相手の無敵技をガードしたあとにニュートラルを意識する必要がある。4方向をいれっぱなしで強Kを出すと、4+強Kが出て悲しい思いをすることになります。④はドライブインパクトカウンター時のコンボ。ここからも空中ヨガテレポートで裏回りを狙える。 |
中級コンボ【★★☆】 |
⑤:しゃがみ弱P×2[c]ドライブラッシュ>立ち弱P>4+中P[c]強ヨガブラスト(>最低空ヨガテレポートPPP版で裏回り) ⑥:しゃがみ中P[c]ドライブラッシュ>4+中K>4+中K[c]中ヨガフレイム ⑦:しゃがみ中K(終わり際)>4+中K[c]中ヨガフレイム ⑧:ヨガブラスト(対空)>しゃがみ中Korしゃがみ強K ⑨:4+中K[c]ODヨガフレイム>強ヨガインフェルノorSA3 ⑩:ヨガアーチ設置時>立ち中K>ヨガアーチヒット>立ち中P ⑪:(端)ドライブインパクト>3+強P[c]強ヨガブラスト>1+強K ⑫:(端)ドライブインパクト(気絶)>バックステップ弱ヨガアーチ>ヨガフロート>ジャンプ強P>3+強P>ヨガブラスト>1+強K |
5はドライブラッシュを使う弱攻撃からのコンボ。ラインを上げる際に使おう。4+中Pは強制立たせ効果があるので、しゃがみ状態の相手に始動してもヨガブラストをつなぐことができる。⑥はけん制のしゃがみ中Pからのコンボ。ガードされそうな状況では、ドライブラッシュ立ち弱Pにつなぎ、展開の早い攻めを作るのもいいだろう。⑦はしゃがみ中Kの終わり際を当てた際に狙える。⑧は対空ヨガブラストからのコンボ。⑨はヨガインフェルノに繋ぐコンボ。⑩はヨガアーチが画面上にあるときに、立ち中K>ヨガアーチとヒットしたときに追撃を加えるもの。そのほかの通常技でもヨガアーチが絡むと追撃が入る場合があるので、状況をよく見て次の技を出そう。⑪は端のドライブインパクトヒットorガード時。⑫はドライブインパクト気絶時のもの。 |
上級コンボ【★☆☆】 |
⑬:ODヨガファイア>パリィドライブラッシュ>しゃがみ強K
⑭:(端)ドライブインパクト(気絶)>少し下がって最大溜めヨガサンバースト>強ヨガブラスト>強ヨガインフェルノ |
⑬はODヨガファイアがヒットしたときに追撃するコンボ。倒しきれそうな状況では狙ってみよう。⑭は作中のチュートリアルにも登場する大ダメージコンボ。ドライブインパクト後に下がるのがコツだ。 |
ドライブラッシュ始動パーツ |
①:ドライブラッシュ>しゃがみ弱Koしゃがみ中K ③:ドライブラッシュ>しゃがみ弱Por立ち弱P |
①技の終わり際部分をガードさせるとダルシム側が有利になる。技の出始めをガードされると不利になるが、遠距離から勝負をかけたいときに活用できる。持続部分をヒットさせればしゃがみ弱Pが連続技になる。②はガードさせればダルシム側が先に動き出せる。ヒット時は4+中Pがつながる。 |
パニッシュカウンター(PC)orカウンターヒット(CH)始動パーツ |
①:【PC/CH】しゃがみ弱P>4+中K ②:【PC】立ち強K[c]3+強Porしゃがみ強K ④:【空中PC】3+強P>ODヨガファイアorヨガフレイム |
①は発生の早いしゃがみ弱P始動だが、カウンターでなくともつながるしゃがみ弱P×2で十分な状況も多い。②は大技の反撃などに使う。④はあまりない状況だが、対空時にODヨガファイアを入れ込んでいるとヒットしてくれることもある。 |
初心者向けモダンタイプ攻略
※手動操作を除く
離れた位置から立ち中や立ち強でけん制しつつ、ヨガファイアを打ち出す機会を伺おう。ヨガファイアを打ち出すことに成功し、相手が空中から攻めてくるようなら4+強を狙いたい。4+強で対空する場合は、キャンセルでヨガファイアを発動しておけば、またけん制が活きる間合いを維持しやすいはず。相手に近づかれそうになったら、アシストコンボ2で追い払うといい。また、ックジャンプで逃げると見せかけて、ヨガフロート>ジャンプ強Pやドリルキックでの逆襲を狙うのもおすすめ。ドリルキックは、なるべく足元に当てるように出そう。
近い間合いのジャンプにはヨガブラストや4+中で迎撃しよう。モダンモードは、ヨガブラストが短いコマンドで出せるので、対空を狙いやすいのが強み。間に合わなそうな状況では相手の飛び込みをガードした後に、立ち弱やしゃがみ弱での割り込みドライブインパクト、ドライブリバーサルを使い分けて守りたい。しゃがみ弱>しゃがみ弱からはODヨガファイアをつなげればダウンを奪えるので、ダウンを奪った隙に低空ヨガテレポートで逆側に逃げてしまおう。
モダンタイプの基本コンボ
1.しゃがみ弱>しゃがみ弱[c]ODヨガファイア
2.対空でヨガブラスト>しゃがみ中Korヨガインフェルノ
3.反撃用アシストコンボ3