本記事では、『ストリートファイター6』(以下、『スト6』)に登場するキャミィの基本戦術やコンボをご紹介します。
≪強化≫立ち強Kのガード硬直差が-4F⇒-3Fに変更。≪弱体≫立ち強Kのガードバックが減少。
≪強化≫立ち中Pのヒットバックが減少し、その後のコンボがつながりやすくなった。
≪強化≫6+強Kのドライブラッシュキャンセルポイントが2F早くなった。
≪強化≫【強P→強K】のターゲットコンボ2段目がキャンセル可能に。
≪弱体≫アクセルスピンナックルの飛び道具無敵発生が鈍化(ノーマル、ODともに9F目から)
≪弱体≫【OD】フェイタルレッグツイスターの指導補正が20⇒30%に。
≪弱体≫強フーリガンコンビネーションの押し合い判定が変化したことで、従来の入れ替えコンボができなくなった。
≪変更≫【SA2】キラービースピン/エアキラービースピンのコマンドが214214Pに。
ODアクセルスピンナックルの弾無敵が遅くなったことで飛び道具への耐性は下がってしまったが、立ち強Kのガード時の不利フレームが減っていたり、中距離~近距離のコンボパーツが増えて、使い手的には「ままま……良キャラ」みたいな雰囲気が出そうなキャミィ。かー弱体化つれえわー!と思いきや、なんか怪しい強化も盛りだくさん。
中P(カウンター)→【強P→強K】弱スパイラルアロー(端到達)→中キャノンスパイクのコンボは役立つ状況も多いはず。また、中Pのノックバックが減ったことで、中P→4中Pのコンボパーツが狙いやすくなったのも嬉しい。6+強Kはキャンセルラッシュからコンボに持ち込めるため、地上戦のアクセントとして使いたくなる場面も増えそうだ。
今夜勝てる度:★★★★★(5段階評価)
キャミィは接近戦に特化したキャラクター。空中から鋭く下降するキャノンストライクで近づき、打撃と投げを使い分けたシンプルな攻めをしかけていこう。コンボは多彩だが、まずは起き攻めのしやすい強スパイラルアローで締めるものを覚えれば今夜は戦える。
【キャラ名のトリコレ技】
地上:しゃがみ中K、立ち中K、立ち強K
対空:キャノンスパイク、4+中P
飛び込み:キャノンストライク、ジャンプ弱K、ジャンプ強K
キャミィの基本戦術
空中からのキャノンストライクは突進速度が速く、対空迎撃されにくい。高めにガードされると反撃を受けてしまうので、まずはこの技を足元付近に当てる癖をつけよう。弱、中、強の角度の違いを活かして、遠い相手には強や中、近い相手には弱を使うのがセオリー。(OD版は発生が速いものの、ドライブゲージの使用量が大きいため、立ち回りで使うのではなく、相手が投げを仕掛けてくるタイミングへのカウンターとして狙うのがおすすめ。画面端で「柔道」を受けている際などに狙ってみよう)
キャノンストライクにドライブパリィや無敵技による対空を狙う相手には、地上から接近し、リーチの長い立ち中Kやしゃがみ中K、立ち強Kの先端で攻撃していこう。また、相手が前に踏み込んできそうな状況では、リーチに優れ、技の隙が小さいしゃがみ中Pを置いておくように出すのもおすすめ。ドライブゲージに余裕がある場合は、キャンセルドライブラッシュを仕込んでおくといい。
地上技でけん制を仕掛ける場合は、対空のキャノンスパイクの準備も忘れずに。キャノンスパイクは対ジャンプ攻撃無敵があるため、やや引き付ければほとんどの飛び込みに対処可能。焦ってホールド版にならないように注意しよう。
下段のしゃがみ中Kからのキャンセルドライブラッシュも攻めこむ手段として使いやすい。ドライブラッシュからは立ち中Pを出しておけば、通常技による割り込みを防止できる。ヒットした場合は立ち強P【C】強スパイラルアローで締めるといい(これもホールド版に化けないように注意)。ここからは素早くダッシュしてしゃがみ強Pを出せば、持続部分を当てることができ、ヒット時に立ち強Pをつなげられるうえ、ガードされても攻めを継続できる。起き攻めで、打撃が通った場合もなるべく強スパイラルアローで締めたい。こうすることで、起き攻めがループするため、画面端へと追い込みやすくなるのだ。
コンボで相手を画面端に追い込んだら、通常投げと打撃を使い分ける起き攻めを狙おう。画面端で通常投げを決めたあとに、少し歩いて通常投げを出すと、通常技暴れを防止しつつ再度投げを仕掛けられる。投げに対してジャンプやバックステップで逃げようとする相手には、通常投げ後に少し歩いて立ち中Pを狙う。ヒット時は立ち弱K【C】弱スパイラルアローを決めよう。
スピーディな攻めとはいえ、意外とシンプルな組み立てが多いため、今夜勝ちたい場合はフーリガンコンビネーションの奇襲をしかけよう。読まれると簡単に対処されてしまうが、通常技キャンセルで繰り出して無理矢理攻めを継続しにいくのも時には有効だ。また、強スパイラルアローや【ジャンプ中>キャノンストライク】で締めるコンボダウンを奪ったあとに、最速で強orEXのフーリガンコンビネーション>フェイタルレッグツイスターを仕掛けると、相手がしゃがみガードしていても投げられるというネタも攻めのひとつとして覚えておこう。
起き攻め |
①:強スパイラルアロー後に、最速前ダッシュしゃがみ強P(持続)
②:4中P>強K【JC】ジャンプ中P>強キャノンストライク(つなぎは最速で)後に、最速前ダッシュしゃがみ強(持続) ③:強スパイラルアロー後、【4中P>強K】【JC】ジャンプ中P>強キャノンストライク後に最速で強orEXフーリガンコンビネーション>フェイタルレッグツイスター ④:画面端の相手に通常投げ>歩き通常投げor立ち中Porしゃがみ強P ⑤:画面端の相手にSA1がヒット>しゃがみ強P |
①と②はスパイラルアロー後、キャノンストライク後に最速でダッシュしてしゃがみ強Pを重ねると持続になるレシピ。ここからは立ち強Pがコンボになるため見返りが大きい。難しい場合は立ち中Pの持続を重ねるのもいいだろう。 ③はフェイタルレッグツイスターを重ねることで、しゃがみガードをなげてしまう連係。ネタとして覚えておくと今夜勝てるかもしれない。投げを嫌がって動く相手には、キャノンストライクやリバースエッジを狙おう。④は通常投げから通常投げを重ねにいく「柔道」レシピ。⑤はしゃがみ強Pを持続でヒットさせる起き攻め。 |
キャミィは飛び道具無敵の技として、アクセルスピンナックルが用意されているが、この技の飛び道具無敵の発生がそれほど早くないうえ、攻撃速度も遅めなので、飛び道具の隙に当てるためにはぶっぱなし気味で使うことになる。
アクセルスピンナックルを警戒してドライブインパクトや垂直ジャンプを混ぜつつ飛び道具を打つ相手には、フーリガンコンビネーションから派生キャノンストライクで距離を詰めたり、近距離の飛び道具にはジャストパリィ>立ち強Kで手の先を蹴るという対策も混ぜるといい。飛び道具に対するジャストパリィは非常にシビアだが、すぐにパリィを解除しなければ飛び道具をくらうことは少ないはずだ。SA3が使える状況では、SA3で飛び道具を抜ける戦術も意識しよう。
キャミィの基本コンボ
まずは重要度「★★★」のとりこれコンボから覚えよう。「★☆☆」は難易度が高いものもあるので最初は覚えなくてもいい。
※PC:パニッシュカウンター、CH:カウンターヒット、[c]:キャンセル
とりこれコンボ【★★★】 |
①:立ち中P>立ち弱K[c]弱or中スパイラルアロー
②:ジャンプ強P>しゃがみ強P>しゃがみ中P[c]強スパイラルアロー ③:立ち弱P>立ち弱P>立ち弱K[c]中スパイラルアロー |
①は立ち中P始動のコンボ。ジャンプ攻撃から狙うほか、画面端の「柔道」の対の選択肢としても便利。基本は中スパイラルアローでいいだろう。②はジャンプ攻撃から決めているが、しゃがみ強Pは反撃技として使いやすい。隙の大きい技にはこのコンボを決めることから覚えよう。③は小回りの利く立ち弱P始動のコンボ。キャノンストライクからもつながりやすい。ODスパイラルアローを使うコンボはダメージアップが見込めるが、相手との位置が入れ替わってしまうことに注意。相手を画面端から逃すのは勿体ないので、倒しきれる状況や、自分が端に追い込まれている状況で使おう。 |
中級コンボ【★★☆】 |
④:ジャンプ弱K>しゃがみ弱P>【4中P>強K】【JC】ジャンプ中P【C】強キャノンストライク
⑤:しゃがみ中K[c]ドライブラッシュ>立ち中P>立ち強P[c]強スパイラルアローor溜め版強キャノンスパイク ⑥:立ち強P[c]溜め版強キャノンスパイク(1段目) 【C】SA3⑦:しゃがみ強P(持続ヒット)>立ち強P[c]強スパイラルアロー ⑧:フーリガンコンビネーション>リバースエッジ>立ち中P>立ち弱K[c]弱or中スパイラルアロー ⑨:(端)ODフーリガンコンビネーション>フェイタルレッグツイスター>ジャンプ中P>強キャノンストライク(画面中央時は強キャノンスパイクやパリィドライブラッシュ4+強K【JC】ジャンプ中【C】強キャノンストライクなど) ⑩:強アクセルスピンナックル>しゃがみ弱P[c]中スパイラルアロー ⑪:強orODアクセルスピンナックル(パニッシュカウンター) >4+強K【JC】ジャンプ中P【C】強キャノンストライク⑫:(端)しゃがみ強P>しゃがみ中P[c]ドライブラッシュ>4+強K>6+強K>弱スパイラルアロー>強キャノンスパイクorSA1orSA2 ⑬:(端)ドライブインパクト>立ち強P【C】弱スパイラルアロー>強キャノンスパイク ⑭:(端)ドライブインパクト>気絶>溜め版フーリガンコンビネーション>リバースエッジ>立ち強P[c]ドライブラッシュ>4+強K>6+強K【C】弱スパイラルアロー>SA |
④はジャンプ弱Kでめくりを狙った際に使う。キャノンストライクのあとは素早く前ダッシュして起き攻めをしかけよう。⑤はしゃがみ中Kからドライブラッシュを入れ込んで狙う。立ち中Pがガードされていたら、そのまま攻めを継続しよう。⑥はSA3につなぐ大ダメージコンボ。キャノンスパイクは溜め版にすれば、SAがからぶらなくなる。反撃などに使おう。⑦はしゃがみ強Pを相手の起き上りに重ね、持続ヒットさせたときに狙う。基礎攻略で紹介した起き攻めから狙ってみよう。⑧はフーリガンコンビネーションの中段派生、⑨はOD版のフェイタルレッグツイスター派生から狙うもの。⑩と⑪はアクセルスピンナックル始動のもの。飛び道具を抜けてパニッシュカウンターしたら、⑪のコンボを決めよう。⑫は画面端付近で狙える。4+強Kがしゃがみにヒットしないため、ヒット時に強制立たせ効果のあるしゃがみ強Pから始動している。⑬はドライブインパクト始動のコンボ。ガード時にも対応しているのでまずはこれを覚えよう。⑭は画面端のドライブインパクトで気絶させたときに狙えるコンボ。 |
上級コンボ【★☆☆】 |
⑮:しゃがみ中K[c]ドライブラッシュ>しゃがみ強P>立ち強P[c]ドライブラッシュ>しゃがみ強P>立ち強P[c]溜め版強キャノンスパイク(1段目)【C】SA3
⑯:【4中P>強K】【JC】ジャンプ中P【C】ODキャノンストライク【SC】SA2>溜め版強スパイラルアロー>強キャノンスパイク ⑰:(ドライブゲージ満タン)ジャンプ強K>しゃがみ強P>しゃがみ中P[c]ドライブラッシュ>しゃがみ強P>(微歩き)立ち強P[c]ドライブラッシュ>しゃがみ強P>(微歩き)立ち強P[c]ドライブラッシュ4+強K>6+強K【C】弱スパイラルアロー>SA |
⑮はSA3につなげるコンボ。しゃがみ中Kから倒しきる際に使おう。⑯はSA2を空中ヒットさせたあとに追撃するコンボ。⑰は微歩きを挟むことで、ドライブゲージを微量回復し、3回ドライブラッシュをしかけるもの。ドライブラッシュしゃがみ強Pはヒットさせた際の有利時間が長いため、微歩き立ち強Pがぎりぎり間に合う。 |
ドライブラッシュ始動パーツ |
①:ドライブラッシュ>しゃがみ弱K >立ち中Porしゃがみ中P~ ②:ドライブラッシュ>しゃがみ強P ③:ドライブラッシュ>立ち強P([c]強アクセルスピンナックル) |
①ドライブラッシュからのしゃがみ弱Kはリーチが非常に長いため、奇襲として便利。ここからのコンボはダメージは低めなので、起き攻め重視のしゃがみ中P【C】強スパイラルアローを狙うといい。②は起き攻めなどで狙いたいパーツ。ドライブラッシュからのしゃがみ強Pは有利時間が長く、持続当てしなくても立ち強Pがつながる。③のドライブラッシュ立ち強Pも奇襲としてつかいやすい。強アクセルスピンナックルを入れ込むのもアクセントとしておすすめ。強版からはヒット時に立ち弱K【C】弱スパイラルアローがつながる。ただし、立ち強Pと強アクセルスピンナックルの間は割り込まれるので、この対策を知っている相手には、キャンセルで中版のアクセルスピンナックルを出しておけば、通常技の割り込みにカウンターを狙える。 |
パニッシュカウンター(PC)orカウンターヒット(CH)始動パーツ |
①:【PC/CH】しゃがみ弱P>立ち中P>立ち弱K ②:【PC/CH】しゃがみ強P>立ち強P ③:【PC】立ち強P【C】溜め版強スパイラルアロー>強キャノンスパイク ④:【PC】しゃがみ強P>歩き【4中P>強K】 |
①は発生の早いしゃがみ弱P始動。②は投げ漏れを誘ったときの反撃などに。③は無敵技の反撃などに使えるが、起き攻めにいけないという弱点も。④は4+中Pの前に少し歩くことでつながる。 |