「俺が守護らねばならぬ…」の守護キャラ本部以蔵の登場に心沸き立っているがちょです。大活躍した死刑囚編、武蔵編とは時間軸が違うためその時代の技はありませんが、それでも使わないわけにはいきません!
今回は、新キャラ本部以蔵、加藤清澄も登場し、ちょうど一区切りということで刃牙UCのキャラランクについて語りたいと思います。上客との接待中とうとつに刃牙UCの話が出てきたときに、意中のあの子とのデートで話題が途切れたときの繋ぎトークに、刃牙UCのキャラランクを話題にすれば勝利は間違いなしでしょう。
そんなあなたに贈る今夜知ったかしたい刃牙UCキャラランクです。
トーナメント編の強さを知る
男の子なら幼いころに誰もが一度は語りあうであろう最強議論。この議論を『刃牙UC』でする上で、原作『グラップラー刃牙』の知識はマスト知っておくべき大事なことでしょう。
なぜ、ゲームのランク付けに原作知識が必要なのかと疑問に思う方もいるかもしれない。しかし、にわか知識で不用意に参戦してしまうと非常に危険なのがキャラランク議論。例えば、「オーガはとりあえず地上最強の生物だから除外な」と相手が先制攻撃を仕掛けてきたときに、「オーガ is 誰?」と発言してしまったとしよう。原作を知らないプレイヤーは、『刃牙UC』ではチュートリアル&ガチャ演出おじさんでしかない勇次郎をオーガと認識してない可能性は高く、この発言は致し方ない。だが、こうなってしまうともう終わりで、「はッ?おめぇまさか知らねぇの?」と上からマウンティングされてしまうことは火を見るよりも明らかである。そのあとどんなに『刃牙UC』について正しい情勢を語っても、「原作知らないやつの発言には重みがない」と一蹴されてしまうことだろう。
もちろん、賢明なるゴジライン読者様は『グラップラー刃牙』を全巻読んでいるのは間違いない。しかし!しかしだ!ありえない仮定だが『グラップラー刃牙』を知らない奇特な読者様がこの世には存在するかもしれない。グラップラー刃牙の、原作の、キャラクターたちの強さを知らずに何がキャラゲーのキャラランクか!だが、そんなにわか野郎にも優しく救いの手を差し伸べるのが我々ゴジライン。今夜知ったかするために、ゲーム内の時間軸と思われる最大トーナメント編のキャラランクを独自に作成してみたので知ったかの足しにしていただきたい。
解説
まず頂点は優勝者である刃牙がくるのは当然、基本的にはトーナメント結果をそのまま反映。独歩の言葉を信じれば、克巳>独歩と思われるので克巳をやや高めに。議論が分かれそうなのが本部以蔵。この男、公園で戦うと「本部が強くて何が悪い」と急に強くなったり、武蔵編ではいきなり「俺が守護(まも)らねばならぬ」とか「守護れねぇだろ」とか言い始めて圧倒的強さを誇る武蔵に勝利するなどトーナメント編からは想像もつかない出世を遂げている。が、今回はあくまでトーナメント編ということで、苦渋を飲んで今回はこの位置に。最大トナメ1回戦負けの罪は重い…。
刃牙UCにおける強いのポイント
さて本題の刃牙UCのキャラランクを語る前に、強さのポイントを軽く解説しておこう。
強力な攻防力ダウン技の有無
攻防力ダウン技は成功時に4ターンのあいだ相手の必殺技の攻防力(≒コスト)を1下げられる。この技を当てると必殺技激突で同コストでも勝利できるなど、刃牙UCの最重要課題“自分はゲージを節約し、相手にはゲージを無駄払いさせる”をやりやすくなる。
低コスト技の充実度
ゲージが0になると相手の必殺技を無防備で食らってしまう。そのため、ゲージが枯渇しやすい高コストよりも細かく使える低コストのほうが重要になる。
属性の偏りに弱点がないか
赤>緑>青>赤…の三角関係の属性相性があり、さらにキャラごとにデッキの属性に偏りがある。基本的に苦手属性の低コストは1枚あるかないかで、苦手属性をまったく持たないキャラも。強キャラの対策に必要な属性が少ないとそれだけで苦しくなってしまう。
攻撃力・防御力・体力が高い
5つあるステータスのうち、攻撃力・防御力・体力が重要でこの3つは最大値まで上げるのがセオリー。キャラごとに上限値は決まっているので、これらの数値を高く上げられるキャラは優秀だ。必殺技の威力はコストとLvに応じて全キャラ共通。実際のダメージは、この威力に攻撃力と防御力を計算した数値になる。攻撃力が高いキャラの攻撃は低コストだろうと痛いのだ。
リズム攻撃の手数が少ない
本作はゲージ回復は自然回復の他に被弾でも溜まるため、攻撃の手数が少ないキャラほど相手にゲージを溜めさせにくく有利になる。
細かく語るとまだまだたくさんあるが、重要な要素はこのあたりだろう。
刃牙UCランク(2017年9月版)
さてここから本題の『刃牙UC』キャラランク。本部、加藤配信前の9月28日時点までのキャラパワーとキャラ相性で判断している。なお、限界突破Lv3は到達者が少なく、ステータスをカンストしているプレイヤーも少ないため未考慮です。
1位 渋川 剛気
刃牙UC評価 | 原作評価 | 人口 |
SS | S | ★★☆☆☆ |
原作では準決勝でジャックに敗れたものの、本作では高性能技を引っ提げて登場。最高レベルの攻撃力に瞬発力を持っており、体格に似合わず火力もある渋川おじいちゃん。特筆すべきは、コスト2の攻防力ダウン技である“足の指一本動き封じ”。この技がとにかく優秀で、後手側が様子見でコスト1を出したりすると問答無用で踏んできてそのあとずっと有利に戦えるスゴ技になっている。
渋川のもう一つの強みは、他のキャラがコスト4でしか使えないカウンター(合気)をコスト3で発動できること。攻防力を逆転する技はコストが低ければ低いほど強いため、渋川が3ゲージ持っていると4コストの技が使いにくくなるなど抑止力がすさまじい。
低コストの属性バランスもよく満遍なく戦える万能なキャラで、さらに現状の強キャラ花山の対策に役立つコスト4の赤も豊富と、花山に有利に戦えるのも最強候補として推した理由のひとつとなっている。
2位 範馬 刃牙
刃牙UC評価 | 原作評価 | 人口 |
SS- | SS | ★★★★★ |
属性バランスがよく、現在唯一の攻防力ダウン技3種類持ち。さらにカウンター・弱化効果付与などを無効化する効果無効技も2種類持つなど、原作のようにとにかく万能な主人公。低コストが豊富で、4コストも強い技ばかり。無課金でもわりと戦えて、課金するとさらに強い。
順位的に花山とどちらが2位か迷ったが、花山とも渋川とも相性的に戦えるためこの位置に。
3位 花山 薫
刃牙UC評価 | 原作評価 | 人口 |
SS- | A+ | ★★★★☆ |
SSRを無理に搭載する必要がない無課金の星となっているヤクザ。使用人口は刃牙と並んで最大級の人気キャラとなっている。
重量級ゆえか手数が少ないため、ゲームシステム的に相手とゲージ差をつけやすいのも花山ならでは特徴。また、攻撃力・体力が最高クラスとステータスに優れるなど天性の才能を持っており、主力技に防御ダウンも多いなど特に火力に特化している。地味に低コストも充実しているのも天性の才能か。
と、良いことばかり書いてきたが、花山は弱点も豊富なのも面白いところ。原作ではガードもカウンターも捨てた男らしいスタイルゆえに、属性的に青を持たない、カウンターを持たないなどかなり大きな弱点がある。例えば、花山同キャラではゲージ差が少しでもついた状態で7コストの赤を撃たれると止める手段はない。
そんな弱点を持っていても上位にくる恵まれた性能を持つのが花山のすごいところ。それゆえに花山に有利な属性を持たない(少ない)キャラはとにかく花山がきつい。現状では、弱キャラを仕分ける門番のようなキャラだ。
4位 愚地 独歩
刃牙UC評価 | 原作評価 | 人口 |
S | S- | ★☆☆☆☆ |
最強の攻防力ダウン技のひとつであるコスト2の“不意打ち”を持っている。数こそ1個と少ないが、コスト2攻防力ダウンがあるだけで強い!コスト2が全色揃ってるのもよいところだろう。
他にも、独歩の技の発動モーションはほとんど同じ構えで、レアリティが低い同じ色の技は技を判別できない点も独歩独自の強み。具体的には青1、青2、青3の技は判別できないため、ゲージ差を最小限で返したい後手側に読み合いが生じ、ゲージを無駄遣いさせやすい。
また、防御力ダウンや防御力アップ、攻撃力アップなどの優秀な強化(弱化)効果が豊富なのも独歩の魅力。技を当てれば当てるほど有利になっていく。コスト3の三戦(サンチン)なども地味ぃ~に優秀で攻防力を無視してガードし、さらに防御アップできる。
最強クラスの渋川と相性がよいのも強みで低コスト技が判別不能なせいで青2の攻防力ダウン技を食らいにくい。他にも、青4、青6の効果無効がカウンター(合気)をものともせず貫通するためラッシュに持っていきやすいのもポイントだ。
5位 烈 海王
刃牙UC評価 | 原作評価 | 人口 |
A | S+ | ★★☆☆☆ |
攻防力ダウンが2種類あり、低コストにも様々な属性があるなど一見優秀に見える烈。実際は、中コストの赤が貧弱という弱点が足を引っ張っている。瞬発力、精神力が最高クラスに高いため、重要なステータスがやや微妙という位置づけに。
1コストの技は全キャラ中で最弱クラスで、ダメージがない特殊技のくせに、攻撃力・防御力上げるわけでもなく、必殺技激突で負けたときのダメージ軽減のみ。
一見すると弱くなさそうなのなのに、刃牙と違って器用貧乏に近い弱さを感じるのが烈という男。赤が弱いため、花山と相性が悪いのも評価を下げる一因となっている。
なお、今回は考慮に入れてないが、新SSRが烈イベントの上位入賞者3名にのみ先行配信されている。この新SSR、必殺技激突で勝利すると強制的にラッシュに突入するという恐ろしいほど高性能技でたぶんぶっ壊れ技です。
6位 ジャック・ハンマー
刃牙UC評価 | 原作評価 | 人口 |
A- | SS- | ★★★☆☆ |
攻防力ダウンが1個しかない上にコスト5というのが強キャラの条件からいきなり踏み外している感ある範馬の血筋のもの。漫画の世界は兄より優れた弟しかいないのが悲しいところ。
毎ターンダメージの“流血”効果を得意しており、毒のようにじわじわとダメージを与えられるのはジャックの楽しみのひとつ。しかし、アップデート前は毎ターンダメージが99ダメージ固定とダメージ極小になるバグがあり、弱キャラにさらに弱くなるバグが仕込まれていたのは涙なしには語れない。(現在は修正済み)
しばらくのあいだ克巳と底辺争いをしてたものの、最近追加されたSSR特殊4“例外の存在”が自身の攻防力を+1するというかなりの強技っぽく、もしかしてジャック強いんじゃないかと疑っているためこの順位に(もっと上の可能性大)。攻防力ダウン技と違って、攻防力1が2にアップするのでたぶん強いはず……。しかし、ランキングを見ても誰もこの技を搭載してないし食らったこともないので実際のところ強さがわからないのが本音。ジャック使いさん、どうなんでしょ。
7位 愚地 克巳
刃牙UC評価 | 原作評価 | 人口 |
B | S | ★☆☆☆☆ |
恵まれた才能(ステータス)をもってしても、どうにもならない必殺技の数々を持つ空手界の最終兵器(リーサルウェポン)。初めての追加キャラで育成補助も何もない上にこの弱さでは誰も使わないだろと思ったら本当にいなかったかわいそうなキャラ。
攻防力ダウンがコスト5だけと弱い。さらにほぼ青中心のデッキのくせに、弱点の緑技を防ぐ赤がコスト5以上しかないのもまた弱い。SSRのくせにSRと大して性能が変わらないカウンター技もまたまた弱い。攻撃の手数が多いのもはっきりいって弱い。
できることは、7コストの高威力技で一発逆転ワンチャンマンをやるのみ。一応、青1と青2の技が判別不能なところは父親譲りでちょっと強い。最大の強みは克巳の対戦数が少ないためか慣れてない人が多いこと。これぞ弱キャラの強みである!……、早く俺だけのマッハッを使わせてください。
総評
大雑把にまとめると刃牙UCの3強は渋川、刃牙、花山の3人。続いて、独歩があとを追うといった感じ。独歩と烈のあいだには明確な壁があって、以下3キャラは弱キャラと言って差し支えないだろう。ただ、ダントツの1強キャラがいないなど、初期バランスとしてはわりと整っている感のある本作。後発キャラ(克巳)が弱かった以外はまあ及第点ではないでしょうか。
最近は新しく2~3人目の新キャラとなる加藤、本部が登場したので、これらのキャラが上位に食い込めるのか。また、限界突破Lv3時代に突入し始め、ステータスによってキャラ差が開くのか縮まるのか。こういったキャラバランスの変化に注目したいところですね。
個人的にいま一番気になっているのが、烈を強化するために追加された新SSR“手足連撃”。その効果は、必殺技成功で強制ラッシュに突入かつ防御力ダウンで、コレ最強技じゃないの疑惑があります。先手で出した場合のみラッシュ突入ならギリギリ許せるのですが(いや怒るかも)、後手で出してもラッシュ突入されたら誰だって怒ります。俺は怒ります。
たぶん、花山に相性が悪いのを抜きにしても烈が最強キャラになってるんじゃないかと思ってるのですが、イベント上位3名しか持ってないため、真相は闇の中です。上位3名者さま、使用感教えてください。
いつかはやりたいと思っていたキャラランクですが、いかがだったでしょうか。ワタクシは刃牙UCのランクよりも最大トーナメント編のランクのほうにツッコミが多そうでハラハラしております。ツッコミどころがあったらこっそり修正します。
それでは、みなさま思う存分『刃牙UC』を知ったかしましょう!
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がちょ
この男が作ったフレーム表は数知れず。
持ち前の調べもの力を活かして、キャラゲーの発売初日に永久コンボをひっさげて現れることも珍しくない。
「走ってきて無敵技しか打たない」と言われるほどの力強いプレイスタイルは、ゴジラインでも異彩を放っている。
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