【刃牙UC】脳内麻薬かけ巡る対戦は中毒性あり!『グラップラー刃牙 アルティメットチャンピオンシップ』レポート

刃牙の格闘ゲームを作りたいといつも代表・浅葉と駄々こねている熱弁している刃牙好きのがちょです。激しい議論の末、範馬勇次郎は最強すぎて扱いに困るのでシロサイ用麻酔銃で勇次郎を撃つアクションゲームにしようというところまでは脳内で完成済みです。

そんな刃牙好きな俺らの前に現れた対戦格闘アプリ『グラップラー刃牙 アルティメットチャンピオンシップ』こと『刃牙UC』。最近(8月9日)配信されたコイツを俺らがやらねーわけにはいきません!

『グラップラー刃牙 アルティメットチャンピオンシップ』
ジャンル :対戦格闘アクション
配信プラットフォーム :App Store/Google Play
価格 :基本プレイ無料(アイテム課金制)
配信開始日 :2017年8月9日
メーカー :バンダイナムコエンターテインメント

△刃牙を中心とした人気キャラ6人が登場。この画面を見るだけで盛り上がってきます。

グラップラー刃牙とは

主人公刃牙を中心とした成長物語に始まり、刃牙の父であり地上最強の生物と称される範馬勇次郎を越えるべく戦いの日々に明け暮れる筋肉こそ正義の格闘技バトル漫画。緻密なまでに書き込まれた大迫力のバトルシーン、「上等な料理にハチミツをブチまけるがごとき思想!!!」などに代表されるぶっとんだ名言の数々、あまりにも濃すぎる脇役たちの熱すぎるストーリー。おっさん、ハゲ、じいさん、濃い顔の美形要員(らしき)キャラと、女性キャラがまったく可愛くない 男成分120%の漫画です。主人公刃牙以外のサブキャラにもスポットライトが当たることが多く、彼らが生み出す人間ドラマの数々も本作の人気の要因のひとつと言えるでしょう。格闘技の新たな表現や演出を生み出した格闘技漫画の金字塔たる作品です。

刃牙UCはどんなゲームか!?

『刃牙UC』は、ゲージ消費の必殺技を中心に読み合いで勝負するターン制ストラテジーです。攻撃はターン制ですが、必殺技はほとんどの状況で割り込み発動できる性質があります。必殺技を出すとお互いが必殺技を発動し合う状況が起きやすく、この必殺技激突の状況では必殺技の攻防力(≒コスト)の差で勝敗が決定します。大雑把にまとめると、必殺技激突でいかに相手に損をさせるかが勝負のカギというわけです。もちろん、対戦の勝敗はバトル中の選択肢だけでなく、必殺技デッキの構築とレベルアップ、ステータス底上げといった育成パートも重要になります。育成型対戦ゲームってやつですね。

△原作に登場する範馬刃牙、花山薫、愚地独歩、烈海王、ジャックハンマー、渋川剛気の合計6人が現在のプレアブルキャラ。鎬兄弟や克己などのキャラが一人用ボスとして登場しているので近いうちに使えるようになる予感がします。

△気になる勇次郎の扱いですが、チュートリアルとガチャのSR/SSR確定演出にだけ出てきます。対戦で使いたいところですが、地上最強ゆえ最強キャラであることは確定しておりプレイアブルになるのかは難しいところでしょう。

バトルパートは必殺技の応酬!

まず攻撃ターンは簡単なリズムゲーですが特に難しくもないので割愛です。

重要なのはステップアップというシステムで、攻撃ターンが成功するとステップ1→ステップ2→ラッシュと段階が上がっていきます。ラッシュに到達すると、連打で大ダメージを与えられる上に、そのあいだは相手は必殺技発動が不能なのでダメージ確定です。

△攻撃ターン(or先手必殺技)を通すとステップアップで次のステップに。ステップ2中にもう一度通すとラッシュへ!

△ラッシュ(連打)に到達するとほぼ勝ったも同然!3本指で相手キャラを連打しましょう。ボクは電車内で連打した瞬間に、横のお兄さんに思いっきり振り向かれました。

ここでラッシュを通さないためにも、防御側はいつ必殺技で割り込むかがポイントになります。必殺技で割り込むと相手も必殺技で反撃する可能性が高いのですが、先出しすると基本的に不利です。というのは、ソシャゲによくある赤・青・緑の属性の三角関係が必殺技にあり、相性で勝つとコスト1増しになる上、相手の必殺技発動の色を見てから必殺技を選べてしまうのが理由です。よって防御側は不利ではあるのですが、被弾側のほうがゲージ増加が大きいため、潤沢なゲージで必殺技をたくさん使えるのが防御側の強みと言えるでしょう。最終的に相手のゲージをいかに無駄にさせるか、自分のゲージを必殺技ヒットやラッシュ成功に繋がる使い方をするかが勝負の分かれ目となり、ゲージ管理がこのゲームの肝となります。

△必殺技の打ち合いは攻防力(≒コスト)が高いほうが勝ちます。が、それほど単純ではなく、属性勝ちや、カウンター(結果を逆転)、攻防力を下げるなど色んな追加効果がスパイスとなり、熱い駆け引きが始まります。

育成パートはデッキ構築やステータス上げを地道に

優秀な格闘士を作り上げるには、ステータスの強化、能力の限界を上げる限界突破、必殺技のレベル上げとデッキ構築などの地道な育成も必要です。必殺技の育成に必要な必殺技はガチャから出るのですが、対戦で手に入る宝箱(つづら)からも入手可能です。対戦すると育成の楽しみも増えるというわけです。ちなみに、ストーリーの敵を倒すとステージごとに決まった育成用アイテムを入手でき、10連瞬殺システムを使うとスタミナの分だけアイテムが即座にゲットできます。これは楽!

△必殺技のデッキ構築とレベル上げも重要なお仕事。被った必殺技をレベルアップさせると威力強化だけでなく特殊効果も発動するように。重ねやすいN、R、SRは強い!

刃牙UCの魅力

・原作シーンを使った爽快感抜群のバトル!
・絶妙なバトルの駆け引き!
・試合時間が短いので気軽にできる!
・育成で地道に強化が楽しい!
・無課金でも上位陣に食い込める!
・製作者の刃牙愛を感じる!

原作シーンを使った爽快感抜群のバトル

本作の必殺技シーンは原作のコマを使っており、ファンなら「あのシーンか!」と唸りたくなるような技の数々。また、その必殺技のダメージも高めに設定されているのか、高威力の必殺技がうまく決まると大ダメージで大逆転ということも!相手の体力をいっきに吹っ飛ばした時は痺れます!

△台詞のアップから漫画のように流れる必殺技シーンが素晴らしい!顔のモデリングもよくできてます。

絶妙なバトルの駆け引き

先ほど解説したバトルの駆け引きはまだまだほんの入り口を紹介したにすぎません。必殺技の効果で相手を弱体化させる戦略や、ゲージの押し引きなどもあり、まだまだ奥が深そうです。

△攻防力を逆転するカウンターに成功して勝利したときは脳汁ドバドバの瞬間!

試合時間が短いので気軽にできる!

ソシャゲの対戦ゲームでは対戦時間が短いことはかなり重要なポイントです。すぐ始めすぐ終われるので、負けても「ハイハイ次」と切り替えて対戦できます。対戦相手もすぐ見つかるのでプレイのテンポはいい感じですね。

育成で地道に強化が楽しい!

キャラの育成や必殺技を地道に強化しないといけないので対戦以外のところでもコツコツ積み立てていく感じは楽しいです。育成自体は地味ですが(笑)

無課金でも上位陣に食い込める!

詳しくは後述しますが、今のところレアが低いカードがかなり強いので無課金でも問題なく戦えるでしょう。デイリーボーナス2日目でSSR確定チケットをもらえたりするのでのちのちSSRがないと困ることもないかと。

製作者の刃牙愛を感じる!

このゲームをやって感じるのは、ゲーム全体が刃牙愛に溢れているということですね。キャラクターのモデルから原作の細かいネタなどかなりこだわりを感じます。

△刃牙の限界突破アイテムがカマキリだったりと絶妙な原作ネタをかましてきます。カサカサ動く黒光りの師匠じゃなかったことは評価したいですね。

△ジャックハンマーなんかは完全にアウトなやつです。

 

刃牙UCのダメなところ

あえてダメなところもピックアップしていきましょう。
勘違いしてほしくないのですが、ダメなところは修正するなりして欲しい要望を含んで書いています。オタクはハマるとダメ出しや文句が多くなる習性があるのです。愛ゆえとご理解ください。

・ステータスが戦力に影響しすぎる
・限界突破の仕様がおかしい
・一人用が貧弱
・フレンド対戦ができない
・リーグptのカンスト(9999)が早すぎる

ステータスが戦力に影響しすぎる

ステータスの差が戦力差に露骨にでるため、ステータスが違いすぎるもの同士が当たるとまるで勝負になりません。無課金でもステータス強化が簡単な今なら“ステータスを上げてないほうが悪い”で済むので致命傷にはなっていませんが、仕様を知らない人からすれば理不尽の極みでしょう。賛否両論あるでしょうが、ステータスが影響する計算式の見直しはしてほしいところです。(8月31日アップデート少し調整されました)

限界突破の仕様がおかしい

限界突破にはアイテムが必要ですがこのアイテムが曜日クエストで出現するため週に1回しかチャンスがない上に、3回挑戦制限かつドロップ運ゲーと露骨に獲得しにくくなっています。おそらくインフレ防止のためでしょうが、Lv1とLv2でステータス差が激しいので、配信週は限界突破アイテムが入手できるキャラとできないキャラで露骨にステータス差が生じていました。Lv3への限界突破は複数の週にまたがって曜日クエストをプレイする必要がありますが、運よくLv3に到達できたプレイヤーとできなかったプレイヤーで差が露骨に出てしまうことは想像に難くありません。Lv3可能になったタイミングはこのゲームの試練のトキと感じています。運営の神対応に期待です。

△なぜか刃牙だけチュートリアルでタダでLv2にしてくれます。救済措置かもしれませんが、そうなると対戦で刃牙を使う人が増加するのは自明の理です。ボクも渋川先生の限界突破アイテムがないので、一週間しかたなく刃牙を使ってました。

フレンド対戦ができない

全国オンライン対戦しかなく、強制マッチングするため、現状は友だちとの対戦ツールに使えません。戦闘民族ゴジラインとしては、ゴジラインNo.1決定戦をできない状況にヤキモキしております。

リーグptのカンスト(9999)が早すぎる

配信からたった5日目にしてリーグptが9999のカンストに到達し、9999以降の数字が見えなくなる珍事が発生しています。上のリーグを目指すプレイヤーのやる気を削がないためにも早くリーグptの見直しは必要でしょう。目標はもっと高く設定して欲しいものですね。(アップデートで仕様が変更され、月ごとに一定数までリセット&カンストが99999になりました)

△一応、9999で見た目はカンストしてもポイントは増減しているようです。誰が何ポイント持っているのかわからないチキンレースの始まりです。

刃牙UCを始めてみよう

さて、刃牙UCの魅力やダメなところがご理解できたでしょうか。ここではちょっと興味が湧いた人のために簡単なスタートガイドを提供したいと思います。

【覚えておきたいポイント】

・小判(石)の使用先
 スタミナ(肉購入)>宝箱時短>>>>>ガチャ
・ステータス強化を最重視
 防御≧攻撃=体力>精神力=瞬発力
・必殺技は低コストで固める
・ステータス強化、必殺技Lv上げでランク上げ

小判は基本的にスタミナ回復に使ってステータス上げのアイテムをゲットし続けましょう。スタミナ回復食11個(小判200)がおすすめです。対戦で宝箱が満タンにならないように宝箱の時短に使うのも有効です。注意するべきはガチャで、今のところは小判でガチャを無理に回す必要はありません。ただし、強いSSRが2枚揃うとたぶん強力なので富豪なら回すのはありです。

ステータス上げは防御を上げると被弾によるゲージ溜めに活かせます。完全な正解はわかりませんが、防御・攻撃力・体力を上げるととりあえず大丈夫でしょう。(9月1日追記:瞬発力と精神力はそれぞれにメリットがあり、現状では好みで決めても大丈夫なようです。)

ステータス上げと必殺技Lv上げをすると経験値が入りランク上げできます。ランクが上がると対戦で恩恵があるので他のキャラの使わない必殺技などもバンバン上げていきましょう。

必殺技はとりあえず低コストで固めましょう。NとかRとかの低レアでも重ねてレベルアップさせれば十分な強さを発揮します。

△刃牙ならレアリティNのコスト1正拳突きは超主力攻撃です。

【基本のサイクル】

・ストーリーで強化アイテムをゲット
・オンライン対戦で宝箱をゲット
・ミッションをこなす
・限界突破イベントを3回こなす(極力上級)

基本的にやることはこれだけでオーケーです。スタートダッシュでは、ストーリーを進めて小判を集めつつ、10連瞬殺とスタミナ回復でもりもりステータス強化していきましょう。

2章までクリアーしたらオンライン対戦が解放されます。4章のあとはオンラインでリーグポイントを貯めないと解放されないので、ここから本格的にオンライン対戦に潜ります。

限界突破イベントは1日3回限定と機会が少ないので極力上級を回したいところ。上級はLv1カンストするぐらいのステータスがあればたぶん大丈夫です。一応、他キャラの限界突破アイテムも出ると噂なので、担当キャラ以外の日替わりクエストでもやっておきましょう。

△ミッションでは全ミッション達成でSR5枚ガチャチケットを貰えます。同士の格闘士とはフォロワーのことです。自分から他人をフォローしつつ、ストーリーで左上のレンタルボタンを押してプレイしないといけない超絶めんどくさい仕様ですがミッションなので頑張りましょう。

△宝箱を開けるときは、開錠を開始してから“今すぐ開錠”を押すと小判1枚分得するので忘れずに。(※アプデで変更されました)

【対戦セオリー】

・通常攻撃を被弾してたくさんゲージ溜め
・防御側の必殺技には有利属性を被せる
・こまめに必殺技を発動するとゲージがなくなってピンチ
・相手の残ゲージを必ず見る

長くなったので詳しい対戦セオリーはまた今度に。たぶん。

キャラに困ったら、刃牙、花山、渋川あたりを使っておきましょう。

刃牙UCはスルメゲー

さて、みなさま『刃牙UC』の魅力わかっていただけたでしょうか?

正直なところ最初は微妙なゲームかと思った本作ですが、プレイし続けるとスルメのような面白さを感じてくる良ゲーなのではという結論に行き着きました。ただし、改善すべき点は山ほどあるのでそこをどう改善し、どう運営していくのかは気になるところです。今後もコツコツ遊びつつ動向を追っていきたいと思います。

最後に、刃牙の格闘ゲームを作ってくださるメーカーさまがいらっしゃいましたら、我々ゴジラインはすぐに駆け付けますので、ぜひご一報を。我々、消力(シャオリー)の仕様から範馬勇次郎の仕様まで、いつでも用意する覚悟はできております!それでは!

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がちょ

フレームの神と呼ばれた男。
この男が作ったフレーム表は数知れず。
持ち前の調べもの力を活かして、キャラゲーの発売初日に永久コンボをひっさげて現れることも珍しくない。
「走ってきて無敵技しか打たない」と言われるほどの力強いプレイスタイルは、ゴジラインでも異彩を放っている。

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