皆さん、旅してますか。
元々オープンワールド系のゲームが好きだったのですが、仲間と共に広い大地を巡れる『FINAL FANTASY XV』(以下『FF15』)が楽しすぎてトロフィーコンプリートを達成した末端メンバーのさいとうです。しかし、トロフィーをよく集めている方なら実感できると思うのですが、この『FF15』、トロフィーの獲得条件に関してはかなり“甘い”です。
プラチナトロフィーを獲得してドヤ顔をする分にはありがたいのですが、よく考えがちな、プラチナトロフィーを獲得した=ゲームを100パーセント遊び尽くした、という図式に当てはまらないため、隠された楽しみ方を見落としてしまいかねないところがある気がします。
先の浅葉さんのプレイレポート記事にも書いてあったように、クリアしても、まだまだ楽しめる要素がたくさんある、この『FF15』。今回は僕が独断と偏見で選んだ、いわゆる“やり込み要素”と呼ばれる類のクエストなんかを紹介していこうかなと思います。
記事の性質上、若干ネタバレ的なものになってしまうので、自分でやり込み要素を開拓するんだ!という方は、この先の閲覧は注意してください。
PVでもチラっと出ていた要素ですね。ノクトたちの車であるレガリアは飛行形態“レガリアTYPE-F”に改造することができます。
改造クエストの発生条件は、クリア後に“いびつなウィング”、“いびつなエンジン”、“いびつなスタビライザー”の3つのアイテムを所持していること。3つ集まると自動的にシドニーのところにパーツを持っていくクエストが発生します。
おそらく普通にストーリーをプレイしていれば、2つのアイテムは集まっているはず。残る“いびつなスタビライザー”は、リード地方のフムース基地周辺を車で走っていると発生するクエストを攻略することで入手できます。
強敵、アダマンタイマイとは、過去のルシスに戻った時点で発生する「弧峰の目覚め」というクエストを進めていけば出会えます。一連のクエストをこなした後に、改めてハンマーヘッドで「孤峰鳴動ランガウィータ」のモブハントを受注することで戦えます。その姿や迫力は、圧巻。倒すことでトロフィーを獲得できます。
伝説の武器。RPGを遊ぶなら、この響きに心がときめく人も少なくはないでしょう。本編クリア後、レスタルムの街で北側の路地にエプロンを着た怪しい爺さん“ランドルフ”から、伝説の武器を作るための素材を集めてくる一連のクエストを受注できるようになります。基本的に強敵モンスターを倒して素材を獲得してくるもので、クエストが進むと現れる敵もどんどん強力なものになっていきます。武器が欲しい人だけでなく、歯ごたえのあるバトルを求める人のニーズにも応えられるものになっています。
釣り人全てが目指す“夢〝 ̄ ̄悪魔の異名を持つ伝説の巨大魚。本作にはそんな化け物のような魚がいます。巨大魚を釣る「太公望の悪魔退治」のクエストは、釣り場によくいる“ネイヴィス”というおっさんのクエストをこなしていくと、受注することができます。この巨大魚、まじで手強いです。さながらバトルのような白熱した戦いが楽しめる『FF15』の釣りのボスに相応しい激戦を味わうことができるでしょう。また、伝説と呼ばれる強敵の魚は少なくとももう一種類はいます。ノクトのスキルレベルを上げがてら、これまで行ったことのない釣り場に足を運んでみるのも楽しいですよ。
各地のレストランで依頼を受注して野獣やシガイを倒しに向かうモブハント。これも依頼を進めていけばどんどん強敵が出てきます。先に書いたアダマンタイマイが最強というわけではなく、より強い敵がノクトたちを待っています。僕もモブハントはまだ全部こなしたわけではないのですが、かなり歯ごたえのある敵と戦えますよ。熱いバトルを求めるプレイヤーは、モブハントを進めてみてはいかがでしょうか。
ダンジョンの奥地にひっそりと隠された、鍵のかかった扉に見覚えはあるでしょうか。王の墓があるものだけでなく、各地にあるダンジョンを攻略(ダンジョンに入ると発生するクエストを達成)していくと、メルダシオ協会本部にいるお婆さん“イザニア”から封印の鍵というアイテムを渡されます。このアイテムを所持した状態でダンジョンの奥にある扉を調べると鍵が開き、隠しダンジョンに挑戦することができるようになります。これらはレベルが高くてもしっかり下準備をしていかないと苦戦するほどの難易度で、特に最難関のコースタルマークタワー地下にあるダンジョンは僕もまだクリアしていません。これまでバトルで頼ってきたあるものに対して制約が課せられるダンジョンで、挑戦したものの追い返されました。『FF15』のバトルの緊張感を最大限に楽しみたい方、腕に自信のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
“レガリアTYPE-F”で空を飛べるようになったことで、これまで行けなかった新しい場所にも入れるようになりました。道路さえあれば着陸できる。そう、あるんです。道路が。
隠しダンジョン“プティウォス遺跡”は、全体マップの西にあります。“ベリナーズ・マート ラパティオ店”からやや北の方角に向かってレガリアで飛んでいると、下に薄らと短い着陸用の道路が見えるでしょう。道路がちょっと狭いので着陸するだけでも既に難しいのですが、気合で何とかしましょう。
さて、ダンジョンの中身はこれまでのものとは一風変わった、アクション&謎解き的な要素が散りばめられたもの。『ゼルダの伝説』とかをイメージしてもらうとわかりやすいでしょうか。これが結構しっかりと作り込まれていて、アクションのひとつひとつが地味に難しく、先に進むのも一苦労。そのぶん、謎を解いた時の爽快感もなかなかのものです。アクションとしての『FF15』に挑戦してみたい方は是非足を運んでみるといいですよ。
以上、独断と偏見で選んでみました。寄り道が楽しいゲーム、『FF15』はまだまだ奥が深いので、料理や釣りのコンプリートなど、ここに書いてあるもの以外に自分なりの楽しみ方を見つけてみるのもいいでしょう。それでは、良い旅を!
さいとう
多人数よりも一人用のゲームを好み、体験やストーリーを重視しては無駄にウンウンと頷く。
でも面白ければジャンル問わず何でも触ってみるタイプ。
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