TGS2025における試遊までの待ち時間をレポート!人気ゲームの試遊はどれくらいハードルが高いのか

みんなが東京ゲームショウに行く理由は何だろう?と考えた場合、その大きな理由のひとつに「新作がいち早くプレイできるから」があるはずだ。
試遊後にもらえるノベルティ目当ての人も多かったように思う。

ただ、東京ゲームショウは毎年たくさんのゲームファンがやってくる。一般公開日は一日で7~10万人ほどの来場者だ。何となくフラッと遊びに行って10分~20分並べばすぐ遊べるんでしょ?なんてそんな生やさしいものではない。始発から並んで、絶対に遊びたいゲームのブースへ真っ先に行くという方もいるだろう。

ただ、実際のところ、どのくらい並ぶんだろうか?なんていうことが気になった。開場してほどほどの時間で、人気ゲームにはどのくらい並んでいるのだろうか。 ということで、一般公開日1日目の9月27日(土)の午前11時から12時のあいだ、各ブースの試遊コーナーはどのくらい並んでいるのか、どんな状況になっているのかをぐるっと回って調べてみた。

結論! 早いところだと15分程度で整理券配布終了

いきなり結論から言うと、人気ゲームの試遊については、そのほとんどが「11時の段階で整理券は配布終了」していた。
最初に整理券を入手し、整理券に書かれた時間にブースへ行けば、10~15分ほど試遊できるというパターンが多かった印象だ。
もちろん、試遊台の数や試遊時間によって並び時間が大きく変わるわけで、並びの数=人気の高さというわけではない。プレイヤーの数を見込んで、円滑に試遊ができるような準備をしていたブースもあった。とはいえ、TGS開催前から話題になっていたタイトルの試遊には多くの人が駆けつけたのもまた事実だ。

開場は一般日両日とも朝9時(当初は9時30分だったが繰り上げ)で、会場(幕張メッセ)への入場までは例年と比べるとかなりスムーズだったと聞くが、人気ゲームの整理券は9時台にはなくなっていたものもある。確実に試遊したいタイトルがある場合はファストチケットでの入場が必須だったのかもしれない。
この他、整理券なしで並ぶもの(ただし、列がいっぱいになったら入場規制が入る)もあるので、来年以降TGS参戦予定の人は、事前に情報を集めておく必要があるだろう。 以下に各ゲームの試遊列に掲げられていた情報(午前11~12時のあいだ)を写真とともにまとめたので、この時間に会場を回ったらどんな雰囲気だったのかを味わってほしい。

※ブース名はTGS公式サイトの表記に準じる

▲無限大ANANTAブース:クオリティの高いブースとして話題になった『無限大ANANTA』は開場間も無くして試遊列が一時停止。その後もコスプレのステージなどに多くの人が集まっていた。(10時20分)

▲『Mecha BREAK』ブース:今年7月にAmazing Seasun Gamesから発売された『Mecha BREAK』のブースには、1990年代のゲームセンターのような大型稼働筐体版『Mecha BREAK』が設置。そこが200分待ちだった(10時58分)。

▲コーエーテクモゲームス ブース①:『NINJA GAIDEN 4』は入場規制中(11時3分)。列の状況を見て待機列を解放していた模様。

▲コーエーテクモゲームス ブース②:『ゼルダ無双』も入場規制中(11時5分)。こちらも状況を見て入場列を解放し、新しい行列を作っていた。

▲スクウェア・エニックス ブース①:『ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ』は120分待ち。(11時13分)発売直前とはいえ、試遊での注目度も高かった。

▲スクウェア・エニックス ブース②:期待の新規IP『冒険家エリオットの千年物語』は75分待ち(11時13分)。

▲スクウェア・エニックス ブース③:『KILLER INN』は60分待ち(11時13分)。

▲レベルファイブ ブース①:『レイトン教授と蒸気の新世界』は90分待ち(11時18分)。

▲レベルファイブ ブース②:久しぶりのシリーズ最新作『イナズマイレブン 英雄たちのグレートロード』は入場規制中だった(11時20分)。

▲GRYPHLINE ブース:2026年発売予定の3Dリアルタイム戦略RPG『アークナイツ:エンドフィールド』も大人気で、整理券配布は終了していた(11時21分)。

▲セガ/アトラス ブース①:Nintendo Switch 2版『ペルソナ3リロード』は整理券配布終了(11時29分)。

▲セガ/アトラス ブース②:発売中の『ソニックレーシング クロスワールド』はアップデート版先行プレイで45分待ち(11時30分)。

▲セガ/アトラス ブース③:『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』は整理券配布終了(11時31分)。

▲SIE ブース:『Ghost of Yōtei』をはじめ、人気サードパーティータイトルを試遊できるブースだが、すべて整理券終了だった(11時34分)

▲ライアットゲームズ ブース:オリジナル新作対戦格闘ゲーム『2XKO』の試遊コーナーは40分待ち(11時30分)。ほぼ多くの試遊台にレバーレスコントローラーが置かれていた(11時37分)。

▲KONAMI ブース:『桃太郎電鉄2 ~あなたの町も きっとある~』は、ある程度行列が進行したら規制を開放していくスタイル。11時38分の段階では「25分待ち」が掲げられていたが、このタイミングでは並ぶことはできず入場規制中だった。

▲バンダイナムコエンターテインメント ブース①:『ワンス・アポン・ア・塊魂』は入場規制中(11時46分)。

▲バンダイナムコエンターテインメント ブース②:『デジモンストーリー タイムストレンジャー』の試遊待ち行列は100分(11時47分)。

▲バンダイナムコエンターテインメント ブース③:『リトルナイトメア3』は整理配布終了していた(11時48分)。

▲Pearl Abyss ブース:2026年3月発売予定の『紅の砂漠』は120分の行列。相当な台数を用意しつつ、試遊時間は50分!

▲ハピネット ブース:THQ Nordicの『REANIMAL』は70分待ち(11時50分)

▲カプコン ブース①:完全新規タイトル『プラグマタ』の試遊コーナーは、整理券配布終了(12時2分)。

▲カプコン ブース②:シリーズ9作目となる『バイオハザード レクイエム』も早々に整理券配布終了に(12時4分)。

▲カプコン ブース③:Nintendo Switch 2版『モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~』は試遊まで90分(12時5分)。

▲カプコン ブース④:『モンスターハンターワイルズ』は、『FF14』コラボの追加モンスター「オメガ・プラネテス」を先行プレイ。こちらも早々に整理券は終了し、キャンセル待ちの列があった。

▲カプコン ブース⑤:ナンバリング7作がセットになった『流星のロックマン パーフェクトコレクション』は入場規制中だった(12時6分)。

▲カプコン ブース⑥:『ストリートファイター6』の新キャラ「C.ヴァイパー」の試遊は30分待ち。対戦なのでサクサクと進行する?(12時6分)

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松井 ムネタツ

元ファミ通Xbox360編集長。ゲーメスト、テクノポリス等を経て現在はフリー編集/ライター。セガ・レトロゲームメディア「Beep21」副編、ボードゲームメディア「BROAD」編集長、その他いろんなメディアで編集/ライターを担当。

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