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【ゴジセレ】名作である理由も納得!『街』のスタッフが手掛けた『フリーライター橘真希』

   

みなさん、はじめまして!
ライターのカワチです。普段はシシララTVというメディアでギャルゲーコラム(http://sisilala.tv/myarticles/36)などを書かせていただいております。よろしくお願いします!

さてゴジラインさんの楽しそうな活動を遠目に見ていて「仲間にいれてもらいたい!」と思いつつも、飛び込んでいく勇気がない典型的なシャイなオタクボーイのボク。そこでコラムを寄稿してちょっとずつ自然に馴染んでいくことにしました。ゆくゆくは溶け込んでゴジラインとひとつの存在になっていきたい!

というわけで、ちょいちょい好きなゲームについて語らせていただこうと思うので、以後お見知りおきを。

さて、1回目に取り上げるゲームですが、ニンテンドーDSで2006年に発売された『DS湯けむりサスペンスシリーズ フリーライター橘真希「洞爺湖・七つの湯・奥湯の郷」取材手帳(以下、橘真希)』にしました。タイトルが長い! まぁ『夏色ハイスクル★青春白書 〜転校初日のオレが幼馴染と再会したら報道部員にされていて激写少年の日々はスクープ大連発でイガイとモテモテなのに何故かマイメモリーはパンツ写真ばっかりという現実と向き合いながら考えるひと夏の島の学園生活と赤裸々な恋の行方。〜』に比べたらぜんぜん短いので許してください。

△『DS湯けむりサスペンスシリーズ フリーライター橘真希「洞爺湖・七つの湯・奥湯の郷」取材手帳』。

△『DS湯けむりサスペンスシリーズ フリーライター橘真希「洞爺湖・七つの湯・奥湯の郷」取材手帳』。

湯けむりサスペンス……いかにもなタイトルで、その通りのゲームです。ライター、カメラマン、モデルの女性3人組が雑誌の取材で訪れた温泉街で事件に巻き込まれて、それを解決していく……という内容になっています。ただ、キャラクターの掛け合いや観光の雰囲気を楽しむのがメインで謎解き要素は低いですね。

△ノリとしては2時間サスペンスドラマが近いです。かなりギャグ方面に振り切っていますが。

△ノリとしては2時間サスペンスドラマが近いです。かなりギャグ方面に振り切っていますが。

△実在の温泉地が舞台なので、プレイしていると聖地巡礼してみたくなります。

△実在の温泉地が舞台なので、プレイしていると聖地巡礼してみたくなります。

△登場するスポットもかなり多め。

△登場するスポットはかなり多め。物語は全三章となっています。短編なのでさっくり遊べます。中古で安く売られていたら自分用と布教用の2本を確保しておくことをお勧めします。

ちなみに『DS湯けむりサスペンスシリーズ』というタイトルですが、これ1本しか出ていません。きっと売れなかったんでしょうね……。タイトルがB級臭いとか、実写だからハードルが高いとか、発売が地図メーカーのゼンリンだからゲーマーには馴染みが薄いとか、理由は推測できるのですが……。

△地図メーカーのZENRINの提供でお送りします。

△地図メーカーのZENRINの提供でお送りします。

でも、このゲーム、あの名作サウンドノベル『街』のスタッフが制作に携わっていてテキストのクオリティが高いんですよ。具体的にはシナリオ監修を麻野一哉さん(『街』の総監督、『弟切草』では原案・脚本、『かまいたちの夜』でも監督を務めています)、シナリオを横山至さん(『街』の市川文靖と高峰隆士の脚本を担当。ともに長坂秀佳さんとの共作)と岩片烈さん(街の篠田正志、細井美子の脚本を担当)が手掛けています。

『橘真希』のシナリオは4〜5時間ぐらいの短いものですが、『街』のシナリオをギュギュッと詰め込んだような濃密なものになっています。ほぼギャグシナリオだけで構成されているのでプレイする人によって評価が分かれそうですが、テンポよく読めて気持ちいいですよ。『かまいたちの夜』や『街』『428 〜封鎖された渋谷で〜』みたいなサウンドノベルの文体に近いですね。

ちょっと強引な展開も多いですが、そこはコメディ。違和感はありません。旅に出る→毎回、地図を忘れる→ゼンリンの社員が通りかかる→「よろしければこのゼンリンの地図を差し上げましょう」という冒頭の流れとか、ボクはキラいじゃないです。むしろ好き。

△「ひと・まち・未来へマップコミュニケーション!」。一時期、一瞬だけ自分の周りでこのフレーズが流行りました。

△「ひと・まち・未来へマップコミュニケーション!」。一時期、一瞬だけ自分の周りでこのフレーズが流行りました。

△名言すぎる。

△名言すぎる。

△役者さんたちが顔芸をしてくれるところもコミカルで好きです。

△役者さんたちが顔芸をしてくれるところもコミカルで好きです。

ザッピングこそないものの、各話によってメインとなる主人公が変わるとか個性的なサブキャラクターが多数登場したりするところも『街』のテイストを匂わせますね。あと、エンディングにメイキングが使われているところなども『街』っぽいですね。

『橘真希』独自の要素としては、劇中に訪れたスポットが取材手帳に書き込まれていき、観光名所ガイドとして機能するようになっていくことですね。ライターというキャラクターにマッチしたシステムになっています。

△制作がゼンリンだけあってマップの作り込みもすごい。ぜひ旅のお供に。「旅のお供にゼンリンマップ!!」

△制作がゼンリンだけあってマップの作り込みもすごい。ぜひ旅のお供に。「旅のお供にゼンリンマップ!!」

△『真希の取材手帳』で各スポットの詳細を見ることができます。ただ2008年当時のデータなので、かなり変わっているかも?

△『真希の取材手帳』で各スポットの詳細を見ることができます。ただ2008年当時のデータなので、かなり変わっているかも?

あまりネタバレになるので書きませんが、意外な人物が終盤で思わぬ活躍したりだとか実写だからこその仕掛けがあったりだとか本当におもしろいんですよ。キャラゲーとして秀逸なのでぜひ続編を出してほしかったのですが……。ぶっちゃけ、今はゲオとかで500円とか250円で買えるのでぜひプレイしてみてください! なにかしらのワンチャンがあればスマホでの移植とかあるかもしれないので。ないと思いますけど。いや、あると信じたい! 信じるぐらいはいいでしょ!!

△第1話はライターの“橘真希”、第2話はカメラマンの“木村聡美”、第3話はモデルの“青木友梨”がメイン。ちなみに橘真希は出版社勤務のため厳密にはフリーライターではないという……。

△第1話はライターの“橘真希”、第2話はカメラマンの“木村聡美”、第3話はモデルの“青木友梨”がメイン。ちなみに橘真希は出版社勤務のため厳密にはフリーライターではないという……。

△『橘真希』でいちばんの萌えキャラ・聡美。かわいい。結婚したい。

△『橘真希』でいちばんの萌えキャラ・聡美。かわいい。結婚したい。

△第3話で彼女の視点になることで、ようやく本性がわかる友梨。うすうす腹黒さは伝わってきていましたが……予想以上! こういう仕掛けがおもしろいですね。

△第3話で彼女の視点になることで、ようやく本性がわかる友梨。うすうす腹黒さは伝わってきていましたが……予想以上! こういう仕掛けがおもしろいですね。

△脇役も個性豊か。サブカルライターのハンニバルを筆頭に愛すべきおバカが多いです。

△脇役も個性豊か。サブカルライターのハンニバルを筆頭に愛すべきおバカが多いです。

ちなみに以前、演じている役者さんたちのことが気になってネットで調べたことがあるのですが、橘真希役の人はキャビンアテンダントになっていました。……あなたが飛行機で旅行をしたときにサービスしてくれる女性、それはもしかしたら橘真希なのかもかもしれません。

△主人公の橘真希はもちろん、味のあるキャストが多いんですよね。2016年の現在、みなさんがどのような活動をされているのか気になります!

△主人公の橘真希はもちろん、味のあるキャストが多いんですよね。2016年の現在、みなさんがどのような活動をされているのか気になります!

……って、そんなまとめかたないですよね。えーと・……強引に記事をまとめると、ゲームって“パッケージ買い”とか“メーカー買い”もいいですけど、“クリエイター買い”も楽しいですよってことですかね。ゲームって続編が出てもすでにコアメンバーが抜けて参加していないこともありますし、逆にぜんぜん違うメーカーから発売された関係ないタイトルが精神や技術を引き継いだ作品になっていることも多いんですよ。そのため、好きな作品が見つかったらスタッフクレジットを見て、そのクリエイターさんに注目しておくといいんじゃないかなーと思います。『橘真希』みたいに続編が出ないこともあるので、ちゃんとユーザーが応援するのは大事だなと。

ではでは、今回はこのへんで!
また次の更新でお会いしましょう!!

△ここまで読んでくれたお礼に真希ちゃんのセクシーショットを貼っておきます!

△ここまで読んでくれたお礼に真希ちゃんのセクシーショットを貼っておきます!

 

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カワチ

カワチ

ビジュアルノベル好きのフリーライター。さまざまなメディアに記事を寄稿しており、マニアックな知識や小ネタなどで読者を唸らせている。深みのあるゲームが好きかと思えば、「エロければなんでもいい」と豪語する猛者。

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