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【プレイレポート】MSと共に宇宙世紀の系譜を辿るガンダムファン垂涎のゲーム『SDガンダム Gジェネレーション ジェネシス』

   

こんにちは、発売が楽しみすぎて就寝前に一話ずつ0083を見ようと思ったら止まらなくなって一気見徹夜した男、末端メンバーのさいとうです。

さて、今回は先日11月22日に発売された『SDガンダム Gジェネレーション ジェネシス』のプレイレポートです。本作はタイトルにもその名を冠する通り、アニメシリーズ『機動戦士ガンダム』に登場するキャラクターや、作中でモビルスーツと呼ばれるロボットを扱った作品となっています。

『SDガンダム Gジェネレーション ジェネシス』
プレイステーション4/プレイステーションVita用ソフト
発売日:2016年11月22日
価格:PS4版8200円+税、PSVita版7600円+税
ジャンル:ガンダムシミュレーション
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羽根が生えたやつからヤクザみたいな鈍器持った悪魔までめっちゃ幅広いバリエーションがあるガンダムシリーズですが、本作で取り扱われているのは“宇宙世紀”と呼ばれる、初代機動戦士ガンダムから始まる共通した20年程の同じ宇宙の物語です。メインタイトルとしては1st、Z、ZZ、逆襲のシャア、UCまでですね。これ以降に展開するF91やらVガンダムも同じ宇宙世紀ではあるのですが、今回は連邦とジオンの戦いに焦点を置いた形の参戦作品となっているようです。

登場タイトルが宇宙世紀という限定的な時代に絞られていることから、本作にはゲームなどで発売された外伝など、結構マニアックな作品が登場するのが特徴です。ガンダムが出てくるシミュレーションゲームということで、同系統の『スーパーロボット大戦』シリーズと比較しがちなところもあるのですが、ガンダムというひとつのタイトルに凝縮されているため、非常に“濃い”です。映像化作品は全部見ている僕も知らない機体がめちゃくちゃたくさん出てきます。『ガンダム』というタイトルと、そこに登場するモビルスーツを骨の髄までしゃぶりつくす、そんなゲームが『Gジェネ』です。

“ザニー”という機体を知っていますか?

突然ですが、この記事を読んでいてガンダムに触れたことのある皆さんは“ザニー”という名前の機体を知っているでしょうか?

一年戦争で地球連邦軍はいきなりガンダムを造ったわけではありません。まだモビルスーツのノウハウが無かった頃に、ジオン軍のザクを鹵獲して改装してデータ収集用として運用していた機体が、このザニーです。

頭部は後の量産機であるジムを彷彿とさせますが、胴体はザクっぽいですね。

頭部は後の量産機であるジムを彷彿とさせますが、胴体はザクっぽいですね。

Gジェネレーション最大の特徴は、開発・設計システムです。これは経験値を稼いでレベルを上げた機体を同系統の上位機体にパワーアップさせたり、別系統の機体どうしを掛け合わせて別の機体を作ることができるシステム。例えばガンダムは開発すればG-3ガンダムやフルアーマーガンダムといったものに進化しますし、設計ではザクとガンダンクを掛け合わせるとザクタンクができます。

さて、ここで話を戻すのですが、この”ザニー”。連邦軍の機体でありながらザクのパーツを搭載している、という設定だけあって、レベルを上げることでザクとジムのどちらにでも改造できるんです。お前元はザクなのにザクに進化するのっておかしくね?的なツッコミを封印すれば、これがここから二つの軍に分かれて進化していくモビルスーツの元祖とも言える機体なわけで。一番最初に生産できる機体ということもあって、Gジェネレーションを体現しているような機体と言っても個人的には過言ではないような気がします。(※ザニーの設定についてはF攻略本の解説から)

もちろんアニメ本編にはこんな機体登場せず、後付けの設定なのですが、そういった後付け設定まで網羅して一つの歴史に仕上げてくるのがこの『Gジェネ』です。

もちろんアニメ本編にはこんな機体登場せず、後付けの設定なのですが、そういった後付け設定まで網羅して一つの歴史に仕上げてくるのがこの『Gジェネ』です。

モビルスーツだけではなく、戦闘機や戦車も生産できるのが本作の特徴のひとつ。これらの機体も開発によって色々な姿に進化していきます。

モビルスーツだけではなく、戦闘機や戦車も生産できるのが本作の特徴のひとつ。これらの機体も開発によって色々な姿に進化していきます。

『機動戦士ガンダム』の一年戦争の間には、さまざまなモビルスーツが造られて戦場に投入されていきました。また、さまざまな機体が活躍する裏側で試作機として設計され日の目を見ないまま消えていった機体も、宇宙世紀の歴史の中には数多く存在します。アムロやカミーユといった主人公が乗る機体に連なる、例えばガンダムからZガンダムへ至るまでの、モビルスーツの進化の系譜を見出すこともできるでしょう。

ゲーム性はシンプルでわかりやすい戦略シミュレーション

ユニットを選択してマス目に沿って移動&攻撃。本作のバトルシステムは非常にシンプルです。

敵を攻撃する武装を選んで、互いの命中率が表示されて、バトルデモに突入。

敵を攻撃する武装を選んで、互いの命中率が表示されて、バトルデモに突入。

プレイヤーは参戦作品の中から遊びたいタイトルを選び、その作品のシナリオを追体験する形でゲームが進んでいきます。プレイヤーの軍は自軍、シナリオに登場する本編キャラクターたちはゲスト軍として登場。ゲスト軍の戦いに、自軍を助っ人として投入するような形になります。

ステージ中では敵の戦艦からモビルスーツが出撃してくるのですが、ここで戦艦を先に撃墜すると、その戦艦に所属するモビルスーツが白旗を上げて無抵抗状態になります。この状態になった機体は、自軍またはゲスト軍の戦艦で捕獲することができるようになります。

戦艦を撃墜すると敵のモビルスーツが白旗を上げて無抵抗状態になります。どんどん捕獲しちゃいましょう。

戦艦を撃墜すると敵のモビルスーツが白旗を上げて無抵抗状態になります。どんどん捕獲しちゃいましょう。

捕獲した機体は自軍に組み込むか、解体してキャピタルという通貨的なものに変換することが可能。キャピタルを消費して上位の機体を生産するか、捕獲した機体をレベルアップさせて開発するか、といった選択がプレイヤーに委ねられます。

ちなみに、選べるシナリオは自由。ゲスト軍が結構強いので自軍が弱くても普通に遊べてしまうのですが、機体はもちろん後の時代の方が高性能。ここで最初にUCのシナリオを選んで性能の高い量産型ユニットを捕獲して一年戦争に持っていき暴れ回る、なんてこともできちゃったり、そういう自由度もまたプレイヤーに委ねられています。

本編のキャラクターは条件を満たして解放すれば、スカウトという形で自軍に組み込むことができるため、好きなキャラクターで混成部隊を組むという、ガンダムのキャラクターが好きな人にも突き刺さる仕様。ちなみに僕は先に好きなキャラクターを集めてからモビルスーツの開発に取り掛かる派なので、さっさとダブルゼータのシナリオに突っ込んでプルちゃんとプルツーちゃんをゲットしてきました。

プルツーちゃんさいかわ。ここから彼女に相応しい機体を探すプレイが始まります。

プルツーちゃんさいかわ。ここから彼女に相応しい機体を探すプレイが始まります。

Gジェネ再誕、今後の躍進が期待できる一作

本作は『Gジェネレーション』シリーズでは久し振りの新作になりますが、機体モデリングの三頭身化や、舞台を宇宙世紀の限定的な時代に絞ったためマニアックな機体がばんばん登場するなど、「こういうのを待っていたんだよ!」と期待を裏切らない内容になっています。

SDガンダムでは珍しい三頭身の機体。まじかっけえです。

SDガンダムでは珍しい三頭身の機体。まじかっけえです。

目的を達成すると報酬がもらえるクエストの導入によって、ともすれば自由度の高さゆえ見失いがちなプレイ方針も決めやすくなっています。やり応えとボリュームは十分。さくさく進み戦略性のある戦略シミュレーションとモビルスーツの開発・設計という、『Gジェネ』らしさをストレートに楽しむことができる作品と言えるでしょう。

連邦軍とジオン軍の長い戦争のシナリオを追体験しながら、モビルスーツの開発を進めていくことで、片や物語の、片や機体の、宇宙世紀における系譜のようなものを体感できる。原作が好きだったり、スパロボはやるけどGジェネはあまり、という人こそ、今回の『ジェネシス』は取っ掛かりに最適なタイトルだと思います。ちょっとだけUIのもっさり感が気になるところではありますが、今後に期待していい出来でしょう!

ガンダムが好きならもっと好きになれちまうゲームなんです。

ガンダムが好きならもっと好きになれちまうゲームなんです。

そして、こういうタイトルに乗っかって好きな作品の宣伝をですね…

さて、宇宙世紀の限定された時代とはいえ、実に17作品が参戦している本作ですが、その中でも僕が超大好きな作品が登場しているので、『Gジェネ』にかこつけてこっちの紹介もしちゃいたいなーとか悪巧みします。

『機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争』
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本作は機動戦士ガンダムの外伝にあたるOVAで、一年戦争末期に起こったとある小さな戦争の物語を描いています。本作の特徴は、ガンダムという作品を知らなくても楽しめるドラマ性の高さです。『機動戦士ガンダム』という戦争物語の背景で繰り広げられる、とある少年の目を通した小さな戦い。これが本当に面白くて、キャラクターを大好きになれる作品なんです。

ざっくりしたあらすじ的には、とある中立コロニーで生活している好奇心旺盛な少年がジオン軍の若いパイロット、バーニィと知り合って二人が連邦軍の最新鋭機を破壊するというミッションを通して交流していくというもの。全6話というコンパクトなタイトルなので手軽に見られます。

戦争を知らない無邪気な少年は、墜落したザクと出会う。

戦争を知らない無邪気な少年は、墜落したザクと出会う。

外伝ではあるので、多少なりバックボーンへの知識は必要なのですが、ぶっちゃけ地球連邦軍とジオン軍が戦争してる、アムロっていう化け物パイロットが活躍中、アムロのために連邦軍が造った新型ガンダムの破壊作戦にジオン軍が失敗、これだけの情報があれば楽しめます。

何故こんなところでいきなり紹介しているかというと、実は本作、Amazonプライムに登録していればスマートフォンやPS4で本編が無料で観れちまうんですよ!(※2016年11月現在)お急ぎ便とか便利だから登録してるっていう方、チャンスです。ガンダムを知らないなら、ここから入るのだって全然オッケーな作品です。

主人公の相棒、バーニィが乗るの機体はザク改。もちろんガンダムも登場しますよ。

主人公の相棒、バーニィが乗るの機体はザク改。もちろんガンダムも登場しますよ。

見て後悔はさせないと思います。キャラクターに愛嬌があり、ほろ苦く、モビルスーツ同士の熱いバトルもある。超面白いんだぜ!という宣伝でした!みんな見て、『Gジェネ』でバーニィを使おう!!

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さいとう

時折浅葉氏から電話を受けては無茶振りに奔走するゴジラインの座布団運び。
ゲームはあまりやり込みが得意なタイプではなく、かつ一人用ゲームの好みが浅葉氏とだだかぶりしている。
『ギルティギア』永遠の初中級者勢。

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