【グラブルVS】『グランブルーファンタジー ヴァーサス』初心者攻略!RPGモードから始める格闘ゲームの遊び方【GBVS】

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第3話 格闘ゲームの駆け引きを楽しもう


「よくわからなくなって、とりあえずボタンを押したけど、何も出せずに攻撃をくらった」。という状況が、ゲームに慣れないうちは、よくあります。実際にでどういう駆け引きが行われているか知ると、攻撃をくらう回数が減りますし、自分の攻撃も当てやすくなるでしょう。オマケに、勝つための狙いが分かると、上級者が戦う大会の観戦がいっそう楽しめるようになります。今回の話は文字だと伝わりにくいので、動画とセットで見るのを推奨です。

▲今回の話は、ぶっちゃけ面倒くさいです。でも大丈夫、困ったら無敵技が全てを解決してくれます。面倒だと思ったら撃ちましょう。プロゲーマーもやっています。

エピソード1 格闘ゲームの「有利」と「不利」

格闘ゲームでは「F=フレーム」という言葉がよく使われます。簡単に言うと、「1秒間に60枚のコマ数があるアニメーション」の格闘ゲームで「その動作をするのに必要なコマ数」だと思ってください。時間の単位です。お互いが同時に攻撃ボタンを押すと、攻撃の発生が早い方が勝ちます。例えばグランの近弱は発生5フレームですが、メーテラの近弱は発生6フレームです。同時にボタンを押すと、絶対にグランの攻撃が勝てるわけですね。

▲近距離戦が得意なキャラほど攻撃の発生が早く、リーチの長い攻撃はだいたい発生が遅いか硬直が長いです。

「今、自分がボタンを押したら勝てるのか?」を知っているかは、ちょっと大事な話。格闘ゲーム用語の「有利、不利」とは、相手より先に動けるか?の意味です。そこまで難しいことを考える必要はありません。だいたい、地上の攻撃はくらったら不利で、ガードしたら有利です。攻撃をくらったからといって慌ててボタンを押すと、負の連鎖が終わりません。落ち着いて、ガードして、ついでにできれば投げは抜けましょう。

▲トレーニングモードの設定で、有利不利の表示を視覚化できます。これをオンにして自分のキャラを動かすだけで、なんとなく、どういう状況で何が起こっているのか、わかった気になれるはず。

▲面倒くさいと思いましたね? 大丈夫です、相手の攻撃のほうが早くても、無敵技なら絶対に勝てます。

エピソード2 相手の攻撃が空振ったらだいたい有利

攻撃が空振りすると、普段はアビリティでキャンセルしている「硬直」が残ります。加えて相手のガード硬直も無いので、「不利」になります。ここで慌てて「攻撃がスカった、早く次の技を出さないと!」とボタンを押すと、負の連鎖が終わりません。アビリティがスカった場合は、だいたい通常攻撃より硬直が長いので、不利というかピンチです。

攻撃が当たる間合いなら、早く当たる方が勝ち同時なら、相手の攻撃がスカる場所で攻撃を出した方の勝ち。単純で地味ですが、けっこう大事です。相手の「不利」につけ込めば、大振りの攻撃だって早く当てられるんですから。

対戦に負けた時は、「不利な状況でボタンを押していないか?」「スカる場所で攻撃を出していないか?」「有利になる所が分からず、抜けられるはずの連携で相手にボッタクリされていないか?」「手を出すと死ぬ場所で手を出していないか?」を考えてみると、一気に上達します。

▲「不利だけど、相手が投げを狙ってそうだから弱攻撃で追い払おう!」「不利なのに暴れてんじゃねえ!小学校の算数から出直してこい!!」みたいなのが、格闘ゲーマーの頭の中身。

エピソード3 マジメな駆け引きをやめよう

この面倒くさい話を破壊するのが、1話で覚えたジャンプ攻撃です。まず、空中に移動するので、地上の攻撃をスカせます。ジャンプ攻撃を落とすには、早めに反応しなければいけないので、迎え撃つ方は、常に警戒する必要があります。奇襲が強いのは、反応するのが難しいから。反応が遅れると、それだけ行動も遅れて「不利」になり、勝てるはずの攻撃で勝てなくなります。

人間、全部に反応するのは無理です。できる奴の正体は宇宙人です。ダッシュとジャンプとハイジャンプを使い分けたり、速い行動で突っ込んでいくと、経験者にさえ「何が起こっているかわからない」状態のデバフを付与できます。マジメに相手の動きをさばいて勝つか、マジメなゲームを破壊して相手を倒すか、自分が楽しく勝てる戦術を選びましょう。

▲グランのヤクザキック(中”ドライブバースト”)も破壊攻撃です。スピードの早い突進技は、それだけでマジメなゲームを壊します。ガードされたら「不利」ですが、そこから無敵技をパナしてさらに破壊を続けましょう。

▲ランスロットのような、ジャンプが早いキャラは破壊の代表格。ジャンプ攻撃は着地すると硬直が消えるので、ガードさせるだけで地上の駆け引きがアホらしくなるくらい「超有利」になります。

【第3話の攻略を動画でチェック!】

注:今回の攻略動画にHARD、EXTREMEはありません。初心者向けではないので、いっぱい遊んで実力がついたと思ったら読みに来てください。


【HARD】反撃の手段を調べておこう

有利と不利の話をしましたが、「相手の硬直がこちらの攻撃発生より長い」場合は、100パーセント攻撃がヒットします。ガードされたら反撃が確定する技のことを「反確」と言い、さっきから画像でずっと勝ってる無敵技なんかは、ガードされたら反撃が確定して死にます。

ただ、それはあくまで理論値の話。遠距離攻撃単発で終わるのか、めっちゃ減るコンボを決められるかは、トレーニングモードを使ってガードすれば何が当たるかを事前に調べておく必要があります。特に『GBVS』は格闘ゲームの中でもかなり反撃を入れるのが難しい方です。ガードでは反撃できないけど、避けや回り込みでスカせばできる、みたいな技もあります。調べましょう。自分が使う側なら、相手が知らなければガンガンぶっ放しましょう

▲「反確」の調べどころが無敵技。特に、奥義・解放奥義は、知らないと反撃が難しい技が多め。ただし、調べすぎていると「お前オタクか?」と煽られる危険があります。

【EXTREME】安全な起き攻めを仕掛けよう

無敵技は、名前の通り「出始めに相手の攻撃が当たらない」技です。ところで、格闘ゲームには「ヒットストップ」というものがあります。攻撃が当たった瞬間、画面がほんの一瞬停止するのは、遊んでいれば実感できるでしょう。無敵技は攻撃が当たらないので、ヒットストップが起こりません。すると、攻撃を当てた時と、無敵でスカされた時とで、時間の進み方が変わります。

この現象を使った悪いテクニックはいくつかありますが、今回は起き攻めで使います。着地で硬直が消えるジャンプ攻撃を、ガードを入れつつ、タイミング良く相手の起き上がりに重ねましょう。相手が無敵技を出していれば攻撃がスカってガードになり、ガードしていればジャンプ攻撃が当たってヒットストップが発生します。

「無敵技の読み合いを回避できて、ジャンプ攻撃を当てるから超有利になる」起き攻めができるのです。無敵技をガードされた方は詐欺に遭った気分になるので、「詐欺飛び」「詐欺重ね」と呼ばれています。“今夜勝ちたいシリーズ”のページに掲載されているアレです。自分のキャラの「詐欺重ね」を覚えると、攻めの圧が一気に増します。キャラクター攻略を参照して、勝ちたかったら覚えましょう

▲強アビリティや、足払いなどの、ダウン確定技から相手が起き上がるタイミングは常に一定です。アドリブはいりません。一度詐欺重ねを見せて、相手が無敵技を諦めたなら、もっと悪い攻めが仕掛けられます。

【PROUD】第3話攻略動画 後編

今回の【NORMAL】では、「何をすればいいか分からない」状態から抜け出すきっかけを紹介しました。ですが、具体的に対戦で勝つ方法については触れませんでした。この『第3話攻略 後編』動画は、ここ以外の本記事すべてを読んで、もっと勝ちたいと思ったプレイヤーに向けた、B~Aランク帯で勝てるようになるための、ちょっとレベルの高い攻略です。

●紹介の順番は以下の通り
グラン/カタリナ/シャルロッテ/ランスロット/パーシヴァル/フェリ/ローアイン/ファスティバ/ゼタ/バザラガ/メーテラ
注:動画内のコンボに一部、シャルロッテに非対応のものがあります。


□エンディング

RPGと違って、格闘ゲームは対戦相手がいる限り、新しい遊びが続けられるジャンルです。DLCの追加キャラは今後もたくさん控えているし、eスポーツブームのおかげで世界規模の大会が次々と発表されています。ネットの向こうには同じゲームを遊ぶ誰かがいますし、どんなゲームか分かってくればハイレベルな試合の観戦が何倍も面白くなります。オフの対戦会に参加して友だちを作り、交流の輪を広げるもよし。自分も参加者の一人になって優勝を目指すもよし、です。実力が同じくらいの相手と遊ぶのが、一番楽しいゲームです。本家のスケジュールと相談しつつ、こっちの『グラブル』も長く楽しんでいきましょう。よい冒険を!

▲勝ち負けがあるから、本気になれて、面白い。そういうのが格闘ゲームです。

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【お知らせ】ゲームの話をするフリーペーパー『Mekuri Games』創刊のお知らせ

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さいとう

ゴジラインの座布団運び兼格闘ゲーム中級者枠。
多人数よりも一人用のゲームを好み、体験やストーリーを重視しては無駄にウンウンと頷く。
でも面白ければジャンル問わず何でも触ってみるタイプ。

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