<※2020/03/01 第3話のページに、『攻略動画 後編』を追加しました>
アニメが飛び出したような美しいグラフィック。本作ならではの、キャラクター同士の掛け合い。バトルを盛り上げる格好良いサウンド。ゲーム内アイテムとかの豪華特典。
新しいゲームが発売する時は、いつもわくわくします。特にそれが、馴染みのある作品の、全く新しいジャンルだったりする場合には。事前情報の数々でクオリティの高さが保証されているなら、期待はいっそう強くなります。待望の『グランブルーファンタジー ヴァーサス』が発売されました。
『グランブルーファンタジー ヴァーサス(以下、GBVS)』は2D対戦アクションゲーム。一般的に「格闘ゲーム」と呼ばれるもので、オンラインRPGである本家とは全く違うジャンルです。
アクションゲームの魅力は何と言っても、格好良い・かわいいキャラクターを、自分の手で動かして遊べることでしょう。ですが、eスポーツとか言われ始めた「対戦格闘ゲーム」は、無双系のようなアクションゲームに比べると動きの制約が多く、他の人と一緒に遊ぶものなので、ルールやセオリーを理解するまで、本当の面白さに気付きにくいもの。
本サイトでは“今夜勝ちたいシリーズ”として各キャラクターの攻略も掲載していますが、ここでは「『GBVS』で初めて格闘ゲームに触れるプレイヤー向けに、RPGモードのクリアにも役立つ遊び方」をお届けします。
好きなキャラクターを動かして、対戦相手を爽快にやっつける――本作を最高に楽しむための、遊び方、戦い方、駆け引きなどを段階的に紹介していきます。せっかくの機会です、イベントみたいなもんです。“格闘ゲーム島”にやってきた騎空士たち、ロード画面を眺めるだけじゃなく、ここにしかない『グラブル』の面白さも満喫していきませんか。
本記事は、本編のRPGモードをプレイ、もしくはクリアーした程度の初心者さんを対象にした記事となっています。
文字が多い記事ですが、まずは理解が出来なくても良いので、ゆるゆると読み進めてみてください。
なお、記事だけではなく、説明用動画も記事中に入れているので、こちらも合わせて視聴してみてくださいね。
冒険を始める前に、ちょっとだけ準備をします。
●攻略記事と動画について
本記事では、原作イベント本編の形式を取って、段階的に攻略ステージを進めていきます。
全3話それぞれ、攻略内容について解説する動画をページの下部に掲載しています。本文の補足ですが、動画単体でも攻略内容を理解できるようになっています。
文章と動画、片方が面倒なら、もう片方は飛ばしても大丈夫です。
●「アビリティ」と「必殺技」について
『GBVS』では方向キーとR1ボタンの組み合わせ(テクニカル入力はコマンドと攻撃ボタン)でキャラクター固有の「アビリティ」をくり出すことができます。
他の格闘ゲームでは、本作の「アビリティ」にあたる攻撃を「必殺技」と呼ぶことが多いです。「必殺技」と聞いたら「アビリティ」のことだと思いましょう。
●記事中のコマンド表記について
格闘ゲーム島では、方向キーを入力する際にテンキーに対応した数字で表記する風習があります。
789
456
123
何も入力していないニュートラル状態を5として、右なら6、左斜め下なら1と表記します。
例えばグランの奥義”テンペストブレード”のコマンドは「236+R1」となります。
複雑なコマンドは覚えるのが大変なので、攻略の後半や、テクニカル入力に挑戦する時に思い出しましょう。
●記事中のボタン表記について
本記事では攻撃ボタンについて、弱、中、強、特殊と表記します。
初期設定では弱=□、中=△、強=○、特殊=×となっています。
また、本記事の攻略は後半に行くにつれ、結構難しくなってくるので、できれば一気に読まず、順を追って戦術やテクニックを身につけていくのがオススメです。
第1話 何をすればいいか分からない
ありません
キャラクターのレアリティもありません。好きなキャラを使えますが、操作の簡単さ・難しさが違います。 初期キャラクターの中ではグランとカタリナが、ゲームの基礎を学ぶのにぴったりな正統派です(※本攻略は主にグランを使っていきます)。逆に難しいのが、遠距離戦に特化したメーテラと、パワフルな反面動きが重いバザラガ。この2人は、ある程度ゲームに慣れてから使った方が楽しめるでしょう。
格闘ゲームの勝敗はとてもシンプル。攻撃を当てて先に相手の体力をゼロにした方の勝ちです。今回は効率的なダメージの与え方について学んでいきましょう。
ダメージの与え方はキャラクターによって色々ありますが、一番効率が良いのが、連続で攻撃を叩き込む「コンボ」を決めることです。
『GBVS』の立ち攻撃は、同じボタンでも、相手との距離によって別の技に変化します。相手から離れている時はリーチが長い遠距離版になり、相手に接近している時はボタン連打で連続攻撃を出せる近距離版になります。(※本攻略では「近距離立ち中攻撃」のことを「近中」と表記します)
遠距離攻撃は単発で終わってしまいますが、近距離攻撃がヒットすると、次の攻撃が連続ヒットする「コンボ」が成立。なので、実戦では相手に接近して、近距離攻撃を叩き込むことが勝利への近道なのです。
ここで課題になるのが、「どうやって相手に近付くか?」。自分がグランを使っているなら、フェリやメーテラなどリーチの長い相手にダッシュで近付こうとしても、簡単に足止めされてしまいます。”レギンレイヴ”のような飛び道具も厄介です。そんな時はジャンプしましょう。空中から近付けば、地上攻撃を無視して一気に相手の懐に飛び込むことができます。
ジャンプ攻撃がヒットしていれば追撃のチャンス。近弱か近中を3回押して「コンボ」を叩き込みましょう。
通常攻撃が当たった瞬間にアビリティを入力すると、通常攻撃の動作後半を「キャンセル」して即座にアビリティを出すことができます。
グランなら、遠距離立ち強が当たった瞬間にR1を押すと、”レギンレイヴ”が出ます。2+R1なら”ドライブバースト”になり、もう一度2+R1を押せば追加攻撃に派生します。”ドライブバースト”は、ガードされると反撃を受けますが、ヒットすれば相手を吹き飛ばせる、コンボ用のアビリティです。多くのキャラクターが似たような性質のコンボ用のアビリティを持っているので、探してみましょう。
もちろん、近距離攻撃もヒットしていれば「キャンセル」可能。グランでジャンプ強攻撃をヒットさせた後、【近弱3回→2+R1→2+R1】と入力しましょう。【ジャンプ攻撃→地上攻撃→アビリティ】と連続ヒットして一気に大ダメージを与えられます。近距離攻撃を入力する時は、連打ではなく、タイミングよくボタンを3回押すようにすると、キャンセルしやすくなります。操作に慣れたらやってみましょう。
近距離攻撃がガードされていた場合は、”ドライブバースト”だと反撃を受けてしまうので、相手のガードを確認して隙の少ない”レギンレイヴ”と使い分けてみましょう。
とにかく、ジャンプで接近して、近距離攻撃とアビリティでのコンボ。強力なコンボは、強い武器のようなもの。一度のチャンスで与えるダメージが大きいほど、勝利に近付きます。攻撃が次々繋がっていくのはスカッとしますしね。
実はゲーム内のRPGモードで気にするべきところはここらへんの要素までで、RPGモードはすぐに相手がアーマー状態(のけぞらなくなる)ため、基本的には装備を整えつつ進めていくことになります。装備とレベルさえ伴ってくれば、本家『グラブル』風にオートだけでも乗り切れるので、RPGモードは”格闘ゲームのアクションをなんとなく覚えられる”というものになっています。
対戦においては、自分も相手もアーマー状態になったりせず、当然装備の差もなく、出るのは腕の差、時にはキャラクター同士の相性という形になってきます。以降では、対戦のセオリーなどを紹介しつつ、上達の指針を掲載します。
【HARD】以降は対戦攻略に踏み込みます。練習が必要なので、後回しにして次に行っても大丈夫です。
ジャンプ攻撃が強い、と書きましたが、相手にやられた場合の対処法も知っておきましょう。全キャラクター、しゃがみ強攻撃が、空中の攻撃に一方的に勝てる性質を持っています。
ただし、攻撃の出掛かりは潰されるので、早めに反応して攻撃を出しましょう。相手が赤くなるカウンターヒット時は、追撃可能なので、高威力のコンボが狙えます。(※グランの対空コンボは動画参照)
EXTREMEは、さらに高みを目指す騎空士向けの、レベルの高い攻略です。HARDより難しいので、ゲームを始めたばかりで無理に覚える必要はありません。上達してきたと思ったら挑戦してみましょう。
アビリティの中には、画面端で強版(R1+強ボタン同時押し)をヒットさせると、追撃可能になるものがあります。グランでは、”ドライブバースト”のほか、”レギンレイヴ”の強版がコンボに使えます。
【通常攻撃→強アビリティ(浮く)→通常攻撃→強アビリティ(壁バウンド)→通常攻撃→奥義】のような流れで、強アビリティを経由して拾い直すのが、『GBVS』の減るコンボの作り方。相手の吹っ飛び方によっては、画面端でなくても拾えるので、色々試してみましょう。
【第1話の攻略を動画でチェック!】
※1・2話の動画はまだゆっくり音声に慣れていない時に作ったので、聞き苦しいかもしれません。ご了承ください。
【サイドストーリー】動画でわかった気になれる、一口キャラクター紹介
この動画は、全キャラクターの特徴を実際に動かしつつ簡単に紹介する、番外編です。対戦モードを想定。2~3話やHARD以上の用語、テクニックが出てくる場合がありますが、ガチ勢向けではありません。作り始めた時はこんなに長くなると思ってませんでした。
●紹介の順番は以下の通り
グラン/カタリナ/シャルロッテ/ランスロット/パーシヴァル/フェリ/ローアイン/ファスティバ/ゼタ/バザラガ/メーテラ
※動画内の説明に一部誤りがありました。グランの【近中→近中】は相手の状態に関係なく連続ヒットします。
さいとう
多人数よりも一人用のゲームを好み、体験やストーリーを重視しては無駄にウンウンと頷く。
でも面白ければジャンル問わず何でも触ってみるタイプ。
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