【ストリートファイターV AE】今夜勝ちたいコーディー攻略

セガサターン版『ファイナルファイト リベンジ』を持っているが故に、コーディーの攻略を担当することになった浅葉です。人は愛ゆえに悲しまなければならぬのだ。

△囚人から市長にまさかの転身。しかし、品行方正というわけではなく、そのダーティな一面も健在。超かっけえ。

コーディーは近距離戦を得意とするパワータイプのキャラクターとなっています。通常状態では扱いやすい技が揃っており、『スト5』の近距離戦のセオリーどおりに戦うだけでもなかなかのプレッシャーをかけられるキャラクターとなっています。スタンダードキャラクターのように見えますが、Vトリガー2種はどちらもピリリとスパイスが効いており、やりこみ要素もたくさん出てきそうな気配です。今回の記事では、このキャラクターをざっくりと今夜勝てる程度に攻略していきます。

今夜勝ちたい基本戦術

遠距離では飛び道具のトルネードスイープを繰り出して、地上からの接近を防止するのも戦術のひとつ。相手が地上にいるようなら、弾を追いかけるようにダッシュするのもいいだろう。ただし、この技は隙が大きいため、むやみにうつのではなく、あくまで歩きやダッシュなどを仕掛ける布石だと考えよう。立ち強Kや6+強Kの先端が届く距離まで近づくことができれば、ジャンプによる奇襲も選択肢として活きてくるはずだ。


△トルネードスイープはけん制技として活用できるが、相手のジャンプとかみ合ってしまうと大惨事に。読まれないように使っていこう。空中の相手にヒットしたときは、中ラフィアンキックなどで追撃をかけられる。しかし市長、シリーズ作品では石を投げつけていたのに、波動的な飛び道具もお出しになれたのですね。かっけえ。

△6+強Kはガードされても反撃を受けない優秀な地上技。体力を消費してしまうが、Vスキルへとつなげるターゲットコンボもある。リスクをとってもリターンを狙うぜという方は、クラッシュカウンター対応技の立ち強Kをぶんまわすのもオススメ。

ある程度の距離まで接近したら、ガードされても有利な立ち中K、相手のダッシュや通常技にかみ合わせやすい立ち弱Kなども選択肢に加えよう。立ち弱Kを繰り出す際には、素早く中ラフィアンキックのコマンドを入力しておけば、空振り時には暴発せず、ヒットorガード時のみキャンセルで中ラフィアンキックが発動してくれる。このテクニックを活かして、当たらない間合いで立ち弱K、しゃがみ中Pなどを繰り出す際には中ラフィアンキックを仕込んでおこう。

△前方向に強い立ち弱K。中ラフィアンキックを仕込んでおくとオタクっぽく立ち回れます。

△やや離れた間合いからの奇襲には、ゾンクナックルも活用できる。過去作のように無敵時間こそないものの、突進力はすさまじく、EX版はガードされても有利(+3フレーム)となっている。今夜はここからしゃがみ中Pで相手の暴れを潰して「反撃できねえんだよ!」とオラついていきましょう。ちなみにノーマル版はガードでマイナス2フレームとなるので、ここからクリティカルアーツをパナす最終奥義の始動技にもなります。

ジャンプ攻撃は、横方向にリーチの長いジャンプ強Kや、めくりを狙いやすいジャンプ中Kが使いやすい。これらのジャンプ攻撃やダッシュで密着状態まで接近したら、ここでも見返りの大きい立ち中Kを狙うほか、投げへの連係が仕掛けやすいしゃがみ弱Pを仕掛けていこう。密着状態からのしゃがみ弱Pから投げは相手の打撃割り込みに対して勝てるため、ガードにも暴れにも有効な選択肢となる。後ろ下がりで投げに対処しようとする相手には、しゃがみ弱K→しゃがみ弱P【C】中ラフィアンキックのコンボを狙っていこう。(ただし、しゃがみ弱Pを立ちガードされた場合、もしくはヒットしてしまうとその後のしゃがみ弱K→しゃがみ弱Pが届かないことに注意。)

△立ち中Kヒット後に距離が近ければ、立ち中Pやしゃがみ中Pが連続技になる。ガードされていた場合は、通常技で止めるかトルネードスイープに連携してみよう。

△密着状態のしゃがみ弱Pからの投げが暴れ潰しとして成立する。しゃがみ弱P→少し歩いてしゃがみ弱Kという連係も強力だ。

コーディの防御事情

コーディは3フレームで発生する通常技を持たないため、暴れによる守りはやや苦手。Vスキルは3フレーム目から無敵となるため、切り返しにはこちらを使っていきたいが、この技は発動するだけで体力を消費するというリスクがあり、発生もやや遅めとなっていることに注意。また、その場起き上がりから繰り出せる特殊技のバッドスプレーは3フレームで発生することも覚えておこう。この技を活用することで被起き攻め時のみ、3フレーム暴れによる割り込みが可能になるのだ。

△コーディのVスキルは動作途中から無敵になる性質を持つ。最強キャラとも噂されるキャミィにアドバンテージをとれる要素があるのはかなりの評価ポイント。

相手のジャンプに対しては、上方向に攻撃範囲の広い立ち強Pでの迎撃を狙いたいが、この技はやられ判定も大きいため、素早い判断が必要となる。安全に迎撃したい場合は、Vスキルのダブルキックを使おう。この技は、発動時に体力が若干減少してしまうが、コマンド入力完成後3F目から無敵状態となっている。キャミィのキャノンストライク等にも対抗できるため、ここぞというときの対空として意識しておこう。

今夜覚えたい起き攻め

決める機会の多いEXラフィアンキックからは、弱ラフィアンキックにつなげればその後の起き攻めを継続しやすい。弱ラフィアンキックヒット後に、素早く前ダッシュ→投げをしかければその場受け身に対してきっちりと重なってくれる。対の選択肢としては、その場、後方受け身に両対応となるダッシュ立ち強Pがお手軽かつ便利。ゲージに余裕があるときは、EXトルネードスイープを入れ込んでおこう。ただしこの起き攻めは、後方受け身に対して立ち強Pの2ヒット目部分が重なるため、見返りが薄い。見返りを重視する場合は、しゃがみ中Pや立ち中Kを狙いにいこう。


△相手を画面端に追い込みたい場合は、EXラフィアンキック→中ラフィアンキックで距離を稼ぐのも戦術のひとつ。

ゾンクナックルで勝負をかける
起き攻めではないが、3フレーム通常技の暴れに大きな見返りをとれるしゃがみ中Porしゃがみ強P【C】ゾンクナックルも連係として使っていきたい。この連係は、3フレーム通常技と相打ちになり、コーディ側が大幅に有利になる。ガードされた場合はコーディ側が若干不利になるものの(−2フレーム)、打撃による反撃を受けないのも強みだ。
ゾンクナックルヒット後は+2フレーム、コーディ側が有利になるので、打撃と投げの二択を仕掛けよう。ゾンクナックルのあと、距離が離れていなければその場から通常投げが相手の通常技による暴れをお構いなしに投げることができる。対の選択肢としては、しゃがみ弱K→しゃがみ弱Pが有効だ。

VトリガーⅠ解説:サイドアーム

発動するとナイフを装備するVトリガー。ナイフ装備中は、パンチによる通常技が全てナイフ攻撃になり、リーチや威力が向上する。ナイフ攻撃の中で特に強力なのがリーチの長い立ち中P。この技からはターゲットコンボ・バーストショット(立ち中P→立ち強P)に派生できるので、ヒット時の見返りが大きいのだ。また、立ち強Pはガードされると不利になるものの、ヒット時は立ち弱Pなどで追撃が可能。こちらも立ち回りで活用しよう。

△ナイフ装備時は、攻撃のリーチが全般的に伸びる。歩きで距離を詰めつつ、立ち中Pを狙ってみよう。

ナイフ装備中にのみ使える必殺技のいラピッドファイアは、ガードされてもコーディ側が+3フレーム有利となる。先述のバーストショットをガードされた場合も、この技を入れ込んでおけばそのまま攻めを継続できる。

VトリガーⅡ解説:ダーティコーチ

発動すると鉄パイプを装備するVトリガ-。鉄パイプ装備中は、強パンチボタンによる通常技が鉄パイプ攻撃になる。立ち強Pはリーチが長く、けん制として非常に強力なので、発動中はこの技を軸に地上でじっくり戦うのもいいだろう。また、Vトリガー2発動中は、しゃがみ強P【C】ゾンクナックル【C】ジェントルスイングのコンボが可能になる。こちらも地上戦で狙っていこう。
相手のジャンプに対しては、しゃがみ強Pが対空迎撃としてねらえるようになる。ビーンボールを使ったけん制も非常に強力なため、中距離でできることが一気に増えるのがこのVトリガーの強みだ。

△Vトリガー2中は、立ち強PのクラッシュカウンターでVタイマーが回復する。この技をうまく使って地上戦を優位に進めよう。

また、VトリガーⅡ発動中のみ使えるプレゼントデリバリーとコマンド投げのトス&スマッシュには、ジャスト入力が存在する。プレゼントデリバリーは強P+強K、トス&スマッシュは強Pを、岩や相手を真横に捉えるタイミングで押そう。ジャスト版のプレゼントデリバリーは相手が画面端にバウンドするように吹き飛び、起き攻めがしやすくなる。コーディーを使う上でかなりのオタク要素となっているが、この2つが自在に出せるだけで大幅に戦力がアップする。

△こちらがプレゼントデリバリーのジャスト入力。岩が真正面に飛んでいき、多段技になれば成功だ。

△トス&スマッシュのジャスト版は、相手を壁バウンドさせる。追撃こそできないが、成立時は起き攻めがしやすくなる。なお、トス&スマッシュの鉄パイプ攻撃部分は、通常、ジャスト入力にかかわらず、ビーンボールでキャンセルが可能。画面端では、通常版から、キャンセルビーンボールが怪しいタイミングで重なってくれる。

Vトリガー2中のビーンボールは、ジェントルスイングで打ち出すことで飛び道具として活用できるほか、上に放り投げたボールにも攻撃判定があることを活かして、起き攻めのパーツとして活用できる。Vトリガー2は隙が小さいため、弱Pから発動しても中Pへとつなげられるため、セットプレーに持ち込む機会も多い。

今夜覚えたいコンボ

1.しゃがみ弱K→しゃがみ弱P【C】中ラフィアンキックorEXゾンクナックル
下段始動の基本連続技。若干ヒットの確認がシビアだが、コーディーを使うなら必ず覚えておきたい。

2.立ち中K→しゃがみ中P【C】EXラフィアンキック→弱or中or強ラフィアンキック
ジャンプ攻撃などからも狙いたい大ダメージ連続技。ゲージを使いたくない場合は中ラフィアンキックやゾンクナックルにつなげよう。ゾンクナックルヒット時は+2フレームコーディが有利なため、その場からの打撃と投げを使い分けた攻めが非常に強力だ。

3.立ち強P【C】EXトルネードスイープ→しゃがみ弱P→中ラフィアンキック
密着状態の立ち強PからEXトルネードスイープまでをセットで入れ込んでおけば、ヒット時はコンボに移行できる。EXトルネードスイープはガードされてもコーディ側が先に動き出せる(+2フレーム)。画面端であれば、立ち中K→立ち強Pから決められる。

4.立ち中K→クリミナルパニッシャー
立ち中Kはコーディ側の有利時間が長いため、キャンセルをかけなくてもクリティカルアーツにつなげられる。

5.立ち強K(クラッシュカウンター)→ダッシュ~ファイナルコンビネーション(弱P・弱P・弱P・弱P)
立ち強Kがやや離れた間合いでヒットした際に狙うコンボ。近い間合いでクラッシュカウンターが成立した場合は、しゃがみ強Pもコンボとして成立する。

6.EXゾンクナックル(1段目)→Vトリガー1→【立ち中P・立ち強P】【C】ラピッドファイア
EXゾンクナックルからVトリガーⅠを絡めたコンボ。

7.EXゾンクナックル(1段目)→Vトリガー2→立ち中K→立ち中P【C】中ラフィアンキック
EXゾンクナックルからVトリガーⅡを絡めたコンボ。立ち中P【C】ゾンクナックル【C】ジェントルスイングのコンボも覚えておこう。

8.しゃがみ弱K→ファイナルコンビネーション(弱P・弱P・弱P・弱P)【SC】クリミナルパニッシャー
下段始動のお手軽コンボ。ファイナルコンビネーションは立ち弱Pによる割込みからも狙っていける。

9.ジャンプ中P(空中ヒット)→強ラフィアンキック→(中ラフィアンキック)
空対空から狙うコンボ。強ラフィアンキックが高い位置でヒットし、なおかつ相手が画面端に近い場合は中ラフィアンキックで追撃できる。

10.しゃがみ弱K→しゃがみ弱P【C】Vトリガー2→立ち中P【C】ゾンクナックル【C】ジェントルアッパースイング【C】ビーンボール→ジェントルスイング
Vトリガー2を絡めたコンボ。弱攻撃からつながるため、狙える状況が多い。締めのジェントルスイングにキャンセルをかけてビーンボールを出せば、受け身に重なってくれることも覚えておこう。

11.(Vトリガー2中)しゃがみ強P【C】EXラフィアンキック【C】ジェントルアッパースイング→中ラフィアンキック→(画面端)ジェントルスイング
Vトリガー2を使った大ダメージコンボ。

コーディーのファーストインプレッション

通常技や必殺技の性能はわかりやすいものが多いため、基本的な戦術を組み立てやすいキャラクターという印象。中距離からのぶっこみ性能の高さも、ほどよい荒らし要素として楽しめそうです。しかしゾンクナックルやVトリガーⅡのジャスト入力など、若干テクニカルな要素もあり、守りに癖があるため、性能を十分に引き出すにはそれなりの練習も必要になりそうな予感。飛び道具キャラクターへの対策をどうとるかも気になるところですね。Vトリガーは、安定感の1か、コマンド投げの2かで迷うところ。

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浅葉 たいが

浅葉 たいが

ゴジライン代表。ゲーム、アニメグッズのコレクター。格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、RPGをこよなく愛する。年間100本以上のゲームを自腹で買い、遊ぶ社壊人。ゲームメディア等で記事を書くこともあるが、その正体はインテリアデザイナー、家具屋。バンダイナムコエンターテインメント信者かつ、トライエース至上主義者。スマートフォン版『ストリートファイター4』日本チャンプという胡散臭い経歴を持つ。

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