発売前から、”怖い”と話題になっていた『Until Dawn: Rush of Blood』のプレイレポートをお届けします。
この作品は、2015年に発売された『Until Dawn -惨劇の山荘-』の世界をモチーフにした施設を、コースターに乗って冒険するホラーシューティングです。原作を知らなくても、ホラー要素溢れるシューティングゲームとしてがっつり遊べる作品になっています。
配信日:10月13日
価格:2160円(税込み、ダウンロード専売)
プレイステーションVR専用タイトル
ホラーゲームとしての怖さは、”突然得体のしれないものが襲ってくる”という点に集約されています。VRということで、平面の画面で遊ぶホラーゲームにはなかった位置から、いろいろなものが襲い掛かってきます。ここは何か出そうだなあというのが匂ってくるのですが、そこから来るんかい!というのが、プレイ中に何度もありました。
本作の操作は実にシンプルで、VRを使った移動と、銃の発射、装填といった簡単な操作で遊ぶことができます。テーマパークにあるシューティングゲームのように、非常に遊びやすい作品になっています。操作デバイスとしては、PSコントローラーのほかに、PS Moveコントローラーも対応していますが、どちらを使っても没入感の高いプレイが可能です。個人的には、PSコントローラーのほうが遊びやすく感じました。
コースターを使った移動は、緩急があり、ところどころかなりのスピードが出るので、ホラー要素以外にもゾクっとさせられる瞬間がたびたびあります。ここに物理的な振動やシートの揺れが加われば、ジェットコースターに乗っているような体験ができるのかもしれません。家で、アトラクションさながらの体験ができる日も、そう遠くなさそうです。
また、PSVRには、個人差はあれど”酔い”を感じるゲームもいくつかありますが、この作品はそこまで視点の移動が激しくないためか、おれは1時間ほど遊んでも大丈夫でした。(『バトルゾーン』は30分くらいでつらくなりました)。
個人的には、快適に遊べる大満足な作品でした。この作品のもとになった、『Until Dawn -惨劇の山荘-』も”怖い”作品だったのですが、日本では厳しすぎる表現規制が入ったことで怖さが半減してしまったという経緯があります。しかし本作は、CEROZかつ、目立った表現規制もなさそう。これは本当に嬉しい!
プレイステーションVRとセットで購入しても損のない一本です。