バンダイナムコエンターテインメントのキャラクターゲームを愛する男・浅葉です。『ドラゴンボール ファイターズ』は、アークシステムワークスが制作を手掛けているので、難度が高めの格闘ゲームかと思いきや、その内容はとても遊びやすく、カジュアルなものになっています。ところどころにキャラクターゲーム的なハチャメチャさが潜んでいるので、技をぶっぱなすだけでも楽しいですし、駆け引き自体もわかってしまえば意外にシンプル。格闘ゲーマーはもちろん、それ以外の方にも是非遊んでほしい作品です。
本作の動画などを見ていると、長いコンボが登場することが多いため、難しいゲームなのではと思う方がいるかもしれません。しかし実際は、本作のコンボは簡単な操作の組み合わせでできているものがほとんどです。コマンド入力に関しては、いわゆる波動拳コマンド(236)、竜巻旋風脚コマンド(214)が出せればほぼすべての必殺技を繰り出すことができます。コマンド入力は苦手という方は、ボタンを順番に押すだけで超必殺技につないでくれるコンボもあるのでご安心を。
カジュアルに遊ぶのであれば、状況別のコンボを覚える必要もあまりないので、キャラクターを動かす難度はそれほど高くありません。打撃、投げ、対空、超ダッシュ、どれも同じコンボに持ち込めるキャラがほとんどなので、基本さえ抑えれば楽しく遊べるはず。敷居はずいぶん低いゲームだと思います。(対人戦で勝つことを追求すると、なかなか覚えることも多そうですが。)
以下の動画は、さまざまな始動から、基本コンボを撮影したものです。このように、浮かせてぺしぺし→キャンセル必殺技だけでも十分それっぽく戦えます。詳しいコンボシステムの解説は次回の記事で!
また、本作は、ゲームパッドをバリバリに意識した操作が多くなっています。アーケードスティックでも遊べますが、ゴジラインとしては今のところゲームパッドをオススメします。空中ダッシュがあるゲームなので、ゲームパッドでは最低空ダッシュが出せないのではと心配な格闘ゲームオタクな方、ご安心ください。本作はボタンダッシュもありますので、ジャンプ→前方向いれっぱなし→高度制限が切れたところでR2と試してみてください。最低空ダッシュが出るはずです。早すぎると超ダッシュに化けるので注意!
今回の記事では、本作のスタートダッシュをお助けする、今夜勝ちたい攻略をお届けします。
R2または【○+×】で繰り出すことができる超ダッシュは、相手に向かって猛スピードで突進する攻撃となっています。この超ダッシュは、ガードしても特にいいことがない場合が多く、当たればコンボに持ち込めるという強みももっています。さらには、気弾もはじきながら突進してくるため、一見めちゃくちゃ強そうな気弾の連打などへの対抗策としても使われます。ふざけてんのか。その性能だけを見ると、わりといたれりつくせりの共通システムなので、初日の対戦では、凄まじい勢いで超ダッシュでつっこんでくる血気盛んなプレイヤーも多いのではないでしょうか。
超ダッシュに対しては、しゃがみ○で発生する「対空攻撃」で対抗することが可能です。対空攻撃からはコンボに持ち込めるため、こちらも超ダッシュと同じくとても見返りの大きい行動となっています。超ダッシュだけではなく、ジャンプから繰り出される打撃技のほとんどに一方的に勝てるため、相手のジャンプには対空攻撃を狙う癖をつけましょう。距離が近い場合は、反応してしゃがみ〇を押すことが難しいので、雰囲気を読んでボタンを押してみたり、ガード後に攻撃を出して相手の攻めを続けさせないようにしましょう。また、2Cはガードされた際にキャンセルでフォローできるものも多いので、自分のキャラクターの隙の小さいキャンセル技を調べておくとよさそうです。
本作には、無法なウルトラ性能の突進技がたくさん存在します。ヒットすればコンボは当たり前、ガードしてもZアシストで攻めが継続するなども日常茶飯事です。こうしたチンパン技を許していては、相手に気持ちよくなられるだけなので、突進技に対しては、垂直ジャンプや後方ジャンプで回避してから超ダッシュでの反撃を狙うという対策をおさえておきましょう。様子見のジャンプをしておき、相手の技が空ぶったら素早く超ダッシュを押すだけなので、慣れてくればさまざまな状況で活用することがでいます。
本作の中段攻撃(しゃがみガード不能の攻撃)は、通常ヒットでは追撃できないものがほとんどですが、Zアシストを絡めればコンボへと持ち込むことができます。発生の遅いZサポートであれば先に呼び出しておき、そのあとで中段攻撃をしかける形で、発生の早いサポートであれば、中段攻撃のあとに呼び出す形でその後にコンボを繋げられます。下段攻撃を軸に攻めながら、中段攻撃を絡めたガードの揺さぶりを仕掛けたり、ガード不能のドラゴンラッシュを仕掛けましょう。
こんなことをしなくても必殺技を出すだけでめくりになるハチャメチャなキャラもいるので、細かいことは気にしないという方はこの項目はあとあと覚えましょう。
このコーナーでは、おれが一晩でガチャガチャと遊んだキャラクターの中から、お手軽かつ圧を感じたキャラクターを数名ご紹介します。最終的に強いか弱いかは不明ですが、数日間はそのハチャメチャっぷりで何かを起こせるはず。
●孫悟空(超サイヤ人)
スタンダードキャラクターかと思いきや、勢いよくゲーム展開を荒らしにくる技を多数持つ。おとなしくガードしていると中段突進技の龍閃拳でさらにごりおせる。ジャンプ○は『キングオブファイターズ』の奈落落とし的めくり判定を有しており、首をかしげてしまいそうになるくらいかたをすることも。暗転返しとして使いやすい瞬間移動かめはめ波があるのも強み。
●ベジータ
ぶっぱなしたくなる技を多数持つサイヤ人。突進、無敵技、飛び道具、どれをぱなしても何かが起きそうな気がする。ゲージをいっぱいもった状態では、スーパーダッシュキックでの画面往復や、やけくそのファイナルフラッシュが試合を終わらせることも。サポートは空中から気弾を連打するタイプで、相手の拘束時間が長いのも強み。画面端でダウンをとったあとに重ねるだけでもかなりの圧を発揮する。
●ヤムチャ
一度後方に下がってから飛び掛かる立ちCは、相手の技を回避しつつ攻撃できるスゴ技です。本作を制作したアークシステムワークスの代表作『ギルティギア』の技・パイルバンカーがノーゲージかつガードされても反撃をうけない技として実装されたとお考えください。Zアシストのキャンセルで強引に攻めを継続することはもちろん、△版の狼牙風風拳で裏まわりも狙えます。暗転返しにも強い真・狼牙風風拳や、中段から連続ヒットしやすいZアシスト攻撃も持っており、原作にはない圧が垣間見えるナイスガイ。
●ゴクウブラック
しゃがみCのリーチが長いのが大きな強みになっており、なんとなく相手が飛びそうな雰囲気を察してこの技を繰り出すというエスパー的スタイルも強力。見返りの大きい激神脚や、だれも見えない○版瞬間移動などの切り札も併せ持つ。技性能を知らない相手には、キャンセルからの神縛ブラックかめはめ波(投げ判定)が面白いように決まる。サポートがレーザータイプなので、いろいろなキャラクターと相性がいい。
●孫悟飯(青年期)
悟飯は、少年期、青年期ともに本作において貴重なノーゲージ無敵技(B版ジェットアッパー)を持つ。青年期は、めくり中段になるアルティメットバックアタックを持っているので、早い段階でぼったくりにかかるのが好きな方にはオススメ。ただし、リターンはそれほどないうえ、ばれると通用しなくなる可能性も高い。
●ナッパ
パワフルな技が揃うフィジカルモンスター。必殺技くらいの勢いで突進してくる立ちCを気前よく出すだけでだいぶ戦える。栽培マンを絡めた画面端の固めなど、器用な一面もあるので、やりこみ要素も強め。しゃがみA・立ちA→立ちB・しゃがみB→立ちC【C】サポート→サイバイマン→ダッシュ…など、怪しい固めパーツを研究してみよう。
●セル
かめはめ波によるシンプルなけん制と、地上の飛び道具や突進に勝ちやすいジャンプ×がそこそこ今夜勝てる。離れた相手にガード不能攻撃を繰り出すサイコキネシスクラッシュは、技の性能を知らない人には高頻度で当たる。サポートなどを絡めつつ、相手の動きを拘束しながら狙ってみよう。空中2+△は奇襲として使えるほか、サポートを交えたガードの揺さぶりとして活用できる。やけくそ気味にローリングアタックで突進し、サポートを呼ぶ力強いプレイングもオススメ。補正のゆるい2B始動コンボを当てやすいという強みもある。
以上、今夜勝ちたい『ドラゴンボール ファイターズ』をお届けしました。ハチャメチャの中にも、ちゃんとしたルールがあることがわかれば、対戦が一気に楽しくなるはず。また、今夜だけではなく明日も勝ちたいという方のために、ゴジラインではスペシャルゲストにお願いして、次の記事を用意しております。こちらもお楽しみに!
発売日:2018年2月1日
プラットフォーム:プレイステーション4、XboxONE
ジャンル:ドラゴンボールファイティング
価格:7600円+税
発売元:バンダイナムコエンターテインメント