新バージョンの攻略記事をやると決めたとき「昔の写真が使いまわせるから楽だろう」と思っていたのですが、対戦中の画面が若干変わっていて、写真を撮りなおすことにしました。そんなわけで、絶望の最中にいる浅葉です。
今回の記事では、『ストリートファイターV アーケードエディション』(以下『AE』)に対応した「今夜勝ちたい豪鬼攻略」をお届けします。豪鬼の基礎戦術については前バージョンから大きな変化はそれほどありませんが、見返りの大きくなった技や、新要素のVトリガー2など楽しい要素も追加されています。
豪鬼の基本戦術のひとつとして覚えておきたいのが、豪波動拳や地上のけん制技を軸にした「飛ばせて落とす」戦術。豪波動拳は、一点読みのジャンプや対飛び道具無敵技には弱いものの、地上技のリーチが全体的に短い本作においては強力な攻撃手段となってくれます。豪波動拳を打つテンポを読まれないよう、リーチの長い立ち強Pやダッシュにかみ合わせやすい立ち弱Pなどを混ぜつつ、対空迎撃の中豪昇龍拳の準備をしておきましょう。
こうした動きで、相手の動きを制限しつつ、ダッシュやジャンプで相手に近づいたら、打撃と投げを使い分けた攻めを仕掛けるチャンス。打撃の選択肢としては、コンボに持ち込みやすいしゃがみ中P→立ち中Kの流れがお手軽かつ強力。また、相手が投げ抜けを狙っていると読んだ場合は、投げ間合い外まで下がりつつ打撃を繰り出したり、投げ無敵のある6+強Pを仕掛けてみましょう。6+強Pは、ヒット時は立ち中Kが連続技になるため、見返りも十分です。ただし、この技は、ガードされた場合に豪鬼側がやや不利(−2フレーム)になってしまうことに注意。打撃による反撃は受けないものの、ボタンを押すには不利な状況になると覚えておきましょう。
立ち中K【C】Vスキル→K派生【C】百鬼豪掌(早め)のコンボを決めた後に、ダッシュからしゃがみ強Pを仕掛けると、相手のその場受け身と後方受け身に攻撃判定が重なってくれる。この攻めで相手にガードを意識させたところに、踏み込んでからの投げなど、他の攻めの選択肢を仕掛けていきましょう。この攻めを練習する場合は、相手をキャミィに設定し、ダウン復帰レコードでしゃがみ弱Pを記憶させ、受身を設定すると成否がわかりやすいはず。(キャミィのしゃがみ弱Pは、発生が早いため、攻めが割り込まれるかどうかを調べるのに便利。)
この他にも、強竜巻斬空脚をヒットさせた後にダッシュで距離を詰めて相手の起き上がりを攻めたり、画面端の前方投げから少し歩いてしゃがみ強Pで相手のリバーサル通常技にカウンターを取る攻めなどを織り交ぜて、ダメージチャンスを増やしていこう。
豪鬼のVトリガーは、豪波動拳や赤鴉豪焦破がヒットする前にキャンセルして発動することが可能なのが大きな強みとなっています。連続技に組み込むことを意識しすぎず、攻めの流れを作るように使うのもオススメ。この他にも、立ち強P・強Pのターゲットコンボからの発動なども意識してみましょう。
●VトリガーⅠ 怒髪衝天
Vトリガー1の怒髪衝天の効果中は、一部の必殺技が強化されます。強化された必殺技を発動することで効果時間が減少していくので、闇雲に必殺技を連発しないように注意しましょう。強化される必殺技の中で、特に強力なのは攻めの起点として活用できる斬空波動拳。垂直ジャンプや後方ジャンプから、相手に届くように打ち出し、それを盾にするように接近していきましょう。
・豪波動拳が端まで飛ぶようになりガードされても豪鬼側が先に動き出せる
・豪昇龍拳に無敵時間が付与され、相手側のダウン回避が不能になる
・斬空波動拳は2発打ち出すようになり、垂直、後方ジャンプからの発動が可能になる。通常版百鬼襲からの派生として通常版が繰り出せる
・瞬獄殺が使用可能になる。
●VトリガーⅡ 眥裂髪指
Vトリガー2の眥裂髪指の効果中は、必殺技や通常時はキャンセル不能な通常技に、ボタン2つ押しで繰り出した必殺技でキャンセルをかけることが可能になります(昇龍拳ガード時はキャンセル不可、阿修羅閃空はキャンセル、キャンセル発動ともに非対応)。ボタン2つで繰り出した必殺技は、EX必殺技相当の性能になるため、強力なコンボや連係が狙えます。ただし、本作のVトリガーは、コンボ中にキャンセル発動で繰り出すと、その連続技中の技ダメージに「補正」が大きくかかるため、コンボに組み込んでも火力が伸びにくくなっています。トリガー1と同じように、飛び道具からキャンセルで発動したり、立ち強P・強Pのターゲットコンボから強引に発動するのもオススメです。
眥裂髪指中の、キャンセル版豪波動拳や赤鴉豪焦破は、密着状態でガードされても豪鬼側が先に動き出せるのも覚えておきたい。通常技のスキをフォローするように繰り出したり、画面端のケズリに活用してみよう。
・しゃがみ中Porしゃがみ強Por立ち強K・強K→立ち中K【C】弱竜巻斬空脚→強豪昇龍拳or強竜巻斬空脚orEX百鬼襲~百鬼豪刃→羅漢豪掌
豪鬼の基本連続技。立ち中Kはヒット時に相手を強制的に立たせる効果があるため、さまざまな状況から決められる。強竜巻斬空脚にその場受身を取る相手には、ダッシュからしゃがみ中Kが起き上がりに重なります。弱竜巻旋風脚後にEX百鬼襲で追撃するパーツは、一気にラインをあげられるのが強み。ゲージに余裕があるときに狙いましょう。
・しゃがみ弱K(しゃがみ中K)→立ち弱P【C】中竜巻斬空脚
しゃがみ状態にもしっかりヒットする下段始動の連続技。
・立ち強Kクラッシュカウンター→しゃがみ強P→立ち中K【C】中竜巻斬空脚→EX豪昇龍拳
近距離でクラッシュカウンター反撃を狙える状況で決めたい連続技。立ち強Kは、しゃがみ状態の相手に当たらないことに注意。中竜巻斬空脚後のEX豪昇龍拳は、中竜巻斬空脚の膝が当たった時のみ連続技として成立する。始動の距離がやや遠い場合は立ち中Kの後を弱竜巻斬空脚に変更しましょう。
・しゃがみ強P(クラッシュカウンター)→ダッシュ→4強P【C】強赤鴉豪焦破
Vゲージが溜まっていれば、強赤鴉豪焦破にVトリガーでキャンセルをかけ、ダッシュから豪昇龍拳で追撃をかけられる。
・6+強P→立ち中K【C】Vスキル→K派生【C】羅漢豪掌or百鬼豪掌or【中百鬼襲~百鬼豪掌】
VスキルからのK派生は素早く入力しよう。早めの百鬼豪掌からは、前ダッシュしゃがみ強Pが、その場、後方の受身に重なります。本作でも珍しい両対応起き攻めになっています。
・(画面端)しゃがみ中K【C】EX波動拳→強豪昇龍拳
EX波動拳はガードされても豪鬼側が先に動き出せるため、画面端で攻めに取り入れたい。
・4+強P(2段目)【C】強百鬼襲~百鬼豪掌
対空迎撃の4+強Pから狙いたい連続技。ダウンを奪えるため、その後の攻めを仕掛けやすい。
・(空中の相手に)ジャンプ中P→(着地)4+強P【C】強百鬼襲~百鬼豪掌
ジャンプ中Pが空中の相手にヒットした場合は、キャンセル空中竜巻斬空脚や、着地後に4+強Pへとつなぐことができる。
●VトリガーⅠ 怒髪衝天中のコンボ
・(Vトリガー1中、密着)しゃがみ中K【C】豪波動拳→豪昇龍拳
Vトリガー中であれば、密着状態の豪波動拳から追撃をかけられる。また、弱竜巻斬空脚で空中に浮かせた相手にも、豪波動拳→豪昇龍拳が成立するようになる。
・(Vトリガー1中)斬空波動拳(空中ヒット)→豪昇龍拳
Vトリガー中の斬空波動拳は硬直も小さいため、空中ヒットした場合でも追撃を決めやすい。
・中豪昇龍拳【C】Vトリガー→豪昇龍拳
対空迎撃で狙いたい連続技。
・(画面端)ジャンプ強P→しゃがみ強P【C】Vトリガー→立ち強K→立ち中K【C】豪昇龍拳【C】クリティカルアーツ→豪昇龍拳
画面端でクリティカルアーツ後に追撃を加える連続技。
●VトリガーⅡ 眥裂髪指のコンボ
・(Vトリガー2発動中、キャンセル必殺技1回使用)しゃがみ中Porしゃがみ強Por立ち強K・強K→立ち中K【C】弱竜巻斬空脚→強豪昇龍拳or強竜巻斬空脚【C】V空中竜巻斬空脚
Vトリガー2を絡めた基本連続技。キャンセル発動から狙う場合も、このパーツで締めるのがオススメです。
・(Vトリガー2発動中、キャンセル必殺技1回使用)密着状態でしゃがみ中K【C】豪波動拳【C】V百鬼襲~百鬼豪刃→羅漢豪掌
密着状態から狙える連続技。ガードされていた場合も、百鬼襲~百鬼豪刃で強引に攻めを継続しやすい。
・(キャンセル必殺技1回使用)立ち強P・強P【C】Vトリガー2→ダッシュ強豪昇龍拳【C】V空中竜巻斬空脚
主力技である立ち強Pから狙える連続技。
・(Vトリガー2発動中、キャンセル必殺技2回使用)しゃがみ中P→立ち中K【C】中竜巻斬空脚【C】V版空中竜巻斬空脚→EX豪昇龍拳【C】V空中竜巻斬空脚
画面端付近で狙える連続技。EX豪昇龍拳は着地後素早く繰り出そう。
豪鬼はあまり大きな変化がないので、前回の攻略記事を使いまわすから楽とか思っていたら、数時間かかりました。地獄。
次はナカジマさんが、話題のアビゲイルやコーリンなどの攻略記事をアップしてくれると思うので、ご期待ください。