第一回、第二回の記事では、『ブラッディロア3』の魅力と基本的な攻防について紹介しました。今回の記事では、皆様お待ちかねの”キャラクターランク”を掲載します。あくまで筆者の経験と主観によるものなので、読み物的にお楽しみください。また、発売から10年以上経ったゲームですが、最近のやりこみによってキャラクターランクが変動する可能性も十分にあります。まだまだ伸びしろを感じさせてくれるのがこの作品の面白いところです。
また、今回も、『ブラッディロア3』の貴重な対戦動画を掲載しておきます。2015年に行われた大会のものですが、本作のスピーディな試合展開と、目まぐるしい攻防の入れ替わりが楽しめる試合がたくさんあります。記事を読んだものの、ちょっとピンとこないという方は、動画をチェックしてみてくださいね。
大阪南森町コーハツを根城とし、『エアガイツ』の布教活動に努めていた”エアガイツ仮面”の一人。家庭用ゲーム対戦会イベント「うぇぼ」の主催なども行っている。「とにかく面白いことはやってみる」が信条で、ゲームは興味が湧いたら即遊ぶことにしている。最近は『メタルマックス2』のRTAで二時間半を切るのが目標。
2016年キャラクターランキング
S+ | マーベル |
S | アリス、ジェニー、シェンロン |
A+ | ロン、シオン、ユーゴ |
A | ガドウ、スタン、ウリコ、コウリュウ |
B | ブスジマ、バクリュウ |
マーベルは強いキャラクターが使いたいという方にもってこいの存在です。コンボの火力がずば抜けて高いうえに、その始動技も当てやすいのが強みです。防御面では、多段ガードアタックを持つため、相手に攻められた時も抵抗しやすいという強みがあります。
アリスは、驚異的なリーチを誇る1Bと下段技を使い分けた攻めが強力です。下段に対応しようとすると、発生16フレームの中段技236Bが飛んでくるので、相手にすると守りきることはまず不可能です。また、ギリギリエスケープ仕込み236Bというテクニックも非常に強力です。236G押しっぱなし→ずらし押しBと入力することで可能なこのテクニックは、相手が攻撃をしていればギリギリエスケープからの236Bが発生し、相手が様子見していればガードになってくれます。
ジェニーは、獣化時に翼を使った独特の動きができるのが強みです。空中での機動力の高さを活かしたコンボは、凄まじいダメージを叩き出します。また、コンボ始動技が、伏せから繰り出せるため、攻防一体の動きが可能なのも強みです。
シェンロンは、単発のPが11フレームのこの作品において、9フレーム発生の中段突進技66Pを持つのが最大の強みです。66Pは肘を使った攻撃なのですが、そのあまりに暴力っぷりに、このキャラクター自体が「肘」と呼ばれることもしばしば。66P→キャンセル即途中止め→66P……の連携は、手元こそ忙しいものの非常に強力です。
ロンは、強力な連携であるサークルコンボを軸にして戦うキャラクターです。このキャラクターの特性として、サークルコンボからサークルコンボへの派生が可能なので、攻めのバリエーションが豊富なのが強みです。コマンド投げがよろけを誘発するタイプなのも持ち味となっています。
シオンは、リーチがとにかく長く、試合開始直後の間合いから、中段、下段を使い分けた攻めを仕掛けることができます。中段がヒットすれば、3割強のダメージ、ガードされても反撃を受けないという高性能な選択肢になっています。殴り合いが地味に弱いのと、少し体力が低いのが弱点になっています。
ユーゴのファイトスタイルはボクシングですが、本作のプレイヤーたちからは「投げキャラ」として恐れられています。コマンド投げである236P+1K(P+G)の投げ間合いが恐ろしく広く、成立すれば空中コンボが確定します。また、空中コンボもダメージ安定ルートや、補正切りルートなどなど多岐にわたり、一回のコマンド投げからラウンドをとることも夢ではありません。投げを通すための下段の選択肢がやや薄いという弱点はありますが、爆発力はかなりのものです。
ガドウは、パワータイプのキャラクターです。動きはやや遅めですが、一発が通った時の火力には凄まじいものがあります。強い技がわかりやすく、キャラクター独自の操作やテクニックも少ないため、本作の入門にはオススメです。
スタンは、豊富なコマンド投げが用意されていますが、実際は打撃をメインにダウンを奪い、大ダメージを見込めるダウン追い打ちを駆使して戦うキャラクターです。体力が多いため、多少の無茶がきくのも強みになっています。ビーストドライブである214214Bは、”全段投げ”という属性になっており、最後の一撃にはもってこいです。
ウリコは手数で相手を圧倒するキャラクターです。とにかく攻めたいという方にオススメですが、火力がやや低いという弱点もあり。キャラクターの見た目人気が高いため、”愛”で使い続けるプレイヤーも多いとか。
コウリュウは、獣がテーマの本作ですが、非常にメカメカしい見た目をしています。ローラーダッシュを行ったりと、世界観に亀裂を入れそうなキャラクターです。機動力の高さを活かして試合のペースを掴み、相手の暴れに対処していくというスタイルを得意とします。
ブスジマは、コマンド投げが投げ抜けされるという弱点があります。家庭用ではこの現象がバグとして修正されていますが、それを考慮してもかなり真面目な立ち回りが要求されます。
バクリュウは、攻めの激しさがものをいう本作に置いて、、ガードを崩しにくいという大きな弱点があります。しかも、メイン牽制技が4Pというコマンドなのですが、64Pという技が設定されているせいで、繊細な操作を要求されます。
これまでの記事で、『ブラッディロア3』に興味を持った方は、是非一度プレイしてみてください。遊ぶ環境を用意するのは大変かもしれませんが、格闘ゲーマーなら新しさと楽しさをすぐに味わうことができるはずです。また第一回の記事にも書いたように、”大阪南森町コーハツ”さんで第2,第4、第5金曜日に本作が稼働し、対戦会も開かれているので、腕試しがしたいという方はぜひ遊びにいってみてください。このコーハツでの対戦回の模様は、”ロア部”というyoutube内のチャンネルにアップされています。もっとたくさんの試合を観たいという方は、こちらもチェックしてみてくださいね。
goziline
様々なジャンルのゲームを大人気なく遊びます。
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