久しぶりのナカジマです。昨今のCPTでもTOP3の全員(カワノ選手、ときど選手、やまぐち選手)がHitbox等のレバーレスコントローラーを使用してて「え、まさかストVってレバーレス有利なのでは?」と思っている方も多々いると思います。今日はそんな疑問を解決すべく、今夜からでも始められるレバーレスコントローラー攻略やっていきます。
レバーレスの仕様について
そもそもボタンでレバー入力ってどういうこと?左右同時押しすると何が起きるんや?とかの疑問を持っている人もいると思うので、レバーレスの仕様を説明すると。
<レバーレスのルール>
1、左ボタンと右ボタンを同時押しするとニュートラルになる
2、下ボタンと上ボタンを同時押しするとジャンプが優先される
3、全押しすると垂直ジャンプになる
となっています。かつてCPT精神に反すると言われたレバーレスは1の左と右を同時押しした際にニュートラルにならずに後に押したボタンが優先されるという基盤が使用されていたため、前後移動の切り替えが1Fかつ簡単だったのが問題視されていた様です。ただし、今でもレバーレスだけに許された入力方法として、右押しっぱから左押す+右離す、で前歩きからの1Fガードは結局可能ですし、しゃがみ状態から立ちモーション(ニュートラル)を経由せずにジャンプすることもCPT精神から許されています。
△1Fで歩きガードが可能な前後移動や、レバー溜め系の必殺技をニュートラルなしで出せるのがレバーレス最大のメリット。それ以外にも細かい恩恵が色々とありますがこの2つがとにかく強い。
レバーレスで最初につまづくのはおそらく波動拳や昇龍拳などのコマンド入力方法。次いでジャンプの入力になると思います。ここは個人差もあると思いますが、ジャンプボタンは基本的に右手親指で押すようにしましょう。昇龍コマンドやサマーコマンド時も基本は右手で攻撃とジャンプボタンを同時押しすることになるので、右手の親指はジャンプと意識させておくと咄嗟に反応できます。
レバーレスのコマンド入力方法
波動コマンド (236)
<1P時>
◯⚫◯→◯⚫⚫→◯◯⚫+攻撃
◯ ◯ ◯
<2P時>
◯⚫◯→⚫⚫◯→⚫◯◯+攻撃
◯ ◯ ◯
この波動コマンド、プロでもたまにミスを見るくらい地味に難しいです。とくに2P側。そこでレバーレス特有の入力方法である”離し入力”というテクニックもあります。
離し波動拳コマンド
<1P時>
⚫⚫⚫→◯⚫⚫→◯◯⚫+攻撃
◯ ◯ ◯
<2P時>
⚫⚫⚫→⚫⚫◯→⚫◯◯+攻撃
◯ ◯ ◯
全押ししたボタンを左右どちらかから順番に離すだけ、という入力方法。特に後ろに下がりながら波動コマンド入力ではとんでもない速さで入力が可能です。出しやすい方を使いましょう。
竜巻コマンド (214)
<1P時>
◯⚫◯→⚫⚫◯→⚫◯◯+攻撃ボタン
◯ ◯ ◯
<2P時>
◯⚫◯→◯⚫⚫→◯◯⚫+攻撃ボタン
◯ ◯ ◯
当たり前ですが波動コマンドと変わりません。
昇竜コマンド (623)
◯◯⚫→◯⚫◯→◯⚫⚫+攻撃
◯ ◯ ◯
この623コマンドはムズイので一旦忘れて、下記の入力方法を覚えましょう。
レバーレス向け昇竜コマンド
<1P時>
◯◯⚫→◯⚫⚫→◯⚫⚫+攻撃
◯ ◯ ⚫
<2P時>
⚫◯◯→⚫⚫◯→⚫⚫◯+攻撃
◯ ◯ ⚫
レバーレスの昇竜コマンドは639です。最後のジャンプ+攻撃の同時押しを右手で入力するのがコツで、体感2F程度で出すことができます。ズルい。
しゃがみからの最速昇竜
<1P時>
◯⚫⚫→◯⚫◯→◯⚫⚫+攻撃
◯ ◯ ◯
<2P時>
⚫⚫◯→◯⚫◯→⚫⚫◯+攻撃
◯ ◯ ◯
下ボタンホールドしながらダッシュ+攻撃で昇竜。コアコパ昇竜とか忙しい入力も余裕です。
めくりに対する昇竜コマンド
<立ち状態から>
◯◯⚫→◯⚫◯→⚫⚫◯+攻撃
◯ ◯ ◯
レバーと同じく歩きでくぐった場合はそのまま逆ヨガ斜め止め。
<しゃがみ状態から>
◯⚫⚫→⚫⚫◯→⚫⚫◯+攻撃
◯ ◯ ⚫
しゃがみ状態から逆に昇竜を出したい場合はジャンプボタンを含めた入力をオススメ
ヨガコマンド (41236)
<1P時>
⚫◯◯→◯⚫◯→◯◯⚫+攻撃
◯ ◯ ◯
<2P時>
◯◯⚫→◯⚫◯→⚫◯◯+攻撃
◯ ◯ ◯
426または624で出せますが、レバーレスで一番やっかいなコマンドだと思います。2P側のときは特に斜めで止まりがち。
逆ヨガコマンド (63214)
<1P時>
◯◯⚫→◯⚫◯→⚫◯◯+攻撃
◯ ◯ ◯
<2P時>
⚫◯◯→◯⚫◯→◯◯⚫+攻撃
◯ ◯ ◯
同上。むずい。
ソニックコマンド (4ため6)
<1P時>
⚫⚫◯溜め→◯◯⚫+攻撃
◯ ◯
<2P時>
◯⚫⚫溜め→⚫◯◯+攻撃
◯ ◯
しゃがみからのソニック入力例。ニュートラルを通さないのでレバーより確かに早く感じます。EXチャリオットタックルも1F強い。
サマーコマンド (2ため8)
<1P時>
⚫⚫◯溜め→⚫⚫◯+攻撃
◯ ⚫
<2P時>
◯⚫⚫溜め→◯⚫⚫+攻撃
◯ ⚫
レバーレスが最強たる所以。しゃがみから1ボタンでいきなり無敵技が出せます。完全にズル。
スクリューコマンド (412369)
<1P、2P共通>
⚫◯◯→◯⚫◯→◯◯⚫→◯◯⚫+攻撃
◯ ◯ ◯ ⚫
コマンド的には4269で出せるのですが、本当のおすすめ入力方法はこちらです。
<1P、2P共通>
⚫◯◯→◯◯⚫→◯⚫○→◯◯○+攻撃
◯ ◯ ◯ ⚫
1回転コマンドは何故か4628(または6428)でも出せるので前後移動しながら28ボタンでスクリューが成立します。最後のジャンプ+攻撃は右手入力で。
2回転コマンド
<1P、2P共通>
4268426。途中でジャンプボタン入るのでややムズ。実際にはどこかで斜め入力が入っちゃうけど出せます。立ち2回転はできそうでできないので要研究。
真空コマンド (236236)
<1P時>
◯⚫◯→◯◯⚫→◯⚫◯→◯◯⚫+攻撃
◯ ◯ ◯ ◯
<2P時>
◯⚫◯→⚫◯◯→◯⚫◯→⚫◯◯+攻撃
◯ ◯ ◯ ◯
レバーレス式真空コマンド
<1P時>
◯◯⚫→⚫⚫⚫→◯◯⚫→⚫⚫⚫→◯◯⚫+攻撃
◯ ◯ ◯ ◯ ◯
<2P時>
⚫◯◯→⚫⚫⚫→⚫◯◯→⚫⚫⚫→⚫◯◯+攻撃
◯ ◯ ◯ ◯ ◯
真空入力が難しい人にオススメの入力方法。前押しっぱから全押し→離し→全押しで何故かCAが出せます。
ヒットボックスならではのテクニック
前後カクカク運動 (4646)
◯◯⚫→⚫◯◯→◯◯⚫→⚫◯◯
◯ ◯ ◯ ◯
1F感覚で前後にカクカクできる。ときど選手がたまに立ち回りに混ぜて圧をかけてるやつ
超屈伸 (2N2N)
◯⚫◯→◯◯◯→◯⚫◯→◯◯◯
◯ ◯ ◯ ◯
昔は相手をスタンさせた際にどれだけ素早く屈伸連打できるかみたいな時代もありました
ピクピク移動 (6363 or 4141)
◯◯⚫→◯⚫⚫→◯⚫◯→◯⚫⚫
◯ ◯ ◯ ◯
ニュートラルを挟まないで歩き→しゃがみを繰り返すことでバグのような動きで近づけます。下がりも同様に可能。
いきなり前ステ (6押しっぱ4N4)
<1P側>
◯◯⚫→⚫◯⚫→◯◯⚫→⚫◯⚫
◯ ◯ ◯ ◯
<2P側>
⚫◯◯→⚫◯⚫→⚫◯◯→⚫◯⚫
◯ ◯ ◯ ◯
右or左ボタンを押したまま、逆のボタンを2回素早く押すことで移動しながら前ステップや後ろステップを出すことができます。
1P側は薬指と中指を使ってガッと弾くことでできますが、難しいので薬指でカカッと押してもおk。
しゃがみ攻撃空キャンセルサマー (2溜め~中Kずらし弱P+ジャンプ)
ウメハラ選手も実践投入しているというテクニックで、ストVの”通常技の1F目は必殺技でキャンセル可能”な穴をついた入力方法。ジャンプボタンが先に押された場合に一瞬だけ立ちモーションになるが、しゃがみ攻撃を辻式(ずらしボタンで2度反応させるテク)を使用して空キャンすることで、立ち状態を1Fも経由せずにサマーソルトキックを出すことが可能になる。
レバーレスのデメリット
基本的には練習次第で潰せるデメリットばかりですが、レバー入力の方がやりやすかったりしたのは以下の点。
・ジャンプの多いゲームは操作難易度があがる
・低空ヨウソウキャク(9N2入力)が難しい
・タイランコマンド(632146)や八乙女コマンド(2363214)はレバー入力の方が速い
レバーレスが向いてるゲーム、向いてないゲーム
主観ですがレバーレスの方がメリットの多いゲーム、メリットが感じられないゲームを分類してみる。理由も添えて。
<向いてる>
ストV:ジャンプが少ない。簡易昇竜や1FサマーがCPT精神に反してるのではないか心配になるくらい強い
GBVS:操作がシンプルなのでレバーレス導入にベスト。
<向いてない>
GGST:ジャンプを絡めた連続技が多く混乱する。タイランコマンド(6246)が咄嗟に出ない。
鉄拳:山ステ野ステなどの基本操作が忙しすぎる、ニュートラルが大事なゲームなのでレバーのが直感的
メルブラ:ジャンプキャンセル必殺技などが多く不向き、空中ダッシュのメリットも少なめ
KOF:中ジャンプと大ジャンプの使い分け難しい、超必殺技のコマンドが忙しすぎる
ストV以外でも十分レバーレスの導入は可能ですがレバーからの乗り換えはかなりしんどいかと思われます。でもレバーレスなんかかっこいいし持ち運びも楽なのでレバーレスで遊べるゲームもっと増やしたいところ。練習すればするほど違和感なく操作できるようになるのはマジ快感なので、格ゲーモチベ下がってるなぁとか新しいこと覚えたいなぁという方には超オススメです。これを機に是非レバーレスチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ナカジマ(コイチ)
あらゆる格闘ゲームを雑然と遊ぶ浅葉の悪友。
『ギルティギア』シリーズ等、アークシステムワークスの作品では有名プレイヤーとして名を馳せる。密かに、第三回TOPANGAチャリティーカップ『スーパーストリートファイター4』で優勝という実績も。
ソニーコンピューターエンターテイメント主催のイベント”闘神激突”では、格闘ゲームの強いおっさん”闘神”として、『ギルティギアイグザードサイン』で鮮やかなネタ殺しを披露した。
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