今回は、格ゲーの華「コンボ(連続技)」の解説をしましょう。
まず「コンボ(連続技)」とは、攻撃をヒットさせて相手をのけぞらせ、相手を操作不能な状態にさせてから連続で攻撃をお見舞いする一連の行動のことをいいます。
△次々と技を繋げていくのがコンボです。一見難しそうですが、反復と慣れでなんとかなります。
この「コンボ」、格ゲーにおいて非常に重要です。その理由は、コンボを習得しているかどうかで1回のチャンスで奪えるダメージ量に大きく差がでるからです。要は攻撃力10と100ではどちらが有利かという話ですね。格ゲーでは「破壊力は正義」覚えておきましょう。
△コンボが繋がっているかどうかは、自キャラクターの体力ゲージ下に表示される「HIT」のシステムメッセージを参考にしましょう。
では、ここからは実際にどのようにコンボをつなぐか解説していきます。
キャンセル
まず「キャンセル」とは、一般的な「取り消す」などの意味ではなく、格ゲーでは「特定の行動の動作を中断して、次の行動へすばやく繋げる」ことを示します。
スト5なら、通常技から必殺技をすばやく繋ぐのが基本的な「キャンセル」ですね。やり方は通常攻撃が当たる瞬間に必殺技コマンドを完成させればオーケー。
△画像はケンのしゃがみ強P→波動拳の例。キャンセルしていないとしゃがみ強Pの後半のモーション(上段の画像右上)が見えますが、キャンセル波動拳をした場合はこの後半モーションはカットされます。
ただし、すべての通常技が「キャンセル」に対応しているわけではありません。代表的なものでは、しゃがみ強Kなどは「キャンセル」できないので注意です。
キャンセルのコツ
・攻撃がヒットした瞬間にコマンド入力を完成させる
・必殺技のコマンド入力はすばやく入力が基本
・最初のうちは強攻撃→波動拳などで練習すると楽
最近では、他のアクションゲームなどでも「キャンセル」が用語として使われていることが多いです。ゲーマーな人なら多少は理解しやすいかもしれません。
目押し
格ゲーにおける「目押し」とは「タイミングよく技をつなげる」ことで、スト5の場合は、「通常技から通常技(一部必殺技)へと繋げるコマンド入力方法」を主に指します。
先ほどの「キャンセル」と違い、通常技を当てたあと、攻撃モーションが終わってから、次の技へと繋ぎます。基本的には攻撃後のスキが小さい技から、攻撃の出の早い技へと繋ぐのが一般的です。
△リュウなら立ち強Kがヒット後に立ち弱Kが目押しで繋がります。立ち強Kのモーション全体よりも相手のダメージモーションのほうが長いので、攻撃の出が早い立ち弱Kが間に合うというわけです。
「目押し」はボタンを連打して繋げてもいいですが、連打だと次の行動へ切り替えにくい欠点があるので、まずはタイミングよくボタンを押す入力方法がおすすめです。
ちなみに、この「目押し」は前作「ストリートファイターⅣ」では難しいテクニックでした。しかし、「ストⅤ」では「先行入力受付(※)」というシステム的な補助輪があるので誰でもできるぐらい簡単になっています。
※先行入力受付……アバウトなタイミングでも目押しができるようになる入力補助システム。本来は1/60秒しかないコマンド受付猶予が若干延びたりする。
キャンセルの種類
「スト5」では「キャンセル」にもいくつか種類かあります。コンボを構成する大事な要素なのでここで紹介しましょう。
■連打キャンセル
一部の弱攻撃は同じような弱攻撃へとキャンセルで繋げられます。攻撃が空振りしてもキャンセルできるのが最大の特徴です。ここからヒットを確認して、必殺技へ繋ぐのがセオリーですが、難しいので最初のうちは忘れてOKです。
△リュウの場合、しゃがみ弱P→しゃがみ弱Pなどが連打キャンセルで繋がります。ヒットしていたら、強昇龍拳やEX竜巻旋風脚へ繋ぎましょう。
■ターゲットコンボ
特殊ですが「ターゲットコンボ」も「キャンセル」で繋ぐシステムです。キャラごとに設定された特定の技にしか繋がらないのがポイント。
△ケンは【4+中P→強P】がターゲットコンボです。キャンセル感覚で繋げましょう。
■クリティカルアーツキャンセル
クリティカルアーツ(以下、CA)は通常技だけでなく必殺技を「キャンセル」できます。CAはコマンドが長く、コマンド入力だけで一苦労という方も多いでしょう。そんな方は、下記のCAコマンドの分割入力を覚えておくと便利です。
△リュウの波動拳(236+Pボタン)→CAキャンセル→真空波動拳(236236+Pボタン)なら、236+Pボタン→236+Pボタンで出せます。真空波動コマンドの最初の236入力が波動拳コマンド236と被っているというわけです。
■Vトリガーキャンセル
Vトリガーは通常は「キャンセル」ができない技にもキャンセルが掛かるものがあります。代表的なものでは、リュウのしゃがみ強K→Vトリガーキャンセルなどですね。ちなみに、リュウや春麗などのパワーアップ発動系のVトリガーはスキが小さいものが多く、コンボの中継に使えます。なお、必殺技がVトリガーキャンセルできるかはキャラによるので注意しましょう。
△ケンなら波動拳→Vトリガーキャンセル→通常技といったコンボが可能。リュウのVトリガーは必殺技をキャンセルできないので、ケンの特権!
コンボ補正について
「コンボ補正」とは、コンボで繋げた技のダメージを低下させるシステムのことを指します。コンボ補正がない時代は即死コンボや体力の8~9割を減らすコンボが跋扈しており、それを防ぐための人類の知恵ですね。
スト5では、1個の技を繋げるごとに補正が1段階(-10%)ずつ重くなっていきます。例えば、100ダメージの技が補正値80%時点で当てたなら、80ダメージになります。
△トレーニングモードでアタックデータを表示すると、DAMAGE RATEの項目にコンボ中の補正値が表示されます。参考にしましょう。
以下は、技数と補正値の関係です。
【コンボ補正表】 | |||
技数(1~5段目まで) | 補正値 | 技数(6~10段目以降) | 補正値 |
1 | 100% | 6 | 50% |
2 | 90% | 7 | 40% |
3 | 80% | 8 | 30% |
4 | 70% | 9 | 20% |
5 | 60% | 10以降 | 10% |
コンボ例
【ケン】
ジャンプ強K[100%]→立ち強P[90%]→中竜巻旋風脚[80%]→クリティカルアーツ[70%]
[]内がコンボ補正のダメージ補正値です。中竜巻旋風脚は3ヒットする技ですが、ヒット数はコンボ補正に関係ないので1技扱いとなります。
特殊な例として、クリティカルアーツは最低でも50%のダメージは保証されており、トドメに使うと強力です。他にも、Vトリガーは1技扱いになるためか、発動タイプのVトリガーでもコンボ補正が1段階進むことを覚えておきましょう。
まとめ
・コンボを覚えると勝率アップ
・キャンセルのコツは攻撃がヒットしたのと同時にコマンドを完成させる
・目押しはタイミングよくボタンを押す
・各種キャンセルを覚えてコンボに役立てる
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がちょ
この男が作ったフレーム表は数知れず。
持ち前の調べもの力を活かして、キャラゲーの発売初日に永久コンボをひっさげて現れることも珍しくない。
「走ってきて無敵技しか打たない」と言われるほどの力強いプレイスタイルは、ゴジラインでも異彩を放っている。
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