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【ゴジセレ】シリーズ最新作発売直前に、『テイルズ オブ ゼスティリア』を振り返る

   

お久しぶりです、超末端メンバーのさいとうです。
日本が『ポケモンGO』で湧き上がり、ゴジラインのメンバーたちも記事を更新しないだろうと予測し、このタイミングでひとつ、最近遊んだタイトルを紹介させていただきます。

今回取り上げるのは先日7月7日に発売されたPS4版『テイルズ オブ ゼスティリア』。
本作は2015年1月22日に”テイルズオブ”シリーズ20周年記念作品としてPS3用に発売されたタイトルの移植版で、ゲーム内容はPS3版と同じです。しかし、ゲーム内容に変化がないとはいえ、PS3からPS4になったことで、グラフィックが綺麗になり、ロード時間の短縮や、処理落ちが起こっていた場面でもスムーズにゲームが進むなど、快適なプレイができるようになっています。

▲こちらがPS3版のグラフィック。解像度の関係で全体がぼやけているような印象を受けます。

▲こちらがPS3版のグラフィック。解像度の関係で全体がぼやけているような印象を受けます。

▲対して、こちらがPS4版のグラフィック。色彩が鮮やかになり、輪郭がくっきりと見えるようになっています。これがPS4の"パワー"です。

▲対して、こちらがPS4版のグラフィック。色彩が鮮やかになり、輪郭がくっきりと見えるようになっています。これがPS4の”パワー”です。

さて、『テイルズ オブ ゼスティリア』に関しては、PS3版の発売時にさまざまな議論を生んだタイトルです。かくいう僕も発売当時にPS3版をプレイして、主にストーリー面に、決してポジティブではない印象を抱きました。

それが何故今回パッケージを手に取っているのかというと、徳島にいる代表から「PS3版と比べてどう変わったのか遊んでみてよ」という雑な依頼が飛んできたというのもあるのですが、発売を来月に控えたシリーズ最新作の『テイルズ オブ ベルセリア』が本作と繋がっているのでおさらいしておこうと思ったのが大きな理由です。加えて、現在放送中のテレビアニメ版『テイルズ オブ ゼスティリア ザ・クロス』に感銘を受けたというのもあります。ゲーム版に怒った方々も、アニメ版のOP、EDを是非一度、見てください。『テイルズ』ファンならずとも、心が揺さぶられるドラマ性とクオリティの高い表現に圧倒されるはずです。

▲好意的に受け止めてみる、が今回のコンセプトです。好意的に。好意的…

▲ストーリー面ではいろいろな意見が飛び交った本作。しかし、細かいところをみていくと、非常に挑戦的なタイトルだったことがわかります。

このタイトルに関しては、一連の炎上騒動で悪いところは語りつくされました。
しかし、視方を変えれば、良いところもたくさんある、非常に挑戦的なタイトルであることも確かです。そしてそれは、快適な環境で遊べるPS4版をプレイしなおしてみると、はっきりと浮かび上がってきます。そんなわけで、今回の記事では、本作の”良かった探し”をしてみたいと思います。

広大な世界を仲間と冒険する

本作の主人公となるスレイは、普通の人間には見えない存在”天族”の暮らす里の中で育ち、少女アリーシャと出会ったことをきっかけに、初めて広い世界へと冒険の足を踏み出します。本作では、その冒険感を、広大なマップと、随所に用意された”ディスカバリー”という探索要素が盛り上げてくれます。『テイルズ オブ』シリーズらしからぬ、広大な世界には初プレイのときも驚かされたものでした。初めて出会う敵との戦闘で仲間が敵の特徴を面白おかしく解説してくれたり、シリーズ恒例のスキットでも仲間達が賑やかに冒険を盛り上げてくれたり、シリーズらしさも健在です。

▲各地にはディズカバリーと呼ばれる名所が存在していて、それにまつわるスキットを聞くこともできます。

▲各地にはディズカバリーと呼ばれる名所が存在していて、それにまつわるスキットを聞くこともできます。慣れてくると、広大なフィールドを移動するのに飽きてきますが、初回の冒険では、世界の広がりに驚かされました。

シームレスバトル

これまでの3D『テイルズ オブ』シリーズでは、敵シンボルに触れてエンカウントすると、何もない広いバトルフィールドで戦闘が始まっていました。しかし、今作では敵に触れた場所を中心に円形のフィールドが展開され、ダンジョンの壁や柱そのままの場所でバトルができるのです。いわゆる、シームレスバトルというやつですね。
このシームレスバトルについては、狭い通路で壁を背にしたときのカメラワークの悪さなど、手放しで褒められるものではないのですが、『テイルズ オブ』シリーズとしては極めて挑戦的な要素になっていて、バトルのテンポという面では、過去作から大きな進化を遂げました。

▲敵に触れた場所でそのまま戦闘が始まる。このシステムにはかなりわくわくしました。

▲敵に触れた場所でそのまま戦闘が始まる。このシステムにはかなりわくわくしました。

新作の『ベルセリア』はシームレスバトルではなさそうなのですが、先にも書いたとおり僕はこの戦闘に感動したくちなので、カメラの問題さえ解決すれば再び挑戦して欲しいです。戦闘後にリザルト画面や掛け合いがあるテイルズというタイトルの特性上、完全なシームレスというわけではなかったのですが、テンポとしては絶妙でした。なお、PS3版の時に深刻な問題のひとつだった、バトル時の処理落ち問題はPS4版になってかなり改善されています。

三すくみ

また、バトルでは特技、奥義、術の三すくみが取り入れられています。奥義は特技に一方的に勝ち、術の詠唱は特技で中断され、逆に術の詠唱中に奥義を当ててしまうと詠唱の時間が短縮されてしまう、といった関係で、状況や相手の攻撃傾向に応じて戦術を変える必要があります。よく『テイルズ オブ』シリーズのイメージとしてある、○を連打してから奥義に繋ぐ、といった連係ではなく、奥義や術を優先的に使っていく柔軟な判断が要求されました。
この3すくみ要素については、戦闘に新たな緊張感を呼ぶ要素となっていたのですが、ストーリーが中盤に差し掛かることで、”AIの動きが3すくみに最適化されていない”、”操作キャラの移動速度や攻撃の発生がシリーズ中でも遅い”という点が悪い方向に噛み合いはじめて、”逃げる敵を追いかけてなかなか捕まえられず、他の敵に術を連発されて全滅”というパターンが起こりがちでした。全体を通してみると、挑戦的な要素の多くが、チューニング不足という感が否めないのというのも本作の弱点だったのかもしれません。

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△三すくみのシステムが、バトルにほどよいメリハリを与えてくれます。

仲間と合体して超パワーアップ!神依システム!

天族と合体してパワーアップする神依システムも本作の見所のひとつです。バトル中に好きなタイミングで仲間を控えの仲間と交代でき、L1ボタンを押すことで特殊なゲージを消費して味方と合体してパワーアップします。火、水、土、風と仲間の天族が得意な属性がはっきりしているため、敵の弱点や耐性に合わせて神依の属性を切り替え、戦っていくのが戦略上でも大事になってきます。
神依すると、専用の強力な奥義で攻撃できるようになるだけでなく、なんと合体したキャラクター同士のステータスが加算されます。攻撃力だけでなく、防御力も増加するため、受けるダメージが大幅に減少します。この神依システムは、バトルの変化球ともいえる要素になっており、本作の「おもしろさ」を語るうえでは外せないシステムになっています。

▲戦闘では水の神依が特に強力。↑+攻撃で出せる3連撃は射程が長く、遠距離でこれを連発するのが強敵との戦闘で役立ちます。

▲戦闘では水の神依が特に強力。↑+攻撃で出せる3連撃は射程が長く、遠距離で連発するのが強敵との戦闘で役立ちます。

最強の装備品を作れる新機軸のシステム、融合

『ゼスティリア』では、同じ名前の装備品を合成して、スキルを強化することができます。ゲーム中の説明が非常にわかりにくく、おそらくほとんどのプレイヤーが気にしないまま進めていたであろう、このシステム。みんなが見落としがちなこのシステムにこそ、『テイルズオブゼスティリア』のやりこみポイントなのです。

▲融合を極めることこそゼスティリアを極めること、と言ってみるテスト。

▲融合を極めることこそゼスティリアを極めること、と言ってみるテスト。

 

ざっくりと噛み砕いて説明すると、

・装備品には4つのスキル枠がある

・装備品を合成することで互いのスキル枠を合体させ、ひとつにまとめられる

・同じ枠にそれぞれスキルがあった場合は合成されて別のスキルに変化する

・装備品によって1つ目のスキル枠は固定

・スキルシートというものがあり、スキルシート内で同じスキルが重複するか、横に並ぶか、縦に並ぶと、特殊なボーナススキルが発動する

 

▲スキルシートには50種類のスキルがそれぞれの位置に対応していて、ビンゴのようにスキルを並べるとボーナスが発生します。

▲スキルシートには50種類のスキルがそれぞれの位置に対応していて、ビンゴのようにスキルを並べるとボーナスが発生します。

このような要素があることから、『ゼスティリア』では同じ名前の武器を集めてそれらを合成することが、戦力を強化する上で重要になってきます。しかし、武器のドロップ率はそれほど高くなく、正直昔の武器を使い続けるよりは新しい性能の高い装備を買った方が手早く強くなれるため、ストーリーを進める上では全く必要ない要素になってしまっているのですが、やりこみ要素としては、非常に歯ごたえのあるものになっています。

特定のエリアで装備品に指定したスキルがつきやすくなるシステムや、装備品がドロップしやすくなる特典が、軒並み2周目への引継ぎでボーナスとして獲得できること、装備品は敵のレベルによってドロップ内容が変化することなどを踏まえると、2周目以降の特典でドロップ率を上昇させ、レベル90を超えた状態でひたすら敵を狩り、最強のキャラクターを作成する。こうしたやりこみに価値を見出せる人であれば、間違いなく本作は楽しい作品になるはず。

▲『ゼスティリア』の正体は、敵を倒して装備品を集めるハック&スラッシュだったんだよ!な、なんだってー!

▲『ゼスティリア』の正体は、敵を倒して装備品を集めるハック&スラッシュだったんだよ!な、なんだってー!

新作『ベルセリア』に期待!

最初に本作をプレイした時は、そのストーリーに少なからずショックを受けたのですが、こうして振り返ると、挑戦的な部分も多くみられる、遊び応えのある作品であることが確認できます。少なくともシステム面については、荒削りなところのチューニングを突き詰めていけば、今までのシリーズにはない新しい流れを作り得る作品だったのではと感じます。ゴジラインの代表・浅葉氏は、「RPGはやりこめればそれでいい」というある意味漢らしい趣味をしているのですが、氏曰く「楽しめた」と言っていたので、その手の人には間違いなく刺さる作品でしょう。
PS4版は、ストーリーやシステムなど、ゲーム内容に変化こそないものの、ローディングやグラフィック面で劇的な改善が見られるので、是非この機会に遊んでみてください。最新作の『ベルセリア』に関しては本作の反省点を活かしてすごい面白いゲーム作ってくれないかな、などとなんだかんだ楽しみにしています。

▲そう、穢れを越えた先に真のゼスティリアがある、きっと。PS4版はお手頃価格なので、あなたも真の仲間になりませんか。

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さいとう

時折浅葉氏から電話を受けては無茶振りに奔走するゴジラインの座布団運び。
ゲームはあまりやり込みが得意なタイプではなく、かつ一人用ゲームの好みが浅葉氏とだだかぶりしている。
『ギルティギア』永遠の初中級者勢。

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