『僕のヒーローアカデミア』原作を読み始めたことで、いろいろな気づきがあった。まず、キャラクターセレクト画面のイラストだけで「こいつは悪役」扱いをしていたオールマイトさんに謝りたいし、カタカナネームのヒーローたちが全員外国人だと思っていたことも猛省したい。まだまだ最新刊まで追いつくには時間がかかるが、この漫画ウルトラ面白い。
浅葉「がちょさん、知ってたか。オールマイトはめちゃいいやつなんやぞ」
がちょ「さすがにそれは知ってた。どうやったらこの人が悪い人って想像するの」
浅葉「昨年、Amazonビデオで配信された『ザ・ボーイズ』(※)を見たからかもしれない。ホームランダー的なやつかと思ってた」
※『ザ・ボーイズ』:”超能力を持つヒーローたちが実は悪役だったら”というユニークな設定で描かれた異色のヒーローもの。2019年にアメコミを原作とした本作がAmazonビデオで配信され大人気を博した。

△『ザ・ボーイズ』を見ていた浅葉が”こいつは悪”と決めつけていたオールマイトさん。
発売2日目の対戦シーンには”嵐”が吹き荒れていた。
初日にたどり着いたラッパくん(乱波肩動)の破壊的なパワーでゴジラインの『ヒロアカOJ2』対戦シーンを掌握したと感じ、増長に増長を重ねていたおれ(浅葉)だったが、”在宅勤務”という最強のステータスを持つ漢ナカジマにより、次なるシーンが開かれたのだ。

△ナカジマが選んだキャラは夜嵐イナサ。原作をまだ読み込んでいない我々の間では”ゴールデンカ〇イ”と呼ばれています。
夜嵐イナサの繰り出す竜巻が凄まじい立ち回り力を発揮し、鈍足なキャラクターの壁となって立ちはだかる。
浅葉「”令和に蘇ったハリケーンアッパー”すごい」
ナカジマ「KOF97のハリケーンアッパー味を感じる」
浅葉「昭和生まれのおっさん格闘ゲーマーにしかわからんネタやめてください。しかし、ハリケーンアッパー、出されるだけで辛い」
ナカジマ「簡単に見えて実はかなり気を使って出してるんですよこれ。いま勝ってるのは完全におれの”P”(ピーと読む。プレイヤー性能の略)です」
敗者に言論の自由はなく、どんな単純な技で辱められたとしても敗北を受け入れ、相手のプレイヤー性能を認めなければならない。これは、キャラクターゲームをプレイするときの鉄の掟である。

△遠距離タイプのキャラクターは、広いステージでは時間を使った戦い方が可能。
闘いは日々加速していく。発売されたばかりのキャラクターゲームでは、今日の最強キャラクターが明日の弱キャラということも多々ある。初日に見つけられた乱波肩動を夜嵐イナサが吹き飛ばし、明日には次が生まれるだろう。そう思いながら、寝る準備を整えた夜中の4時頃、スマートフォンが震えはじめた。我々ゴジラインのLINEグループで誰かが会話しているのだろうか。
最近、サーバーが不安定なことなどもあり、そのお知らせかもしれない。
眠気に包まれながら、LINE画面を開くと。そこには。狂気の連投が行われていた。アラフォーのおっさんの立ち回りとは思えない。
「オールマイト仕上がった」
「マイキャラ決まってしまった。しっくり来てる」
「誰か生贄おらんか」
布団を頭までかぶり、震えながら眠る夜が訪れた。

浅葉 たいが

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