第2話 相手のガードをこじ開けよう
RPGモードのザコ敵と違って、人間の対戦相手はジャンプ攻撃をガードしてきます。そのままではダメージを与えられないので、相手のガードに勝てる武器を手に入れましょう。
格闘ゲームの攻撃には、ほぼ共通して3種類の”属性”があります。立ちガードできない下段攻撃、しゃがみガードできない中段攻撃、両方ガードできる上段攻撃です。
ほとんどの攻撃は上段攻撃です。グランでは、しゃがみ弱や足払いなど、足元を鋭く攻撃するのが下段。ジャンプ攻撃と、中+強同時押しで出せる”オーバーヘッドアタック”が中段です。
地上で出せる中段は、発生の遅いオーバーヘッドのみ。悪いことかカウンターヒットしなければ、単発で終わります。対して下段はしゃがみ弱など、発生が早く連続ヒットするものもあるので、 防御側は、「しゃがみガードしつつ、中段攻撃に合わせて立ちガード」するのが基本になります。
弱+特殊で出せる“投げ”は、密着している相手を掴む攻撃で、ガード中の相手にも効果があるのが特徴です。RPGモードで大きな盾を構えたザコ敵がいましたね。あれは投げを使えば正面から倒せました。オーバーヘッドはしゃがみガードを崩せますが、攻撃力は低め。対して、投げはダメージを与えたうえ、ダウンを奪ってさらに攻めを続けられるので、リターンも高いです。
投げには通常の“前投げ”と、方向キーを後ろに入れながら出す“後ろ投げ”があります。前投げは相手を遠くへ吹っ飛ばすので、画面端に追い込めます。後ろ投げは位置が入れ替わるので、自分が画面端に近い時に決めれば、攻守を一気に逆転させられます。
地上投げは地上の相手しか掴めないので、ジャンプやバックステップでかわされます。しかし、その場合、相手はガードを入力していないので、打撃がヒットします。また、逃げようとすると、上や後ろ方向に入力しなければならないので、ここで下段攻撃が刺さります。下段攻撃からの攻めは難しいのでHARDの攻略になりますが、今はジャンプした相手をしゃがみ強で落とすだけで十分なダメージになるでしょう。
投げを警戒する相手には下段が刺さる、という理由を上で解説しました。それでは、下段がヒットした時に与えるダメージを増やしましょう。
上で「難しい」と書いたのは、これまで使ってきた「キャンセル」ではなく、攻撃動作の後半にタイミングよく次のボタンを押す、という別のテクニックを使うからなんです。キャンセルは連打でも出ますが、こっちはしっかり画面を見てボタンを押す必要があるため、「目押し」と呼ばれています。
グランは恵まれたキャラなので、【しゃがみ弱→弱ドライブバースト】とキャンセルすれば、連続ヒットしてコンボがつながります。ド密着なら3回、近ければ2回、しゃがみ弱は連続ヒットします。しゃがみ弱がヒットしたのを確認して、即座に”ドライブバースト”か奥義を入力しましょう。めっちゃ難しいです。恵まれていないキャラは、密着で【しゃがみ弱→近弱3段】という連携を入れ込みましょう。タイミングが良ければ連続ヒットするので、確認してアビリティでコンボをつなげましょう。ガードされると気まずいので、フォローできるアビリティも準備しておきましょう。グランなら、ヒット時は”ドライブバースト”で、ガード時は”レギンレイヴ”でキャンセルするのが基本です。
投げに対して、掴まれた瞬間から一定時間内に投げボタンを押し返すと、掴みを振りほどく“投げ抜け”ができます。集中していれば反応できるくらいの猶予はあります。が、投げ抜けが少し遅れると、抜けた側が“尻もち状態”になってしまいます。“尻もち”は”半分失敗した投げ抜け”、という感じで、500ダメージくらったうえ、長い硬直時間があります。相手が”尻もち状態”になったら、ダッシュで近付いて攻めを継続しましょう。
防御側は中途半端な隙間ができると反射的に”投げ抜け”を押しがち。そこで投げ抜けを潰せるのが”オーバーヘッド”です。投げ抜けを潰すとカウンターになるので、近中や近強をつなげてコンボを決めましょう。
相手が”オーバーヘッド”を狙ってくるなら、弱を連打して暴れましょう。空中ヒットになるので、近距離攻撃からコンボを狙えます。そして、自分が投げる時に相手が暴るなら、ダッシュから早めの打撃でカウンターを狙いましょう。このように、攻撃側と防御側の選択肢がじゃんけんみたいにグルグル回っていきます。
相手の”投げ”を警戒する場合、垂直ジャンプも選択肢のひとつです。上手く行けばジャンプ攻撃を叩き込めますし、反応が難しく、対空されにくいです。
【第2話の攻略を動画でチェック!】
※動画内の説明に一部誤りがありました。HARDでの、グランのしゃがみ弱の「目押し」のタイミングについて、動作が終わった直後に押すと書きましたが、正しくは「動作の後半をキャンセルできる」、です。
さいとう
多人数よりも一人用のゲームを好み、体験やストーリーを重視しては無駄にウンウンと頷く。
でも面白ければジャンル問わず何でも触ってみるタイプ。
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