2008年にXbox360で発売された『トゥー・ヒューマン(Too Human)』が、後方互換に対応したうえに無料で配信されているというのでものすごく久々に遊んでみました。パッケージ版も持っているのでディスクを本体に放り込めばXbox Oneの下位互換機能で遊べるんですが、ディスクレスで起動できるというのはやはり便利。 『FF13』シリーズとかも互換対応をきっかけにダウンロード版を買ってしまいました。
本作はぱっと見『ディアブロ』ライクのハクスラですが、操作がなかなか独特で右スティックに攻撃が割り当てられています。右スティックの入力で攻撃方向や方法を制御するわけですね。さすがにボタンの方が良かったのではと思いつつ当時は遊んだものですが、慣れてくるとこれはこれでアリかもと思い始め、一人用モードをクリアーしてからレベルをガリガリとあげ、そこから程確率なレアアイテムを求めてぐるぐる周回することになりました。僕はハクスラというジャンルが大好きで、見下ろし視点でそこそこにアクションがあり、達成感のあるレアアイテムがあればそれでもう楽しめてしまう性質の人間なのです。しかしこの作品は、いろいろ遊んだ作品の中でも記憶に強く残っている作品です。
最初はベルセルクという近接クラスで始めたのですが、友達と遊んでいるうちに結局登場する5つのクラス全部を触ることになり、レベルが低いうちは最近のMMOとかでいうところのロール的なプレイを楽しみました。スキルや装備が整って育成が進んでくるとだんだんとごり押しになってくるのですが、そうなってくると今度はスピーディな周回を詰めていくわけですね。ボス戦は初見ネタ殺しに溢れた攻撃をしてきますが、本作の特徴である射撃攻撃などをうまく使えるようになれば切り抜けられます。アクションとしての難度は低めなので、最終的には俺TUEEEEEE系ハクスラになるはず。
プレイ開始からしばらくの間は、攻略を見ずに感覚でプレイしていたので、スキルツリーや装備なども、直感で強そうなやつを選んでいたのもいい良い思い出です。今回は無料なのでちょっと遊んでみようと思って一周目の中盤あたりまで駆け抜けてみましたが、誰か一緒に遊んでくれる人がいればまた遊びたいですね。ハクスラのマルチって、古いゲームでも慣れたシステムでも、いざはじめてみるとやっぱり面白い。
シナリオも当時は驚きました。ハクスラにおけるシナリオはおまけのようなものだと思っている自分が、これだけ世界設定を覚えている作品というのは珍しいような気がします。めちゃくちゃ濃ゆい顔のキャラクターたちが、科学と神話を混ぜたような世界設定の中で繰り広げる物語が、当時の自分にはめちゃくちゃ凄いものに感じられたのです。当時はまだ日本製のRPGにどっぷり浸かっていた時代なので、海外やるやんと上から目線気味の感想を心の中に抱えていたりしましたが、今やこのスケールのハクスラやRPGは洋ゲーの方が多いような気がします。この後、『キングダムズ オブ アマラー:レコニング』にハマってから、海外RPGを必死で追いかけるようになりました。
参考過去記事:【Xbox One Xでゲームする.5】『キングダムズ オブ アマラー:レコニング』(『Kingdoms of Amalur: Reckoning』)を再び遊べる喜び
10年以上前の作品で、今の感覚でいくと古さが見えたりもしますが、本体があれば無料で遊べる作品なのでこの機会に是非ダウンロードしておきましょう。1周目はチュートリアルのようなものなので、とりあえず遊んでみるかという方はクリアーまで突き進んでみましょう。レアアイテムを集めるのが好きという方にはなかなかたまらないバランスの低確率ドロップ要素も多いです。実績のコンプリートなかなか大変で、900以降はかなり気合いがいります。我こそはという方は是非チャレンジしてみてください。