あけましておめでとうございます。
Xbox Oneの下位互換に『キングダムズ オブ アマラー:レコニング』(『Kingdoms of Amalur: Reckoning』)が来ていたので、出来心でダウンロードしたら生活が破壊されている浅葉です。
このゲームは日本国内のアカウントではダウンロード版が買えないので、遊ぶには当時発売されたディスク版か、海外アカウントが必要になりますが、その価値は十分にある神ゲー。気になる方は、早めの確保をオススメいたします。おれの場合は、当時遊んでいたディスク版があったので、タダで下位互換版を遊ぶことができています。下位互換対応ソフトは、Xbox Oneにディスクを放り込むだけで、追加データーのダウンロードが始まり遊べてしまうんですね。
(『Kingdoms of Amalur: Reckoning』)
発売日 :2012年9月20日、2018年よりXbox One下位互換に対応
プラットフォーム:プレイステーション3、Xbox360
ジャンル :アクションRPG
国内販売元 :スパイク・チュンソフト
価格 :パッケージ版7,800円(税抜)
本作はオープンワールド型のRPGであり、爽快感溢れるハックアンドスラッシュゲームです。アクションやクエストの達成方法などもわかりやすいので、開幕のちょっとしたチュートリアルを終えるだけで、その後はサクサクとプレイできてしまうのが魅力。説明書を読まない人でも大丈夫!家庭用版が発売されたのは7年くらい前。当時も随分と遊んだので、今回はさらりと遊ぶ程度にしておこうと思っていたのですが、もう少し、もう少しと思っている間に既に40時間くらい遊んでいることに気づきました。それでもまだまだ遊び足りないほど本作のボリュームは膨大なので、しばらくはXbox Oneのコントローラーを握る日が続くでしょう。
新作を遊び続けたいとは思うものの、最近は昔に遊んだゲームをまた触りたくなってしまうのはなぜなのか。もしかしたら年のせいなのだろうかと考えたりするのですが、Xbox Oneの下位互換が凄いせいだということにしておきます。本作に関しても、グラフィックはXbox 360よりもやや美しく、ロード時間がかなり短縮されます。ハクスラ系のゲームで重要な、テンポの部分が素晴らしいと言うだけで、下位互換版の本作には素晴らしい価値があるのです。
本作のハクスラとしての魅力は、スピーディな戦闘にあります。敵を見つけたら、特に難しいことは考えず襲いかかり、倒しにかかる。そして得られる経験値やドロップを見て楽しむのです。さまざまな武器による攻撃や、ボタンに割り振られたスキル、そしてレコニングモードという「超必殺技」的なアクションを使い分ける戦闘は、いろいろやろうとすれば多彩な動きが可能ですし、シンプルに遊ぼうと思えば少ない攻撃で戦闘を成立させることも可能です。明らかにプレイヤー側が敵より強い場合は特に何も考えずボタンを連打し、強敵と当たった時だけいろいろな手段を使ってプレイするくらいのノリで、だいたいのバトルを乗り切ることが可能です。とはいえ、育成のバリエーションは非常に幅広く、レベルアップごとに、冒険を快適にする鍛冶や開錠などに関わる”スキル”、戦闘のアクションやステータス強化につながる”アビリティ”を育てることができます。そしてここで育てたアビリティのジャンルを元に、ステータスにさまざまなボーナスがつく”ディスティニーカード”と呼ばれる要素がアンロックされます。”ディスティニーカード”は、RPGにおける職業やクラスのようなものになっていますが、非常に多岐に渡る上、取得アビリティにかかわらず「後付け」で設定できるため、非常にバリエーション豊かな育成を楽しむことができるんですね。いわゆるステータスやスキルの振り直しなどの救済措置もあるので、このゲームに関しては、セオリーとか細かいことを考えずに、思うがままに育成してみるのがおすすめです。
クエストの数もダンジョンの数も膨大で、思いつくままにクエストを受けたり、フィールドを走り回って探索を進めるのも面白いです。育成が進めばメインストーリーはごり押しで終わりますが、本編以上の難度を持つエンドコンテンツも充実しているのでご安心を。今やるとちょっと古く感じるのかなと思いましたが、全然そんなことはなく、快適なプレイフィールと膨大なやりこみ要素は今でも健在。未プレイの人でも、ハクスラが好きという人は、軽く200時間くらいは遊べるはず。
本作は一人用のゲームですが、それが今、遊び直すにあたってとても嬉しいです。本作はもともと、オンラインゲームとして開発されていたという話もあるのですが、今こうして振り返れることを考えると一人用で良かったとしみじみ思います。僕はオンラインゲームもマルチプレイのゲームも大好きですが、一人で遊びきれるRPGというも良いものです。続編が出るとしたら、オンラインゲームでもマルチプレイ対応でも買うと思いますが、この時代の傑作としてはこれで良かったのではないでしょうか。(本作の開発元である38 Studiosは閉鎖されてしまいましたが、この素晴らしいゲームは忘れられることはないでしょう。日本向けにローカライズを行ったスパイク・チュンソフトも本当に素晴らしい!できればダウンロード版も再配信してほしいけれど。)
コツコツ遊ぶ一人用のゲームを探しているという方は、Xbox Oneの下位互換で本作を遊んでみてはいかがでしょうか。