ゴジライン

ゲームを最大限に楽しむ集団 【ゴジライン】公式ホームページ

【ゲームレビュー】『竜星のヴァルニール』の魔女たちがみんなかわいい

   

可愛い女の子が出てくるRPGをプレイすることがライフワークになっている浅葉です。
超ガラパゴスRPG『竜星のヴァルニール』も良かった。
魔女と呼ばれる女の子たちがあまりにも可愛くて、しかも主人公が男。最近は女性ばかりのパーティで楽しむ萌えRPGも増えましたが、おれはこういうハーレム系が好きなのです。

▲左端にいるのが、主人公(おれ)のゼフィさん。嫌味なところのない超絶イケメンです。そら魔女の女の子たちも惚れますわ。

可愛い女の子が出てくるRPGの雄であるコンパイルハートのゲームは、毎回斬新な設定を絡めたシステムを盛り込んでユーザーの興味を引き、同時に古参のファンを脅かしてくれます。なぜ脅かすのか。それは、斬新なシステムを盛り込んだ結果、肝心のゲームのテンポが悪くなってしまったり、RPGとしての面白さを欠いてしまうことも少なくないからです。斬新なだけでは出落ちで終わってしまうので、それをゲーム全体に馴染むように調整しなければならないのですが、なかなかこれが一筋縄ではいかないようです。
さて、今回はどうだろうと思いつつ、プレイを進めてみたのですが、今回はテンポを阻害しないようにシステム面を考え、ストレスになる部分には細かいことはいいんだよ的仕様を当てはめることで、とても遊びやすい作品に仕上がっていました。そうそう、こういうのでいいんだよという絶妙なライン。ぶっちゃけ僕は、女の子の出てくるRPGに、がっつり遊べる深みをもとめているわけではなく、ゆるふわと遊べるものでもいいのです。
△システムは煩雑そうに見えますが、特に意識せずとも先には進めるゆったり設計。バトルは仕組みさえわかれば、とてもシンプル。コマンド選択式のRPGに慣れている人なら、すぐに楽しめるはず。

本作を買う前に一番懸念していたのは、魔女たちが飛行して戦うという設定とシステムのリンクです。シンボルエンカウント形式でバトルが始まると、魔女たちは上層、中層、下層という3つ層を自由に移動して戦うというのです。これはこれで、戦略としては面白そうなのですが、いちいち戦闘でそんなことをしていたら、テンポ面は大丈夫なのだろうかと思っていたわけです。コンパイルハートの作品でおなじみの「周回要素」とは相性も悪そうです。

しかし、蓋を開けてみると、この3つの層について考えるのはボス戦くらいのもので、そこでも頻繁な移動を強いられることなく、古き良きコマンドRPG的な感覚で楽しむことができました。しかも、本作の戦闘中に使用できるオートバトル、スキップ機能はなかなか優秀で、勝つとわかっている戦闘を爆速で終わらせることができます。最近は、ハードの性能が上がってきて、演出過多になっているゲームが多いので、こうしたテンポへの配慮は嬉しい限り。一部、スキップが停止してしまう演出もありますが、十分及第点と言えるでしょう。このオート、スキップについては、他のコマンド選択式RPGにも積極的に取り入れてもらいたいですね。

敵を倒すだけでなく、捕食してキャラクターのスキルを獲得していくという育成システムがあるのですが、中盤以降はサクサクこの捕獲が成功するようになり、煩雑さが消えていきます。最終的に、レベリングも倒すよりも捕食した方が早いといことになり、ひたすら即死攻撃相当の捕食を連打するようになったのは、ざっくりとした作りの弊害でしょうか。しかし、レベルカンストまでの経験値があまりにも膨大なので、このざっくりとした仕様に助けられている部分の方が大きいと思います。そして、捕食は基本的に、キャラクター別になっているので、全キャラクターを育成することを考えたら、このテンポでも良さそうです。

△敵を捕食することで、捕食した敵の因子を獲得できます。

△因子には、さまざまなスキルが設定されており、これを解放することでキャラクターを強化できます。

もう一つ気になっていたのが、物語の中心人物である魔女たちが「竜を孕んでいる」というピーキーな設定です。魔女たちは内なる竜の力の影響で、竜の血を摂取しないと狂気に侵されてしまうのにもかかわらず、竜の血を取りすぎると内なる竜の成長が早まるというジレンマを抱えています。そしてこれが、ゲームシステムにも絡んでくるというわけですね。なんでも、狂気に侵されすぎるとバッドエンドに行くらしいですし、「妹」と呼ばれるサブキャラクターたちの狂気度にも気を配らないといけない。なんて面倒くさそうなんだ。おれのような、ひたすらハクスラしたい人間にはなかなか辛い仕様だぜと思っていたのですが、ここも案外すっきりとしたものにまとまっていて、ストレスを感じるシーンはありませんでした。

△通常状態のミネッサちゃん。

△内なる竜の力を使って戦う魔女のミネッサちゃん。

まず、プレイアブルキャラクターの竜の狂気については狂気度というパーティ全体で共有する数値によって管理されているので、この数値が変動する選択肢、パーティの全滅等にだけ気をつけていれば問題ありません。途中、「妹」と呼ばれる女の子たちの狂気をコントロールするパートが増えるのですが、これも基本的に、「同じ食べ物を一定周期」で与えていれば回避可能なので、丁寧にプレイしていれば、トゥルーエンドにたどり着くのは難しいことではなく、むしろバッドエンドを見る方が大変なのではと思うほど。とはいえ、この要素があることで、ダンジョン探索を途中で切り上げなければならなくなるため、がっつりとアイテム集めやレベル上げをするのが難しくなるのも事実。ただ、この縛りについても、物語後半、及びクリアー後は妹の狂気度が変動しなくなったので、そこからはハクスラっぽい遊び方をすることができます。

△妹に食べ物を与えて、狂気度をコントロールするパート。妹たちを放置しておくと、狂気度が上昇して、最終的にはいなくなってしまうので、物語の序盤から後半にかけては気にしつつプレイをする必要があります。

そんなわけで、サクサクと遊べる萌えRPGとなっていて、プレイ開始から一気に徹夜でエンディングまで到達しました。ダンジョンは広いマップを走り回るタイプのもので、ギミックらしきものもあっさり味。どちらかというと、物語を楽しむためにRPGを遊んでいるような作品です。でもこれでいいのです。テンポの悪いRPGはプレイしていて辛くなりますし、それならこれくらい割り切ってくれた方がいい。もうちょっといろいろなシステムがリンクするように作ってくれれば、やりこみ系RPGとして楽しめるかもしれませんが、それはまた別の機会に期待します。
トゥルーエンドまでのプレイ時間は駆け足で20時間かからないくらい。そこからやり残していたサブクエストや、トロフィーコンプリートのための育成などを含めて、25時間くらい遊びました。周回プレイを楽しむ場合は、この限りではありませんが、萌えRPGとして、なかなか程よい塩梅の作品になっています。ちなみに、もっと遊びたいという方には、DLCでさらなる難度の解放が用意されているので、こちらに取り込むことで、やりこみゲーとして楽しむことができるはず。

△サブクエストや、強い武器を狙うためのコンテンツをこなしていけば、30〜40時間くらいは遊べます。ゴリゴリ周回するぜという方はもちろんこの限りではありません。

魔女と呼ばれる女の子たちがとにかく可愛らしく、ここ最近のコンパイルハートゲーでも屈指の萌え力を持つ作品なので、キャラクターデザインがイイと思った方は、ゆるりと遊んでみてはいかがでしょうか。ストーリーもダークファンタジー風ですが、そんなにどぎついシーンはありませんし、一つのテーマとして「家族の幸せ」があるので、バッドエンドにいかなければ辛い目にあうことも少ないです。魔女たちは、お姉さんキャラはもちろん、ロリの者にも刺さるよう、多彩なバリエーションの魅力を備えているので、幅広い好みに対応できる萌えゲーだと思います。個人的には、がっつりやりこむRPGというよりも、ギャルゲー的要素を楽しむゆったり系RPGだと思っています。これだけキャラクターが可愛いのだから、もう少し集合の一枚絵やキャラクター別の一枚絵が欲しかったなあと思います。(ちょっと少なすぎるかなというくらい少ないです。)

△ミネッサちゃんの可愛さたるや女神。おれはこの一枚のためだけにこのゲームを買ったのかもしれない。

最近では、萌えRPGが減ってきた印象もありますが、コンパイルハートだけはいろいろゲームを出してくれています。ほどよいやりこみ要素と、爆発的な萌え力を持つヒロインがあわさった「超ガラパゴスRPG」は、立派な一ジャンルとして存在感を放っています。コンパイルハートは、変化球を投げたがる、たまに斜め上すぎるゲームも出てきますが、一つ一つ作品を見ていると、愛情に溢れた作品が多いことも確かです。『アガレスト戦記』シリーズや『ブレイジングソウルズ』など、大傑作も珍しくはないブランドなので、今後も頑張って欲しいところ。(Switchとかでリメイクしてくれないだろうか。この2つのシリーズ、本当に神ゲー揃いなんです。『ブレイジングソウルズ』はPSP版を300時間くらいやりました。やりこみと、可愛い女の子を兼ね備えた、神作品なので、今度紹介いたします)

可愛い女の子が出てくるRPGをやってみるかという方、本作、いかがでしょうか。
もし買うなら本編以外のお楽しみ要素(朗読CD)がついている限定版を強くオススメします。

The following two tabs change content below.
浅葉 たいが

浅葉 たいが

ゴジライン代表。ゲーム、アニメグッズのコレクター。格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、RPGをこよなく愛する。年間100本以上のゲームを自腹で買い、遊ぶ社壊人。ゲームメディア等で記事を書くこともあるが、その正体はインテリアデザイナー、家具屋。バンダイナムコエンターテインメント信者かつ、トライエース至上主義者。スマートフォン版『ストリートファイター4』日本チャンプという胡散臭い経歴を持つ。

 - ゴジライン記事 , , ,