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というわけで2ページ目です。ここではゲームを既に購入した方向けに、軽い攻略と、当たり前みたいな顔して出てくるけどお前誰だよ!な主要キャラクターの軽い解説をしてみようと思います。キャラクターの方は序盤のネタバレが入るので、また始めていない方は注意を。それではゲーム攻略の方から行ってみましょう。
もっと早く移動したい
加速をつけましょう。本作ではそれまでの移動スピードが次のアクションにも乗るため、直前の移動スピードが速ければ速いほど次のアクションも速くなり、雪だるま式に移動が快適になります。
加速をつける手段としては、スイング中に×ボタンでジャンプする、L2+R2→×のポイント・ジャンプを使う、空中でL3ボタンを押して急降下する、などがあります。低い位置で移動する場合はスイングと空中で×ボタンのウェブ・ジップを、屋上を使う場合はポイント・ジャンプを中心に移動ルートを組み立てると、目的地まで素早く移動できるようになりますよ。
近接モードが難しい
銃を持った相手を最優先で倒しましょう。殴り合いの基本は打ち上げからの□ボタン連打です。その際、敵ではなく、スパイディの頭上に注目するのがコツです。白い危険察知アイコンが出たら○ボタンを押せばだいたい回避できるので、正面の敵を見る必要はそんなにありません。が、ここで厄介になるのが遠距離からの銃撃。銃があると空中コンボが使いにくくなるので、まずは離れた場所にいる銃持ちの相手に△で近付いて数を減らすことが重要です。フィニッシュ・ムーブは銃や盾持ちなど、厄介な敵に狙いを定めて使っていくといいでしょう。
銃の強さを後押ししているのが敵の固さです。敵を倒すには何発も殴らねばならず、その間に銃で狙われるのが痛い状況です。ここで役立つのがガジェットのインパクト・ウェブ。敵は壁に張り付ければ一発で倒せるので、壁に近い敵がいたらインパクト・ウェブを撃ち込むことで、簡単に敵の数が減らせます。高所のバトルなら敵を外に蹴り飛ばして落下させれば、こちらも少ない手数で敵の数を減らせます。ガジェットは戦闘中に補充されるので、惜しみなく使っていきましょう。
また、ストーリーの途中で強制的にスーツパワーがバトルフォーカスに変わりますが、これも罠です。初期から使えるウェブ・ブロッサムが混戦でめっちゃ強いので、こっちを主軸に戦っていくといいでしょう。
結局、銃が最大の脅威なので、スキルはディフェンダーのカウンター・ストライクを最優先で取りるのがオススメです。回避に慣れないうちは、危ないと思ったら○→×のロング・ドッジで大きく距離を取るのが安全です。ロング・ドッジは攻撃のリーチが長くて回避が面倒なデカブツ相手にも有効ですよ。
ステルスモードで見つかってしまう
L2+R2のポイント・ジップを主軸に動きましょう。ステルスモードでは、正確な操作がやりにくい壁上りやスイングではなく、確実に狙った地点に移動できるポイント・ジップが主力の移動手段です。ウェブ・シューターで物音を立てて敵を誘導し、孤立したところを□や△の不意打ちで倒す。そして見つかる前に再びポイント・ジップで上に戻る、という流れで進めていきましょう。まずは安全に倒せる敵から徐々に数を減らしていって、面倒な所は後に回すのが鉄則です。
敵が2~3人固まっている所は厄介ですが、音を立てて敵を分散させ、安全な敵から処理していくか、壁が近ければ2人をL2+インパクトウェブで処理し、残った一人を△のウェブストライクで片付ける方法もあります。敵に発見されても仲間を呼ばれる前に倒せばいいのです。……と文字で書いても分かりにくいと思うので、下にステルスモードのサンプル動画を用意しました。だいたいこんな感じだと思います。
で、お前誰?
当たり前の顔で当たり前のように出てくるストーリー上のキャラクターたち。説明が無いのでスパイダーマンに馴染の無いプレイヤーは置いてけぼりになりがち。なので、各キャラクターの簡単な解説、それと出演している映像作品も合わせて軽く紹介していきます。
●ユリ・ワタナベ
で、お前誰?第一号。ゲームではスパイディの相棒みたいな位置付けだが、映像作品に登場したことはない。彼女自身もコスチュームを着て悪と戦うレイスというヒーローであり、本作のストーリーで重要なとあるヴィランと関係が深い。ゲーム冒頭でいきなりスパイダーマンファンの認識を揺さぶってくる強者。
●ウィルソン・フィスク
で、お前誰?第二号。冒頭で重要人物みたいに出てくるけど、過去のスパイダーマン映画に登場しないためコミックの知識が無いと???になる人。というのも、ニューヨークの裏社会を取り仕切る悪党で、映像作品ではスパイダーマンではなく、同じニューヨークで活動する盲目の弁護士”デアデビル”の宿敵として描かれることが多いキャラクター。超能力は持たないが、肉体ひとつで滅茶苦茶強い。NETFLIX版の『デアデビル』シーズン1に登場し、『フルメタル・ジャケット』の微笑みデブ役で有名なヴィンセント・ドフノリオが演じた。
●オットー・オクタヴィアス
スパイダーマンの宿敵であるDr.オクトパスの中の人。名作と名高いサム・ライミ版『スパイダーマン2』に登場。タコみたいな金属アームを武器にスパイダーマンを苦しめる強敵、映画『アメイジング・スパイダーマン2』のラストで次に彼が登場する展開がほのめかされたが、シリーズ打ち切りでお蔵入りになった人。一時期、ピーターの肉体を乗っ取って代わりにスパイダーマンとして活動していたこともある(『スーペリア・スパイダーマン』)。
●MJ
ピーターのメイン彼女。よく付き合ったり別れたりする。サム・ライミ版を知っている人は尻軽女として強烈に印象に残っているだろう。コミックでは結婚したこともあるが、後に無かったことにされた(『ワン・モア・デイ』)。
●ノーマン・オズボーン
スパイダーマンの最大の敵、グリーンゴブリンの中の人。オズ・コープという巨大企業の社長で、自社で開発したアーマーを装着して悪事をはたらく。サム・ライミ版『スパイダーマン』で敵として登場。また、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズでは黒幕として存在が示唆されていた。コミックではアベンジャーズを追い出してアイアンマンみたいな格好していたこともある(アイアン・パトリオット)。
●ハリー・オズボーン
紫色のサイドミッションでピーターにお遣いを頼む人。ノーマン・オズボーンの息子で、ピーターの古い友人。父親であるノーマンがスパイダーマンに殺された場合にはピーターとの関係性が悲劇的に描かれることもあり、サム・ライミ版と『アメイジング・スパイダーマン2』では共にグリーンゴブリンになっている。
●マイルズ・モラレス
で、お前誰?第三号。設定が複雑になりすぎた本編とは別世界として作られた『アルティメット・スパイダーマン』シリーズでピーターの死後、二代目スパイダーマンとなって活動する黒人の少年。実写映画には未登場。
●地獄からの使者スパイダーマン
1978年に日本で放送された特撮ヒーロー番組『スパイダーマン』の主人公。中の人は山城拓也。復讐を果たすべく悪の組織”鉄十字団”と激しい戦いを繰り広げる。巨大ロボット”レオパルドン”を呼び出せるのが最大の特徴。本作では、ゲームを遊んでいると思いがけないところで出会うことができる。写真は様々な並行世界のスパイダーマンが一堂に集結したカオス設定なコミック『スパイダーバース』に、レオパルドンに乗って登場した時のもの。余談だが、最近公開された映画『レディ・プレイヤー1』の原作小説で主人公のウェイドが搭乗機に選んだのがレオパルドンだったりする。
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さいとう
多人数よりも一人用のゲームを好み、体験やストーリーを重視しては無駄にウンウンと頷く。
でも面白ければジャンル問わず何でも触ってみるタイプ。
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