【仮面ライダー クライマックスファイターズ】プレイレポート01.誰が強いか、実験を始めようか。

『仮面ライダー クライマックスファイターズ』の購入者が宇宙一多いであろうゆるふわゲーミング団体ゴジラインでは、発売日の12月7日深夜から、数々のライダーがバトルを繰り広げています。購入するメンバーのほとんどが、「対戦できるらしい」ということしか知らない状態で迎えた初日は、想像以上に盛り上がり、朝の3時くらいまで宴会のような盛り上がりを見せていました。

『仮面ライダー クライマックスファイターズ』
発売日:2017年12月7日
プラットフォーム:プレイステーション4
ジャンル:格闘アクション
プレイ人数:1〜4人(オンライン対戦あり)
価格:期間限定生産版11.100円+税(ダウンロード版同額)、通常版7.600円(ダウンロード版同額)
パッケージ版には早期購入特典として小冊子が付属。
バンダイナムコエンターテインメント

△平日だし、次の日も仕事があるからほどほどにしておこうなと言いながら、3時過ぎまで大騒ぎしながら対戦していました。

本作については、ジャンルが対戦格闘になっていることから、ゲームモードもかなり潔く「対戦」を楽しむ方向性のものが詰め込まれています。オフラインで遊ぶミッションモードやフリーバトルにはストーリー的なものは絡んできませんが、対戦してもらうことへの導線を意識した作りなどが随所に見られます。オンライン対戦には、他のプレイヤーとランキングを競い合えるランクマッチのほか、和やかに遊べるプレイヤーマッチも実装されており、これはバンダイナムコエンターテインメント通の俺からすればキャラゲーとしては十分すぎるクオリティに達しています。ひと昔前のバンダイナムコのゲームは、プレイヤーマッチにフレンドの招待機能がなかったり、一試合したら待ち受け画面に戻されたりするものがあったのです。

△浅葉、ナカジマ、大久保ゴジラ、ケンちゃんをはじめとするキャラクターゲーム愛好家が集結。俺が、俺たちが、仮面ライダーだ!

△キャラクター選択画面を見ただけで高まるぜ!

本作は、4人対戦を全力で楽しむゲームである

本作の4人対戦は最高です。正直使い道が不明な技や、ちょっと性能的に物足りない技もあるのですが、仮面ライダーの技を振り回しながら4人対戦ができるという時点で俺たちにはもうたまらないのです。1vs1で遊ぶと、ちょっと広すぎるように感じたフィールドや、技の隙が多すぎるように感じていたことなどがどうでもよくなります。たとえ無限コンボが見つかったとしても、俺たちはそれを笑って許し、即座に自分の持ちキャラとするだろう!
格闘ゲームとしてのバランスがいいとか、悪いとかそんなことはもういい!本作の4人対戦がテンポがよく、わかりやすいのものとなっているだけで、俺たちには十分なのです。昨日プレイステーション4のブロードキャスト機能で、本作の対戦模様を配信していたのですが、コメントにも「よくわからないけど面白そう」という声が多かったのが印象的でした。

プレイステーション4のブロードキャスト機能について
『仮面ライダー クライマックスファイターズ』の、限定生産版となる「プレミアムRエディション」では、歌つきの楽曲がゲーム内BGMとして選択できるためか、ゲーム開始後の設定のままでは対戦中、プレイステーション4からブロードキャスト及び、ビデオクリップの保存ができない仕様となっています。オプション設定から、使用するキャラクターのBGMを変更すれば、両機能が使えるようになりますが、1キャラクターずつ設定していかなければいけないので、これがなかなか手間になります。プレイステーション4で配信やゲーム実況をしたい人は、通常盤を買うのもアリかもしれません。ここだけはアプデで一括でいろいろ変えられるように対応してくれ!

△プレミアムRエディションは、ゲーム開始時の設定のままだと、プレイステーション4での配信制限に引っかかります。

△4人対戦は、ロックオンを切り替えて戦うタイプなので、エイム力などは必要ありません。格闘ゲームというジャンルですが、コンボもボタンを連打するだけでつながるので、めちゃ簡単です。

とにかくめちゃくちゃシンプルかつ、コンボがガンガンつながるといったタイプでもなく、オタク的なテクニックが出にくいゲームなので、一人で遊んだ時にはちょっと淡白に感じるかもしれませんが、その分敷居がめちゃくちゃ低く、多人数でワイワイ遊ぶのには最適です。ライダー好きの子供がいるご家庭であれば、お父さんvs子供も成立しそうなくらい簡単!多人数対戦というのは、やはり素晴らしきスパイスですね。
ナカジマなどは、「甥っ子におもちゃを買ってあげたことはあるけど、平成ライダーは見たことがない」プレイヤーですが、チンパンジーのようにはしゃぎながら、「敵からのロックオンを消す」という、ウルトラ性能のスキルを連打してきます。どうすんだこれ強すぎねえとか思いながら、どのキャラクターも初プレイで使えるくらい優しいゲームなので「ならば俺も使おう」となるのも素晴らしきところです。

△仮面ライダーを使ってみんなで戦える、それだけでいいじゃないか。

4人対戦は快適にサクサク遊べます。キャラクターを変えずに連戦ができたり、ロビーでちょっとしたコミュニケーションが取れたり、どうしちまったんだバンダイナムコエンターテインメント。対戦を主軸にしたためか、演出面は「対戦のテンポを損ねない」レベルで落とし込まれており、ここについてはキャラクターゲームとしてちょっと物足りなさを感じる人がいるかもしれませんが、それは4人対戦の面白さが向上したということでポジティブに捉えるのもアリでしょう。ストーリーモードがもう少しあれば良いという声などは上がりそうですが、我々対戦ジャンキーとしては「キャラクターゲームのお約束」である「ストーリーをクリアーしていろいろミッションとかをやらないとキャラクターを解放させてやらないぜ」というところがあまり得意ではないので、その方面では助かっています。

△おれは仮面ライダーダブルを使っています。

というわけで、4人対戦が楽しそうという方であれば、仮面ライダーをネタに盛り上がりつつ遊ぶことができる作品となっています。一人用ゲームとして遊ぼうとすると、正直寂しいところもあるので、購入する際はそこを判断基準にするといいかもしれませんね。
ゴジラインとしては、「みんなで遊べば面白い」ということを超強調しておきます。お買い上げの際は、友人を数人巻き込むことを熱烈にオススメします。そして、お友達との対戦の際はプレイステーション4のパ−ティチャットを活用するとより幸せになれるはず。

対戦メンバーの一人・大久保ゴジラは昨日「こういうゲームとは真面目に向き合いたい」という謎の言葉を発していたので、ゴジラインでは引き続き、本作のプレイ模様を掲載していきます。対戦相手が4人も集まらねえよという方は、ゴジラインのチンパンジーたちがいつでもお相手致しますので、気軽にtwitterなどでご連絡ください。

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浅葉 たいが

浅葉 たいが

ゴジライン代表。ゲーム、アニメグッズのコレクター。格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、RPGをこよなく愛する。年間100本以上のゲームを自腹で買い、遊ぶ社壊人。ゲームメディア等で記事を書くこともあるが、その正体はインテリアデザイナー、家具屋。バンダイナムコエンターテインメント信者かつ、トライエース至上主義者。スマートフォン版『ストリートファイター4』日本チャンプという胡散臭い経歴を持つ。

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