どうも、職人プレイヤーから程遠い存在と思われがちな浅葉です。(瞬獄殺の入力には自信があります。『3rd』でしゃがみ弱K移動瞬獄もできるんやで!)
今回は、我らが赤きサイクロン・ザンギエフの攻略をお届けします。『スト4』と比べると、スクリューのつかみ判定発生は遅くなり、打撃無敵は消え、バニシングフラットはなくなり、ダブルラリアットも発生速度が遅くなりました。これもしかして職人キャラクターというか、弱いんじゃ……とか思っていたこのキャラクターですが、ちょっとゴジライン連中に負けすぎてキレたことをきっかけに、真面目に調べ始めると、1フレームで発生するVスキルのアーマー、ダウンさせたあとの爆発力の高い起き攻め、何かが起きるサイクロンラリアットなどなど、新たな武器には凄まじい可能性を感じます。昨日までは弱キャラとして、ゴジライン内で相手にされていなかったおれのザンギエフですが、ちょっと調べてぐるぐるし始めた結果、荒らしきって勝てる試合も増え、今では「復活の(ザンギ)F」を名乗っています。
地上からじっくりと近づく場合は、立ち中Kの先端を使ったけん制で相手の動きを制限するように動いていきましょう。立ち中Kは非常にリーチが長いため、出てしまえば強力な攻撃手段になります。この技に加えて、相手の接近を止めやすいしゃがみ弱Pを適度に混ぜて使えば、横押しをしかけようとする相手を追い払えるはず。飛び道具を持たない相手には、これらの技と、立ち強P、しゃがみ強Pの先端、ジャンプ中K、ジャンプ強Pの奇襲などを混ぜて近づきます。向こうから攻め込んでくる相手には、上半身無敵のあるダブルラリアットを早めに繰り出すか、立ち弱P、しゃがみ強Pで迎撃していきましょう。相手の飛び込みを落し損ねたら、防御のぐるぐるは控えること!本作のスクリューパイルドライバーは、通常版、EX版ともに打撃無敵がなく、投げ無敵しかないので、つぶされる可能性が高いです。ぐるぐるするときは、覚悟を決めてクリティカルアーツを出しましょう。
こうした動きで、相手を萎縮させたら、ダッシュからのスクリューパイルドライバーや、斜め下方向に強いジャンプ中Kで奇襲をしかけましょう。最大の目標は、後述する起き攻めのために、中、強、EXスクリューパイルドライバーを決めることです。紹介した通常技だけでは、地上戦がきついという相手には、リスクを負いつつしゃがみ強Kも混ぜてみましょう。この技は非常に隙が大きいのですが、他の通常技よりも下方向に強いため、地上技にうちかちやすいんです。
問題は、飛び道具と対空技を兼ね備えた憎き胴着どもや、新参者のくせにブイブイ言わせているラシードのような飛び道具を使うキャラクターたちで、こうしたキャラクターたちには、地上技のけん制だけでは分が悪い戦いを強いられます。そこで活用したいのが、飛び道具を回避できるダブルラリアット、相手の攻撃を受け止めるアーマー効果のあるVスキルや、飛び道具相殺判定のある6+強Pのヘッドバッドなどの飛び道具対策技。Vスキルは直接ダメージにこそつながりませんが、飛び道具対策になるサイクロンラリアットを使うためのVゲージを溜める効果があるので、相手にプレッシャーをかけられます。
接近戦では、打撃とスクリューパイルドライバーを使い分けて相手のガードを揺さぶりましょう。打撃の選択肢としては、コンボにつなげられるしゃがみ弱Pがオススメです。スクリューパイルドライバーは、中、強、EX版であれば、相手の早め起きあがりに対しても攻めを継続しやすいです(スクリューパイルドライバーは、弱が一番間合いが広く、EX、中、強と順に短くなります。ただし、中、強、EX版は、決めたあとに先に動ける時間が長いです)。スクリューパイルドライバーの発生は5フレームなので、やや発生が遅いです。
スクリューパイルドライバーの狙いどころは、ダッシュから奇襲として使うほか、しゃがみ弱Pや、立ち弱K、密着でヘッドバッドをガードさせたあとなどに狙いましょう。ヘッドバッドは、ガードさせてもザンギエフ側が先に動けるので、ヒット時はコンボを狙えるので、飛び込みのあとや相手の起き上がりに狙う戦術がとにかく強力です。また、6+中Kも攻めのアクセントとして強力です。この技は、ヒット時はクリティカルアーツが連続技に、ガード時はクリティカルアーツが強力な連係になるので、ぐるぐるしたいなというときは攻めの中に組み込んでいきましょう。
画面端に追い込んだ状態で、少し相手との距離が離れた場合は、アーマー判定を持つ溜め版の強Pを攻めに組み込みむのもオススメです。この技はガードさせれば+2フレーム、つまりザンギエフ側が先に動き出せるのですが、画面端以外ではバックジャンプや後退で回避されてしまいます。しかし、画面端に追い込んだら話は別、回避が難しいうえ、技のでかかりをつぶされにくいため、物凄い圧を放つ技へと変貌します。
通常投げ、およびコマンド投げは、後方受身ができないため、その場受け身と受け身をとらない中、強版スクリューパイルドライバーからは、相手が早め起き上がりをとったとしても、前ダッシュ(最速で+2フレーム)して再度スクリューパイルドライバー(発生5フレーム)をしかければ、地上の通常技で動こうとする相手をつかめます。対の選択肢としては、しゃがみ弱Pや、思い切って立ち強Kを狙いましょう。また、EXスクリューパイルドライバーや、EXボルシチダイナマイト等、相手のダウン時間が長い技からは、6+強Pとスクリューパイルドライバーを使い分けてガードを揺さぶるチャンスです。6+強Pは、ヒット時に立ち弱Kが連続技になるので、見返りが非常に大きいです。EXボルシチダイナマイトは、スクリューパイルドライバーよりもザンギエフ側が早く動けるため、6+強Pを起き上がり狙えますよ。
今夜勝ちたい人は、この、中スクリューパイルドライバー→最速ダッシュ中スクリューパイルドライバーで、相手のその場受け身通常技を吸う練習をしてください。この連係を警戒して、相手がジャンプするようならダッシュからしゃがみ弱Pを、相手が受け身をとらなくなれば、6+強Pを起き上がりに仕掛けやすくなります。
打撃と投げで相手を揺さぶる際に、投げの選択肢として、スクリューパイルドライバーではなく、通常投げを使うのも画面端では有効です。通常投げは空振り時の隙が小さいため、ジャンプで回避された際にダブルラリアットによる対空が間に合うことが多いので、仕掛けるリスクが小さいのが魅力です。
サイクロンラリアットは、強P+強Kを押すと発動し、そのままボタンを押しっぱなしにすると派生版へと移行します。この派生版はコンボに組み込むと大ダメージを見込めるという利点のほかに、ガードされても反撃を受けない(ザンギ側のほうが動き出すのは遅いです。-3フレーム)という強みがあるため、強引に攻めの起点を作るための手段としても重宝します。派生させない場合は、ガードされると基本的に反撃を受けてしまいますが、”持続当て”をするとザンギエフ側が先に動き出せます。この持続あては、立ち弱P対空や、立ち強K(クラッシュカウンター)→立ち強KなどからキャンセルでVトリガーを発動すれば、簡単に行うことができるので、攻めを継続したい場合に活用しましょう。サイクロンラリアットは、飛び道具への対策はもちろん、地上戦で奇襲としても使えますが、ガードされたらすぐに派生をやめて、Vゲージを温存するのも戦術の一つです。発動中であれば、サイクロンラリアットの発生が早くなる(トリガー発動モーションがなくなるため)、以下のようなコンボが可能ですよ。
ザンギエフのVスキルは、アーマー判定の発生が1フレーム(アーマー受付時間1~15フレーム、隙16~23フレーム)というスゴイ性能なので、いろいろな技をぶっぱなしで、状況によっては見てから受け止めることができます。ちなみに、ボタンを押しっぱなしにすることで発生するマッスルポーズはヒット時は+2フレームとなり、クリティカルアーツがつながります(ガードされたときは-2フレーム)が、アーマーで受け止めたことに対して、相手の反応が間に合ってしまうことが多いので、特殊な状況以外では早めに解除することをオススメします。
派生しなければ、アーマー判定のない部分が7フレームしかないことで、状況によっては手痛い反撃を受けづらいため、状況をしっかりと把握したうえで使えば強烈なカウンター技として機能します。アーマーで技を受け止めた場合は、この全体23フレームが経過するとすぐに動けるようになるので、全体動作が大きい技に対して使えば、普通にガードするよりもザンギエフ側が早く動き出せるんです。以下の動画で、この技を使った反撃の例をいくつか紹介しますね。以下の動画は、連係を繰り出したあと、レバーを上入れっぱなしにしているので、コマンド投げは確定しています。
かりんのしゃがみ中K【C】大蛇に強スクリュー
リュウのしゃがみ中K【C】波動拳に弱スクリューパイルドライバー
ベガの立ち強P【C】強ダブルニープレスに強スクリューパイルドライバーorクリティカルアーツ
ナカジマ「お前、このVスキル割り込み動画”やってる”だろ」
おれ「はて?」
ナカジマ「アーケードスティックの右上のボタンに、何設定したかいってみ?」
おれ「……Vスキルボタンです。だって、VスキルとVトリガー、リバーサルの猶予が短いように調整されてるんですよ!」
ナカジマ「ちゃんとそれ記事に書いとけよ。嘘、大げさ、紛らわしいだからな」
と、Vスキルボタンを使うと、1フレームのアーマー判定を活かした割り込みが、「連打でわりと安定する」ため、上の動画のようなスーパープレイみたいなのが、付け焼刃のザンギエフでも簡単にできるようになります。ボタン同時押しで頑張るのはなかなか大変かもしれませんが、Vスキルの割り込み自体はかなり強力なので、是非試してみてください。上に紹介した意外にも、各キャラクターの定番となっているような連係に対抗できたりするので、やる気のある方は是非、エクセルなどにまとめてみてください(投げっぱなし)
しゃがみ弱P→立ち弱K【C】ダブルラリアット
しゃがみ弱P始動の基本連続技。投げの対の選択肢として便利です。
しゃがみ中P→立ち弱K【C】ダブルラリアット
立ち状態に狙いたい連続技。密着状態で狙いましょう。
6+強P→立ち弱K【C】ダブルラリアット
立ち状態の相手に決められます。6強Pからは、クリティカルアーツもつながります。ザンギエフのクリティカルアーツは、地上のやられ状態をつかめるという性質があります。
しゃがみ弱K→しゃがみ弱P【C】クリティカルアーツ
しゃがみ弱K始動の連続技です。
しゃがみ中Por6+中K→クリティカルアーツ
ヒット時はコンボ、ガード時は連係になる強力なぐるぐるコンビネーションです。
立ち強K(クラッシュカウンター)→立ち強KorEXボルシチダイナマイト
立ち強Kクラッシュカウンター始動の連続技です。
しゃがみ強Por立ち強K【C】Vトリガー(最大まで派生)→EXボルシチダイナマイト
Vトリガーを絡めた連続技です。反撃などに使いましょう。
(Vトリガー発動中)立ち中P【C】Vトリガー(一段階)→クリティカルアーツ
Vトリガー発動中に狙う連続技です。
以上、ザンギエフ攻略をお届けしました。Vスキルボタンは自己責任の範囲でお使いください。最弱という評判もあるザンギエフですが、おき攻めとスキルには夢が詰まっているように感じます。ゴジラインは、ゲームを楽しく遊ぶだけのおっさん集団なので、正確な強さなどはやりこみ勢の方に測定していただくとして、今回、使っていてメチャクチャ楽しいです。近づくのはつらいけれど、近付けば一発があるというコンセプトや、1フレーム目からアーマーになるピーキーなVスキルなどなど、見せ場とうまさを演出できるキャラクターだと感じました。投げキャラクターの宿命として、辛い、辛すぎる組み合わせも出てくると思いますが、今回は、大会などで映える存在になると思うので、我こそはという人に是非使ってほしいですね。
おれはチンパンなので、Vスキルボタンを搭載して、これからナカジマのキャミィと対戦してきます。
嘘、大げさ、紛らわしい内容があれば、報告いただけると嬉しいです。