リュウと同じく、通常版の昇龍拳の発生直後の無敵時間がなくなったことで、切り返しが大幅に弱体化した。割り込み技として活用されていた顎撥(4中P)は、発生が鈍化したものの、派生技の猶予が伸びたことで”ヒット確認”の敷居が下がっている可能性が高い。しゃがみ中Pが通常ヒットで+5フレームを取れるのであれば、ノーキャンセルで必殺技に繋ぐコンボルートも充実するはずなので、今までと違った形の攻めも展開できそうだ。
アクセントとして、各種中段攻撃がノーマルヒットで有利な状況を維持しやすくなった点も大きな強化と言えるだろう。気になるのは、奮迅脚の”攻撃ヒット時、ダメージ側の滞空時間延長”という項目と、獅子砕きのVスキルキャンセルの相性。相手が浮く高さが変化したことで、Vトリガー中のコンボが変化する可能性もある。
※以下の調整リストはカプコン公式の2017年調整リストを元にしたものです。(Ver201705対応済み)
■ケン
変更箇所 | 調整内容 |
---|---|
やられ判定 | しゃがみ状態で振り向く際のやられ判定を変更しました |
垂直ジャンプ | ジャンプ停滞時間を39F⇒38Fに変更しました |
つかみ膝蹴り | ①ダメージを120⇒100に減少しました ②スタン値を170⇒120に減少しました ③CAゲージ上昇量を減少しました ④ヒット後の硬直を2F増加しました |
立ち弱P | ①ヒット時の硬直差を+4F⇒+5Fに変更しました ②ヒットストップとガードストップを同一の値に変更しました ③連打キャンセルで出した際に、攻撃発生の1F前に攻撃を受けても被カウンターとならない不具合を修正しました |
立ち中P | ①ガード時の硬直差を±0F⇒+1Fに変更しました ②ダメージを受ける又は動作をキャンセルした際の動作開始地点を前方に移動させました ※攻撃判定・やられ判定・押し合い判定の位置も合わせて調整しました |
立ち中K | ①動作硬直を17F⇒19Fに変更しました ※ヒット、ガード時の硬直差に変更はありません ②ヒットバック距離を拡大しました |
立ち強P | ①クラッシュカウンター時、ダメージ側ののけぞり時間を1F延長しました ②クラッシュカウンター時のヒットバックを拡大しました ③ダメージを受ける又は動作をキャンセルした際の動作開始地点を前方に移動させました ※攻撃判定・やられ判定・押し合い判定の位置も合わせて調整しました |
立ち強K | ①攻撃判定の発生を13F⇒14Fに変更しました ※全体動作を1F増加しました ②動作硬直を25F⇒26Fに変更しました ※ヒット、ガード時の硬直差に変更はありません ③ダメージを90⇒80に減少しました ④ヒットバックを縮小しました ⑤クラッシュカウンター時の吹き飛びを調整 ⑥攻撃発生1F前の足付近にやられ判定を付与しました |
しゃがみ弱P | ①ヒット時の硬直差を+3F⇒+4Fに変更しました ②攻撃判定の持続時間を2F⇒3Fに延長しました |
しゃがみ弱K | ヒット時の硬直差を+3F⇒+4Fに変更しました |
しゃがみ中P | ①攻撃判定の発生を5F⇒6Fに変更しました ※全体動作を1F増加しました ②ヒット時の硬直差を+4F⇒+5Fに変更しました ③ガード時の硬直差を+1F⇒+2Fに変更しました ④上方向への攻撃判定を縮小しました |
しゃがみ強K | ①攻撃判定の発生を7F⇒8Fに変更しました ※全体動作を1F増加しました ②ダメージを100⇒90に減少しました |
ジャンプ中P | 攻撃判定を前方に拡大しました |
ジャンプ中K | 上下方向への攻撃判定を縮小しました |
顎撥 | ①発生を4F⇒5F ※全体動作を1F増加しました ②動作硬直を15F⇒17Fに変更しました ※ヒット、ガード時の硬直差に変更はありません ③ヒットストップを弱攻撃相当の値に変更しました ④ヒットストップ、ガードストップを同一の値に変更しました |
顎撥二連 | ①ダメージを60⇒50に減少しました ②顎撥が空振りした場合も派生できる様に変更しました ③顎撥から派生できる時間を延長しました |
獅子砕き | ①ダメージを60⇒50に減少しました ②ヒット・ガード時にVスキルでキャンセル可能に変更しました |
稲妻カカト割り | ①攻撃判定の発生を21F⇒22Fに変更しました ※全体動作を1F増加しました ②ヒット時の硬直差を±0F⇒+1Fに変更しました ③ガード時の硬直差を-4F⇒-6Fに変更しました |
紫電カカト落とし | ①攻撃判定の発生を23F⇒26Fに変更しました ※全体動作を3F増加しました ②フェイント版の全体を31F⇒34Fに変更しました ③ヒット時の硬直差を±0F⇒+2Fに変更しました ④ガード時の硬直差を-4F⇒-2Fに変更しました→Ver201705:ガード時の硬直差を-2F⇒-4Fに変更しました ⑤ヒットバック距離を縮小しました |
Vスキル-奮迅脚 | ①攻撃ヒット時、ダメージ側の滞空時間を延長しました ②攻撃動作中の押し合い判定を上方向に拡大しました |
Vリバーサル-旋風鉈落とし | ①攻撃判定の発生を10F⇒12Fに変更しました ②攻撃判定の持続時間を4F⇒2Fに短縮しました ③動作中のやられ判定を以下の様に変更しました ・1F~10F 打撃+飛び道具無敵、11F~20F 完全無敵⇒1F~25F 打撃+飛び道具無敵 ④ヒットバック距離を縮小しました |
波動拳(通常版) | ①発動時のCAゲージ上昇量を減少しました ②ヒット時orガード時のCAゲージ上昇量を増加しました ③ヒット時の硬直差を-4F⇒-2Fに変更しました ④ガード時の硬直差を-10F⇒-8Fに変更しました ⑤CAキャンセル時の発動タイミングを遅くし、相手側のガード時にVリバーサルを行い易くなるよう調整しました |
波動拳(Vトリガー版) | ①全体動作を49F⇒48Fに変更しました ※ヒット・ガード時の硬直差も変動しております ②ダメージを70⇒60に減少しました ③発動時のCAゲージ上昇量を減少しました ④ヒット時orガード時のCAゲージ上昇量を増加しました ⑤CAキャンセル時の発動タイミングを遅くし、相手側のガード時にVリバーサルを行い易くなるよう調整しました |
EX波動拳(通常版/Vトリガー版) | ①Vトリガー版の全体動作を45F⇒44Fに変更しました ※ヒット・ガード時の硬直差も変動しております ②Vトリガー版のダメージを120⇒110に減少しました ③Vトリガー版のスタン値を200⇒150に減少しました ④発生後1~2F目の攻撃判定を上方向に拡大しました |
弱昇龍拳(通常版/Vトリガー版) | ①1F~5Fまでのやられ判定を下方向に拡大 ②投げ無敵を削除しました ③Vトリガーキャンセル時のガード硬直差を-5⇒-7Fに変更しました |
中昇龍拳(通常版/Vトリガー版) | ①通常版のダメージを130⇒120に減少しました ②Vトリガー版のダメージを150⇒140に減少しました ③1F~2Fにやられ判定と投げられ判定を付与しました ④3~6Fを打撃・飛び道具無敵に変更しました ⑤Vトリガーキャンセル時のガード硬直差を-5⇒-7Fに変更しました ⑥初段の攻撃判定を上方向に拡大しました →Ver201705 ①3F~6Fにやられ判定を付与しました ②1F~6Fを空中判定中の攻撃に対して無敵に変更しました ③初段ヒット時の吹き飛ぶ距離を拡大しました |
強昇龍拳(通常版/Vトリガー版) | ①通常版のダメージを140⇒130に減少しました ②Vトリガー版のダメージを160⇒150に減少しました ③1~3Fまでの完全無敵と4~7Fまでの投げ無敵を削除しました ④Vトリガーキャンセル時のガード硬直差を-5⇒-7Fに変更しました →Ver201705:3F~6Fに打撃・飛び道具無敵を付与しました |
EX昇龍拳(通常版) | ①初段~2段目のみVトリガーキャンセル時のヒット硬直差を+3⇒+7Fに変更しました ②Vトリガーキャンセル時のガード硬直差を-5⇒-7Fに変更しました ③初段~3段目が空中ヒットした際、受け身不可に変更しました |
EX昇龍拳(Vトリガー版) | ①空中コンボで使用した際、全段ヒットしやすいように調整しました ②初段~3段目が空中ヒットした際、受け身不可に変更しました |
弱竜巻旋風脚(通常版) | ①動作2F目のやられ判定を前方に拡大しました ②初段の攻撃判定周りにやられ判定を付与しました ③攻撃判定持続2F目の攻撃判定を縮小しました ④ガードバック距離を縮小しました ⑤初段をVトリガーキャンセルした際、ガード硬直差を+9F⇒+2Fに変更しました |
弱竜巻旋風脚(Vトリガー版) | ①動作2F目にやられ判定を前方に拡大しました ②初段の攻撃判定周りにやられ判定を付与しました ③攻撃判定を縮小しました ④2段目以降のやられ判定を拡大しました ⑤ガードバック距離を縮小しました ⑥2段目の攻撃判定持続時間を4F⇒2Fに短縮しました |
中竜巻旋風脚(通常版) | ①ダメージを100⇒80に減少しました ②動作3~5F目にやられ判定を前方に拡大しました ③攻撃動作中の攻撃判定を全体的に縮小しました ④攻撃動作中のやられ判定を全体的に拡大しました ⑤初段の攻撃判定周りにやられ判定を付与しました |
中竜巻旋風脚(Vトリガー版) | ①ダメージを120⇒100に減少しました ②スタン値を200⇒150に減少しました ③動作3~5F目にやられ判定を前方に拡大しました ④前方への攻撃判定持続時間を5F⇒2Fに変更しました ⑤攻撃動作中の攻撃判定を全体的に縮小しました ⑥攻撃動作中のやられ判定を全体的に拡大しました ⑦初段の攻撃判定周りにやられ判定を付与しました |
強竜巻旋風脚(通常版) | ①攻撃判定の発生を16F⇒14Fに変更しました ②ヒット時のダメージ配分を調整しました ※総ダメージ量に変更はありません ③発生時・ヒット時・ガード時のCAゲージ上昇量を増加しました ④ガード時の硬直差を-2F⇒-4Fに変更しました ⑤攻撃判定発生までの前進距離を増加しました ⑥初段から2段目に移行する時間を短縮しました ⑦上方向への移動値を軽減しました |
強竜巻旋風脚(Vトリガー版) | ①ヒット時のダメージ配分を調整しました ※総ダメージ量に変更はありません ②スタン値を250⇒200に減少しました ③発生時・ヒット時・ガード時のCAゲージ上昇量を増加しました ④空中コンボ制限を緩和しました ⑤初段から2段目に移行する時間を短縮しました ⑥上方向への移動値を軽減しました |
EX竜巻旋風脚(通常版) | ①攻撃動作中の押し合い判定を下方向に拡大しました ②着地後の押し合い判定を縮小しました |
空中竜巻旋風脚(通常版/Vトリガー版) | ①ヒット時・ガード時のCAゲージ上昇量を増加しました ②やられ判定を拡大しました ③移動開始タイミングを1F目から2F目に変更しました |
EX空中竜巻旋風脚(通常版) | ①ダメージを90⇒70に減少しました ②ガード硬直を7F軽減しました ③下方向に攻撃判定を縮小しました |
EX空中竜巻旋風脚(Vトリガー版) | ①ダメージを55×2⇒40×2に減少しました ②攻撃判定を縮小しました ③やられ判定を拡大しました ④ガード硬直を6F軽減しました |
紅蓮炎迅脚 | 根元部分の攻撃判定を上方向に拡大しました |
The following two tabs change content below.
浅葉 たいが
ゴジライン代表。ゲーム、アニメグッズのコレクター。格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、RPGをこよなく愛する。年間100本以上のゲームを自腹で買い、遊ぶ社壊人。ゲームメディア等で記事を書くこともあるが、その正体はインテリアデザイナー、家具屋。バンダイナムコエンターテインメント信者かつ、トライエース至上主義者。スマートフォン版『ストリートファイター4』日本チャンプという胡散臭い経歴を持つ。