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【ゴジセレ】『クイズなないろDREAMS 虹色町の奇跡』の思い出話

      2016/10/19

クイズゲームにギャルゲー要素を合わせた、(個人的)カプコン最萌タイトル『クイズなないろDREAMS 虹色町の奇跡』を遊んでいたら、寝不足気味の浅葉です。

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△本作の家庭用版は、プレイステーションのゲームアーカイブスで配信中。アーケード版にいくつかの追加要素と便利機能をあわせた”完全版”とも言える作品になっています。

この作品に初めて会ったのはおよそ20年前。
格闘ゲームでゲームセンターを熱狂させていたカプコンが突如繰り出してきたこのギャルゲー。当時のギャルゲーの流れからはちょっと外した雰囲気のキャラクターデザインと、クイズゲーム、そしてアーケードゲームとは思えないボリュームのあるストーリーは、多くのプレイヤーたちを驚かせました。

△アーケード版で一目ぼれしためぐみちゃん。

△クイズは4択形式。解答がわからなくても、”消去法”や”運”でなんとかなることも。

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△ゲームの進行はボードゲーム風。ルーレットを回して、出た目の数移動できます。女の子のいる位置に止まると、好感度を上昇させることができます。このルーレットは目押しが可能です。

当時から”ギャルゲー”というジャンルが大好きだったおれが嬉々として遊んでいると、格闘ゲームしか遊ばないような友達なんかが寄ってきて、ああだこうだとクイズの答えを言い合い始めて。最初にめぐみちゃんをクリアーした時は、5人くらいでプレイをしていました。
それから、1日1キャラクターずつ、すべてのシナリオを見るためにプレイをしていたら、どんどん人が増えて、一度も話したことのない人まで集まってきました。数日後には、そのゲーセンに来ているヤンキーなんかとも入り混じっていて、このゲームを中心に、いろいろなゲーマーたちが筐体を囲んでいました。

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このゲームが出て、しばらくしてから、”クイズは難度が低めて、プレイヤーに優しい”という評価が出てきました。それでも、徳島の小さなゲームセンターに集まっていた、このゲームに挑むゲーマー集団は、とにかくコインを積み上げて、コンティニューを繰り返していました。自信満々にアドバイスされた答えが間違っていることなんてしょっちゅうでした。おれを含めて、本当にみんなアホだった。
コインがなくなるから両替してきてというと、「俺持ってるわ、使えよ」とコインを筐体の上に置いてくれる人なんかもいて。「昨日やってたのかよ!俺も今日同じキャラクリアーするわ」みたいなこともありました。

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△女の子の好感度がある程度上がるとイベントが発生します。イベントでは、普段見られない絵なども見られます。ここらへんのシステムは、完全にギャルゲーです。

数日間、その不思議な”虹色町”コミュニティは盛り上がりました。さすがカプコン、クイズゲームも面白いなあなんて語り合ったことも覚えています。
さすがに一通りエンディングを見ると、一気に人は減ったけれど、それでもちょくちょくプレイしていると、「またやってんのかよ」といろんなプレイヤーが集まってきました。
なんとなくそこで出来たちょっとした仲間意識はその後も健在で、ゲーセンで合うと挨拶をしたり。対戦をした後に、お互い感想を言い合ったり、それまでちょっとギスギスしていた空気がなくなったり。時には、シューティングを教えてもらったり、コンボを教えたり。『虹色町』をきっかけに、ギャルゲーっていいものでしょうと当時流行っていたギャルゲーを勧めたら、断られたこともありました。
毎日そのゲームセンターにいる人間だけがわかる、ささやかな変化がありました。そんな忘れられない体験も、今でも遊びたくなる理由のひとつです。
電源パターンという、基板の電源を入れてから特定の流れの操作を入れることで、ゲームを進められるという裏技というか、グレーな攻略法なんかも後に広まりましたが、ホームゲーセンでは、なぜか真面目にプレイしていました。格闘ゲームのハメやバグは大好物なのに。

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△普段は4択ですが、”お助けカード”が発動することで、3択になったり、解答を教えてくれるなどのサポートを受けられます。クイズゲームとしてはかなり簡単な部類と言われています。

その後に発売された家庭用では、ナビゲーターの妖精さんと敵のリンツを攻略するルートが増えました。アーケード版の頃から、妖精さんのことが超カワイイと思ってたんだよなあとそのルートをクリアーしたら、いろいろな意味で衝撃を受け、未だ大好きなキャラクターです。

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△家庭用ではヒロインの名前が変更になりました。そのほか、作中のルーレットをオフにし、任意のマスに移動できるオプション設定などが追加。エンディングを見やすいゲームになりました。

家庭用への移植に伴い、ヒロインの名字も、変わりました。アーケード版では、森永、江崎など、実在するお菓子メーカーの名称を名字にしていたのですが、配慮が働いたのか、森次、潮崎などに変更。アーケード版のプレイヤーなら、ちょっと違和感を覚えるところかもしれませんが、遊んでみると『虹色町』の魅力はひとつも衰えていないことがわかるはず。

△めちゃかわです。

△家庭用盤では、ナビゲータだった妖精さんの専用ルートが。めちゃかわです。このゲームのカプコンのグラフィック、神ってます。

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△家庭用では、お邪魔キャラクター・リンツのルートも追加されています。アーケード版の頃から、コアなファンを抱えるキャラクターでした。

そしてその家庭用から19年。
今改めてこの作品を遊ぶと、1990年代の一般常識クイズにピンとこなくなっていたり、芸能クイズがコアな問題のように感じられたり、ゲーム中の”現在”と今遊んでいるプレイヤーの現在は大きくかけ離れていることに驚くはずです。そして一方で、20年の時が流れても、一向に色褪せない、これだけ”萌え”や”ギャルゲー”が溢れてしまった現在でも映えるキャラクターたちが、この作品にはあったのだと気づかされます。
おれは結構、昔のギャルゲーをやり直すのですが、もの凄くハマっていたヒロインを改めて見直したときに、こういうのが好きだったんだなと冷静になることも多いです。でも、『虹色町』のキャラクターたちは、今こうして遊んでみても、やっぱり、いいなあ、と思うのです。

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△これ本当にギャルゲーなのかよという激しいイベントもあります。

アーケード版をプレイした頃は、好みにはあわないなと思っていたキャラクターたちも、なかなか可愛いじゃないかと思っている自分がいます。自分の中の感覚が変わったのもあるんでしょう。正直に言うと、いまだに魅力をかんじないヒロインもいるのですが、また何年か後に遊ぶと、違った感覚になっているのかもしれません。

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浅葉 たいが

浅葉 たいが

ゴジライン代表。ゲーム、アニメグッズのコレクター。格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、RPGをこよなく愛する。年間100本以上のゲームを自腹で買い、遊ぶ社壊人。ゲームメディア等で記事を書くこともあるが、その正体はインテリアデザイナー、家具屋。バンダイナムコエンターテインメント信者かつ、トライエース至上主義者。スマートフォン版『ストリートファイター4』日本チャンプという胡散臭い経歴を持つ。

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