8月発売の『THE KING OF FIGHTERS 14』の体験版がリリースされるとの報を聞きつけ、ゲームを最大限に楽しむ集団・ゴジラインは湧いていた。
新たな対戦格闘ゲームということはもちろんだが、メンバーそれぞれ、この作品には強い思い入れがあるのだ。
ガードキャンセル待ちをしていたら灰皿が飛んできた経験をともにする浅葉、ナカジマ、回転王。キム・カッファンが三度の飯より好きな大久保ゴジラ、ネオジオフリークのライターをしていたケンちゃん。普段着がK´のコスプレのようにも見えるミズシナ、ライバルなどいないはずの『KOF12』をひたすらやりこんでいたがちょ。
あの熱い戦いが、また、やってくる。

△2016年8月25日発売予定の『THE KING OF FIGHTERS14』。『龍虎の拳』、『餓狼伝説』のキャラクターたちに加え、本シリーズオリジナルのキャラクターも多数登場する。最新作となる本作では、50キャラクター以上が使用可能。

メンバー全てがライバル。
今夜勝つための戦術を研ぎ澄まし、ぶつけあうのだ。

『KOF14』の体験版配信一日前。
アメリカで行なわれた世界最大級の格闘ゲームイベント・EVO2016に出場した、ナカジマとがちょが空の上を旅しているとき。
ゲームを最大限に楽しむ集団・ゴジラインにおいて、重要な決定が行なわれつつあった。

浅葉「『KOF14』、この作品はチーム単位で遊んでみないかね」
ケンちゃん「チーム単位は確かに面白そう。エンジョイするにはいいかもね」
浅葉「今のうちにチーム決めておきましょう」
大久保ゴジラ「がちょさんとナカジマさん、EVOの帰りで飛行機乗ってますけど」
浅葉「体験版が明日来るタイミングで、空の上とか完全に甘えでしょ。今は亡き”アルカディア”のキャラ決め会議と同じく、いないやつに人権はない」
回転王「人数が少ないほうが望みのチームをとれるというその発想、嫌いじゃない」
ケンちゃん「ナカジマはなんかムイムイ使いたいとかいってたよ」
浅葉「じゃあナカジマはムイムイのいる異世界チームにするか。あいつメンヘラ好きだし、異世界から来た女子とかも大好きでしょ。あとはオフィシャル招待チームだな。これもナカジマの好きそうな女キャラいる」

△ムイムイは、SNKプレイモアの手がけていたスロット『ドラゴンギャル』から参戦したキャラクター。本作のお祭り感を象徴するキャラクターの一人だ。

△シルヴィはナカジマさんの好きそうなキャラクター！好きに違いない！

ケンちゃん「がちょさんは、京とテリー好きだし、日本チームと餓狼チームやらせておこう。ハイ、２人とも決定」
浅葉「二人とも喜ぶな。おれら、メンバーの好み、理解してるからね」
回転王「飛行機から降りる前に決めたいという強い意志を感じた」

△がちょは、ダッシュから雑に”鬼焼き”を繰り出してくる”がちょ焼き”の使い手としてメンバーに恐れられている。某アルカディア編集部では、著名格闘ゲームプレイヤーの伝説のオタク氏を「がちょさんは走ってきて無敵技しかしない」と呆れさせたことも。

回転王「とりあえず二人は決まったな。ここから相談していくか。浅葉さん、やりたいやつおる」
浅葉「八神チームと麻宮アテナちゃんチーム」
大久保ゴジラ「八神チーム！強キャラ厨の香りがする」
浅葉「いやいや、おれといえば八神庵好きで知られてるでしょ。赤いボンテージパンツはいて庵使ってた男だよおれは」
大久保ゴジラ「それどっかで聞いたことあるけど、本当だとしたら相当なサイコパスですよ」
浅葉「若かったのよ。あのときは」

△浅葉の大のお気に入り八神庵。シリーズの中で、強キャラクターであることが多い。

△浅葉イチオシの永遠のアイドル・アテナちゃん。

回転王「まぁ、マチュアとバイスは扱い難しそうだから許してやるか」
浅葉「アテナちゃんは今まであんまり強かったことがないけど、可愛いから使う。これもキャラ愛」
●歴代ナンバリング『KOF』における八神庵の評価

ミズシナ「回転王は回転してりゃなんでもいいから、まずサウスタウンチームでしょ。ビリー・カーン、棒ぐるぐるまわしてるし」
大久保ゴジラ「ダウンロード版特典DLCのナイトメアギースもめちゃ格好いいですしね」
回転王「押しつけ方が適当すぎない？」

△ビリーといえば、回転。回転といえば回転王。

△ゴジライン内で「めちゃかっけえ」と評判のナイトメアギース。海外ウケしそうなビジュアルですね。通常のギースのアレンジコスチューム的な位置づけなので、性能面は通常のギースと同じとのこと。

ミズシナ「バンデラス・ハットリもこれたぶん回転するよ」
ケンちゃん「確かに。忍者だし回転する。回転王忍者好きだよね。『スト鉄』でレイヴン使ってたし」
回転王「あれは強かったから」
ミズシナ「決まったな。回転王は、南米チームで」

△見た目だけで「回転王向け」と判断されたバンデラス氏。その実力はいかに。

ケンちゃん「ミズシナはK´チームでしょ」
浅葉「うむ、あんた普段着K´のコスプレみたいなときあるしね。グラサン好きだし」

△中央にいるのがK´です。

△そしてこちらがJ´、34歳。アイントリガーは使えませんが、トルネードマートを使いこなします。

ミズシナ「J´、見せちまうかー。マキシマがおれの”繊細なプレイスタイル”に合わなそうなのが心配だ。あとは悪人チームやりてえ」
大久保ゴジラ「ここからも強キャラ厨の香りがする」
ミズシナ「チョイ・ボンゲの格好よさ、知らず？」
浅葉「おれも『KOF2002』で、チョイかっけえなって思ったから、”わかる”わ」
大久保ゴジラ「強キャラ厨じゃないすか」

△風貌の圧が凄まじい悪人チーム。チャン、チョイは強キャラであるときの印象が強いが、過去作には目もあてられない弱キャラだった時期も。

大久保ゴジラ「自分はキムチームやりたいですね。『シャドウバース』のプレイヤーネームも、キム・カッファンなんで」
ミズシナ「あなたから、一番、揺るぎのない強キャラ厨の香りがするんですが。ここ数年のキムさんの活躍、やばいよ。強キャラ率の高さ、八神さんに匹敵する」
大久保ゴジラ「いや、格好いいから、ですね。『KOF13』のときのEX半月斬の格好よさとかヤバいです」

△八神庵ほどではないものの、最近のSNK作品では強キャラであることが多いキム・カッファン。

回転王「強技厨だったか。あと1チームどうする？」
大久保ゴジラ「龍虎チームですね」
浅葉「その心は」
大久保ゴジラ「ロバート好きなんですよね。うさんくさい関西弁、雰囲気あって格好良いじゃないですか。飄々としてて強そう」
浅葉「その心は」
大久保ゴジラ「全員使いやすそうなうえ、強そう」

△今作のロバートは、過去作からイメージが一新されました。

ケンちゃん「女性格闘家チームと中国チームやるよ」
ミズシナ「キング好きだね、ケンちゃん」
ケンちゃん「キング最高じゃん。あの良さは浅葉さんにはわからないだろうけど」

△ケンちゃんの魂のキャラクター・キング。

浅葉「中国、ケンちゃんも強キャラ厨か」
ケンちゃん「ええ？そうなの？情報あんまり仕入れてないから、見た目で決めたんだけど」
浅葉「SNKの親会社は今、中国の企業なんですよ。そして、今作のストーリーの中心人物は、中国チームのシュンエイ君らしい。おれが開発なら、このチーム全員最強キャラにする」
ミズシナ「妄想厨の深読み、あまりにも激しい」

△中国チームのシュンエイ。本作の主人公と言われているが、その実力はいかに。

ミズシナ「ヒマさんは仕事でいないけれど、彼はキング・オブ・ダイナソー好きだね。つまりメキシコ。『ブレイブルー』で狼に変身するヴァルケンハイン使ってたってことは、動物好きだろうし」
浅葉「わかる。ヒマさん今いねえけど、たぶん喜ぶね」

△『ブレイブルー』でヴァルケンハインを選んでいたヒマさんなら、キング・オブ・ダイナソーが好きに違いない！

大久保ゴジラ「ヒマさんって、機動力あるキャラクター好きな方では」
ミズシナ「キング・オブ・ダイナソーに機動力がないっていうの？あるよ」
大久保ゴジラ「体験会とかで遊んだこととかあるんです？」
ミズシナ「ない」

浅葉「あとは怒りチームか。これはレオナが溜めキャラだから、溜めキャラ好きのあーてぃでしょ」
回転王「あーてぃ式、レオナで作っていけ」
あーてぃ「レオナか。やってみたい。でもおれ、コマンド投げ仕掛けるの下手なんだよなあ」
浅葉「苦手を克服しないでどうする。向上心を持て」
回転王「あんたの向上心のないプレイは一体なんなの……」
浅葉「それはそれ。これはこれ」
ミズシナ「雑」

△溜めコマンドの必殺技を多く持つレオナ。今作でも、テクニカルな位置づけのキャラクターになりそうだ。

ナカジマとがちょさんが上空にいる間に、チーム分けが終了した。
慎重な議論を重ねた結果なので、二人もきっと笑顔で納得してくれるだろう。
会議に出る手間が省けたことを、喜ぶに違いない。
彼らには、慣れない海外旅行で溜まった疲れを、ゆっくりと癒してほしいのだ。
ゲームを最大限に楽しむ集団・ゴジラインの身内対戦では、このチームわけをもとに、戦いを繰り広げることになる。

ミズシナ「ナカジマとがちょさん、そろそろ日本に着くっぽいぞ」
浅葉「ヤバイ。文句言われる前に、記事をあげて”既成事実”作っちまおう」

ゴジライン『KOF14』の記事は、体験版の配信開始と同時にゆるゆると始めていきます。

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浅葉 たいが

ゴジライン代表。ゲーム、アニメグッズのコレクター。格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、RPGをこよなく愛する。年間100本以上のゲームを自腹で買い、遊ぶ社壊人。ゲームメディア等で記事を書くこともあるが、その正体はインテリアデザイナー、家具屋。バンダイナムコエンターテインメント信者かつ、トライエース至上主義者。スマートフォン版『ストリートファイター4』日本チャンプという胡散臭い経歴を持つ。

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