今夜勝ちたい『ファントムブレイカー:オムニア』03:対戦で役立つ、”非常識なセオリー”を覚えよう

2D格闘ゲーム『ファントムブレイカー:オムニア』。第3弾ではファントムブレイカーの非常識なセオリーをお届けします。

”非常識なセオリー”という矛盾したフレーズが意味不明かもしれませんが、このゲームは他の格闘ゲームの常識が通用しない作品でもあるのです。

本記事内のセオリー6までがなんとなく理解できれば、本作の今夜勝ちたい度が飛躍的に高まるはず。セオリー7以降はなかなかにオタクかつ、差し返しとかはオンラインでは結構厳しいものも多いので、この道を究めたいと考えたときに意識するといいでしょう。

▲ファントムブレイカーの常識を知ると飛躍的に勝率が高まるはず!他の格闘ゲームで得た固定観念を捨て去り、ファントムブレイカーの常識(セオリー)を覚えるのです。

セオリー①「ゲージ溜めから大技ぶっぱで殺し切る」

ファントムブレイカー史に伝わる王道の闘い方は「ゲージを溜める・ぶっぱなす・殺しきる」です。バーストゲージの使いかたは非常に重要で、長いコンボの締めにゲージ技を使っていては効率が悪いと言えます。

慣れないうちは、ぴょんぴょんしながら技を出してゲージを貯めて、テンションゲージが溜まったところで、ファントムブレイクを使って大ダメージを狙うというシンプルな戦術がおすすめ。

これだけ抑えておけば、ファントムブレイカーは十分に遊べますし、楽しいです。ファントムブレイクの性能はキャラごとに異なるため、ぶっぱなしで狙うか、単発技などからヒット確認で狙うかを決めておきましょう。

▲ファントムブレイクは状況が揃えば、超絶ダメージ!エマージェンシーモードのコンボ回避は200%ないと抜けられません。最初のうちは「テンションゲージMAXで ファントムブレイクぶっぱなす」

セオリー②「テンションゲージ・根性値を意識せよ」

テンションゲージは攻撃力補正とバーストゲージ半分まで自動増加根性値は攻撃力・防御力補正が乗るので意識して戦うだけで超絶有利になります。

例えば、テンションゲージがMAXになる直前ではバーストゲージをクールタイムで使えない状況にしないなど。逆転を狙うのにこまめにテンションゲージを稼ぐ行動を行うなどなど。根性値なら、受けても死なない攻撃ならわざと食らって根性値の火力補正をモリモリにしたりとか。1ゲージ使うにも、火力補正次第で1ゲージの価値も変わるので、火力補正モリモリで使ったほうが得って話です。

▲テンションゲージを溜めると超絶大ダメージの可能性が爆上がり、リアルテンションもMAX!「ブオン」と鳴ったら、地獄の始まりです。

 

セオリー③「まずはハイジャンで飛んでみよ?」

立ち回りは出だし無敵のハイジャンプが強力で、“昇りハイジャンプ攻撃>空キャン下り攻撃”での飛びこみが攻めの基本です。

クイックスタイルやオムニアスタイルでは「昇りハイジャンプJL>二段ジャンプ>下り攻撃」でのめくり気味に真上から飛び込む動きから覚えましょう。相手が対処法を知らないとこれだけで勝てます。ハイジャンプも2段ジャンプも左右に空中制御できるので幻惑しやすいのです。あと、真上からの当たり方次第ではめくり対応のはずのオートガードでもガード不能になるときがあるのも強いですね。

▲ハイジャンプ被せはいわば挨拶のようなもの。「おまえ無敵ハイジャンに対処できんのか?」と挨拶して敵のファントムブレイカー力(ぢから)を測りましょう。

セオリー④「多彩な対空を使い分けるのです」

飛びが強いなら対空できなきゃ始まらないということで対空の基本です。

【対空攻撃】
・ヤケクソ判定の対空向き通常攻撃
・ハイジャンプ~発生の早いジャンプ攻撃による空対空
・空中ガード~空中投げ反撃
・スリップシフト/プロテクションで防御
・カウンターバーストで相殺orリフレクション~ハイジャンプで上取り

まず注目すべきは攻撃範囲の広い通常技です。なぜなら本作の通常技はヤケクソに思えるほど判定が広いものが多いため、適した上方向に強い技で対空を行えば、一方的に勝てるか相殺することが多いです。

この地対空が難しい状況では、対空側も無敵のハイジャンプから空中攻撃による空対空迎撃を狙います。発生の早いジャンプLなどなら、だいたい勝つか相殺になることが多いです。なので、まずは各キャラの対空に向いた技を知りましょう。ただし、空対空では技の強さの相性もあり、撃ち負けやすいと感じた場合は他の対空手段も活用しましょう。

▲美琴の5Hなどは上方向を広範囲で攻撃するので対空技として優秀。凄まじいほどの攻撃範囲です。

システムを活用する場合は、スリップシフト/プロテクションやカウンターバーストを使うのも有効です。“カウンターバーストで相殺やリフレクションを取る→ハイジャンプしてこちらが上を取る”といった動きも可能です。

クイックのスリップシフトは無敵時間は長いもののその場しのぎになりがちですが、ハードのプロテクションなら攻撃を防ぎ有利状況を作れるので直接リターンが取りやすいという利点も。ちなみに、めくりはオートガードで対処できますがたまにめくりがガード不能になることもあるため、システム活用で対処は大事です。

▲方向キー左右でガードするぐらいならオートガードで、オートガードするよりもスリップシフトやプロテクションがしたいところ。

 

セオリー⑤「空中ガード不能は超重要」

強化必殺技・ファントムブレイクは多くが空中ガード不能なため、これらも強力な対空となります。無敵あり・暗転後0F発生など、暗転返し許さない技も多いです。

なので、対空技を空中ガードさせた確認からぶち込むゲージ消費技はとても有効です。これが本作の駆け引きの大事なポイントとなっています。自キャラの空中ガード不能技は必ず調べておきましょう。

▲ハイジャンプは強いけど、空中ガードには空中ガード不能という対抗策あり!

セオリー⑥「対空を踏まえた飛び込みかた」

ハイジャンプピョンピョンに対空されて読みあいがまわりはじめたら次の段階です。対空や空対空を狙ってくる相手には、こちらも飛び方を工夫する必要があります。いくら落とされても……飛ぶのをやめない!だってジャンプが強いから。

というわけで、まず2段ジャンプなど移動回りが優秀なクイック・オムニアスタイルでの戦いかたを紹介しましょう。

【対空対策飛び込み】
まず、相殺狙いの攻撃の持続時間の長い技で飛び込みを仕掛ける。(例:美琴のジャンプLなど)

→空振りしそうなときは……

A.空振りチェーンで技を出す

B.二段ジャンプで前に出るか、下がるか

→相殺をとられそうなときは……

A.再度相殺狙いで発生の速い技を出す

B.2段ジャンプしてガードしつつ下がる

C.2段ジャンプしてめくり気味に攻める

D.無敵のあるジャンプSPを出す

とった感じで、変化をつけて飛び込み、相手の意識を散らして攻めるのが重要です。
また、本作は空振りでもジャンプキャンセルがかかるため、A、B、Cの行動はジャンプLなどが相殺する前に行うことで、相手の対空をずらすように使うこともできます。相手が対空に空中ガードを狙ってくるなら空中投げを狙ってみるのもよいでしょう。

なお、ハードスタイルではこの対空対策の飛びがなかなか難しく自分から攻め込むことは苦手です。でもその分プロテクションがあるので、安易な攻めを破壊できるポテンシャルは十分にあります。

また、対空でうまくゲージ消費技を出されたら、多くの場合は諦めて食らうしかない状況が多いです。ゲージ使ってるんだから仕方ないよな、と納得して自分も同じようにやり返して下さい。

▲空中行動が豊富なクイック・オムニアはハードにない強みあり。ハードは頑張ろう。

セオリー⑦「地上戦は硬派?な格ゲー風味でいこう」

キャラ相性、スタイル、ゲージ状況などによっては、対空に対して分が悪いこともあり、地上戦をやることになります。ここらへんからはかなりオタク思考なので、対戦ででいきなりやるのは難しいです。あくまで、空中がだめなとき、分が悪いときはどうするか、程度に読み流してください。

【地上戦でやること】

・置き、けん制技
・後出しで差し返し
・ダッシュ~投げor下段
・前に歩いてスリップシフトorプロテクション
・無敵技ぶっぱなし
・けん制技を読んでリフレクション

実は本作、リーチの長い地上技もかなり多いのです。たとえば、刻夜6+Hや美琴6+Hのように、やたら長くて早いのに中段なけん制技などもあったり。ただし、本作は技空振り時の硬直がやや長めという特徴もあるので、そこは空キャンセル可能を活用してフォローしていきましょう。ファントムブレイカーでは、技を空振っても、次の技が意外と出せる!

▲刻夜6Hは超絶リーチの横薙ぎ攻撃。これ中段です。

▲例えば美琴だと、5MM>5H>弱シュナイデントというように空振りキャンセルで出すことで強力なけん制ができます。

 

セオリー⑧「拒否行動が強い」

人間には見えない中下段択、痛い投げ、永久連続ガード連係などが存在するため、一見すると攻めが凶悪なゲームに見えます。しかしファントムブレイカーは、防御側の拒否行動がめちゃくちゃ強いゲームなので、「見えない二択だけでやられる」というケースは実は少なめ。

無敵ハイジャンプ中下も防ぐ完全防御のスリップシフト&プロテクションという2大防御システムがまず凶悪なので、「高速中段があるから、相手をこかせて見えない二択してやろう」とか常識にしばられた考えをしておると、画面を見ていないハイジャンプとかプロテクションに吹き飛ばされるという事態になります。

なので、とりあえず防御に回ったら、ハイジャンプとスリップシフト&プロテクションでジタバタし、これらを相手が意識してきたらリバサ投げや無敵技などを活用していくという塩梅で遊んでみましょう。また、スタイルで出せる行動は異なりますがガードキャンセルもあります。

ファントムブレイカーでは、変にかしこまってガードをしようとしないでください。

▲強い技や行動にもガーキャンやスリップシフト&プロテクションなどでも対策できたり。

セオリー⑨『崩しは拒否行動を潰してから』

次は、防御行動がめちゃくちゃ強いのなら、攻める側に回ったときはどうするのという話になります。
前述の話でわかるように強すぎる拒否行動を対策しないと、中下の崩しなんかは通じません。まずは中下段で崩すということは忘れましょう。もちろん、相手のファントムブレイカー力(ぢから)が低いとみたら、存分に中下で崩して無双してください。

起き攻めや有利状況を作ったら、まず一番にやらないといけないのはハイジャンプ対策。安易に無敵になって飛ぶので、しゃがみLのようなコンパクトな技を重ねても当たらないので何も起きません。下段を重ねたつもりが上をとられていた、不思議だな……。

ハイジャンプを黙らせるためには、ハイジャンプの無敵が切れるタイミングにあたる、持続が長く上に攻撃判定の広い技を重ねにいくのが基本。こうすると最低でもハイジャンプに対して空中ガードさせられます。こうすれば、空中ガードの硬直で降りてきた相手に空中ガード不能技を当てて崩したり、引きずり降ろしてから攻め継続ができるというわけですね。

▲ハイジャンプを対策しなきゃ始まらない。無敵の切れるタイミングに引っ掛けるように攻撃を空中ガードさせましょう。

これでやっとガード崩しが狙えると思ったらまだ甘い。攻撃に合わせて6入力で出せる防御のスリップシフト/プロテクションも対策しなきゃなりません。だって、中下も飛び防止もすべてに対処できちゃう防御なので……。

スリップシフト/プロテクション対策は投げと遅らせ下段がベスト。ってか、これ以外は厳しいです。”仕込み”を使うとリスクを減らせるのですが、その解説は今夜勝てるというかできるレベルを超えてしまうので、また別の機会に。

▲スリップシフト/プロテクションですべてを解決されかねないところでしたが、投げと遅らせ下段でギリギリ対策できます。

 

これら対策で相手がようやく「しゃあない、素直にガードすっか」と思ってくれたら、やっと中下段で崩すことができます。中下はめちゃくちゃ豊富なのでお好きに崩しましょう。
でもファントムブレイカーの世界では、「何がおきてもガードをしない」という無頼派のプレイヤーも多いので、そこらへんは人読みでなんとかしていくのが良さそうです。

▲柚葉2M下段、閑の6M中段は飛び防止を兼ねてるつよ技、こういう強い技を持つキャラは比較的崩しやすいですね。

あとは、即ガードキャンセル対策も押さえておきましょう。

まず、密度の高い多段技を当ててガードキャンセルを出させると、ガーキャンの無敵が続かず潰せたりします。

もうひとつは攻撃をガードキャンセルされる読みでキャンセルSP(押しっぱ)で相殺を狙い、相殺後にハイジャンプ、必殺技、投げなどで返していくという動きです。

▲例えば心愛の6SPのような密度の高い多段技はガードキャンセルされても、だいたい潰せます。相当無敵時間の長い技でガーキャンされない限りは安心です。

▲即ガーキャンしてくるなら、通常技をガードさせキャンセルカウンターバースト(SP)で相殺を狙い、ガーキャンで出た技を対処するというのもアリ。

おまけ:「オタク仕込みもある」

防御手段が豊富ゆえにオタク仕込みの防御方法も山ほどあります。今は覚える必要はないですが、文字だけ見て使えるプレイヤーもいそうなのでとりあえず書いておきます。

「リバーサルプロテクション仕込み遅らせハイジャンプ」、「ハイジャンププロテクション仕込み空中投げ」、「避け(スリップシフト/プロテクション)仕込み遅らせ投げ」などなど。

逆に攻撃側はどうやっても崩れないなと思ったら大体投げか空中投げでなんとかなります。今作は投げ抜け猶予が短くなってますし。一生ハイジャンプ~空中プロテクションしてくるなら一生空投げしてやればいいんです。

▲これだけシステムがあればオタク仕込みも豊富。なんだかわからんなら投げと空中投げでなんとかなる……かも。

 

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しゃんでりけ

『ファントムブレイカー』仙人を名乗る雑食格闘ゲーマー。『冬劇2019』のあすか120%Special2位や、evoJapan2020のアドヴァンスドヴァリアブルジオ2で5位などの不思議な実績を持つ。ふらりとマイナー作品に出掛けては仕様を悪用したテクや、バグ技を見つけて遊んでいるうちに全キャラ使えるようになって帰ってくることが得意。メインキャラを聞かれるとだいたい答えられない。

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