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【レビュー】PCエンジン miniでロード時間から解放された名作を遊ぶ

   

”ミニ”系ハードが発売されたら、用途を考える前にとりあえず買うという人も多いのでは。
自分の場合は、ゲームハードは新旧問わずいつでも遊べるようにしているので、とりあえず買ったあとは試運転的にちょっと動かすくらいなんですが、このハードは長く付き合えそうな予感がしています。

△PCエンジンminiを遊び倒しております。

収録されているソフトのラインナップ(公式サイト参照)が豪華なことはもちろん、なんとこのハード、CD-ROM2のネックであったロード時間(CDへのアクセス時間も含む)が消し飛んでいるかのごとく爆速で、キビキビと動作するのです。当時よりも、さらにその後様々に発売されたディスク移植版よりも快適に名作を遊べるんですね。

個人的に、こうしたオフィシャルなハードで過去の名作を快適に遊べるというのは、とんでもなく価値があることだと思います。(同時発売されるはずだったマルチタップやターボパッドは延期になってしまいましたが、ハードだけあれば十分に遊べます。中には連打機能が欲しいソフトもありますが、ないものは仕方がない。しばらく待ちましょう。)

△PCエンジンでリリースされた名作を数多く収録している。日本で発売された34タイトルと、海外で発売された24タイトルが遊べる。

△『イースI』と『イースⅡ』を続けて遊べる『イースⅠ・Ⅱ』もばっちり収録。単なるセット販売のソフトではなく、ⅠをクリアしたあとにⅡが始まるという設計には当時驚かされました。今ではレトロゲームに分類されるゲームですが、遊んでみると光る面白さは健在。そして、この時代のゲームには珍しく、実に親切なゲームであることに驚くはず。

同日に発売された『CONTINUE SPECIAL PCエンジン』も買ってみました。

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お値段3000円少々、ちょっと高めですが、CONTINUE編集部が作るのだからと手に取ってみたところ、期待以上に素晴らしい!
中身を見ていると様々な名作、迷作が懐かしく、また遊んでみたいなあと思い浮かんできます。クリエイターインタビューには『ときめきメモリアル』のクリエイター陣の一人である永山義明氏と、『イースⅠ&Ⅱ』のキーマンである岩崎啓眞氏。今だからこそ話せる話が満載で、読み応えたっぷりです。

1987年から1999年発売のソフトをフルレビューするという常軌を逸した試みも凄いしありがたい限り。

レビューの内容が自分のプレイした感想と重ならなくても、「そういうゲームだったなあ」と思い出に浸れる要素の紹介がされている文章が多いのも嬉しいところ。PCエンジンminiに収録されていないタイトルにも名作がたくさんあるんですよね。もしPCエンジンmini2が出るのなら、『エメラルドドラゴン』や『スタートリングオデッセイ』、『CYBER CITY OEDO 808 獣の属性』なんかも入れてほしい!

△PCエンジンminiに収録されている『THE 功夫』。シンプルなゲームながらじわじわと来る味わい深さがあります。グラフィックにも独特の凄味がありますね。

個人的に驚いたのが先に挙げた『ときメモ』。人気を確かなものにしたプレイステーション版よりも一つ前のバージョンに当たるPCエンジン版が遊べるのは実に嬉しいのですが、ロード時間の問題が無くなり、その上本体機能でいつでもセーブが可能です。これを活かせば、発生確率の低いイベントを見るためのトライアンドエラーが実に楽なのです。片桐さんを夏の海にデートに誘うことも、覗きイベントですべてのイベントCGを見るのも余裕です。

△PCエンジンminiでロード時間がなくなったオリジナル版『ときめきメモリアル』、実はこれ歴代で一番快適な『ときめきメモリアル』なのではと思うわけです。昔はおれ、片桐さんが大好きだったのですが、40手前を迎えた今、館林さんや朝日奈さんが可愛く見えてきました。大人になるってこういうことなんですね。

昨年発売されたメガドライブミニはネットで随分とバズって、凄いハードであるということが発売前後に周知されましたが、このPCエンジンminiも負けず劣らずの変態ハードです。
PCエンジン実機とのプレイフィールが異なる部分はあるのですが、それらの多くが進化や快適化によるものです。マニアックなところでは、当時の表現をなるべく再現しようと努めており、『天外魔境II 卍MARU』の表現もかなりギリギリを攻めています。今の表現規制上仕方なく変更した部分もあるそうですが、かなり頑張って”当時のまま”にこだわっていることがプレイするとわかるはず。『ときメモ』のお風呂シーンとかもアグレッシブに当時の表現まんまだと思います。確か、プレイステーション版では湯気が増えたんですよね。

当時PCエンジンに夢中になったプレイヤーはもちろん、当時は違うハード派だったという方も、そして収録されているレトロゲームを遊んだことがないという方にも超オススメの逸品です。

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浅葉 たいが

浅葉 たいが

ゴジライン代表。ゲーム、アニメグッズのコレクター。格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、RPGをこよなく愛する。年間100本以上のゲームを自腹で買い、遊ぶ社壊人。ゲームメディア等で記事を書くこともあるが、その正体はインテリアデザイナー、家具屋。バンダイナムコエンターテインメント信者かつ、トライエース至上主義者。スマートフォン版『ストリートファイター4』日本チャンプという胡散臭い経歴を持つ。

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