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【いつもの】『ONE PUNCH MAN A HERO NOBODY KNOWS』対戦連載02.ワンパンマン誰かおるか

      2020/03/03

バンダイナムコエンターテインメントのキャラクター格闘ゲームを遊ぶ上で、我々対戦ジャンキーはいつも”覚悟”を求められている。

折れることなく”すべてのキャラクターを解放する”ための”覚悟”。つまり、一人用モードであるストーリーモードのクリアーである。
いわゆるバンナムゲーの中にも、最初から全キャラクターが使えるゲームがあるのだが、『ONE PUNCH MAN A HERO NOBODY KNOWS』の場合はプレイ開始時点ではキャラクターどころか対戦モードも解放されていない。
そしてこの手の”ピュアなバンナムゲー”の中には、いろいろヤバイ戦術や仕様が詰め込まれていることが多い。

▲キャラゲーではおなじみの”キャラ出し”は本作でも健在。人によっては楽しい要素ですが、我々対戦ジャンキーとしては”最初から対戦できない”のは正直辛いです。

ちなみに、この手の一人用モードを進めないとキャラクターやオンライン対戦が解放されないという仕様について、昔キャラクターゲームクリエイターに尋ねたことがあるのだが、最初からすべてのキャラクターが解放されていると、ストーリーモードを遊ぶ人が減るとか、ゲームのボリュームが少なく感じる人が出てくるという問題もあるらしい。
おれたちの場合は、この仕様があることでゲームプレイをやめる男(主にナカジマ)もいるんですと伝えたい。届けこの想い。

浅葉「いや―今回のストーリーモードは面白いよナカジマさん。『ワンパンマン』好きだよね」

がちょ「確かに。ちゃんと街とか作りこまれている。これはストーリーが気になる」

ナカジマ「あなたたち!おれがいつも投げ出すからって露骨にストーリーモードを褒めるのやめてください。とりあえずサイタマ出すのにどれくらい時間かかった?」

浅葉「1時間くらいかなー」

ナカジマ「プレイ開始から2時間くらいあなた対戦してませんでしたよね」

浅葉「本当は2時間です」

ナカジマ「2時間で全キャラ出るの?」

浅葉いま3時間ですけど半分も出てないですね

ナカジマ「……。対戦は明日の夜だなこれは」

浅葉「逃げるなよ」

▲ストーリーモードは原作ファンにはたまらないエピソードが満載。主人公(画面一番左)はプレイヤーがキャラクタークリエイトで作り出します。

▲ストーリーモードには、なかなかの広さの街も登場します。

30を過ぎたゲーマーたちは”仕事”という枷から逃れられない。
次の日、誰も”対戦しようぜ”と声を上げないまま時間だけが過ぎていった。この流れは、対戦しないままうやむやになる前兆だ。
特にナカジマは数時間に渡るキャラ出し作業に耐えられないだろう。諦めかけて、来来亭へとラーメンを食いにむかったとき、奇跡は起きた。

ナカジマ「とりあえずキャラ全部出たわ」

浅葉「マジ!?何時間かかった?」

ナカジマ「5時間くらいかな。ラスボスらしきものの倒し方がわからんから最後で詰んでる」

浅葉「感動した。これが在宅勤務の力か

ナカジマ「在宅勤務でサボってるみたいな言い方はやめてください。仕事を終えてすぐゲームしたから出てるんです。あなたがた、まだキャラ出し終わってない?」

浅葉「ラーメン食って帰ったらすぐ開始します」

ナカジマ「がちょさんは寝たんかね」

浅葉「発売日の夜中にサイタマ出して対戦したあと気配がないな。あいつ、逃げる気か」

浅葉とナカジマがストーリーモードをクリアーしたあとも、がちょも大久保マンも姿を見せなかった。
このままフェードアウトすることも考えられるが、対戦格闘ゲームは2人いれば対戦が成立する。
おれとナカジマは、キャラクターの確認がてら、何度か対戦をし、バトルの感触を確かめることにした。ストーリーモードをプレイした限りでは”ガード不能を起き上がりに仕掛ける戦術”&”飛び道具を使った逃げ”が強いような予感がしていたが、果たしてこの先はどうなるのだろう。二人だけで、次のステージにたどり着くことができるのだろうか。
不安を感じながら行われた対戦は、稚拙そのものだったが、確かな楽しさがあった。このゲームは”やれる”。

▲最初のプレイで強いと思わせてくれたのは、強烈な飛び道具を持つワクチンマン。システムなども十分に使いこなせていない段階では、「どうやってこいつに近づくの……」という状態に。

サイタマをめぐるかけひき


サイタマは、サイタマ以外のキャラクターを”ワンパン”でKOできる破天荒なキャラクター。3vs3のバトルでは、チームに加えると一人だけ遅れて300カウント後に登場する。初日のプレイでは、この300カウントという時間がなかなか絶妙なカウントで、ガンガン攻めてくる相手をさばき切るには時間が長く感じられた。コンボを決めたり、直前ガードをすることで残りカウントを短縮できるというボーナスがあるため、やりこみ次第ではサイタマの重要性が増す可能性も。現時点では、サイタマをチームに入れるか悩ましいラインに留まっている。

▲出現してしまえばほぼ勝ちのサイタマだが、サイタマが出現するまでにかなり時間がかかるのが弱点。登場までのカウントは体力ゲージの下に表示されている。自分も相手もサイタマを選んだ場合、試合開始時はお互い300カウントからスタートするが、試合途中でコンボや直前ガードを成功させると残り時間を短縮できる。この時間短縮を有効活用できるようになれば、サイタマの重要性が高まりそうだ。

浅葉とナカジマが熱い対戦を繰り広げた次の日、不意にLINEにメッセージが届いた。

がちょ「ワンパンマン誰かおるか」

▲突如投下された「ワンパンマン誰かおるか」。

LINE内の空気が一気にヒリついたものへと変わっていく。
おれとナカジマは、一瞬、おそらく20フレームくらいで、このメッセージが意味するところを感じ取っていた。
対戦ゲーマーが新作ゲームで「対戦しましょう」と声をかけてくるときは、十中八九”クソムーブ”が完成したときである。
それの実験台として、身近にいる我々が選ばれてしまった。
がちょには『聖闘士星矢 ソルジャーズ・ソウル』での前科がある。あの時もこんな流れで気軽に対戦を引き受けたら、当時誰も見つけていなかったアクエリアスのカミュの永久コンボを繰り出し、場を凍り付かせてきたのだ。

ここからはもう笑顔で戦っている場合ではない。あらゆる戦術を想定しておく必要がある。

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浅葉 たいが

浅葉 たいが

ゴジライン代表。ゲーム、アニメグッズのコレクター。格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、RPGをこよなく愛する。年間100本以上のゲームを自腹で買い、遊ぶ社壊人。ゲームメディア等で記事を書くこともあるが、その正体はインテリアデザイナー、家具屋。バンダイナムコエンターテインメント信者かつ、トライエース至上主義者。スマートフォン版『ストリートファイター4』日本チャンプという胡散臭い経歴を持つ。

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