【ゲームレビュー】とりあえず1万枚くらい撮って『LoveR(ラヴアール)』でカメラ小僧の夢を叶える

最近、リコーのコンデジ「GR Ⅲ」を買ってはしゃいでいる、撮るのは下手ですが買うのは好きな浅葉です。

ゲームの方では、女の子にカメラを向けて合意のもとパシャパシャ写真を撮りまくれる『LoveR(ラヴアール)』をやっております。
ゲーム内の写真を撮れる、いわゆるフォトモードを実装しているゲームはたくさんあるんですが、本作は、被写体の魅力を引き出すコミュニケーションを行いつつ、素晴らしき一枚を狙うというコンセプトが素晴らしい!

「いいよいいよ!可愛いよ!セクシーだよ!ポーズ変えて!」

フォトグラファー以外の人間が普通に生きてきて、なかなかできないであろう体験ができてしまう稀有なゲームなのです。
今回の記事では、クリアーするだけでは終わらない本作をゆったりと紹介します。

『LoveR(ラヴアール)』
発売日:発売中(2019年3月14日)
ジャンル:恋愛シミュレーション
プラットフォーム:プレイステーション4
価格:パッケージ版:7,980円(税別)DL版:6,926円(税別)
メーカー:角川ゲームス

△カメラの設定をさまざまに変えつつ、いろいろなアングルから女の子を撮影可能。本作のプロデューサーである杉山イチロウ氏が過去に手がけた『フォトカノ』や『レコラヴ』の後継作と言っていいだろう。

まずは「サマーデイズ」をプレイしよう


本作で最初に遊ぶことになるのは、「サマーデイズ」という学園生活シミュレーションパート。写真部の部員となった主人公は、カメラを手に、ヒロインたちと交流しながら、文化祭に出展する「作品」を撮影することになるのです。目当てのヒロインと仲良くなって恋愛関係となるのが主な目的で、好感度を上げていくことで、個別エンディングを見ることが可能です。

△女の子たちは学校のどこかにいるので、エンカウントを狙っていきます。スポットごとにエンカウント率が表示されているので、クリアーだけが目的なら、この数値が高いものを追いかけていくだけでOK。

好感度を上げるには、ヒロインたちとの会話を積極的にこなしていく必要があります。本作の会話は、話題ジュエルと呼ばれるアイコンを選んでいくことで進んでいきます。話題ジュエルは、「趣味」、「運動」、「恋愛」、「勉強」といった具合に、多岐に渡っており、ヒロインによって応答が変化することはもちろん、好感度や物語の進行度によって会話内容が変化します。

△女の子とエンカウントすると、会話パートに突入。画面下部に表示された、話題ジュエルというアイコンを使って会話を進めていき、画面右上に表示されている好感度(ピンクのゲージ)を高めていきます。青いゲージは、写真撮影可能ゲージ。こちらも会話で溜まっていき、上限近くになると写真撮影をお願いしやすくなります。

△ヒロインは一人に絞って攻略を進めると、スムーズに全キャラクター攻略できるようになっています。会話システムは一風変わっていますが、ゲームとしての難度は低いので、ゆるゆると遊べるのが魅力です。

シナリオは、いわゆるギャルゲーライクなものが多く、あまり重いシナリオはありません。泣きゲーでもなく、鬱ゲーでもなく、どのヒロインのシナリオも、ふわりと程よいところに着地します。周回プレイが苦にならない程度のボリュームなのも、この手のゲームでは嬉しいところ。クリアーするだけなら意外とあっさりクリアーできますし、すべてのデートスポットを制覇したり、より多くの会話を聞くなど、プレイヤー側が自分の目標を設けてプレイすれば濃密なプレイ体験をすることが可能です。「こんなやりこみをしてみた」ということが語れるコンシューマーのギャルゲーって、最近あまり見かけなかったので嬉しい限りです。

△ヒロインは、ある程度同時攻略を進めることが可能。好感度が可視化されているので、プレイの効率化を突き詰めるのも面白そうです。

クリアー後はラヴァーズデイズで写真を撮りまくる


ヒロインとハッピーエンドを迎えたあとは、ラヴァーズデイズというゲームモードが解放されます。このモードでは、ハッピーエンド後のゆったりとした日常を楽しむことができます。このモードに期限はなく、プレイヤーの好きな時に、ヒロインたちとの会話と、撮影を楽しむことができるのです。

△ラヴァーズデイズモードは、実際の日時と連動しており、時間によって女の子たちの反応も変化します。会話のバリエーションはそれほど多いわけではありませんが、終わりのない毎日というのもなかなか良いものです。

主な目的は、ストーリーでは十分に撮影できなかったヒロインの写真を撮りまくること。ラヴァーズデイズの撮影モードでは、女の子たちの衣装や髪型、アクセサリーなどをカスタマイズできるほか、撮影スポットや立ち位置なども細かく設定することが可能です。

△アクセサリーの種類もさまざま。今後のアップデートでも増えそうです。

△撮影中は、女の子に声をかけて、いろいろな反応を引き出すことが可能。これらの声かけは、PS4のマイクを使ったボイス入力にも対応しています。

このラヴァーズデイズモード、家でコツコツ遊んでいたのですが、いくら写真を撮影しても、まだまだ撮ってみたいという欲求は消えません。そのうえ、リアルタイムに連動した反応も気になるものですから、外出先からでもアクセスしたいという気持ちになる方もいるでしょう。いっそこのモードだけ、スマートフォン版として販売して欲しいと思っていたところに、先日タイムリーにPS4に追加されたリモートプレイ機能が噛み合うことが判明しました。もともと公式には、Xperiaのみの対応だったこのモードがなんと、iOS端末でも使えてしまうんですね。操作の方はちょっと大変になりますが、ふと遊びたくなった時にはたまらなく便利です。

△撮影モードでは、「カラーフィルター」という機能を使うことで、写真の雰囲気を簡単に変えることが可能。デジカメなどではよくある機能ですが、それがまさかゲーム内で使えるとは!

みんなkawaii最高のヒロインたちをレビューする

本作のキャラクターデザインは、『ラブプラス』などで知られる箕星太朗 先生。ギャルゲーと箕星太朗 先生の相性は神なので、本作の女の子たちはみんな最高なのです。発売元である角川ゲームスからは、『√Letter ルートレター』や『GOD WARS』などの箕星太朗先生がキャラクターデザインを手がけた作品が他にも発売されているのですが、本作の表現はこの2作品よりもより美少女ゲームよりに、女の子たちのkawaiiところがぐっと伝わってくるような気がします。
以下に、その最強kawaii女の子たちを写真とともに紹介しているので、ゆっくりとご覧ください。
女の子たちの紹介写真はスライドショー形式となっております。

篁 莉里愛(cv.近藤玲奈)


 

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気さくで話しやすいものの、理事長の孫娘という立場もあり、男子生徒からは高嶺の花として知られている。 新体操部に所属しており、主人公が彼女を撮影したところから物語は動き始める。ツインテール大好き委員会としては目を反らせないヒロインなうえに、時折顔を出す小悪魔的なところが追い打ちをかけてくる。良い。

日向寺 南夏(cv.伊藤かな恵)


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主人公の幼馴染。水泳部に所属しており、運動全般が得意。性格は底抜けに明るく、なんでも話せると主人公は思い込んでいるが、彼女の内には秘めた想いがある。『アマガミ』における七咲逢のように、水泳部ヒロインには強キャラが多いという思い込みが正解であることを教えてくれる素晴らしきヒロイン。

生野 C 香澄(cv.石見舞菜香)

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中等部の後輩。人見知りで、もの静か。主人公と同じくカメラを趣味にしており、常に”モノクローム”で撮影をしている。母親がロシア系カナダ人で、幼い頃はカナダで過ごしている。イベントCGに「攻めてくる」表現が多いため、気を抜くと好きになっている。
仲座 ろみ(cv. 高田憂希)


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ダンス部をアイドル活動中心に転向させた勝気な美少女。自分の目標に向かって全力で生きており、周りの声が聞こえなくなるほど熱中してしまうこともある。個人的にはノーマークのヒロインだったが、ラヴァーズデイズでは、ツインテールをほどいた髪型を選択可能になり、心を揺さぶられている。

姫乃樹 凛世(cv.石川由依)


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初等部の五年生。いつもひとりで行動していて、笑顔がない。周りからは優等生だと思われているが、本人はそうでもなないことを自覚している。ズバリ小五設定のキャラクターで、本作における「事案キャラクター」の一人だが、ここはゲームの世界なのでOK。購入後に個人的最強ヒロインであることに気づき、購入特典を慌てて入手した。おれがこの娘を守る。

優美菜(cv.花守ゆみり)


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主人公の妹。いつも一緒にいたがるお兄ちゃん大好き属性の持ち主。いつまでも子供扱いしてくる兄に、女性としての魅力を伝えたいと思っている。ポニーテールの元気妹属性キャラクターは、某『とき●モ』の早乙女優美ちゃんの爆弾攻撃のトラウマがあるため、基本的に敬遠していたが、彼女はそんなこともなく、他のヒロインを選んだとしても笑顔で許してくれる。そんな姿を見て、なんか好きになってきた。

できないことを叶える『LoveR(ラヴアール)』

『LoveR(ラヴアール)』の最大の魅力は、多くの人にとって、できないことを叶えてくれる作品であることに尽きると思います。ギャルゲーのような青春を送るということがそもそも難しかったりするのですが、「カメラを構えて女の子のプライベートに寄り添うポートレートを撮る」という体験はそれ以上に強烈です。カメラが好きな人からすれば、ありえないとはわかっていても、憧れてしまうシチュエーションが本作には詰まっています。

△単にパンツが撮りたい男すらも許してくれる寛容さがここにはあります。

冒頭でも書きましたが、ただ撮るだけではなく、コミュニケーションをしつつ撮るというところにも趣があり、最初は何なのこの意味のわからないUIは、操作しにくいじゃないかと思っていたのですが、今では、このUIがなんかカメラのメカニカルな部分に繋がっていて良いという感想に変わりつつあります。ありがとう角川ゲームス。

ヒロインたちは皆とびっきりに可愛らしく。プレイする前はこれは莉里愛ちゃん一択でしょうと思っていたら、ツインテールを解いたろみちゃんもギャップがたまらなく良いし、ウザい妹枠かと思っていた優美菜も健気で謎の色気があるし、小学生はさすがにロ●コン乙と思っていた凛世ちゃんは最高です。ゲーム側もそれを許してくれるし、おれも、お前もロリコンでもいいんだよ。

△写真部の同期である堂島。主人公のマブダチです。

△尊い。

△尊い。

△尊い。

そんなわけで、いろいろな夢を叶えてくれる『LoveR(ラヴアール)』。是非お楽しみください。
今後もアップデート等あるようなので、まだまだ夢は膨らみます。

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角川ゲームス
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浅葉 たいが

浅葉 たいが

ゴジライン代表。ゲーム、アニメグッズのコレクター。格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、RPGをこよなく愛する。年間100本以上のゲームを自腹で買い、遊ぶ社壊人。ゲームメディア等で記事を書くこともあるが、その正体はインテリアデザイナー、家具屋。バンダイナムコエンターテインメント信者かつ、トライエース至上主義者。スマートフォン版『ストリートファイター4』日本チャンプという胡散臭い経歴を持つ。

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