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【イベントレポート】スマートフォン片手に冬劇 – KVO the Winter Battle -を歩いてみた

   

2018年12月22日、23日に京都烏丸コンベンションホールにて開催された格闘ゲーム大会「冬劇 – KVO the Winter Battle -」の模様をお届けする。本大会は、関西地区を代表する格闘ゲームイベントのひとつで、10を超えるタイトルの大会が一挙に行われるため、コアなゲーマーからの支持も厚い。プレイヤーを中心としたコミュニティが支えるイベントのひとつだが、今年はゲームメーカーや機器メーカーなどの協賛、協力を経て、より一層活気あるイベントとなっていたのが印象的だった。

今回、ゴジラインでは、本大会に”ほぼ遊び”として参加することにした。一部タイトルの大会で実況として参加したり、機材手配の手伝いなどをしたものの、気分はプレイヤーや参加者側というわけだ。しかし、現地に行くのだから、イベントの様子を記事にしてみたいという気持ちは少なからずある。そこで、今回はあえて、スマートフォンを使って現地の雰囲気を伝えるというコンセプトの記事をお届けする。(荷物やアーケードコントローラーに加えて、カメラまで持ち歩いてイベントを楽しむというのはなかなか難しいのだ。)そんな発想から始まり、どうせなら面白い端末を使ってみたいということで、auショップ鳴門に協力をお願いしたところ、SHARPさんの協力も得られ、ユニークな撮影機能を多数持つ”AQUOS R2 SHV42″(以下AQUOS R2)をお借りできることになった。本記事の現地写真はすべて、この端末で撮影したものを掲載している。

▲今回の記事作成用に使用したAQUOS R2。動画を撮影しながら写真の撮影をAIがこなしてくれる等、ユニークな機能を多数持つハイエンドスマートフォンとなっている。ゴジラインにはホットクック愛好家が多いため、スマートフォンも試してみたいという声から、今回の機材レンタルをお願いしてみた。

『ディシディア ファイナルファンタジー NT』

『ディシディア ファイナルファンタジー NT』は、『ファイナルファンタジー』シリーズの人気キャラクターたちが登場する3vs3形式の対戦ゲーム。広大なフィールドを上下左右に移動しつつ、相手チームを倒せば勝利となる。オンライン対戦は、一人で遊んでもランダムマッチングで全国のプレイヤーとのチームプレイを楽しむことが可能だが、気心の知れた仲間と遊ぶパーティプレイも楽しい。2018年11月から、基本無料版となる『ディシディア ファイナルファンタジー NT Free Edition』も配信開始となっているため、気軽に遊び始められるのも魅力だ。

▲3vs3のハイスピードバトルが楽しめる『ディシディア ファイナルファンタジーNT』。国民的ゲームの人気キャラクターたちが数多く参戦する。(写真はゲーム画面のもの)

大会には、30を超えるチームが参加。人気キャラクターである「ユウナ」の活躍が目立つ大会になるかと思いきや、要所で”メタ”となる対策チームが刺さるシーンなどもあり、本作の奥深さが伺える好勝負が多くみられた。決勝まで勝ち上がった”へらへら三傑”チームが、前衛キャラクターを軸にしたセオリー外のチームで活路を見出した試合では、会場から大きな声援が送られた。3on3というプレイヤー同士、キャラクター同士のシナジーがものをいう形式のため、型にはまらないスタイルが思わぬ結果を呼び寄せることも多いのだ。グランドファイナルでは、勢いに乗るへらへら三傑チームと、扱いが非常に難しいゴルベーザを擁する”USJ”チームが激突。この試合では、ゴルベーザの最大の強みである黒龍モードを維持する立ち回りがとれるかどうかが肝となった。この要素は明確な強みであるため、対策されやすい要素にもなっているのだが、試合では相手サイドの対策を上回る動きを見せたUSJチームが圧勝。見事優勝を果たした。

SNKヒロインズ Tag Team Frenzy』

SNKゲームに登場するキュートなヒロインたちが戦う『SNKヒロインズ Tag Team Frenzy』は、いわゆる必殺技コマンドというものを見直し、方向キー1方向とボタンでほとんどの操作を実現できるのが最大の特徴。一見カジュアル向けのゲームに見えるが、体力を削りあう「立ち回り」の部分は非常に奥深い。さらに、超必殺技でしかKOできないというユニークなルールや、さまざまな効果をもたらすアイテムなど”戦術”のスパイスとなる要素があるのも本作の魅力だろう。

▲SNKゲームの人気ヒロインたちが、さまざまな衣装を身に纏いバトルするSNKヒロインズ Tag Team Frenzy』。必殺技コマンドを簡略化したことで、格闘ゲームビギナーにも遊びやすい作品となっている。(写真はゲーム画面のもの)

大会上位入賞者たちは、超必殺技フィニッシュを狙うところまで、多彩な体力削りを披露していたのが印象的だった。妨害を受けにくい連続技や、時間を稼ぐための動きも洗練されていた。決勝戦は、いるま選手(ユリ、ルオン)とWP|K2選手(シェルミー、盗賊アーサー)の組み合わせに。お互いにアイテムを駆使した、本作らしい立ち回りを展開するプレイヤーの激突となった。いるま選手は遠距離からの飛び道具で攻めの起点を作り、ラッシュに持ち込むなどの巧みなゲージコントロールで試合のペースを作っていた。対するWP|K2選手は、こうした攻めを的確なガードで防ぎつつ、要所で反撃を狙うというスタイルで徐々に追い詰めていくスタイルをとり、いるま選手にリードをとらせないよう動いていく。激戦を制し、見事優勝を勝ち取ったのは、WP|K2選手。リスクある行動をアイテムで絶妙にフォローしつつ、シェルミーの強みであるコマンド投げで勝負を決めた。

『ミリオンアーサー アルカナブラッド

『ミリオンアーサー』シリーズを原作とする格闘ゲーム『ミリオンアーサー アルカナブラッド』は、スクウェア・エニックス初の2D格闘ゲームというチャレンジ精神溢れる作品となっている。中身は、格闘ゲームファンならすぐに楽しめる遊びやすい作品となっており、比較的簡単なコマンド入力さえ理解してしまえば、派手な連続技や連係も気軽に楽しめる。”サポート騎士”と呼ばれる、お助けキャラクターをバトル中に呼び出せるのが最大の特徴で、メインで扱うキャラクターとサポート騎士を組み合わせた戦術は非常に多岐に渡る。

▲『ミリオンアーサー』シリーズに登場するキャラクターたちが熱い戦いを繰り広げる『ミリオンアーサー アルカナブラッド』。これから格闘ゲームを始めるという方にもオススメの1本だ。(写真はゲーム画面のもの)

本作は2018年11月に家庭用版が発売されたばかりということで、冬劇には多くのプレイヤーが参加してした。家庭用ならではの新キャラクターを使いこなすプレイヤーも見られ、中でもツジイソス選手の操る異界型 八神庵の対戦には、多くのギャラリーから注目を集めていた。

▲大会には、本作のプロデューサーである琢磨尚文氏も、新キャラクターの八神庵を使って参加。ツジイソス選手と情報交換しつつ対戦を楽しむシーンも。

決勝戦では、関東の強豪プレイヤーであるジン選手(異界型リース)と、関西、中国地方で強豪プレイヤーとして知られるミニッツ選手(盗賊アーサー)が激突。序盤は手堅いガードと、ここぞというところの空対空を巧みに制したジン選手が優位に試合を進める展開となった。攻めの苛烈な盗賊アーサーのラッシュをさばくシーンも多くみられ、ギャラリーからはジン選手を盛り上げるような歓声もあがっていた。しかし、試合後半ではミニッツ選手がコンボ中にあえてガードの揺さぶりを仕掛ける「補正切り」や、空中ガードをとらせたあとの攻めに緩急をつけるトリッキーな動きを取り入れ、一気にペースを引き戻す形に。大一番で勝ちたいという気持ちが乗ったかのような力強いプレイングは、ギャラリーをも味方にし、その勢いで優勝をもぎとった。

ミニッツ選手インタビュー




▲優勝したミニッツ選手(中央)と、準優勝のジン選手(左)、3位のナオ選手(右)。

――優勝、おめでとうございます。大会の感想を聞かせてください。

ミニッツ:優勝できてほっとしています。大会にはいろいろ出ているんですが、大きい舞台になるほど結果がでないことに悩んでいたんです。決勝で、ジンさんに巻き返されたとき「こういう舞台では勝てないのかな」と想像してしまったんですよ。ジンさんの守りが固くて、何やっても崩れないみたいな感覚になってしまって。

――その状態から、流れを変えられたのはなぜでしょうか?
ミニッツ:思い切ってガードの崩し方を変えたらそれが良い方向に出てくれましたね。補正切りに頼るということはあまりしないんですが、ここまで崩れないなら混ぜてみようと考えて攻め方を変えてみました。そうしたらそれがうまい形でハマってくれて、後半は自信を取り戻しつつプレイすることができたんです。『アルブラ』では、大会の大事なところで勝ててない印象があったので、今回の勝ちは本当に嬉しいです。

――強豪プレイヤーであるミニッツさんにも、そういう悩みがあったのですね。家庭用版が発売されてから初めての大きな大会でしたが、何か変化はありましたか?

ミニッツ:自分自身で言うと、対策などを詰められたところは大きいかもしれませんね。ただ、家庭用が出たことで、自分の動きがばれやすくなるなとも思っていました(笑)具体的なところでいくと、決勝の舞台で使った、固めから画面端の相手に狙ったジャンプAからのホールドトリックはここぞというときの一発ネタのつもりだったんです。みんな見たことがない動きだから、ほぼ当たるだろうと思っていたら、いきなりナオさんにガードされてびっくりしましたね(笑)それでも機能した場面があったので、練習しておいた甲斐はありました。

――はじめて見る動きだったので、僕らも驚きました。一瞬、暴発かなと思っていたのですが、あれは、倒しきりを兼ねた崩しだったんですね。ミニッツさんにとって、『アルブラ』はどういうゲームでしょうか。魅力などを教えてください。

ミニッツ:強い人に勝ったときの喜びが大きいタイトルですね。工夫や対策が活きるゲームだと思っているので、次会うときは勝ちたいという気持ちが持続するんですよ。家庭用が出て、アーケードではいなかった強い人も出てきているみたいなので、対戦してみたいです。EVOJAPANで『ミリオンアーサー アルカナブラッド』があるなら是非出場したいですね。もともと見に行くつもりではあったので、参加できるタイトルがあると嬉しいですね。

▲商品を手渡した琢磨尚文プロデューサー(前列)と上位入賞者たち。なお、本イベントの後、EVO JAPANの特別サイドトーナメントで『ミリオンアーサー アルカナブラッド』部門が開催されることが正式発表された。

冬劇 – KVO the Winter Battle -を振り返る

本記事では、3タイトルのレポートとなったが、他の種目も大いに盛り上がっていた。冬劇 – KVO the Winter Battle -は、多くのプレイヤーとコミュニティの熱が感じられる稀有な大会だったと言えるだろう。近年、e-sportsというキーワードが盛り上がりを見せており、高額の賞金制大会がクローズアップされることが多いが、本大会のように、誰かと対戦するために、あるいは優勝を目指すために、多くのプレイヤーが集まるイベントは数多くあるのだ。
自分が遊んだことがないタイトルを間近で見られるというのはやはり良いものだ。大会の空き時間には、試遊台を設けて、他のゲームのプレイヤーに、自分の遊んでいるゲームの魅力を伝えようとするブースなども見られた。ある程度格闘ゲームに慣れているプレイヤーなら、新しい作品に触れる際に当然気になる、どういうキャラクターが強いんですか、この組み合わせはどうですかという尖った質問などにも、丁寧に対応していたのが印象的だった。筆者も、昔遊んでいたとあるゲームで「自分たちが遊んでいたときは●●が最強キャラクターだと思っていたんですけど、今の環境は違うのでしょうか」というような質問を思わずしてしまったが、「今は、そのキャラクターへの対策として●●というキャラクターが浮上しています」というような話を解説を含めて聞くことができた。大変驚くと同時に、もう20年近く昔の作品が長く深く遊ばれていることに感動してしまった。

AQUOS R2って面白い

AQUOS R2を使って現地レポートを作成するという企画を兼ねつつの冬劇参加は、大変楽しくこなすことができた。想像していた以上に、AQUOS R2のカメラ機能は優秀でユニーク。撮影時の設定もさまざまに変えられるため、ホワイトバランスなどをいじればゲームイベントらしさを強調するような写真も簡単にとれる。インタビューはあらかじめインストールしておいたボイスレコーダーアプリでこなし、試合の流れや結果などの流れもテキストアプリに記録できたので、スマートフォン一台で記事用の記録を一通り終えられたのも嬉しかった。また、今回の記事の中ではあまり使う機会がなかったが、動画撮影中にAIがオートでシャッターを切ってくれる機能は、友人同士の集まりやパーティ、動きの多いイベントなどで活躍しそうだ。SNSやブログ用の写真を気軽に撮影したいという方にはもってこいの端末となっているので、興味のある方は店頭で実機などに触れてみてはいかがだろうか。

▲多彩なフィルターや設定があるため、写真の雰囲気をさまざまに変えられるのも嬉しい。

▲AIライブシャッター機能を使えば、動画撮影中にAIが自動で写真を撮影してくれる。

≪機材協力:auショップ鳴門、SHARP≫
©SNK CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED.

協力店紹介:auショップ鳴門


住所:772-0011 徳島県 鳴門市 撫養町大桑島濘岩浜19-52
TEL:088-685-8026

2018年秋、徳島県鳴門市にオープンした新しいauショップ。広くゆったりとした空間の中で、スマートフォンやタブレット、その他ショップならではのユニークなアイテムを展示、販売している。

▲auショップ鳴門。2018年末にできたばかりのスタイリッシュなショップがこちら。(写真は、au鳴門店より提供されたものを使用しています)

 

使用端末:AQUOS R2


AQUOS R2では、メインカメラに2眼カメラを採用。上部に動画専用のドラマティックワイドカメラ(動画専用カメラ)、その下に静止画用カメラを配置。それぞれのカメラを動画撮影、静止画撮影に最適化することで、高画質の動画と静止画を同時に撮影することができるようになりました。また、サブカメラには約1,630万画素の広角サブカメラを採用。自撮りした写真も高画質で残せます。

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浅葉 たいが

浅葉 たいが

ゴジライン代表。ゲーム、アニメグッズのコレクター。格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、RPGをこよなく愛する。年間100本以上のゲームを自腹で買い、遊ぶ社壊人。ゲームメディア等で記事を書くこともあるが、その正体はインテリアデザイナー、家具屋。バンダイナムコエンターテインメント信者かつ、トライエース至上主義者。スマートフォン版『ストリートファイター4』日本チャンプという胡散臭い経歴を持つ。

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