【TGS2018】『ミリオンアーサー アルカナブラッド』のステージに注目してみた

2018年9月20日(木)〜9月23日(日)、千葉・幕張メッセにて開催中された東京ゲームショウ2018。今回の記事では、『ミリオンアーサー アルカナブラッド』のステージイベントについて紹介する。スクウェア・エニックス初の2D格闘ゲームである本作は、TGSでもその魅力を強くアピールしていた。

△『ミリオンアーサー アルカナブラッド」は2018年11月29日発売予定。ダウンロード版を予約すると、発売日よりも2日早く遊べるアーリーアクセス権が手に入るのでお見逃しなく。

9月22日:Twitchブース
『ミリオンアーサーアルカナブラッド』ステージ

Twitchブースで行われた『ミリオンアーサー アルカナブラッド』のステージには、琢磨尚文プロデューサーと、声優のランズベリー・アーサーさん、市来光弘さん、芦澤佳純さん、グラビアアイドルの吉田早希さんらが登壇した。琢磨尚文氏から、この秋発売となる家庭用版の概要が紹介されたあとは、実戦形式での本作のお披露目へ。市来光弘さんとランズベリー・アーサーさんが、八神庵vs二刀アーサーのカードで対戦を行った。

△ステージには、(右から)MCのアールさん、琢磨尚文プロデューサー、市来光弘さん、吉田早希さん、ランズベリー・アーサーさん、芦澤佳純さんが登壇。格闘ゲームの対戦の楽しさが伝わってくる、賑やかなステージとなった。

△ガチ格闘ゲーマーでもある琢磨尚文プロデューサー(左)からは、ゲーム概要の紹介が行われた。司会進行を務めたのは、格闘ゲーマーにはおなじみのアールさん(右)。氏の「いってみましょう!」が、『アルブラ』でも聞けるとは!

格闘ゲームの醍醐味といえばやはり対人戦。この日は、ランズベリー・アーサーさん、市来光弘さん、芦澤佳純さん、吉田早希さんの4人でトーナメント戦が行われた。一回戦は、ランズベリー・アーサー(二刀アーサー)さんと芦澤さん(盗賊アーサー)の試合となった。二人は、本作の全国大会等のイベントでも、ステージゲストを努めており、強豪プレイヤーの戦術などを間近で見てきた経験がある。ところどころで、猛者の使う動きや、苛烈なガードの揺さぶりが見られる試合となった。試合は、勝負どころでコンボをしっかり決めたランズベリー・アーサーさんが勝利。芦澤さんが、慎重に動いてくれるので戦いやすかったとのコメントを残していた。

△家庭用版『ミリオンアーサー アルカナブラッド』には、新キャラクターが3人追加される。そのうちの一人が、『THE KING OF FIGHTERS XIV』からのゲストとなる八神庵だ。

二回戦は、市来光弘さん(八神庵)と吉田早希さん(ビスクラ)の対戦に。市来さんは、一部界隈で「対空声優」と呼ばれるほどのガチ格闘ゲーマー。本作を触るのはこの日が初めてとのことだったが、この試合でも華麗な対空を披露し会場を盛り上げた。『アルブラ』では6+Cが対空迎撃に使えるよう設計されているが、難度の高い鬼焼きを対空に使うシーンも見られ他のが印象的だった。吉田さんは、このイベントに向けて事前に『アルブラ』を少しプレイしていたようで、「ゴジラインを読んできた」とのこと(ありがとうございます!)。ビスクラの代名詞でもあるジャンプDを連打しにかかるのかと思いきや、丁寧なプレイで市来さんと好勝負を繰り広げていた。

△吉田さんの使うビスクラは、苛烈な攻めを得意とするキャラクター。画像のジャンプDは、ビスクラのハチャメチャ度を象徴する技の一つ。

決勝戦では、ランズベリー・アーサーさんと市来光弘さんが激突。この試合では、だんだんと『アルブラ』の動きに慣れてきた市来さんが、空中コンボやサポート騎士を使った立ち回りを披露。庵の強さを支える技の一つであるコマンド投げ”屑風”からの追撃も試みていた。ランズベリー・アーサーさんも、二刀アーサーならではのガードの揺さぶりを要所で仕掛けていたが、ダメージレースで市来さんが上回る形に。コンボをきっちりと決め、優勝をもぎ取った。

△八神庵の大技、禁千弐百拾壱式・八稚女でフィニッシュを決める市来さん。

『アルブラ』の最大の魅力である、賑やかで、ビギナーでも楽しめる対戦を披露したステージは大盛況。対戦というと、身構えてしまう方がいるかもしれないが、それが友達であったり、同じレベルのプレイヤーだったりすれば、とても楽しい時間を過ごせるのだ。会場で見学していたファンの中には、「初めて見るゲームでしたが、興味が湧きました」という声や、「予約してみます」との声も。
初めて他のキャラクターと戦う八神庵をみたが、その動きは『THE KING OF FIGHTERS XIV』をベースにしつつ、『アルブラ』の戦いに合わせてチューニングされているようだ。空中コンボでも、爪櫛を締めに持ってくることで、高い位置でも地上まで相手を引きずりおろせていたので、うまく使えばコンボの後の攻め継続にも困らなそうだ。気になったところは、やはり徒手空拳で戦う分、他の武器を持つキャラクターよりもリーチが短いところ。空対空のシーンでは、やみくもに阿技を出すというわけにはいかなそうだ。

9月23日:スクウェア・エニックスブース
『ミリオンアーサー』シリーズのステージ

『ミリオンアーサー』シリーズのステージでは、『ミリオンアーサー』シリーズ最新作となる『交響性ミリオンアーサー』や、TVアニメ『叛逆性ミリオンアーサー』の最新情報が公開された。

△『ミリオンアーサー』シリーズのステージには、明坂聡美さん、大久保瑠美さん、日高里菜さん、琢磨尚文プロデューサー、岩野弘明プロデューサーらが登壇した。

アプリに先駆けて、この秋からアニメが放送される『叛逆性ミリオンアーサー』は、放送開始前にスペシャル番組が放送されるとのこと。この番組で初公開となる情報もあるようなので、今からチェックしておこう。ちなみに、『叛逆性ミリオンアーサー』に登場するキャラクターの一人、山猫アーサーは、『ミリオンアーサー アルカナブラッド』にも登場する。アニメであらかじめキャラクターのことを知っておけば、より『アルブラ』が楽しくなるかも!?

△『叛逆性ミリオンアーサー』から『アルブラ』にゲストとして登場する山猫アーサー。重火器を使うように見えるが、遠距離を得意とするキャラクターなのだろうか。

『交響性ミリオンアーサー』は、10月4日からサービスが開始されることが発表された。本作は、今までのシリーズの未来を描いた作品となっており、プレイヤーが「キャラクターメイキング」を行う作品となっている。自分だけのアーサーを主人公として楽しむ冒険は、今までにない興奮をもたらしてくれそうだ。

『ミリオンアーサー アルカナブラッド』は、告知&プレゼント争奪バトルの種目として活用されたが、琢磨尚文プロデューサーは、同作の魅力をしっかりとPRしていた。初プレイとなる登壇者にも、ボタンを連打するだけで爽快なアクションが繰り出せることなどを伝えると、画面上では大技につなぐ連続技を披露する山猫アーサーの姿が!

△格闘ゲーマーたちと、ステージで動く山猫アーサーを眺めたあとは、「案外近距離が強いキャラなのかもしれない」とかオタク的な会話を交わしていました。

ステージ終了後は、GEMS COMPANYのアイドルである長谷みことさん、水科葵さんらと、岩野弘明プロデューサー、琢磨尚文プロデューサーが画面越しに対談するコーナーも設けられた。ゆるっとした質問から始まったかと思えば、鋭い?質問もところどころに。不思議なステージは会場のギャラリーを盛り上げていた。

△画面越しの対談は、不思議な雰囲気で進行。TGSというお祭りにふさわしい、スペシャルなステージとなった。

ステージイベントでは、『叛逆性ミリオンアーサー』や『交響性ミリオンアーサー』の魅力に触れつつ、このシリーズが持つファンの温かさを目撃することができた。ゲームやアニメといったいろいろなプラットフォームで楽しめる『ミリオンアーサー』シリーズは今年、さらなる飛躍を見せてくれそうだ。(ちなみに、新作が出るとはいえ、現在のメインタイトルである『乖離性ミリオンアーサー』もまだまだ元気、『とある魔術の禁書目録』とのコラボイベントも予定されているようだ。)スマートフォンゲームも、格闘ゲームも、アニメも、気軽に楽しめる作品が揃っているので、今から『ミリアサ』ファンになってみても良いのでは!?

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浅葉 たいが

浅葉 たいが

ゴジライン代表。ゲーム、アニメグッズのコレクター。格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、RPGをこよなく愛する。年間100本以上のゲームを自腹で買い、遊ぶ社壊人。ゲームメディア等で記事を書くこともあるが、その正体はインテリアデザイナー、家具屋。バンダイナムコエンターテインメント信者かつ、トライエース至上主義者。スマートフォン版『ストリートファイター4』日本チャンプという胡散臭い経歴を持つ。

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