4周年を迎えた今だからこそ、『白猫プロジェクト』を(もう一度)遊んでほしい

『白猫』、いま自信を持っておすすめします!

こんにちは、ケンちゃんです。この『白猫プロジェクト』を取り扱うコラムとしては1年ぶりで例のやつ以来ですかね。公式の場所では書きにくいことも書くので今回はこの場で。

僕がもっとも遊んでる『白猫プロジェクト』。(以下、『白猫』)2018年7月14日で4周年を迎えたスマートフォン用アクションRPGなのですが、一時期(2年ぐらいまえまで)天下を取らんかの如き破竹の勢いでスマホゲーム業界を席巻していました。

「『モンスターストライク』と競り合うレベルだった。」といえば分かりやすいですかね。

この2年でスマートフォンゲームはタイトル数がめちゃくちゃ増えたことなど、その勢いもいろんな理由で落ち着いて今なのですが、少なくともあの熱狂的時代にプレイしてた人、そしてプレイしたこともない人も含め、この4周年という最高の機会に「一回やってみて!」と自信を持って、ある程度言える状況になったと思います。

まあちょっと懐かしみつつ、愚痴っぽいのも含みつつですが、最後までお付き合いいただけると。

『白猫』をいまもう一度遊んで欲しい理由

4周年記念生放送でも涙しながら「昔やっていて辞めてしまったひとももう一度……」的なことを言いましたが、4周年記念イベント「ワールドエンド」をクリアーして、さらにその想いが強くなりました。

いくつか理由があるので、それに関して触れていきましょうか。

あのキャラたちのあの話の続きが!

ストーリーがいいってその個人の好みとかもあるのは重々承知なのですが、とにかく4周年記念イベント「ワールドエンド」周りは最高でした。

ネタバレもあるし多くを語るつもりはないですし、ストーリーが面白いってワード自体が陳腐な言い回しだとも自覚しているのですが、いままでの『白猫』にはなかったストーリー展開スタイルというのは大きかったな、と。

▲4周年記念イベント「ワールドエンド」。個人的最高神イベント「ブレイブザライオン2」を更新しそうな勢いで好き。

2016年までの『白猫』って、ある意味単発ストーリーが多かったんですよね。過去の人気キャラが夏や正月イベントに出るってケースはあったにしても、イベントの続編があるってケースは「ブレイブザライオン」シリーズしかなかった気があったんですが。

2017年からノア・ネモの「絶海」シリーズだったり、リネア・レクトの「オーバードライブ紅蓮」シリーズだったりと、ストーリーの続編が作られるようになりました。

ある意味その集大成が4周年記念イベントの「ワールドエンド」であり、4魔幻獣シリーズだと思うんですよ。

▲「蒼き炎のテンペスト」→「とらぶるトラベラー」→「亡國のツバサ」→「カオスエンブリオ」の順番で遊び、「ワールドエンド」を遊んでください。1本のRPGぐらいのボリュームあるな、一気にやると(笑)。

「とらぶるトラベラー」でエマが出てきたとき、「あれ?いままでとはちょっと違うぞ?」って感じた人は多いと思うんだよなあ。あれから、このシリーズはしっかりと読み込もうと僕自身も思いましたし。ま、面白いんですとにかくやってみてください(雑)。

これ単品の話ではなく、キャラクターひとりひとりを大事にしているんだな、という面が伝わってきたのも、古参としては嬉しかったんです。白猫には400人近いキャラがいるのですべてを網羅し、フォローアップするのは難しいけど、少しでもそういうキャラ、機会が今後も増えてくるといいな、と。

「ワールドエンド」をはじめとする関連イベントは、それを期待できるイベントでもあったんですよね。

キャラの役割がふたたび大事になった

ここからはマニアックで長くなります。読み飛ばし推奨です(笑)。

『白猫』って4年経ってもなお、スマートフォンゲームではトップクラスの操作性と爽快感があると思うんです。それでも、何か理由があってプレイヤーたちが離れていったわけで。

僕の周囲でも体感したことなのですが、2016年に多分辞めた人の理由ってほぼ「キャラインフレについてけなくなった」ってことだと想像しているのですが、いかがでしょうか(笑)。

▲プライバシーに配慮しております。

キャラに罪を被せるのも賛否あるかとは思うんですけど、当時は“最強キャラがどこでも強くオールマイティすぎる”ってこと、“ちょっと時間が経つと前のキャラが戦力にならない”ことが理由かなと想像しているんですが。

そのひとつの爆発ポイントが例のパルメだったりしたと思うんだけど、振り返ってみると個人的なターニングポイントは初代シャルロットだったのかなと。

▲プライバ……(以下略)

完璧超人の誕生による役割の希薄化した過去

攻撃力最強、足が速い、なぜか味方も回復できるというパーフェクト御子さまだったのですが、ここから“すべてがこのキャラでOK”的なキャラたちが増えた記憶があるんですよね。系譜的にはシャルロット→ツキミ→アーモンドピーク→パルメ……、って感じだったかな。

加えて、高難度クエストは敵の攻撃を受けると即死してた環境だったので、バリアがないと厳しいという部分もあり、それも含めて「最強キャラが引けるか引けないか」という部分が加速していったな、と。

ま、この完璧超人的流れは2016年秋のセツナ・トワまで続いていたのですが、2017年に入るとその流れが突如変化したわけです。

属性とHPに変化が! 破壊と再生の2017年

2016年年末から2017年にかけての時期、限定ガチャで登場するキャラがいままでの流れと比べて強くなかったですよね(笑)。それに加えて、HP最大量が尋常じゃなく増加し、さらに属性モンスターと同時に属性キャラも登場しました。

当時はめちゃくちゃ不評でしたが、徐々にそれが形になってきています。開発陣がファミ通のインタビューでも語っていた「3年目が整理、4年目は再構築」ってことだったんでしょう。

▲左は2018、右は2016初登場のキャラ。同じランサーで比べてみても、これだけステータスが違います。

『ドラゴンボール』でたとえるとベジータの戦闘力18000だったサイヤ人襲来編から、フリーザーの戦闘力530000に跳ね上がったナメック星編並に数値がやばいことになってますが、これは“キャラパワーのインフレ”ではなく、“キャラの役割の整理”による変化だと僕は考えています。

HP回復量の変化でサポートの役割が変わる

キャラに属性を持たせることのメリットは、各キャラ通常ダメージ(白ダメ)以外の価値を持たせることにあったと思います。そしてHPが大幅に上昇させたのは、“即死環境からの脱却”と“HP回復の価値の変化”にあったのかなと

個人的には後者がすごく大事と考えています。2016年まではHP自動回復が大正義で、ほかの回復手段はイマイチな部分もありました。この最大HP増加により、“HP自動回復では回復量が足りない”、“HP回復ではMAXまで回復しない”など回復バランスに変化が入りました。

▲自動回復は[回復量小]、通常回復は[回復量中]、状況が限定される吸収は[回復量大]。味方回復で一発で体力がMAXにならなくなり、回復ひとつ見ても個性ができました。代替HPは15000なので3000だと何回か必要、以前は一瞬でMAXです。

火力はいつのまにか1億に到達しましたが、高いレベルで以前よりいいムードになってきた感じはあります。そして、2017年1月の名星会第1号の名星カモメ以降の登場キャラは復刻可能になり、凱旋ガチャ(復刻)というあらたな要素が登場。復刻の際には過去キャラのパラメータが調整されるなど、一度ゲットしたキャラの価値がある程度補填されるようになってきました。

火力のインフレはもちろんですが、HP回復量と属性ダメージ量の部分は今後も慎重に調整していってほしいな、と思う次第です。

クラスチェンジによるステータスや通常攻撃、計算式調整も含め、いろいろなキャラに出番がある現状を見ると、いまのところは上手くいっている印象ではあります。

▲「オーバードライブ紅蓮」以前のキャラがどうなっていくのか、今後の運営の課題なのかもしれません。ミレイユ好きな古参としては昔のキャラを縛りなく使いたかったり、ね。

クエスト種類のバリエーション増加

そんなキャラのステータス面の調整に加え、クエスト、バトルの種類が増加したのも2016年からの大きな違いでしょう。自己回復をもっている&火力とせん滅力だけが問われる以前の状況とは変化しています。

いろいろ書くと長すぎるので、クエスト関連は代表的な部分だけ。

ボスハンターとしての役割が大事

その代表的なクエストが「決戦クエスト」でしょう。1エリアで超強力な攻撃を連発する強ボスと4人で戦うクエストなのですが、ターゲットがひとりゆえ、攻撃範囲の広さより単発の火力とDPSが問われます。

▲決戦クエスト。キング○○という、従来の敵の超強化バージョンと戦うvsボス協力バトル。1回の戦いの短さ、クラスチェンジに必要な素材の入手など、最近はすごく人が集まります。

4周年記念キャラだと、エレノアが万能キャラ、アイリスがサポートキャラ、クエスト高速クリアー、そして闇の王子がこのボスハンターの役割を担っています。

普通のクエストではせん滅が優秀なエレノア、アイリス、ボス系協力では闇の王子と、このように役割が増えたことが大事なんですよね。昔は最強キャラを持ってさえいればOKだったはず。

この決戦クエスト以外にも、ソロクエストながら味方が4人同時に戦う“決戦クエスト”、1エリア1キャラしか使えない“バトンタッチクエスト”など、昨年から今年にかけてさまざまなクエスト種類が登場しました。今後もキャラごとの役割がきっちりと維持される方向性を期待したいなあ。

あ、そういえば、もう一度タイムアタック的イベントもやりたいですね。あまり開催される機会もなくなってしまったのですが、タワーのタイムアタック競争も、ね。

とにかく「ワールドエンド」だけは遊んでみてください

このブログを書いているゴジラインには、「406ゴジライン」というもともとは『ストリートファイター5』で集まった謎のファン(?)グループがあります(現在170人ぐらい))。この謎の集団ですが活動がほんと活発で、『スト5』にとどまらず仲良くいろんなゲームを遊んでるひとが集まっているんですよね。

ゲームにとどまらず、バーベキューやったり、美味いラーメンを語り合ったり、はたまた映画を観に行ったりなど、かなりアクティブな奴らもいるんです。

こんなグループができて2年ぐらい経った気がするのですが、一度も『白猫』の協力をグループ内でしたことがなかった。『グラブル』や『プリコネ』はあんなに盛り上がってるのに(笑)。

▲ダイエットでマウントを取りはじめるやばい奴ら。いろいろくだらんこと話してるグループです。

それがこの4周年を迎えて、はじめて「協力やりましょー」と言われたのが嬉しくて嬉しくて。それ以外にも以前やってた友達から「いま誰が強いの?」、「ワールドエンド面白かった」、「グラハムさんかっけえ!」とか言われて泣きそうでしたよ、ほんと。

ま、結局『白猫』をぼく自身は楽しくプレイしてるのですが、やっぱり周りが楽しんでやってるのを見るのも楽しいんですよね。『白猫』をやってる自分を肯定というか、「思いっきり胸張って楽しんでいいんだ」って。

自分が『白猫』にやってあげられることはやりたいと誓いつつ、今日もランマチに潜っていきたいと思います。たまにこんな適当な文章を書いたりも、ね。

そして、こんな長いテキストを読んでここにたどり着いた方々に感謝。みんなこれからも元気に『白猫』を語ったり、遊んだりしましょうね、

では、またどこかで。

▲4周年の放送現場は運営の方も感極まったりしていて。作り手側の感情は計り知れないですが、これからも応援しております。好き勝手、書いたり、際どい発言をしたりして申し訳ない限りですが……(笑)。

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ケンちゃん

ケンちゃん

twitter ID:@ilpkenchan
二台のスマートフォンを駆使し、さまざまなスマホゲームをプレイする。
人呼んで”スマホのケンちゃん”。
メンバーからは白猫のケンとも呼ばれている。
大の格闘ゲーム好きでもあり、対戦格闘とつけば何でも買う。
『KOF MAXIMUM IMPACT 2』世界チャンプという強烈な実績を持つ。

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