【白猫TCG考察対談】第5弾「新月の覚醒者」赤ソウルカードについて語ってみたwith六武道さん

5弾の赤ソウルカードについて考察

スマートフォンゲーム『白猫プロジェクト』のトレーディングカードゲーム(以下、TCG)の『白猫プロジェクトTCG』。本家の人気キャラが多数登場する本作ですが、いよいよ2018年6月21日は第5弾「新月の覚醒者」が発売されます。

本日、第5弾のカードリストも出たということで、今回は先日徳島で開催されたネコカ最多勝マラソンで優勝した六武道さんに新カードについてお話を聞いてみました。無理言って時間撮ってもらって申し訳ない。m(_ _)m

今回は赤ソウルのカードについて、どのカードが強そうか、そしてどう使えそうかを語ってもらいました。ちょっと長くなりますか、気合を入れてぜひご覧ください。かなり参考になるはずです。

▲主に名古屋で活動する六武道さん(中央)に今回ご協力いただきました。そういえば左のやつ柄が悪いなあ。カードゲーマーなのかなあ。

◆白猫プロジェクトTCGとは?

2017年5月25日にスタートしており現在4弾ブースターまで発売中。2018年には鬼門である1周年を突破し、最新弾である第5弾ブースターは6月21日発売予定。
あの『白猫プロジェクト』がスマートフォンの枠を超えてリアルなカードで遊ぶ本格トレーディングカードゲーム(TCG)として商品化。1プレイにかかる時間はおよそ10分~20分。TCG初心者でも直感的に遊べて、やりこむほどに戦略性が増す、まさに『白猫プロジェクト』の楽しさを体感できるTCGです。
~『白猫プロジェクトTCG』公式HPより~

今回の赤はどういう印象?

ケン 今回は第5弾「新月の覚醒者」のカードについてお話を聞かせていただければ、と。ちょっと長くなりますが最後までお付き合いください。まず、今回の赤ソウル系カードの率直な印象はいかがでしょうか。

六武道 いえいえ、こちらこそよろしくおねがいします。第5弾の赤ですが、今回は「ダグラス Brave The Lion Ver.」のように直接山札を削るカードが増えた印象です。いままで実戦で使われていたのはシャルロットぐらいだったので、バリエーションが増えて一気に難しくなったのかもしれません。

ケン ぱっと見、新登場の4ダメージトリガーにより、体力4の価値、そして5以上あるキャラの価値が変動しそうです。

六武道 それも4ダメージトリガーの効果は「攻撃しているキャラだけ」というのがさらに難しくしています。ある意味無駄になるシーンも多くなりそうですからね。赤は攻撃せずとも山札に直接ダメージを与えられるので、その効果をすり抜ける可能性がある分、アドバンテージがあるかもしれません。

▲今回全カラーに導入された攻撃キャラを対象にする4ダメージトリガー。体力4のキャラの価値に変動がありそうで、4弾の茶熊キャトラに続いてかなり悩まされそうです。

赤の注目カードは舞妓たぬきとパハロ

ケン 赤ソウルでまず目についた面白いカードはなんでしょうか?

六武道 注目しているのはパハロとモンスターの舞妓たぬきです。

ケン パハロのカードドロー効果はストレートに目を引きますね。

▲ライトノベル版『白猫TCG』から先行参戦。かなり金髪で可愛いので使ってみたいし、職業剣士が光ります。

六武道 そうですね。この手の手札を増やす効果があるカードは、茶熊ミレイユや青のハルカのようにステータスが低かったり、バイパーのように必要ルーン数が厳しかったりします。ですが、このパハロは攻撃4/体力4とステータスが標準的なうえに、ルーンを要求されない点が優秀です。

ケン 一瞬で「便利そう!」ってのがわかります。

六武道 他にキャラがいないと効果が使えなかったり、モンスターをめくっちゃうと山札の下にいっちゃうというのが難点ですが……。それでもかなり有効なカードだと思います。

ケン パハロといえば、同じくライトノベルオリジナルキャラのトモヤくんはどうでしょうか?

▲パハロを引けるドローソース。必要ソウル3:1でステータス3/3もわりと便利な印象。

六武道 パハロを連れてくる要因としては便利そうですが、トモヤは現状だとあまり採用されないタイプと考えています。

ケン それは意外!?

六武道 というのも、パハロはあくまでも勝負の決め手となるフィニッシャータイプのカードではなく、デッキをうまく回す潤滑油のような役割です。そのために導入するというのは、ちょっとむずかしいかもしれません。

ケン 剣士なのでサーチソースはヨシュアでいい的な?

第5弾は高いステータスが求められる環境に

六武道 そうですね。そしてもう一点、今回の新弾での大きな変化としてひとつ、高いステータスを求められる状況が多くなったというのも影響しています。

ケン ぬぬ?

六武道 ストレートに言ってしまうと、緑のガブリーとか黄色のシャナオウなど、きちんと防御で止めなくてはいけないキャラが増えた印象です。

▲ふたりとも2連撃でとんでもないアドバンテージを叩き出しそう。ガブリーは仕留めないと回復されるし危険極まりない!?

六武道 そしてふたつめ。今までは3ダメージトリガーや黄色、赤がメインストリームだったので、攻撃3と4の差が大きく、4と5の差はそこまでなかった印象です。しかし、今回は先程の舞妓たぬきのような4ダメージトリガーに加えて、リネア、ジュダのような倒すのに5ダメージ以上を要求してくるキャラが増加してきました。

ケン なるほど。それゆえ高いステータスの重要性が上がったと。

六武道 この場合の3、4、5という数字は攻撃、体力のどちらにも言えることなので、より各数値の重要性が増してきたということです。

 

▲ステータス5/4タイプが問われる役割も変わる? そして体力5の価値が相対的にアップということでしょうか。

アシストシャルロット、気になります

ケン 僕が気になっているのは「シャルロット Soul of Knights Ver.」(以下、シャルロットSoK)ですが……。アシストシャルロット、かなりすごいスキルっぽいです。

六武道 正直、テキストを見て読み間違えたのかと思いました。

▲シャルロットのキャラカードをソースに山札に3ダメージ。こ、これは……!?

六武道 本当に間違ってないか3回ぐらい見直しました(笑)。シャルロットは種類も多く、そしてそれぞれが優秀なので効果を無駄なく活かせます。

ケン ソウルが4:1でステータス4/4のシャルロット新選組Ver.も入りそうな勢いです。ステータスも及第点だし、剣士だし、3ダメージソースと考えればかなり……

六武道 そうですね。全体的にステータスが優秀なのもシャルロットの魅力ですね。

ですが、シャルロットSoKは赤ルーンのLv1から要求されたり、自身のステータスが低いので3ダメージトリガーで撤退させられたりと、弱点もあります。僕的にはシャルロット専用構築というより、アクセントとして握っておくのがベストかなと。

コジローを1枚デッキに導入しておけば、いずれLv1の赤キャラが手札に入るので、最後にひと押し足りないときにコジロー→シャルロットSoKから3ダメージシャルロットを投げつけるのが面白いと思います(笑)

ケン それで負けるの嫌だなあ(笑)

▲デッキに入りそうなシャルロットたち。一応、グリココラボシャルロットもいます。

自傷スタイルの要になりそうなダグラス

ケン 僕が今回使いたいのは「ダグラス Brave The Lion Ver.」(以下、ダグラスBTL)なのですが、ぶっちゃげどうですかねえ。

▲なんかテキストがものすごい効果です。これは自傷デッキが強い可能性があるかも!?

六武道 実はひそかに注目しているカードです。自傷効果を持つカード、そしてお互いにダメージを与える効果があるカードが過去に多く登場しているので、早めに呼び出してそれらと組み合わせれば、相手の被ダメージのほうが多くなりますよね。

そして、ダグラスBTLのスキル効果によるダメージは今回キーになりそうな4ダメージトリガーもすり抜けます。また、ダグラスBTL自体の体力が4なので3ダメージトリガーで倒されないので、相手にすると結構撤退させること自体も苦労しそうな印象です。

ケン これでお互いダメージを与えつつ、第2弾のダグラスでトドメ……そんな展開が理想ですかね(笑)。自傷スキルを持つキャラはステータスが高めなので、意外とやれちゃう気がしてきてます。6月24日の仙台のフレンドミーティングではこのデッキで挑戦してみようかな。

▲剣士なのでリアムとかアルカ王子とかすげー刺さりそう。実際やってみないと分からない!

他のカラーの注目カードも見ていきますよ!

ケン 本日はありがとうございました。ひとまず第5弾の赤の特徴がわかってきました。とりあえずダグラスは組んでみようと思います。

六武道 お役に立てればなによりです。……あっ、新モンスターの舞妓たぬきのことを話すのを忘れていました。4ダメージトリガーな時点で強力なのですが、手札から出すのも結構強いと思ってます。好きなキャラに突破を付与できるので、攻撃を上げるリリー、覚醒リリー、またタイミングによっては覚醒カスミやシャルロット茶熊ver.なんかも刺さる可能性があります。言い忘れてました(笑)。

ケン なるほどー。舞妓たぬきも採用、悩むなあ。次回は青ソウルの注目カードについて教えてください。

六武道 わかりました! 次回もよろしくおねがいします。

▲6月24日には東北・仙台のフレンドミーティングに参戦。5弾環境で乗り込むのでぜひ遊びに来てください。

 

第5弾こぼれ話:光の王アイリスとテオ

ケン この第5弾ですが、光の王アイリスと闇の王子といった虹、白ルーンのカードも重要になってきそうですね。

六武道 テオがかなり輝く気がします。

ケン なんと!

六武道 アイザックとかもそうなのですが、このようなサポートカードはサーチできないことが多く、欲しいときに手札にないケースが多いです。ですが、テオは自動的に手札に加わってくれるので、光の王アイリス、闇の王子を組み込むデッキではキーになりそうですね。

とくに闇の王子は光の王アイリスに比べて現状サーチできないので、回収要員として重宝しそうです。

ケン 確かにアイリスは魔道士サーチやバロン様でもサーチできますからね。闇の王子のほうが組み込む敷居が高そうです。

六武道 あとどちらかといえば僕は光の王アイリスが強いと思ってます。青と緑の効果が優秀で、青緑デッキに入れるとかなり活躍してくれそうな予感。緑の効果は自身を回復できるので、フィールドに立ったときにやばいですね(笑)。

虹ルーンを2つつければすべての効果が得られるので、魔道士サーチができる紫にタッチして別カラーをつけても面白いかもですね。

ケン 回復、ガード、ステータス5/7……どうやって倒しましょうか。

六武道 フライングボマーで撤退してもらいましょう(笑)

ケン まじか!?

▲トリガーの手札入りがかなりのポイント。これで確実に虹ルーンキャラを持ってこれますね。

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ケンちゃん

ケンちゃん

twitter ID:@ilpkenchan
二台のスマートフォンを駆使し、さまざまなスマホゲームをプレイする。
人呼んで”スマホのケンちゃん”。
メンバーからは白猫のケンとも呼ばれている。
大の格闘ゲーム好きでもあり、対戦格闘とつけば何でも買う。
『KOF MAXIMUM IMPACT 2』世界チャンプという強烈な実績を持つ。

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