【イベントリポート】今夜勝ちたいと思ったら全員優勝した『ミリオン』5周年ライブリポート

ども、アーケード時代からアイマスを嗜む&ぅPです。
2018年6月2、3日、さいたまスーパーアリーナにて『アイドルマスター ミリオンライブ!』の5周年ライブ「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 5thLIVE BRAND NEW PERFORM@NCE!!!」が行われました。こちらのライブで強烈な衝撃を受けたので、ゴジラインとは馴染みの深い、”格ゲー”と無理やり絡めてリポートしていきたいと思います。

△舞台はさいたまスーパーアリーナ、EVOでいうマンダレイ・ベイです。

『アイドルマスター ミリオンライブ!』(以下ミリオン)とは
アイドルをプロデュースする超巨大コンテンツ「アイドルマスター」の世界の中のひとつ。2013年、GREEより配信スタートしたゲームで、今はソーシャル音楽ゲーム『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』(以下ミリシタ)を主軸としています。アーケードゲームを源流とする765AS『アイドルマスター』を「スト2」とすると、「ミリシタ」はだいたい『ストリートファイターZERO3』くらいの立ち位置だと思っていただければ、伝わりやすいかなと。(天海春香がリュウで、春日未来は春日野さくらです。だいたい。)
公式サイト
https://www.lantis.jp/imas/

△まん中が天海春香、右が春日未来。左は『アイドルマスター シンデレラガールズ』の島村卯月です。「ストリートファイター3」のアレックスです。だいたい。

格ゲーならば即バランス調整が入りそうな強キャラの登場!

 「ミリシタ」では「ミリオン」の50人のアイドルに加え、新たなアイドルが登場しました。「白石紬」(CV:南早紀さん)、「桜守歌織」(CV:香里有佐さん)の二人です。このニュージェネレーションが大型ライブに初参戦。2万席を超えるアリーナで歴史のあるコンテンツを背負い、どのようなパフォーマンスをするのか……。注目を集めていました。(そう、アイマスのライブでは担当している声優さんが歌うのです。CV:は声優さんの名前です)。
格ゲーでもDLCなど新キャラの性能は気になりますね。そういう感じです。

△追加されたアイドル、早とちり方言漏れ女子高生・白石紬と、音楽教室のおっとりお姉さん・桜守歌織。

初日のセットリストは、参加アイドルそれぞれがソロ曲を歌う流れとなりました。当然ふたりの出番に注目が集まるところですが、序盤は絶対的センター、中盤は歌唱力おばけの歌姫が奏でていきライブを盛り上げていきます。5年間「ミリオン」を支えてきた先輩達が盛り上げ素晴らしいパフォーマンスを披露していき、気付いた時にはライブは終盤に突入……、ソロ曲は新人だけが残る形となりました。5on5など格ゲーのチーム戦ならば、大将に置くメンバーは絶対的存在でなくてはならない。ライブでもトリが全体の雰囲気を決める決定打になることが多いのです。中堅でプロゲーマーが出て、大将はだれいくの? 状態です。このプレッシャーの中、P達の想像のはるか上を行きます。

期待と不安、様々な感情が入り乱れひりつく中、中空へとせり上がっていくステージ……。南早紀さんが歌い、紡ぎ出すのは和ロック調のソロ曲「瑠璃色金魚と花菖蒲」。最初は小さく見えたセンターに立つ南さんが、歌い始めるにつれとても大きな存在として見えていきます。以前のイベントではうまく歌いきれなかった悔しさをバネにした魂を込めた歌声が、会場の高まる緊張を一気に解き放ち、周囲を蒼に染め上げていきました。この気迫に、前回はガードされたけど今回はクリーンヒットした、リバサ昇龍拳感を感じました。

続く香里有佐さんのやわらかなビブラートが活きるソロ曲「ハミングバード」。瑠璃色でアガりきった会場を静かで優しい、しかし強い意志を伴う空気で包みます。こちらのステージはせり上がりませんでしたが、わたしには香里さんが南さんと同じ高さまで、歌の翼で飛んでいく姿が見えました。東大プロゲーマーが見せるマーダースマイルとは真逆の幸せに包まれた香里さんの笑顔、美しかったです。

まだまだ先輩たちの技量、経験には追いつかないか……といった不安はありましたが、いきなり先輩達に引けを取らない凄まじいパフォーマンスを披露しました。例えるならば『スパIV AE』で追加され、プロゲーマーも即キャラ替えを決める強さを誇ったユン、ヤンのような圧倒的力(パワー)を持っていたのです……。格ゲーマーならば使用キャラの変更を求められるかもしれませんが、Pなら担当アイドルを増やすことで対応可能です。ファジーに両対応可能です。

上の動画は4年前のSSAライブの視聴映像。こんな大きな場所で新人がソロ曲のトリを務めるとは……。

灼熱少女・田中琴葉の存在証明——

新人ふたりの衝撃も冷めやらぬライブ二日目は、アツくなっているP達のハートに火をつけ、さらに燃える展開となりました。病気で長期療養していたため、ゲーム内にキャラクターは登場していたが、ライブへの合流は遅れていたバーニングガール・田中琴葉役の種田梨沙さんが久しぶりに参戦しました。灼熱少女に、豪鬼は関係ありません。

ずっと待っていた種田さんの笑顔をみて、ココロが踊らない人はいなかったでしょう。オリジナルユニットメンバーで歌う”ジレるハートに火をつけて”、ソロ新曲の”シルエット”などを披露し、感涙の会場みなの涙を昂ぶる炎で枯れさせ、感動に歪む泣き顔を笑顔に変えていました。(※オリジナルユニットメンバーとは、アイマスのライブでは歌うユニットのメンバー入れ替えがたまによくあるのです。「草薙京、二階堂紅丸、大門五郎」のチームが、「草薙、八神、麻宮」のエディットになったようなもんです。)

種田さん、サンキュー&ウェルカム!! この最高をまた、塗り替えていきましょう!

プレイヤーもプロデューサーもどちらもP!

5thライブは様々な発表もあり、全員が優勝、大盛況で幕を閉じました。「ミリシタ」は2018年6月29日にサービス開始1周年を迎えます。この機会に、ゲームを始めてみるのもいいかもしれません。きっかけが音楽ゲームでも楽曲でもキャラクターでも声優でも、アイドルには興味が無いけど……という方も、次第に愛着が沸いてきて、担当アイドルができることを期待しています。
対戦ゲームで強すぎるキャラクターは調整される恐れがあるかもですが、アイドルは成長し続け、強くなっていくだけです。格ゲーの強キャラは裏切るかもしれないけど、アイドルは裏切らない。それでは、皆様よきプロデューサーライフを。

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&ぅP

アーケード版から『アイマス』道に足を踏み入れたオタク。
(担当アイドルは、天海春香、双葉杏、二階堂千鶴、大崎甘奈)
格闘ゲーム的な記事の編集もこなせるので雑用を押し付けられがち。VTuberにもハマっている

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