今回の記事では、対人戦における「試合の流れ」をゆるりと把握してもらうものになっています。
まずは、以下の動画を一度再生してみてください。(最初期にとったものなので、使われているテクニックやコンボは少し古めになっています。)
この動画で特に注目してほしいのが、お互いが地上の相手にラッシュをしかける「前」のシーンです。空中ダッシュ、地上フロントステップなどで相手に近づいていっていますが、どちらも行動に緩急をつけつつ接近を試みているのがわかるはず。ざっくりとした流れをみると、二刀アーサー側は、居合アーサーの対空技を警戒し、地上から攻めこむシーンが多く、居合アーサー側は、二刀アーサーとの地上戦を避けたいので、空中での動きが多くなっているのですが、ここに格闘ゲームにおける「立ち回り」の要素が色濃く表れています。
格闘ゲームにおいて「立ち回り」という言葉は、「試合運び」を指して使われることがほとんどです。立ち回りがうまい=試合運びがうまいということなのですが、この立ち回りにしても、試合運びにしても、なかなか抽象的な表現で、格闘ゲームビギナーの方にはピンとこないかもしれません。さらに、格闘ゲーム熟練たちはキャラクターの特徴を活かした動きを取り入れていることが多く、その動きの幅も様々なので、明確な正解というものを示すのも難しいのです。
しかし、格闘ゲーム熟練者たちの動きは様々ですが、よく観察してみると、そこにはある程度のセオリーがあることに気づきます。けん制技の使い方、相手の攻めのさばきかた、攻め崩しかたなどは、ゲームが異なっても大きく変化しないのです。新作2D格闘ゲームが登場すると、最初から勝ち星を積み上げているゲーマーが多いのはこの「立ち回りの基礎」が貯金となっているからといっても過言ではありません。今後のビギナーガイド連載の中では、いろいろなキャラクターに応用が効きやすい「立ち回りの基礎」について紹介していきます。やや情報量は増えますが最初は「わかったつもり」になる程度で十分なので、是非目を通してみてくださいね。
▶ビギナーガイド02.ガードの揺さぶりを意識しよう
▶ビギナーガイド04.立ち回りのセオリー(地上・対空編)
▶ビギナーガイド05.立ち回りのセオリー(空中からの接近編)
goziline
様々なジャンルのゲームを大人気なく遊びます。
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