先日、とあるe-sportsの発表会を見ていて、『DEAD OR ALIVE 5 Last Round』に向き合うことを決意した浅葉です。
発売から2年近くの時間が経ち、今から始めるのはあまりにも遅いかもしれない。
しかし、男には、やらなければならない時があるのだ。それに、頼れる友もいる。Skypeを立ち上げ、おれは「オガタ」に通話を申し込んだ。
浅葉「『DEAD OR ALIVE 5 Last Round』を始ることにした」
オガタ「なんで今から始めるのか一応聞いておこう」
オガタは、日頃からいろいろな格闘ゲームを一緒に遊ぶ友人の一人だ。『DEAD OR ALIVE 5 Last Round』についても、いろいろなキャラクターをそつなく使いこなせるらしい。趣味は山登りやキャンプと自称する、一見ちょい悪な大人だが、格闘ゲームでは女性キャラクターを使っているところしか見ない。潜在的HENTAIの可能性は高いとおれは思っている。
浅葉「日本のe-sportsの流れを見てると、賞金出すのは厳しいよね見たいな話がよくあるじゃない」
オガタ「よく聞くね。で、最近は色々な方法で、賞金問題については解決しようとしてるんだよね。実際、国内でも高額賞金の大会も出てきたし」
浅葉「で、それについての議論が掲載された記事を見ていたら、「プロにならないアマチュアには賞金ではなく適切な賞品を送る可能性もある」みたいなフレーズがあったんよ。プロ登録されてる人には賞金、アマチュアゲーマーには賞品。こうすることで、射幸心を煽りすぎない効果はあるよね。プロとして真剣にゲームに取り組む人と、エンジョイゲーマーが一緒に楽しめる土壌みたいなのはできてきたら楽しいと思う。でも、これを深読みするとどうなるかわかるか?」
本日11/17 14:30より、当社の襟川恵子が理事長を務める(一社)デジタルメディア協会(AMD)が、日本のeスポーツ振興への取り組みについて発表会を開催します。
日本では様々なハードルが有り、海外に比べ立ち遅れているeスポーツ。盛り上がって欲しいですね。https://t.co/zIiLxTaL5S #AMD発表会— コーエーテクモ (@koeitecmogames) November 17, 2017
オガタ「全くわからん」
浅葉「適切な賞品が、マリー・ローズちゃんの等身大フィギュアである可能性もあるってことなんだよ。このイベント、コーエーテクモから発信されてるじゃん」
オガタ「真面目なeSportsのイベントに対して、その残念な考えかたが浮かんでくるの、人として終わってる感ある。マリー・ローズちゃんの等身大フィギュアが適切な賞品なのかは置いておくとして、普通の人は賞金をとるでしょ。仮に賞金取れたらマリー・ローズちゃんのフィギュア作ってもらうでしょ」
浅葉「おバカ!お前は何にもわかってない。ただマリー・ローズちゃんの等身大フィギュアだったらいいってわけじゃないんだよ。「公式」というのが必要なんだよ。コーエーテクモから公式に提供された等身大フィギュアと、自分でお金払って作るフィギュアは別物なんだよ。」
オタクにとって、コンテンツのグッズは公式であるかどうかが極めて重要なのだ。
オガタ「ハイ。で、よくわからんけど、その可能性に備えて始めるってことね。でもあんた、『DOA5』に関しては素人だろ」
浅葉「マリー・ローズちゃんがアーケード版にデビューした時、ゲーセンにしばらく入り浸ってたよ」
オガタ「へえ。結構対戦したの?」
浅葉「いや、一人用で技出して楽しんでた。そこで、マリーちゃんがCPUに殴られるのを見てて、耐えられなくなって引退した」
新宿のゲームセンターで、マリー・ローズちゃんで一人用を遊んでいた頃の事を思い出す。マリーちゃんがゲームセンターに登場したとき、俺が通ったゲームセンターには、明らかに格闘ゲームをやったことがない人が数人来ていて、『DOA5』の筐体をひっそりと囲んでいた。彼らはマリーちゃんを見るためにゲーセンに集い、一人用を楽しんでいたのだ。おれたちは、「新キャラ、かわいいですよね」などと話しながら、一人用を交代交代で遊んだ。プレイを終えた者は、みんな何かを成し遂げた顔をしていた。優しく、美しい世界だ。
オガタ「つまり、対戦してないのね。それ、仮に大会あっても、勝てるとこまで行くの相当大変でしょ」
浅葉「勝てるとは思ってないけど、マリーちゃんの等身大フィギュアが賞品になった時、何もできないダメな大人でいたくない。マリーちゃんのために頑張れる大人でありたい」
オガタ「なんかいいこと言ってる風味だけど、もう十分すぎるほどにダメな大人だからな。でも、人口が増えるのはいいことだし、教えられることなら力になるよ。じゃあ、早速教えてやるから、今から家行くわ」
浅葉「待て。教えてもらう前にやるべきことはやっとくわ」
オガタ「チュートリアルとかコンボ練習モードとかあるからね。全部が実戦的ってわけじゃないけどそれで操作になれとくといい。珍しく真面目だな」
浅葉「そこらへんは明日説明してくれ。まずはマリーちゃんのコスチュームを決める」
オガタ「ハイ」
『DEAD OR ALIVE 5 Last Round』は、発売日に購入しており、写真撮影のためだけにDLCをぽつぽつと買っている。しかし、『DOAX3』の水着マリーちゃんとばかり戯れていたため、真剣にこのゲームのマリーちゃんに向き合ったことがなかったのだ。浴衣、バニー、水着、各種コラボコスチューム、いろいろなバリエーションがある。
浅葉「2017年のハロウィンコスチュームのマリーちゃん、いいですね。お団子頭と、セクシーな胸元がたまらん」
オガタ「うむ。いちいち画像送ってこなくていいぞ」
浅葉「巫女さんもいいね。頭の髪飾りが良い。そういえば俺、『バーチャファイター』で葵ちゃん使ってた時あるんだよ」
「うむ。いちいち画像送ってこなくていいからな」
浅葉「『スクールガールストライカーズ』コラボもすごくいいぞ。黒髪のマリーちゃんも実はかわいんだよな。でも、髪の色を無理に染めたことにより、キューティクルが心配される」
「うむ。画像はいいって言ってるだろ」
「ガストコラボ水着もいいな。ツインテールを下ろしたマリーちゃん、大人っぽさが1億くらい上がる」
「うむ」
浅葉「セクシー浴衣もいいですね。でも、個人的な希望を言うと、もっと露出の低いのも着てみてほしい。お祭りの日に、マリーちゃんがこの格好だったら心配だろ?」
「うむ」
浅葉「たどり着いた。神コスチューム、見つけたわ」
「うむ」
浅葉「聞いてんのか!?セクシーチャイナドレス、これを見ろ。光沢、胸のハート、お団子頭、ニーハイ、スリット、体のラインの強調。これ、神装備だわ。RPGだと、ラスダンで手に入るタイプのやつ」
「うむ」
オガタ「おし、そろそろ寝るか。また明日な」
俺たちの戦いは、これからだ。次回は、ちゃんとゲームします。