クラス別ガイド第三回は、レンジャー編をお届けします。強力な補助スキル・ウィークバレットに目がいきがちですが、知識をしっかりと身につけて扱えば、単体でも火力を出すことが可能な大器晩成型のクラスになっています。今回の記事では、レンジャーを扱う上で知っておきたい基本的な情報をご紹介します。
アサルトライフルとランチャーをメインに戦うクラス。ウィークバレット(以下WB)を固いエネミーに貼っていくことで、パーティの殲滅力が格段に向上する。対中型・ボスに対しても高火力なPAを持つアサルトライフル、高火力で範囲も優秀なランチャーを用いれば、自身でも高い火力を出すことが可能。
メインクラス:レンジャー
サブクラス:ハンター
レンジャー側のツリーは、マルチ全体の火力を上げるウィークバレットを10まで取り切ることをオススメする。特殊な運用をする場合はこの限りではないが、パーティプレイもソロもこなせるスタンダードな型としては、10まで取ってしまおう。
レンジャー
(C)SEGA
ハンター
(C)SEGA
※スキルツリーは最低限のものを習得した形に成っている。残りのスキルポイントは、自分のプレイスタイルに応じてふり分けよう。
次に優先したいのは、一定時間静止した後の攻撃火力を大きく底上げするスタンディングスナイプ2種を全てとること。このスキルがあるだけで、レンジャー自体の火力が飛躍的に向上する。また、レンジャーはWBを装填後にPP回収の手段に乏しいため、雑魚やボスに対してグラビティボムやスタングレネードを投げることで大きくPPを回収できるようになるタクティクストラップもオススメだ。
ハンター側ツリーは、火力を底上げするフューリースタンス系と、行動をとりやすくするためのマッシブハンターはとりきること。
・L/Lノンウィークボーナス
・R/Cストライク射撃
・R/Pキーパー射撃
現状、Lリングは弱点部位でなくてもウィークヒットアドバンスが有効になるので、L/Lノンウィークボーナスは最優先でつけておきたい。ただしL/Lノンウィークボーナスリングを装備しているからといって、非弱点部位を狙うのではなく、弱点部位を狙える癖はつけておこう。弱点部位を狙うことで、高倍率スキルを活かせるようになるのだ。
Rリングは火力を上げるリングがオススメ。マッシブハンターである程度被弾を覚悟するのであれば、R/Cストライク射撃を推奨したい。R/Cストライク射撃を装備する際は、ハンター側でフューリークリティカルを必ず習得しよう。
場面により使い分けが可能な高火力PAが揃った武器。主に対ボスに使っていきたい。また、マルチの火力を大幅に底上げ可能なWBを撃つ事が可能になる。以下2点は常に意識する必要があるため、動画を参考にしてほしい。
今夜役立つレンジャー知識.Part1
●効果的なWBを撃つ
射撃は頭が弱点(通称:ヘッドショット(HS))である事は常に意識したいが、マルチプレイのクラス構成や状況に応じて貼る位置を変えられればより効果が高まる。パーティプレイの際は、ソロのときよりも有効なWBの貼り方が存在することも多いので、柔軟な考え方で構えておこう。
●スタンディングスナイプを意識する
静止した状態を一定時間維持したあとの射撃にダメージ倍率を乗せる事が出来る。このスキルについては、記事の後半でも詳細に説明するので、ひとまず知識として押さえておこう。
上の動画のダーク・アグラニ戦では、WBを貼る位置を臨機応変に変えるという考え方を実践している。メジャーな順序は足>足>ダウン時のコアであるが、マルチやクエストによってはお尻に貼る事は非常に重要なテクニックになる。この部位は、防衛等で塔を攻撃する際に常に露出している箇所になり、破壊可能部位ではないため、継続して殴る事が可能なのだ(かつAISの攻撃も容易になる)。ガンナーが多めであれば、トサカ部分に貼って瞬殺してもらうことも選択肢としてありうることも覚えておこう。また、動画中では、ソロ向けのWBの貼り方をしているシーンもある。WBは適当に打つのではなく、より効果を発揮するように撃つことを心がけてみよう。
通常攻撃、PA共に大味なものが多いが、きっちりと当てることができれば高ダメージなものが多く、また範囲も優秀であるため、主に対雑魚に使っていきたい。PAの地面撃ちのテクニックは必ずマスターしたい為、動画を参考にしてほしい。
●地面撃ち
コスモスブレイカーや、ディバインランチャー零式は範囲の広さを活かして、直接敵に当てるより、敵の中心地の地面に向かって撃ったほうが有効な場合が多い。直接敵にあてようとすると、外れて発動しないといった事が多発するため、地面の爆風でより多くの敵を巻き込む事を意識するといい。また、コスモスブレイカーは地面に撃った後に発生する爆風の時間が長いため、グラヴィティボムで集敵して火力を出す事が可能。ただし、コスモスブレイカーは敵を打ち上げ続けるため、
《応用戦術》
ディバインランチャー零式は、限界射程距離が決まっている。この性質を活かせば、限界射程距離に達すると、何も当たっていないにも関わらずランチャーの弾が爆発するという現象を起こせる。この現象を利用し、遠くにヘッドショット可能な雑魚敵が密集している際、限界距離でその上空に向けてディバインランチャー零式を撃てば、まとめてヘッドショット可能になり、敵を殲滅する事が可能になる。(動画の0:30辺りから)
スタンディングスナイプは、静止した状態を一定時間維持したあとの射撃にダメージ倍率を乗せる事が出来るスキル。ただし、サテライトカノン等のチャージ中などは、静止時間としてみなされないことに注意。あくまで、チャージPA発動前に静止しておく必要があり、パラレルスライダー零式のように発動中に動き続けるPAであっても発動前に静止していれば、発動中はスタンディングスナイプが乗り続ける。
●アサルトライフルのスタンティングスナイプ
エンドアトラクト等で動いた後に、ピアッシングシェルを1発撃てばスタンディングスナイプが乗る事を覚えよう。また、敵の硬直時間が短く攻撃時間が限られている際は、乗せずに戦うことも大切になる。ここでは乗せる、ここでは乗せないといった判断を意識しよう。●ランチャーのスタンディングスナイプ
スタンディングスナイプの乗せ方に慣れていない場合は、確実に初段にスタンディングスナイプを乗せる方法を活用しよう。地面の場合は、徒歩から通常攻撃を1発撃った後にPAを発動すると乗り、空中の場合は、徒歩からジャンプして通常攻撃を1発撃った後にPAを発動すると乗る。
文字だけでの解説では、スタンディングスナイプの乗る、乗らないがイメージしにくいという人は、以下の動画も参考にしてもらいたい。
この動画のわかりづらいところについて補足すると、
0:08~0:15
ダイブロール>スニークシューター>最速JAPA・・・スタンティングスナイプ乗らない
0:16~0:21
ダイブロール>スニークシューター>少し遅らせて(ディレイをかけて)JAPA・・・スタンティングスナイプ乗る
という流れになっている。
スタンディングスナイプを乗せるために良く用いられるピアッシングシェルは、少しおくらせる(ディレイをかける)必要がないことも覚えておこう。その他似た動作でも”乗る、乗らない”といった組み合わせが多いため、自分のとっている行動が”乗る”ものなのか、”乗らない”ものなのかを意識してみよう。最初は難易度が高いと思われがちだが、覚えてしまえば自然とスタンディングスナイプ乗せる事が可能になり、お手軽な高火力スキルとして活用できるはずだ。
アサルトライフルやレンジャーに限った話ではないが、PAの善し悪しはDPSだけではない。チャージ中機動力が低下すること、あるいは静止しなければならないこと、逆に移動しながら攻撃できること、あるいは滞空性能などを考慮して適材適所で選ぶことで、見違えるような強さを発揮するものもある。特にレンジャーの場合はスタンディングスナイプとウィークヒットアドバンスの火力恩恵が大きいため、意識してPAの選択をしたい。
記事作成協力(敬称略)
執筆、監修:梅、ポンティー
情報、動画提供:ポンティー
写真撮影:もきしぃ