『ソードアート・オンライン ホロウ・リアリゼーション』でキリトが挑むのは、”ソードアート・オリジン”と呼ばれるオンラインゲームだ。ネトゲがきっかけで命を落としそうになっても、また新たなネトゲに挑む無邪気なゲーマー精神が、キリトさんのモテの秘訣であるのは疑いようもない。おれも地震や台風で家の周りがとんでもないことになっていても「これは外に避難しているほうが危ない」と心を決め、ゲームを続行することがよくあるので、どこかでおれとキリトさんはつながっているのかもしれない。
キリトさんの囲い頼れる仲間たちももちろん登場する。プレイを開始して1時間と経たずにおれ(キリト)の元に集うアスナ、シリカ、リズベット、シノン、リーファ、ユウキ、フィリア、その他たくさんの女の子たち!
開幕からハーレム状態でパーティを組める。ユーザーの求めるものがよくわかってる。
おれは正妻であるアスナを裏切らない男ではあるものの、まわりは華やかなほうがいい。
パーティを組むなら、アスナ、シノン、ユウキにしよう。
エギルとクラインも出てきましたが、おれはレアアイテムかトロフィーでも絡まないかぎり、彼らとパーティを組むことはないだろう。
チュートリアルのバトルをこなしていると敵モンスターの攻撃予兆が、これまた『ファイナルファンタジー14』的でびっくりしましたが、ゲーム性はちょっと異なる模様。ボタンを押すだけでサクサクつながる攻撃やスキルに、周りのNPCと協力して発動する”連携”を絡めた怒涛の攻めは、画面も派手で爽快感に溢れている。モンスターの動きにバリエーションがあるのも面白そうなところ。草狩りのようになってしまうと、途中で飽きてしまうので、ほどほどな難度はあったほうがいいのだ。
チュートリアル終了後しばらく遊んでみると、オンラインゲームの華である”ハクスラ”要素もうまく盛り込まれていることがわかった。フィールド上にいる強めのモンスター(NM)を倒すと、宝箱の封印が解除され、中から装備品が出てきたりする。しかもこの装備品は、同じ名前でも付与されている能力がランダムで変化するため、満足のいくものを手にするのはなかなか大変そうだ。
キャラクターの育成要素のほうも充実してそうな雰囲気で、武器の種類が多いのもわくわくさせてくれる。片手直剣、細剣、曲刀、短剣、片手棍、カタナ、両手剣、斧。
武器ではダガーのような小ぶりなものが好みだけど、このゲームでおれは”キリト”。やるなら二刀流だ。
二刀流は片手直剣から派生する隠しスキルということなので、片手直剣を選ぶほかない。
女の子たちはかわいい。やりこみ要素も充実している。
これは思いのほか長い旅になりそうだ。
しかも、発売後にダウンロードコンテンツとしてかなりボリュームがある新エピソードなんかも増えるとのこと。
『ファイナルファンタジー15』発売までに、このゲームを一段落させることができるのか。
”キリト”を名乗って恥ずかしくない男になれるのか。
まずはストーリーを進めて、マルチプレイの下地を作ることにする!