こんにちは、PSVRのコンテンツを一通り紹介しよう、という勢いだらけの計画に巻き込まれた末端メンバー、さいとうです。
今回紹介するのは、『サイバーダンガンロンパVR』。”コロシアイ”ゲームに巻き込まれてしまった”超高校級”の才能を持つ少年少女たちを描く『ダンガンロンパ』シリーズの、一風変わった推理アドベンチャーシリーズのPSVR専用コンテンツです。
配信日:10月13日
価格:無料(Playstation Plus会員限定)
プレイステーションVR専用タイトル
本作は”VRのダンガンロンパ”というコンセプトそのままのタイトルになっています。ダンガンロンパといえば、やっぱり学級裁判! 殺人を犯した犯人=クロの正体を暴くため、参加者全員で円形に囲まれた証言台に立ち、議論を展開。ここで間違った犯人が選ばれてしまった場合は、犯人の全員=シロが”おしおき”を受け、見事クロを言い当てた場合はクロのみが”おしおき”される、というルールです。
本編が始まると、ゲームで見慣れた学級裁判の舞台になるあの部屋に、主人公”苗木誠”の視点で立っています。先にも書いた通り、ダンガンロンパの学級裁判では円を描くように証言台が並ぶのですが、その設定とVRの360度視点がこんなにも相性がいいとは!
正面には十神君や腐川さん。左を向けば朝日奈さんと葉隠君。右には霧切さんと、今回殺されたことになっている大神さんの遺影。初代のシチュエーションを彷彿とさせる形で3Dモデリングのキャラクターが立っています。正面にはもちろんあいつ、ダンガンロンパのマスコットキャラクター”モノクマ”が座ってふんぞり返っています。
学級裁判が始まると、キャラクターの台詞が視覚的な”言葉”となって飛び交います。ここまでは従来のダンガンロンパですが、今回は3DでVR。表示される台詞は当然3Dですし、それに対してキャラクターたちがよく動いて、他の誰かの発言を打ち消し、自分の証言を放ちます。
そして、ただ飛び交う証言を見ているだけでは終わらないのがダンガンロンパ。表示された証言の中から怪しいものに狙いを定めて、さながらシューティングゲームのように”言弾”を撃って「それは違うよ!」と論破するゲーム性ももちろん再現されています。仮想のゲームパッドから伸びる照準を発言に合わせてR2ボタンで放つ、と怪しい発言を”論破”することができます。ちなみに、言弾はキャラクターに向けて撃つこともできて、それぞれ違ったリアクションを見せてくれたりします。
これ眺めてるだけでめっちゃ楽しいのですが、残念ながらこれは体験版ということで、裁判は短いところで終わってしまいます。しかし、ダンガンロンパにはもう一つのお楽しみがある…そう、”おしおき”です!
クロとして選ばれてしまった苗木君はおしおきを受けることになるのですが、もちろんここも3DでVRでサイバーです。奥に向かって流れていくベルトコンベア。目の前で踊るモノクマ。そして物々しい音を立てて振り下ろされ続けるプレス機。プレイヤーは身動きが取れず、このおしおきに身を委ねるしかありません。おしおき空間と迫りくるプレス機の迫力がすさまじく、素で怖いです。椅子から転げ落ちるとかいうレベルではありません。
本作を体験できるのは短い時間だけですが、『ダンガンロンパ』とVRってこんなに相性が良かったんだ、という驚きと、いいところでオモチャを取り上げられてしまったかのような残念さがとにかく強い。金なら払う、だから続きを遊ばせてくれー!と、期待や興奮が後に残る、素晴らしい体験となっています。PSplusに加入していれば無料で遊べてしまうので、ダンガンロンパを知らなくても是非体験してみましょう、かなりオススメです!
さいとう
多人数よりも一人用のゲームを好み、体験やストーリーを重視しては無駄にウンウンと頷く。
でも面白ければジャンル問わず何でも触ってみるタイプ。
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