ゲームを最大限に楽しむゴジライン代表のエルフ浅葉、34歳です。
ゴジラインでは、『シャドウバース』が大流行中。
おれとナカジマはカードゲーム初心者、そして生まれながらにして”スマートフォンのゲームを3日で辞める”というパッシブスキルも併せ持つため、このゲームも最初だけ遊んで終わりだろうと思っていた。しかし、蓋をあけてみると、闘うことの面白さに引き込まれ、一週間を過ぎた今も、プレイを続けている。
カードゲーム初心者で、まだ右も左もわからない。
それでも、うまくコンボが決まって相手を倒した瞬間の感覚がたまらないことだけはわかった。
格闘ゲームで、起き攻めをして、相手に何もさせずに勝ったときの快感に似ているからだろうか。
まだまだ知識も、対戦数も足りない。今日もOTKというカードゲーム用語について教えてもらった。これは、オオタケの略でもなければ、オタクの略でもないらしい。
OTK:One Turn Killの略。特定の1ターンで致死量のダメージを与えること。
格闘ゲームを始めたばかりの頃を思い出しながら、ゴジライン内きってのカードゲーマー・ミズシナに対戦とアドバイスを求めることにした。対戦したあとですぐに教えてもらえば、いろいろと自分に足りないものが見えてくるはずだ。
おれ「シナさん、対戦していろいろ教えてよ」
ミズシナ「オーケー。メンバー内でニコ生して、みんなで教えるわ。回転王もあーてぃもカードゲーム経験者だしね」
『シャドウバース』には、アプリ内にニコ生機能が備わっている。凄い時代になったもんだ。
こうして、メンバー同士が協力し、上達していく。
これがゲーミングチームのあるべき姿なのだろう。
しかし、どこにでも、不穏分子はいる。
ナカジマ「ちょっと待て。まずはおれが相手だ。初心者同士だが、おれとあんたで”格付け”しとく必要があるだろ」
煽られたら応じる。それがおれたちのルールだ。
ナカジマとは数々のゲームで”わからせあい”をしてきた。
格闘ゲーム、キャラクターゲーム、パーティゲーム、シューター。
そして、その”わからせあい”は、挑まれたら逃げることはできない。
逃げは、おれたちの間では敗北なのだ。
やりこんでいる、いないに関わらず、”わからせた”ときのエクスタシーを得るために。
”わからされた”ときの絶望感を刻み込むために、おれたちは闘ってきた。
おれ「は?上等だよ。殺すわ」
ナカジマ「ルナちゃん、お友達探してるからな。あんたもお友達にしてやる」
ミズシナ「野蛮人どもの醜い戦い、ニコ生あるよ。おれも見たいし」
ミズシナ「君らチンパンジーは、最近どういうデッキ使ってるの」
ナカジマ「おれは変わらず、700円でコピーしたちょもすさんのネクロマンサーデッキだよ」
デッキサンプル画像
おれ「お前がメ○ヘラ好きなことはしっていたが、そのうえロ○コンだったとはな」
ナカジマ「ルナちゃんの可愛さ、わからず?」
ミズシナ「浅葉さんは、おれが最初に教えたデッキ使ってるの」
おれ「いや、ネットの海を徘徊して見つけた、つええ人が使ってるらしい”冥府エルフ”なるデッキをコピーしたやつだね」
ミズシナ「あんた、本当にネット好きだな」
デッキサンプル画像
ミズシナ「なかなか渋いデッキ使ってるな。手札まわすの難しいけど、使い方わかるの」
おれ「いや、全然。だからミズシナと対戦して教えてもらおうとおもったんだけど、その前にナカジマを墓場に送るわ」
ミズシナ「おめえ、初心者なのになんでそんな強気なんだよ」
おれ「地球上でナカジマにだけは勝てそうと思ってる」
ナカジマ「お前、スマートフォン買い替える準備しとけよ。床に叩き付けることになるだろうからな」
おれ「おめえもスマホのデータ、ちゃんとiTunesで”同期”とっとけよ」
こうして、おれとナカジマの何度目になるかわからない戦いが始まった。
格闘ゲームであろうと、キャラクターゲームであろうと、カードゲームであろうと。
お互いを”わからせた”ときのエクスタシーを得るために戦い続ける。