【EVO2019観戦ガイド】さまざまなプレイヤーが集う熱き真剣勝負!『SAMURAI SPIRITS』をお見逃しなく【サムスピ】

今回の記事では、アメリカ・ラスベガスで行われるEVO2019メインタイトルのひとつ、『SAMURAI SPIRITS』の見どころをお届けします。

▲EVO2019の要注目タイトル『SAMURAI SPIRITS』の観戦を楽しみましょう!

発売前からEVO2019のメインタイトルにノミネートすることが決定しており、「どんなゲームかすらわからないのに大丈夫か」的な空気もあったのですが、プレイヤーのエントリー数1700人超の大ヒットタイトルに。さまざまなタイトルの格闘ゲームプレイヤーが参加する種目なので、観戦も多いに盛り上がるはず。(ゴジラインからはナカジマさんとケンちゃんが参加しております。)


減りすぎ!な技を当てる
プレイヤーの「うまさ」に注目


本作のわかりやすい見どころは、「ダメージの大きい攻撃の当て方」。『サムスピ』シリーズといえば、威力の高い斬撃が醍醐味ですが、多くの技にそれなりのリスクが設定されており、弱攻撃ですらガードされると不利な状況で、ほとんどの技に大~小の確定反撃があります。そのうえ、一部キャラクターを除き、斬撃だけではガードを揺さぶるということが難しいので、ローリスクな打撃や斬撃を見せつつ、ここぞというときには投げ技である”防御崩し”を仕掛けるのが基本的な揺さぶりとなります。本作の防御崩し(投げ)は発生が早い上に投げ抜けがないので、事前にジャンプや飛び退き(バックステップ)による回避が必要と非常に強いです。が、同時にスキが超絶膨大で空振ると余裕で強斬りをくらうぐらいリスクがあります。このリスクが高い防御崩しをいかに決めるかが上級者の腕の見せ所となるでしょう。なお、コマンド投げはスキが小さい傾向にあり、持ってるキャラの多くはだいたい強キャラです。

▲強斬りはダメージが極端に高いものの、空振りするとリスクも高い。

こうした動きで徐々に体力を削り合いながら、時にはリスク覚悟で威力の高い攻撃をリスク覚悟で打ち込んでいくという試合が多く見られるはず。本作の試合を見慣れていないと、大きな一撃にだけ目がいき”減りすぎ!”と思うかもしれませんが、その一撃を当てるにはそれなりのリスクを背負っていると考えれば、プレイヤーのうまさや勝負強さが見えてくるはず。プレイするとすぐ実感できると思いますが、本作は大味なゲームというわけではないのです。

▲素手や蹴りでの攻撃はガードされると不利になるものの反撃は受けづらい。

▲ガードを意識させたところに、ダッシュからの防御崩し(投げ)が有効。ただし、本作はジャンプが入力した直後に空中判定となる上に、バックジャンプやバクステで避けられても反撃が余裕だったりとリスクは高いです。

▲立ち回りでいきなりダッシュして接近、相手がとっさに1F空中判定のジャンプで逃げるのを見越して、昇りジャンプ強斬り。こういうのも『サムスピ』の崩しです。

試合を終わらせかねない切り札的な攻撃も要注目。怒り状態で繰り出せる武器飛ばし技は、ヒットすると相手の武器を吹き飛ばします。武器を吹き飛ばされた側は、武器を拾うまで素手で闘うことになってしまいます。基本的に武器持ちvs素手は素手側が大幅不利となるた目、武器を拾わせてもらえないまま決着がつくことも珍しくありません。武器を飛ばした側は、武器を拾わせないように動き、飛ばされた側はそれに必死に抵抗する。やりすぎではないかと思うほど一方的な展開になることもありますが、これも本作の大きな見所でしょう。

▲武器飛ばしがヒットすると、相手の武器が地面に落ちる。武器を飛ばされた側は素手状態で攻撃力が激減するが、素手は攻撃判定が強いなどのメリットも。


ギリギリの状況でも一撃がある
勝負を決める秘奥義と一閃


一試合に一回使える秘奥義と怒り爆発も見逃せません。秘奥義はラウンド開始から1試合に1回だけ使える大技。発生が極端に遅い上に通常技からキャンセルで繰り出せないのもあり連続技で決めるのは困難です。しかし、ヒットすれば体力全開の状態から7割近く吹き飛ばすため、ここぞという時の反撃に使われます。なお、出始めから暗転までにわずかな無敵時間があるのですが、信頼できません。この当てにくい秘奥義ですが、EVOに出場する猛者の中には、「秘奥義が反撃になるポイント」を詰めているプレイヤーも多いはず。

▲一試合に一回だけ使える秘奥義。ヒットすれば7割以上の体力を吹き飛ばす!弾き返し後の確定や無敵技への反撃などから決めれます。無敵技にしっかり秘奥義で反撃してたら拍手!

▲秘奥義の決めるポイントで圧倒的に多いのが対上段判定の通常技(斬り)当て身である“弾き返し”からの確定。このあと十兵衛は死ぬ。

怒り爆発は、通常時はもちろん、地上やられ中にも発動できる完全無敵の切り返し手段。怒り爆発を使うと怒りゲージが、一閃を繰り出せる時間を示すゲージ(怒り爆発ゲージ)に変化します。一閃を打つと怒り爆発ゲージは消失してしまいますが、こちらの体力が低ければ低いほど怒り爆発ゲージの初期量が多くなります。怒り爆発をせずに試合の決着がつくということは少ないため、多くの試合でヒリつく一閃の駆け引きが見られるはず。

▲怒り爆発は地上やられ中でも発動可能。発動から動作終了まで完全無敵。連続技などから抜け出す際にも使われる。

▲怒り爆発後、画面下にあるゲージが持続している間は超リーチの無敵突進技”一閃”を発動可能。怒り爆発ゲージの残量に比例してダメージが変化し、ゲージ残量が多い時は一瞬で体力が消し飛びます。


注目キャラクターピックアップ


●牙神幻十郎
発売当初から強キャラと評されることの多かった牙神幻十郎は、直近の日本国内の大会でも活躍を見る機会が多く、EVOでこのキャラクターを使用するプレイヤーも多いはず。対空や切り返しとして使いやすい無敵技の強”光翼刃”、発生が早く攻撃判定も広いくせにスキが極端に小さい弱”光翼刃”はどのキャラクターにとっても驚異になるはず。また、地上からめくりを狙える中、強の三連殺は、奇襲のガード崩し技としては破格の性能。ガードやバックステップすれば反撃できる隙が生まれるものの、展開の速さと派生攻撃があるため、対戦慣れしたプレイヤーでも反撃ミスすることが珍しくない。さらに“弾き返し”されない下段判定のしゃがみ中斬りも神の技です。飛び道具の裏桜花・菖蒲はタメ版がガードされると上に跳ねて中下の二択を仕掛けれます。画面端ならガードさせるだけで強烈な攻めチャンスになるスゴ技です。他にも、最速技かつ2段目が中段の立ちK、スキの小さいコマンド投げなど、便利な技が一通り揃っているハイスタンダードが幻十郎の魅力でしょう。

▲攻撃判定がめちゃくちゃ広い光翼刃。斬撃をガードされた後に手を出してくる相手を、弱光翼刃からの弱光翼刃で刈りとる光景も見られるはず。

●覇王丸
覇王丸も対空や切り返し技として強力な孤月斬を持つため、安定した試合運びをすることが可能。また、このキャラクターのダッシュ弱斬りは、拳で殴る技となっていて、上段判定の斬撃を受け止める”弾き返し”に止められないという強みがある。この技で横押しをかけて、ガード後に反撃を狙おうとする相手に防御崩しを通すというのがわかりやすい勝ちパターンとなっている。また、怒り状態では、武器飛ばし技の”天覇凄煌斬”が非常に強力。攻撃範囲と発生に優れているため、連続や反撃技はもちろん、バックジャンプで逃げる相手にも刺さりやすい。

△怒り状態の覇王丸は、早い長いデカイと最強クラスの武器飛ばし技が使用可能となる。

●シャルロット
攻撃発生に優れ、相手の出鼻を挫きやすい各種中斬りと、相手の攻めを止めやすい蹴り技を併せ持つシャルロット。めくりも狙えるジャンプ強斬りや空対空最強のジャンプ中斬りなどがかなり強力なので立ち回り面は上位キャラクターと引けを取らない。ただし、防御崩しから武器飛ばし技のスプラッシュ・グラデーションを連続技として成立させるのがシビアな上に怒り中の攻め手に乏しいのが難点。覇王丸や幻十郎と違って武器を飛ばしにいく攻めのリスクは高いなど追う展開になるとややキツイ。

▲遠距離の相手をけん制できる必殺技も持っている。対空の使い分けがやや難しいが、先にリードをとればそのまま完封できる試合も多い。

●鞍馬夜叉丸
稼働初期から堅実に評価を上げてきているキャラクター。最大の強みは二段ジャンプを活かした空中制御。対空迎撃をかわしつつのらりくらりと戦うスタイルは、多くのキャラクターが無理に追う展開になるため対応ミスを誘いやすい。必殺技の使い勝手は悪いが、リーチの長い中斬りや、怒り中は超威力の強斬りなど、強力な通常技がそれをカバーしている。怒り時なら表裏中段の必殺技である雁渡でヤンチャしてきます。無敵技を持たないため、対空迎撃にジャンプ攻撃と地上技を使い分ける必要があり、ジャンプ攻撃の鋭いキャラクターには苦戦を強いられることも。

▲怒り時は夜叉丸の通常技の強さがより際立つ。強斬りが入れば体力半分飛びます。武器飛ばしの攻撃発生が遅いという弱点はあるものの、怒りのプレッシャーはかなりのもの。

●橘右京
本作のキャラクターランクを語る際に話題の種となることが多い右京。特定状況の防御崩しからしか武器飛ばしが繋がらないため、武器飛ばし合戦ではシステム負けしている感があるものの、対空、ガードの揺さぶり、割り込みなどに活かせる発生が早く攻撃範囲の広い燕返しは最強クラスの必殺技。遠距離からの奇襲として重宝する下段技のダッシュ蹴り(スライディング)も侮れない。

▲燕返しは中段としてはもちろん、発生の速さを活かした割り込みにも使用可能。攻撃範囲が広いため、上手く使えば対空にもなる。

●ガルフォード
強力な飛び道具であるプラズマブレードと相棒のパピーを織り交ぜたトリッキーな戦い方を得意とする。遠距離でできることが多いキャラクターとなっており、無策で真正面から挑んでくるプレイヤーには無類の強さを発揮する。正面の地上やられから脱出できるレプリカアタックも、一部キャラクターにとっては脅威となる。このキャラクターへの対策がどれだけ進んでいるかというのも大きな見所になるだろう。

▲特殊な対策を要求する技や動きが多いガルフォード。武器飛ばしの性能も高いため、ここぞというときの逆転力もある。

大会での”かぶせ”に注目


本作には、相性差が強く出る組み合わせも存在するため、参加プレイヤーの中には、複数キャラクターを使い分ける猛者も多い。たとえば、隠れた良キャラクターと言われる”夜叉丸”は、多くのキャラクターに自分のペースで試合を進められるのが強みだが、”シャルロット”などのジャンプ攻撃が強力なキャラクターには対空処理が難しくなるため苦戦を強いられることになる。こうした”不利”な組み合わせを避けるため、キャラクター相性を活かした”かぶせ”戦術が見られる可能性も高い。

▲吉寅は無敵対空を持たないキャラクターに対しては無法。アースクエイクなどへのかぶせとして使われる可能性もありそうだ。


さまざまなゲームの猛者が集う
予測不能な真剣勝負を楽しもう


日本からは、『サムライスピリッツ零』以降のシリーズ作品をやりこんできたプレイヤーが複数参加している。彼らが過去作で培った攻略を活かした攻略が、強キャラクターへの対策を見せてくれる可能性もあるだろう。また、発売初期に新規参入プレイヤーたちの間で人気を博している牙神幻十郎の活躍も期待できる。直近に行われた国内大会では、今回から参戦してきた猛者たちの牙神幻十郎が好成績を残していることもあり、このキャラクターとどう向き合うかというのも大きな見どころだろう。同キャラでねじ伏せるか、違うキャラクターで対策をぶつけるか、プレイヤーたちの選択からも目が離せない。

▲幻十郎が見た目にもわかりやすい強さをしていたことで、他のジャンルのゲーマーたちの興味を引き、参戦させるきっかけにもなっている。対戦ではその強さゆえに嫌われることもあるキャラクターだが、本作を盛り上げている一要素であることは間違いない。

海外のプレイヤーたちも、話題の新作ということで虎視眈々と上位を狙っているという。日本と海外では、一部キャラクターの評価が大きく異なるため、日本では珍しいプレイが見られる可能性もありそうだ。発売から1か月弱ということで、プレイ環境や地域により対戦経験や対策度合いが大きく異なるため、EVO本選では”隠しネタ”が炸裂する可能性も十分にある。

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浅葉 たいが

浅葉 たいが

ゴジライン代表。ゲーム、アニメグッズのコレクター。格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、RPGをこよなく愛する。年間100本以上のゲームを自腹で買い、遊ぶ社壊人。ゲームメディア等で記事を書くこともあるが、その正体はインテリアデザイナー、家具屋。バンダイナムコエンターテインメント信者かつ、トライエース至上主義者。スマートフォン版『ストリートファイター4』日本チャンプという胡散臭い経歴を持つ。

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