対戦できるゲームどころか、何かしらルールを決めて対戦になりそうな一人用ゲームですらeスポーツにしたがるゲーミングコミュニティ・ゴジラインから、浅葉がお届けします。
2019年6月19日に、突如としてストアに現れた『爆走!テレビ野郎ナナーナ』のアプリ。今回はこれを題材に競っています。
ちなみに本作は、TV東京のアニメを原作とするアプリですが、原作を知らなくてもゲームは十分に楽しめます。
このアプリの配信元は、スクウェア・エニックス。なるほど変なソシャゲを出すものだなあと思いつつ、サイトに飛んでみると”120円”という謎の価格表記が。ますますわけがわからんということで、とりあえずジュース代気分で購入しプレイしてみたところ、これがなかなかに熱い。
ルールは至ってシンプル、三人乗りの車を爆走させゴールまで到達すればクリアー。しかし、道中には山あり谷あり、走行を妨害するギミックなども設置されています。バランスを著しく損なうと、ドライバー以外の二人はすぐに車から転げ落ちてしまい、一定時間以上彼らを放置するとゲームオーバーになってしまいます。なるべくバランスを保ちながら走行するというゲームです。バイクスタントゲーム『トライアルズ』シリーズを遊んだことがある人なら、10秒くらいでこのゲームの全てを理解できるはず。
ステージ1、ステージ2あたりを遊んでみて、なるほど『トライアルズ』みたいなもんね、スマホでカジュアルに遊べる120円のゲームってこんなもんだよなと上から目線で3面に踏み入れたところ、ギミックが一気に激しくなり、難度が激化します。ゴジラインでは、「とりあえず一通りクリアーして、どういうルールでタイムアタックを行うか決める」はずだったのですが、気がついたら多数の脱落者を出しつつ、「誰が最初に全ステージクリアーするか」という戦いに変わっていました。『ファイナルファンタジーXIV』のようなオンラインゲームでは、高難度コンテンツを最初にクリアーすることを「ワールドファースト」と言ったりしますが、我々は「ゴジライン・ファースト」というちっぽけな世界の中で戦っています。
ドライバー以外の二人が理不尽すぎる吹きとび方をしたり、彼らが空中に浮いている間は放置しているとみなされないため、たまにスーパープレイ的なゲームオーバーや、クリアーシーンが見られるのも面白いところ。バグなのか仕様なのかわからないクレイジーな画面の中で、訳も分からずクリアーが達成できたりするので、ゴジラインでは現在メンバーたちの珍プレイ好プレイ動画を収集しています。ちなみに、車に登場している三人の名前は、七岡(ディレクター&ドライバー)、七森(カメラマン)、七山(AD)となっているのですが、だいたいいつも七山が理不尽な落車をキメてくれます。
●七山を置き去りにしてクリアー
●床抜けによる突然死
また、配信直後の現在、ステージ5の「リトライ機能」がバグを抱えており、リトライ直後から車に2人に乗っている状態でスタート、あと一人どこいった!?とびっくりしている隙に即ゲームオーバーになる現象なども確認されています。再現性が高く、5面を一発クリアできた人以外は大抵食らう現象なのですが、「バグってクリアーできなくなった」と狼狽えるのはナナーナの世界では素人。まゆしぃを救うために何度も過去へと向かった岡部倫太郎よろしく、鋼の心でリトライをしていると、3人揃った状態でリスタートできます。
●ナナーナ5面・リトライ連打
後半のステージはとにかく難度が高く、ゴジラインで一番最初にクリアーした人が出てきたのも配信開始からだいぶ時間が経ってから。「なんなんだよこのゲーム!」、「バグった!」とか騒ぎながらも、諦めずにクリアーできたのは、クリアーした時の喜びが大きいから。。価格的にも内容的にも、スクエニ、商売する気あるんかと思うようなアプリでしたが、120円にしては十分すぎるほどに、笑いと充実に満ちた作品です。皆様もぜひ、イライラの先にあるスカッとした爽快感を手にしてみてください、と必死に全ステージをクリアーしたので上から目線で言いたい!(8面で2時間くらいハマってプッツンしそうになりました。)
そして今しがた、ゴジライン内では「8面のクリアタイムを競う」競技がスタートしました。クリアーしたプレイヤーも増えてきたので、次はこのルールで戦います。我こそはという方がいましたら、twitterのGoziline公式アカウント(https://twitter.com/goziline_staff)にクリアタイムとスクショを添えて、記録を報告していただけると嬉しいです。「すごっ!」という記録があれば、また別の記事で報告させていただきます。
●ナナーナ8面クリアー動画
(動画協力:ささき、Jkumo、イナガキ)