ゴジライン初投稿となります、日本と海外の格ゲー界を跨ぐ男、ほーちゃんです。シリーズのナンバリングタイトルとしては8年ぶりの新作、ロックマンシリーズの最新作『ロックマン11』が2018年10月4日に発売しました。前作の10まではドット絵の路線だったため、最新グラフィックで遊べる元祖ロックマンシリーズの続編は「ロックマン&フォルテ」以来なんと20年ぶり。平成最後に最新グラフィックでロックマンが遊べちゃうんですよ?やばくないですか?ロックマンだぜ!?
選べる難易度で自分にあったロックマン生活を
触ってみた感触としては、斬新なシステムが目立つものも、どこかなく懐かしさをも感じさせるステージデザイン、そして難易度には一切妥協のない骨太アクションに仕上がっており、歴代ロックマンファンはもちろんロックマンはやったことないけどアクションゲーム好きな方にはぜひ触ってほしい一本となっています。
ぱっと見、キッズ向けの可愛らしいグラフィックですが、難易度はかなりガチ。初見殺しや一発即死のオンパレードで最初の10分間からティウンティウン祭りです。今作では合計4つの難易度が用意されていますが、”ORIGINAL SPEC”や”EXPERT”はカプコンが本気で殺しにくるので、ロックマンが久しぶりの方は”ADVANCED”がオススメ。「ロックマンといえば俺。」というオタクは迷わず”EXPERT”でGO。
新要素「ダブルギアシステム」を使い倒せ
今作から追加された新システム「ダブルギアシステム」。いつでも発動でき、最長使用時は6秒間パワーアップの恩恵を受けることができます。ギアゲージは徐々に減少していき、使い切ってしまうとオーバーヒートとなりしばらく使うことができなくなるので注意。ギアシステムはいつでも停止することができるので使い切る前にギアをオフにしてゲージ調整をする”ちょい出しギア”が非常に重要になってきます。要するにオルギアモード。
<ダブルギアシステムの特徴>
パワーギア(L1): 強化版チャージショットが撃てる、特殊武器が強化される。
スピードギア(R1): 一定時間、時の流れを遅くすることができる。パーツの「スピードギアブースター」を所持しているとスピードギア発動中に移動速度が通常通りになる。
パワーギアは発動中にほぼ一発分のチャージショットしか撃てないためやや扱いにくいものの、強化された際の特殊武器の強さは本物。ココイチでダメージを奪いたいときに使っていきましょう。一方のスピードギアはステージ攻略でもボス戦でも使いやすく、本作の鍵を握るシステムとなります。動きが止まって見えるぜ!の状態になるので攻撃を避ける際や相手の硬直を長くするためにバンバン発動していきましょう。
失敗を乗り越えて成長していくロックマン
死にゲーともいわれるロックマンシリーズですが、今作のステージデザインでもシリーズのお約束を守りつつプレイヤーに成長を求められている構成になっています。一見複雑なステージでもちゃんとした攻略法は用意されており、その攻略法を独自に模索するのが本シリーズ最大の醍醐味ではないでしょうか。コンティニューもテンポがよいのでトライ&エラーが非常にしやすく、また救済処置としてラボでステージを簡単にしてくれるお助けパーツも開発できたりなど、各プレイヤーに合った方法で攻略することができます。
本作ではスピードギアを使わせることを前提に設計されたギミックも多数あり、一見強敵でもギアを駆使すれば簡単にクリアできることも多いので、自分なりの攻略方法を探してみてください。
これまでにない個性溢れるボスキャラたち
ロックマンシリーズあるあるとして、ボスキャラの大半が一瞬で散ってしまうので影が薄いというのがあったのですが、今作はボスもダブルギアシステムを駆使してきます。ブロックマンの巨大化を始め「印象に残る」必殺技で攻めてくるので、今作のボス戦は今まで以上に楽しめること間違いなし。
今夜勝ちたいロックマン11
説明した通り相当な難易度となっているロックマン11ですが「おれは今夜クリアしたいんや!」という人もいると思うので、今夜から使えるテクニックをご紹介。ステージは結局難しいのでゲームクリアの保証はできません。
手に入れた特殊武器を使いこなせ!
ボスを倒して手に入れられる特殊武器はなにもボス戦だけで使うものではありません。ステージギミックや中ボス戦でも大活躍する武器もあるので、状況にあわせて細かく使っていくことをオススメします。それでも頑なにロックバスターだけで進もうとするプレイヤーの方、その気持ちわかります。
【閲覧注意】今夜勝ちたいボス弱点表
シリーズ恒例でもあるボスごとの弱点武器を紹介。これを知ってしまうとボス戦が圧倒的に楽になってしまうので、ボスとはロックバスターのみでひりついた勝負がしたい、というプレイヤーは閲覧注意です!今作は弱点武器によるボス戦のパターン化がほぼなく、弱点武器を使っても必勝というわけではないのですが、ダブルギアシステムと組み合わせることで楽に戦えます。
<ボス別弱点武器一覧>
|
弱点武器
|
獲得武器
|
ブロックマン
|
チェインブラスト
|
ブロックドロッパー
|
アシッドマン
|
ブロックドロッパー
|
アシッドバリア
|
ブラストマン
|
ブレイジングトーチ
|
チェインブラスト
|
ヒューズマン
|
バウンスボール
|
スクランブルサンダー
|
ラバーマン
|
パイルドライブ
|
バウンスボール
|
トーチマン
|
ツンドラストーム
|
ブレイジングトーチ
|
パイルマン
|
アシッドバリア
|
パイルドライブ
|
ツンドラマン
|
スクランブルサンダー
|
ツンドラストーム
|
攻略順としてはステージもボスも初期装備で対応可能な”ブロックマン”ステージがオススメ。その後は「アシッドマン→パイルマン→ラバーマン→ヒューズマン→ツンドラマン→トーチマン→ブラストマン」と弱点が効く順番で倒していけば今夜は勝てます。
【2018/10/06 追記】充実したおまけモード
おまけのSPECIALモードも充実!やりこみの腕を競い合えるチャレンジモードや敵の細かい設定がわかるGALLERYモードがすごい。
総評: 次世代のロックマンとして確実な手応えあり
体験版を遊んだ時点では、正直どうなの?という感想だった今作ですが、製品版を最後までプレイしてみて「これは我々が長年待ち続けていたロックマンの新作だ」という手応えをバッチリ感じられた作品でした。細かい調整で既存ファンをがっかりさせないような作り込みを感じますし、複数の難易度を設けることで新規プレイヤーへの配慮もしっかりされているのも流石カプコン様。贅沢をいえば、8年振りの新作が一晩二晩で終わってしまったのでもう少しボリュームが欲しかったところでしょうか。今後のDLCなどにも期待したいところです!
シリーズに慣れてないと最初はすぐに死んでなんだこのマゾゲーは!と怒るかもしれませんが安心してください、その気持ちも含めて「ロックマン」なんです。苦難を乗り越えた先にある達成感をぜひ体験してほしい、そんな一本です。
The following two tabs change content below.
ほーちゃん
日本語、英語、中国語+αのマルチ言語を使い分ける、ゲーム界では貴重なトライリンガルの能力者。
雑食マルチゲーマーだが一流外資企業のエンジニアという裏の顔を持つ。
好きな女性のタイプは人造人間18号。
雑食マルチゲーマーだが一流外資企業のエンジニアという裏の顔を持つ。
好きな女性のタイプは人造人間18号。
最新記事 by ほーちゃん (全て見る)
- 【DBFZ】今夜勝ちたいビーデル攻略【Season2】 - 2019年2月4日
- 【DBFZ】今夜知りたいドラゴンボールファイターズ 新シーズン変更点【Season2】 - 2019年2月2日
- 【ゲームレビュー】これぞ正統派アクション!ファンが待ち望んだシリーズ最新作『ロックマン11』 - 2018年10月5日