みなさまお久しぶりです、『バーチャロン』シリーズが大好きなやまてぃすです。
ついに、『電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機』が発売となりました。早速私の方でも、「やろうぜ」と周りに声をかけているのですが、「『バーチャロン』って難しそうだよね」とか「対戦はハードルが高そう」という声をもらうことがたびたびあります。『バーチャロン』は、なかなか癖のあるゲームですから、こういう印象を持っている方が多いのも納得です。
そこで、今回は、『バーチャロン』シリーズに本作で初めて触れるという方に向けたゆる〜い攻略ガイドをお届けします。本作のセオリーとなる「知識」はもちろん、ちょっとしたトレーニング方法も掲載するので、対戦する前にちょっとだけカチャカチャと試してみてくださいね。
PlayStation®4 / PlayStation®Vita
対戦型バトルアクション
1人(オンライン最大4人(Coop共闘あり))
2018年2月15日発売
PlayStation®4 通常版/DL版 7,990円(税別)
PlayStation®Vita 通常版/DL版 6,990円(税別)
C(15歳以上対象)
公式サイト
本作の技を見まわしてみると、
・ダメージが低いものの、隙が少ない技
・ダメージが高いものの、外すと反撃をもらってしまう技
が存在することがわかります。
リターンが上がるほど、リスクも上がる傾向にあるわけですね。(もちろん例外もありますが。)今回の記事では、ダメージが低いものの、隙が少ない技を「けん制技」、ダメージが高いものの、外すと反撃をもらってしまう技を「勝負技」と表記します。
実際の対人戦では、けん制技と勝負技を使い分けつつ、バトルの立ち回りを作っていくことになります。ここで注意したいのは、最初から「すべての技」を使おうとしないこと、中にはかなり特殊な状況下でしか効果の出にくい技も存在するので、まず使いやすい、強いと思う技で戦うようにするのがオススメです。
けん制技は、立ち攻撃とトランジション中の攻撃に設定されていることが多いです。勝負技は、ターボ攻撃や前方向ダッシュ中の攻撃に設定されているものが多いと覚えておきましょう。以下の表に、各機体の使いやすいけん制技(ダメージが低いものの、隙が少ない技)と、勝負技(ダメージが高いものの、外すと反撃をもらってしまう技)をまとめてみました。練習の際の参考にしてみてくださいね。
記事および表中での略称表記:RW=ライトウェポン、LW=レフトウェポン、CW=センターウェポン、VW=ブーストウェポン
●各機体の使いやすいけん制技、勝負技
キャラクター名 | けん制技 | 勝負技 |
テムジン707 | トランジション攻撃 | ターボRW 前ダッシュCW ブルースライダー |
ライデン | トランジション攻撃 歩きRW ターボLW |
トランジションターボCW 立ちCW 前ダッシュRW ターボRW ターボCW |
スペシネフ | トランジションRW 立ち(歩き)RW ターボLW |
前ダッシュCW 立ち(歩き)CW ターボRW |
フェイ・イェン・ザ・ナイト | トランジション攻撃 立ち(歩き)RW 立ち(歩き)LW ターボRW |
前ダッシュCW 前ダッシュRW ターボCW |
エンジェラン | トランジション攻撃 | ターボCW ターボLW ターボRW 前ダッシュRW 空中ターボCW |
アファームド・ザ・バトラー | トランジション攻撃 ターボCW 立ち(歩き)LW |
前ダッシュRW |
アファームド・ザ・ストライカー | トランジション攻撃 前ダッシュLW 立ち(歩き)RW 立ち(歩き)LW |
前ダッシュRW 前ダッシュCW |
アファームド・ザ・コマンダー | トランジション攻撃 立ち(歩き)RW 立ち(歩き)LW ターボRW |
前ダッシュRW 前ダッシュLW ターボCW |
サイファー | トランジション攻撃 立ち(歩き)LW 立ち(歩き)RW ターボCW |
ターボLW 空中前ダッシュCW ターボRW 空中ターボLW |
グリス・ボック | トランジション攻撃 ターボCW 立ち(歩き)LW |
立ち(歩き)CW 前ダッシュRW ジャンプターボCW ジャンプターボLW |
バル・ルルーン | ターボRW ターボLW ターボCW トランジション攻撃 |
前ダッシュRW |
バル・バドス | トランジション△+CW トランジション△+LW |
前ダッシュRW 前ダッシュLW |
ドルドレイ | トランジション攻撃全般 ターボRW |
前ダッシュRW ジャンプRW 立ち(歩き)CW |
ブルーストーカー | 歩きCW トランジション攻撃 |
(空中)ターボRW 空中前ダッシュLW 空中前ダッシュRW |
ゴジラインには、格闘ゲームファンの読者が多いということで、一つ雑な説明を補足しておきます。多くの2D格闘ゲームでは、相手と牽制技を出し合うターンがあり、隙をついて奇襲(ジャンプ攻撃など)仕掛けるという流れがありますよね。そして、このジャンプ攻撃が成立すれば、見返りは大きいものの、読まれていると対空迎撃で落とされてしまいます。
『バーチャロン』の戦闘も、このかけひきに近いものがあり、相手と牽制技(トランジション攻撃など)を出し合うターン、隙を見て奇襲(ダッシュ中攻撃など)を仕掛けるターンがあるのです。奇襲は、読まれていると、ダッシュ攻撃などで迎撃されてしまいますが、成立すると試合を動かすことが可能です。バーチャロンでは、ダッシュ攻撃したあとに、行動不能の硬直時間が発生します。特に前ダッシュ攻撃などは強力ですが、うかつに仕掛けると思わぬ反撃を受けることがあります。
本作では、横方向のダッシュ移動と、ダッシュ中に○を押すことで移行する、トランジションが移動のメインとなります。相手の攻撃を避けたいという時には、この2つの行動で対応することが多く、牽制を繰り出す場合も、この動きで安全圏から仕掛けることが多いのです。
しかし、トランジションはなかなか癖のあるシステムで、自在に扱えるようになるまでに、ちょっと時間もかかるはず。爽快でスピーディな動きなのですが、早すぎて制御できないという方もいるのではないでしょうか。そこで、今回の記事では、以下に、トランジションを使いこなすためのトレーニングメニューを用意しました。黙々とやるにはなかなかきついトレーニングかもしれませんが、やっているうちにトランジション筋がみるみる成長していくはず!(文字だけではわかりにくいので、動画もご用意しました。)
1.トレーニングモードで、テムジンを選択し、
2.横ダッシュ・トランジション・ターボCW・横ダッシュ・トランジション・ターボLW・横ダッシュ・ジャンプ・空中横ダッシュ・トランジション・トランジション中RW・キャンセル横ダッシュ→最初に戻る。
この動きを連続で成功できるようになれば、『バーチャロン』力が劇的に向上しているはず!
基本編のトレーニングを終えたら、もうちょっと実戦をイメージしたトレーニングをしてみましょう。
トレーニングなんかより実戦をやりたいという方も多いでしょうが、ロボットアニメでは地味なトレーニングをしている主人公だって多いのです(適当)。
1.トレーニングモードでテムジンを選択
2.相手キャラ設定をcomにします。
3.横ダッシュ→トランジションと動きつつ、→コンピュータが隙のある攻撃(ダッシュ攻撃など)を仕掛けてきたら、前ダッシュRW (またはターボRW)→コンピュータが隙のある攻撃をしなかったら→横ダッシュ→トランジションとループ
これらをトレーニングモードのcom相手にスムーズに決められるようになれば、実戦でも鋭い動きが可能になります。
本作の操作モードには、スマートとベテランの二種類が用意されています。スマートは、本作の操作まわりをちょっとだけ簡単にしてくれるイージーモード的なものです。格闘ゲーム等では、こうしたイージーモード操作は、便利なことよりもデメリットが目立つことが多いのですが、本作においては現状「めちゃ強」な操作モードとなっています。ゲームのコツをつかみたいという方はもちろん、「今夜勝ちたい」という方にも強烈にオススメできるモードとなっているので、迷った場合はこちらのモードを試してみてください。
突き詰めていくと、プレイヤーの操作介入要素が高いベテランモードに可能性を感じます。過去作の『バーチャロン』の醍醐味である、視覚外の出来事を予測するという要素が楽しめるという楽しみもこちらのモードならではの楽しみでしょう。『バーチャロン』に慣れてきたら、是非ベテランモードでのプレイフィールも体験してみてくださいね。
今回の記事では、ゴジラインの独断と偏見による、「今夜勝ちたい」機体を数名掲載します。これらの機体は、とても扱いやすく、わかりやすい強さを持っているので、とりあえず勝負を楽しみたいという人にはオススメです。数行で終わる攻略ばかりなので、ふざけるなというお声をいただいてしまう可能性もありますが、ビギナーの方には、最初は少ない技でシンプルに戦術を組み立てるという方針をオススメします。
本作には、多くの技がありますが、どの状況でも使えるという技はそれほど多くなく、限定された状況で使うものや、アクセント的に使うものも多いのです。「技限定」を行い、相手に対策されてきて初めてほかの技や動きを取り入れるという方法で上達してみましょう。すると、対策されてきてからの選択肢や読み合いが自然な流れで頭にはいってくるワケですね。
●アファームド・ザ・バトラー(スマートモード)
近接をひたすら狙いにいきつつ、たまに前ダッシュRWを混ぜるシンプルなスタイルがとても強力です。
●アファームド・ザ・コマンダー(スマートモード)
とにかく強いターボCWを近い間合いで積極的に放ちましょう。他は前ダッシュRW、近接でok!
●スペシネフ
回避の難しい前ダッシュCWを積極的に狙いましょう。ターボLWも強力です。
●テムジン
前ダッシュRWを積極的に使っていきましょう。近接も強力なので、「いける」と思ったら切りかかってみましょう。
●エンジェラン
(空中)ターボCWは回避が難しいので、積極的に使いましょう。ターボLWも強力です。
ひたすら同じ技を連打していると、そのうち、使い所や技の性質、欠点、別の技を使うべき状況、撃たないほうがいい状況、牽制技を使ってからの方がいい状況などわかってくるようになります。これらの強力な行動への対策を取られているなと感じたら、少しずつ技を増やしていけばいいのです。
ざっくりとした入門記事になりましたが、何から練習していいかわからないという方のお役に立てれば幸いです。本作は、『バーチャロン』シリーズのセオリーを継承した作品ですが、今までにないとっつきやすさもところこどころに感じられます。一見難しそうに見えますが、ある程度コツをつかめば、そこからはぐんぐんうまくなれる作品なので、気になったら怖がらずにプレイしてみてくださいね。