トレ―ニングモードに熱中していれば、ソシャゲへの課金衝動や豪勢なものを食べたくなる欲求も減ることに気づいた課金ゴリラです。
今回の記事でお届けするテーマは「ジャンプでの割り込み」について。本作のように空中ガードのあるゲームでは、相手の攻撃に対して上方向を入れっぱにして、空中へと脱出するのはセオリーのひとつです。綺麗な言葉でいうと「ジャンプでの割り込み」ですが、格闘ゲームのスラングでいうと「上いれっぱ」となるので、本記事では「上いれっぱ」と表記します。
上いれっぱ:上方向をいれっぱなしにして、攻めから逃れること。空中ガードの存在する2D格闘ゲームでは、有効な防御手段であることが多い。技が空中ヒットしてしまったとしても、攻め側はヒットを確認して空中用の連続技に移行するのが難しいということもあり、
皆さまは、本作を対戦していて「一生上入れっぱしてんじゃねーよ」とか 「何で重ねてるのに上入れっぱに避けられるんだよ」と感じたことはないでしょうか。ゴジラインのおっさんたちは困るとすぐ上いれっぱに頼るので、毎晩のようにこのようなやりとりが続いているようです。
「上いれっぱが強いゲームは多いけれど、さすがに今作は避けられすぎではないか」というと、よくある「判定が強い気がする」、「前作から変わっている気がする」といった類の格闘ゲームオカルトのような空気が漂ってきますが、実は本作において、この感覚は間違いではないのです。しかも、この部分に、キャラによる「差」が存在するんです。今回の記事では、この「差」についてご紹介します。
今回の記事では、この「差」を大きく4グループに分けて説明します。
まずは、以下の表をご覧ください。
上いれっぱ弱め | アーサー、アリーマー、ロケットラクーン |
上いれっぱ普通 | 飛竜、フランク、クリス、X、ゼロ、ダンテ、リュウ、スペンダー、チュンリー、モリガン ガモーラ、ドルマムゥ、スパイダーマン |
上いれっぱ強め | ハガー、ノヴァ |
スーパー上いれっぱマン | ネメシス、ジェダ、ストレンジ、ホークアイ、ウルトロン、ゴーストライダー、アイアンマン、サノス 、ハルク、キャプテンマーベル、ソー、キャプテンアメリカ |
まず、「いれっぱ弱め」のアーサーらのグループは、ノヴァの3LP→2LKという連続ガードではない連係を飛ぶことができません。つまり、「上いれっぱ」をしてもひっかかりやすいキャラクターたちとなっています。「いれっぱ普通」のグループは、この連係にジャンプで割り込めます。
そして、「いれっぱ強め」、「スーパー上いれっぱマン」のグループはなんと、起き上がりにノヴァの214+LKのスライディングを持続重ねに対して、ガード時にはガード、いれっぱなし時はジャンプでの回避が可能です。また、「スーパー上いれっぱマン」のグループは、ノヴァの2LP→3LPのような、連続ガードではないものの、密度の高い攻撃をジャンプで抜けることができるのです。
こうした差は、「上いれっぱに無敵がある」というわけではなく、ジャンプ移行等のやられ判定がキャラクターによって違うことから産まれているようです。対策としては、攻撃判定が上に広めの攻撃を重ねにいくことが正解となるので、あまりにも上いれっぱを通されていると感じたら、攻めに使う技を変えてみるのも戦術のひとつです。
この記事を読んだあなたには、もう「上いれっぱ」をする勇気と知識がついたはず。具体的にどの連係が避けられるのかということを考える前に、「おれのキャラクターは上いれっぱ」が強いのだとやみくもに上いれっぱを試みるのもアリです。作品の性質上、中下の揺さぶりが厳しいタイミングで来ることが多いので、上いれっぱが弱めのキャラクターでも「上いれっぱ」は十分活用できます。もし、こうしたキャラクターで上いれっぱを潰されたときは、「上いれっぱ力が低いからな」と自分に言い訳しておきましょう。
goziline
様々なジャンルのゲームを大人気なく遊びます。
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