読者の皆さま、おはようございます。これを書きはじめたいま、朝の7時です。真っ当な人間であればそろそろ起きて会社や学校に行く準備をしている時間帯ですが、おれのような社会不適合者“社会の鎖から解き放たれし獣”にとってはそろそろおねむになる時間帯です。
そんなどこからどう見ても完全に教育上よろしくない類の人間であるおれの記事ですが、今回は“ウィッチ”という高学歴そうなクラスを紹介したいと思います。ちなみに、ゴジラインのメンツは意外にも大卒だったりして、アホの分際で学歴はそれなりだったりします。
・スペルカードを使うたび、手札に対して“スペルブースト”が発動する。
・“スペルブースト”に対応したカードは、手札でのみその恩恵を受ける。
・“土の印”を持つカードが場にあると【土の秘術】の効果が発動する。
・【土の秘術】が1回発動すると、“土の印”は1つ破壊される。
本当はカンタンなウィッチの効果
上に書いたとおり、ウィッチのカードが持つ特徴は“スペルブースト”絡みのものと【土の秘術】絡みのものに大別されます。これら2つは互いに独立したものなので、いったん切り離して考えましょう。
まず、“スペルブースト”ですがこれは“スペルカードをプレイすることで自動的に発動する”効果です。このとき、手札にある“スペルブーストに対応したカード”のみ、その恩恵を受けることができます。もう少し具体的な説明をすると、“スペルブースト:+1/+1”の効果を持つ≪ルーンブレードサモナー≫をデッキに3枚入れたとして、1枚が手札に、残りの2枚が山札にあるとき、スペルカードをプレイした場合は手札の1枚のみが+1/+1の恩恵を受けることができます。
続いて、【土の秘術】はフィールドに“土の印”(タイプに分類される要素です)を持つカードがあると、それを破壊する代わりに効果が発動する、というギミックです。こちらは普通にわかりやすいのですが、現状では“土の印”は4種のフィールドカードか≪クラフトウォーロック≫のPIG(非破壊時効果)で出現する≪土の魔片≫しか持っていないので、小回りが利きにくい、必要なときに下準備ができていないことがあるというデメリットがあります。
以上から、ウィッチを使う場合は効果の処理が自動で行われる“スペルブースト”を重視したデッキ構築、運用をするのがいいと感じました。というか“スペルブースト”対応カードにハチャメチャなのあるからね。
“スペルブースト”を回すコツ
“スペルブースト”は“スペルを撃つたびに発動する”効果なので、多用するには大量のスペルカードが必要になります。このスペルカードをどうやって手札に供給するかというと、ドロー効果のスペルカードで“スペルブースト”を発動しつつ供給していくのがもっとも効率的です。幸い、ウィッチのスペルには3種ものドロースペルが用意されているので、これらをフルに投入して9枚体制でデッキを高速回転させられるようにしておくのがオススメです。
この構築だと、全40枚のデッキのうち9枚もの枚数をドローに割くため、残りの31枠で盤面の処理や与ダメージを行わななくてはいけません。なので、“スペルブースト”に関与しないカードはなるべくデッキに入れず、ほぼすべてのカードが“スペルブースト”を発動させるスペルカードか、“スペルブースト”効果を持ったキャラクターカードになるよう構築しておきましょう。こうすることでムダなく“スペルブースト”の恩恵を受け続けられるので、構築の段階からハンパなことはせずに、思いっきり“スペルブースト”に寄せておくことが肝心です。
ウィッチの圧カード
■次元の超越
おれがウィッチを語るうえで欠かせないくらい象徴的だと感じたカードが、この≪次元の超越≫です。このカードは15コストとかいう、一見すると「は?発動できねえじゃん??数字読めんのか???」みたくなりそうなカードですが、“スペルブースト”のたびに1コストづつ下がっていく特性を持つので、早い段階から握っていれば最大で1コストまで軽くすることができます。……で、肝心の効果ですが“このターンのあと、自分の追加ターンを行う。”って書いてあります。もはや声に出したい日本語の域です。文面からですら、圧倒的なプレゼンスを放っております。
これがどういうことかというと、“このカードを使ったターンにターンエンドボタンを押すと、何故か相手のターンが消し飛んで自分の次のターンが始まる”ということです。ずっと俺のターンって遊戯王かよ。おれのリスペクトする海馬社長もビックリですよ。このカード自体に攻撃能力があるわけではなく、また、プレイするまでには大量のスペルブーストを行う必要こそありますが、≪ミスリルゴーレム≫やら≪フレイムデストロイヤー≫のような超大型キャラクターをプレイしたターンにこのカードをあわせて撃つことで、前のターンに出した超大型キャラクターがそのまま好きなところを(相手の盤面に【守護】がいない前提ですが)思いっきりブン殴れます。当然、プレイさえ可能なら毎ターン連続して発動することもできるので、3ターン時を消し飛ばして顔を殴りつづけたら相手が即死した、みたいなことも全然起こります。
この≪次元の超越≫による超絶な暴力こそが、もはやおれのなかでウィッチを使う理由にまでなってます。キング・クリムゾン万歳!≪次元の超越≫ばんじゃーい!!
ウィッチのβ用構築済みデッキ
クラフトウォーロック*3
虹の輝き*2
マジックミサイル*2
ゴーレムの練成*3
ウィンドブラスト*3
ガントレットヒーラー*2
ファーストカース*2
デモンフレイムメイジ*2
二重練成*2
錬金工房*3
ライトニングシューター*3
エンシェントアルケミスト*2
ジュエルゴーレム*3
ノノの秘密研究室*2
アークサモナー*1
ルシフェル*1
ミスリルゴーレム*1
“スペルブースト”と【土の秘術】の両要素を盛り込んだデッキです。実際にプレイしてみた感触だと、手札と盤面の状況を見て“スペルブースト”と【土の秘術】どちらのシナジーに向けて動いていくかを判断しつつ臨機応変に立ち回らないといけないため、めちゃくちゃ難度が高く感じました(まあ手札的にどちらか一方にしか進めない場合も多いですが)。先の展開や相手が持ってそうな危険牌になり得るカードを読み違えると、しばらくどっちつかずの中途半端な動きしかできなくなってしまうため、対面からバンバンスーパーカードが飛んできておれを殺そうとしてくる対人戦だとさすがに力負けすることが多かったです。
難度に見合ったデッキパワーがあるようにも感じなかったので、“スペルブースト”にしろ【土の秘術】にしろ、どちらかに寄せて特化させたデッキを使ったほうがウィッチの動かしかたが理解しやすいんじゃないかなあ。と、おれは思いました。
この【Shadowverse】の記事は電ファミニコゲーマーさんに掲載して頂けることになりましたので、こちらも合わせて紹介したいと思います。
折角なのでwikiも盛り上がってほしいし、カードやデッキの情報などはこちらにフィードバックを頂ければと思います。
次回はドラゴンの紹介をしたいと思います。“マナ加速”とバーンダメージで人間どもを焼き尽くせ~!!
ミズシナ
かっては回転王とともに、クソゲー5神という不名誉な称号とともに恐れられた秋葉原を彷徨う人間凶器。
最近はカードゲーム類に情熱を燃やしており、『コードオブジョーカー』にお熱。
別名、Jくん、J、jokerなどと呼ばれるが、その由来は不明。
老けゆくおっさん集団ゴジラインの中で、老いと戦い続ける男でもあり、トルネードマートを着こなす。
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